著者
加藤 秀一
出版者
The Kantoh Sociological Society
雑誌
年報社会学論集 (ISSN:09194363)
巻号頁・発行日
vol.1991, no.4, pp.1-12, 1991

Abortion is at the heart of "sexual politics" including a serious struggle between feminists and consevative anti-abortionists. The aim of this paper is to reconsider the significance and limitations of feminists' vindication of women's right to abortion and reproductive freedom argumentation. After surveying abortion's situation generally and defining the meaning of reproductive freedom, the paper discusses the relation of women's freedom and selective abortion and concludes that women's rights and handicapped's rights are not contradictive.
著者
武田 則之 安田 圭吾 林 慎 後藤 忍 青山 かおり 伊藤 康文 堀谷 登美子 北田 雅久 野津 和巳 岡 暢之 加藤 譲 三浦 清
出版者
THE JAPAN DIABETES SOCIETY
雑誌
糖尿病 (ISSN:0021437X)
巻号頁・発行日
vol.32, no.10, pp.767-771, 1989

症例は23歳女性.1983年9月一過性のthyrotoxicosisで受診.禰漫性の甲状腺腫を認め, 抗甲状腺マイクロゾーム抗体 (MCHA) 陽性.759経口糖負荷試験で血糖前値137mg/d<I>l</I>, 2時間値271mg/d<I>l</I>.1年後妊娠し, 1984年12月帝王切開で女児出産.妊娠中free thyroxine値は正常でMCHAの抗体価は低下した.妊娠中インスリンを使用したが, 産後にSU剤に変更出産3ヵ月後にpostpartum thyroiditisによると考えられるthyrotoxicosisと糖尿病性ケトアシドーシス (DKA) を同時に発症.DKA改善後も1日30単位以上のインスリンを必要とした.抗ラ氏島細胞抗体 (ICA) は妊娠中も出産後も持続性に陽性.血中C-peptide基礎値は妊娠18週0.4ng/m<I>l</I>, 26週0.7ng/m<I>l</I>であったが, DKA発症以後は測定感度以下で, グルカゴン試験時のC-peptide反応頂値も0.7ng/m<I>l</I>と低値HLADR4を有していた.本例はNIDDMの病像で発見され, 産後にIDDMの病像が顕性化した症例と考えられた.妊娠, 出産に伴う免疫機能の変動と, IDDMの進展との関連, が示唆された.
著者
小林 由希 湯本 幸子 青木 君代 西尾 由美子 藤沢 敏子 千葉 あかね 関 夏恵 保科 知子 阿部 かおり 高田 定男 宮澤 耕次 加藤 憲之 社浦 康三
出版者
JAPAN SOCIETY OF NINGEN DOCK
雑誌
健康医学 (ISSN:09140328)
巻号頁・発行日
vol.17, no.3, pp.318-321, 2002
被引用文献数
3

2000年下半期人間ドックでPWV検査を受けた869名を対象とした。年代別,性別の比較では,女性に対して男性のPWV高値が示された。年齢とPWV,拡張期血圧と収縮期血圧のそれぞれとPWVとの間にも男女共に相関がみられた。治療中を含む高血圧者群と血圧正常者群では有意に高血圧者群のPWVが高い結果となった。血清総コレステロール値とPWVでは男女共に有意な相関はみられなかった。動脈硬化予防には高血圧予防に対する働きかけが重要である。
著者
加藤 一 林 尚示 成田 雅博
出版者
山梨大学
雑誌
教育実践学研究 : 山梨大学教育学部附属教育実践研究指導センター研究紀要 (ISSN:13454161)
巻号頁・発行日
vol.8, pp.47-56, 2003

本稿では,文部科学省における生涯学習への通信衛星を利用した研究の取り組みである「教育情報衛星通信ネットワーク高度化推進事業」,エル・ネット「オープンカレッジ」講座の本学における大学独自収録・編集作業の準備及び実施の概要について述べている。この収録のために発足させた「山梨大学独自収録事業協議会」が,番組収録,番組編集,テキスト原稿作成を実施した。制作した番組は日本全国のエル・ネット受信施設に滞りなく放送され,生涯学習の推進に寄与することができた。
著者
加藤 雪枝
出版者
一般社団法人日本色彩学会
雑誌
日本色彩学会誌 (ISSN:03899357)
巻号頁・発行日
vol.29, no.3, pp.210-219, 2005-09-01
被引用文献数
1

日常生活において色は単色で存在することは少なく、形状や面積の異なる複数の色が同時に私たちの目を刺激する。この研究は2色配色に注目し、配色が人間に与える心理的、生理的影響を調べた。2色配色関係に基づいて、系統的に色の組み合わせを行い、脳波・心電計測による生理的結果と、SD法による心理的結果からその関連性について検討した。2色配色のイメージは「くつろぎ・評価性」・「活動性の因子」の2因子で構成される。2色配色が基本色に対して色相関係、明度, 彩度関係が共に類似関係にある場合、α波を喚起し、色相関係が同一であり、かつ明度, 彩度関係が対比の場合、α波が抑制される。基本色緑みの青(5B4/8)や緑(5G5/10)との配色においてα波含有率が高く、基本色赤(5R5/14)との配色では低くなる。基本色緑を含むすべての配色は1/fゆらぎが認められ快適である。心電解析結果のHF成分及びLF/HF成分の値において、色相が対比関係あるいは明度, 彩度が対比関係にある場合、精神的負荷が小となる傾向を示す。「活動性」が中庸である場合、その配色は生理的精神負荷が少ない。
著者
大森 正子 橋本 令子 加藤 雪枝
出版者
一般社団法人日本色彩学会
雑誌
日本色彩学会誌 (ISSN:03899357)
巻号頁・発行日
vol.26, no.2, pp.50-63, 2002-06-01
被引用文献数
14

本研究では、色彩刺激が、心理と生理に及ぼす効果について明らかにすることを目的とした。色相・明度・彩度と面積の違う合計60試料を作成し、光色刺激による、自律・中枢神経活動を評価するための指標として、心拍変動と脳波の測定行った。心理評価として、SD法による因子分析を行った。実験の結果、以下のような知見が得られた。・開眼状態であっても、α波含有量が後頭部位において顕著に喚起されていた。・小さい面積条件では、光色刺激のCuv^★が、高値になるほど、心理評価の「活動性因子」を高め、α波含有量を抑制することが示喚された。・大きい面積条件では、光色刺激のHuv°が、高値になると後頭部位において、α波含有量を喚起することが示喚された。・感情や情操に関わりのある、前頭部位において、純色、低彩度の光色刺激で、色相のG-P系で、α波成分に1/fゆらぎがみられた。副交感神経活動側に傾いていて、1/fゆらぎを示している光色刺激は、大きい面積条件では、純色赤(5R5/14)・青紫(5PB4/12)、小さい面積条件では、純色黄赤(5YR7/14)・高明度青(5B8/5)であった。生体が安静状態であり、快適に感じているということが、示喚される。・交感神経活動側に傾いていて、1/fゆらぎを示している光色刺激は、生体がよい意味で興奮状態であり、快適に感じているということが示喚された。
著者
加藤 景三
出版者
一般財団法人 日本消化器病学会
雑誌
日本消化器病学会雑誌 (ISSN:04466586)
巻号頁・発行日
vol.69, no.5, pp.503-523, 1972-05-05 (Released:2011-06-17)
参考文献数
60
被引用文献数
10

膵管造影における正常および異常像を追求する目的で, 剖検例による検討を行ない, 次の結果を得た.1.主膵管走行を4型, 副膵管走行を3型に分類した.各走行型について, 発生学的に考察することにより, 複雑な膵管系の走行が比較的容易に理解できる.2.主, 副膵管および胆管は種々の開口型式をとるが, 開口型式と走行とは相関が認められる.3.主要分枝以外の分枝最大径1mm以上, 分枝の辺縁波状, 数珠状拡張および嚢状拡張所見は, 膵管上皮の過形成または化生, および管内粘液様物質貯溜と密接な関係がある.4.膵癌では, 主膵管の辺縁硬化を伴う狭窄および閉塞と分枝の中断ならびに直線化所見が認められる.狭窄部より尾側の膵管は拡張する.
著者
山口 明彦 藤本 徳毅 寺村 和也 加藤 威 古田 未征 田中 俊宏
出版者
日本皮膚科学会大阪地方会・日本皮膚科学会京滋地方会
雑誌
皮膚の科学 (ISSN:13471813)
巻号頁・発行日
vol.15, no.2, pp.57-62, 2016 (Released:2016-06-02)
参考文献数
15

30歳代,男性。2009年3月上旬より特に誘因なく両下腿に紅斑が出現し,徐々に上肢にも拡大し発熱を伴うようになったため前医を受診した。セファゾリンの投与を受けたが軽快せず,D-dimmer 上昇,血小板低下を認め,原因不明の播種性血管内凝固と診断された。メシル酸ナファモスタットを投与され凝固異常は改善したが,発熱が持続しイミペネムの投与を開始されたが無効であった。このためステロイド内服やステロイドパルス療法も行われたが,発熱が持続するため当院転院となった。受診時,患者は Yamaguchi らの基準のリンパ節腫大以外のすべての項目を満たし,検査結果と合わせて感染症,悪性腫瘍,膠原病を除外し,成人発症 Still 病と診断した。ステロイドの単独治療,ステロイドパルス療法,メトトレキサート,シクロスポリンの併用,二重濾過血漿交換,コルヒチン内服のいずれにも著明な反応を示さず,軽快と増悪を繰り返した。治療抵抗性の成人発症 Still 病であり,IL-6 の高値を認めたため Tocilizumab の適応と判断し,Tocilizumab とステロイド内服の併用療法を開始したが病勢は完全には治まらず,最終的に Tocilizumab とメトトレキサート,ステロイド内服の併用により長期の寛解を得ることができた。Tocilizumab の難治性成人発症 Still 病に対する有効性については,今後も本例のような症例の積み重ねが必要と思われる。(皮膚の科学,15: 57-62, 2016)
著者
伊藤 大輔 新海 陽介 三木 直子 加藤 友紀 近藤 忠雄 吉田 久美
出版者
天然有機化合物討論会実行委員会
雑誌
天然有機化合物討論会講演要旨集
巻号頁・発行日
vol.49, pp.455-460, 2007

The sepals of Hydrangea macrophylla show various colors from red through purple to blue and famous for its easy color change. However, any colored sepals consisted of the same components; one anthocyanin, delphinidin 3-glucoside (1) and three co-pigments, 5-O-caffeoylquinic acid (neochlorogenic acid, 2), 5-O-p-coumaroylquinic acid (3) and 3-O-caffeoylquinic acid (chlorogenic acid, 4). For blue color development, Al^<3+> has been clarified to be essential and we obtained stable blue solution by mixing 1, 2 and Al^<3+>. However the mechanism of flower color variation and the chemical structure of the blue pigment are still obscure. To clarify the color variation of hydrangea, we established "Single Cell Analysis Method". After recording the absorption spectrum of a cell, the vacuolar pH of the cell was measured by using a microelectrode. By micro-HPLC technique, the composition of 1-4 and Al^<3+> was determined. Combining the results, we could reproduce the cell color from blue to red by mixing the components in various pH aq. solutions.
著者
市川 英子 加藤 國基
出版者
The Society of Synthetic Organic Chemistry, Japan
雑誌
有機合成化学協会誌 (ISSN:00379980)
巻号頁・発行日
vol.59, no.4, pp.331-345, 2001-04-01 (Released:2010-01-22)
参考文献数
181
被引用文献数
6 7

In the search for effective, selective, and nontoxic antiviral and antitumour agents, a variety of strategies have been devised to design nucleoside analogs. These strategies have involved several formal modifications of the naturally occurring nucleosides, especially, alteration of the carbohydrate moiety. Since the naturally occurring purine nucleoside analog oxetanocin A and its derivatives have been found to be effective as anti-HIV-1 and anti-herpes virus agents in 1986, the syntheses of different types of sugar-modified nucleoside analogs have been reported. In this review we will give an overview of the sugar-modified nucleosides synthesized since the late 1990 according to their structural types along with the synthetic routes of some nucleosides.
著者
加藤 千枝
出版者
一般社団法人 社会情報学会
雑誌
社会情報学 (ISSN:21872775)
巻号頁・発行日
vol.1, no.2, pp.109-121, 2012

本研究では青少年女子のメールボックス利用実態を明らかにすることを目的として,女予中高生9名に対し,半構造化面接を実施した。その結果,青少年女子は主に「同集団他者」や「他集団他者」との関係形成の為にメールボックスを利用していることが明らかとなった。また,「他集団他者」の「異性の者」からメールボックスを介して連絡を受ける者も複数おり,「異性の者」と実際に会った結果,「サイバーストーカー」等の被害に遭った青少年女子もいた。一方で,メールボックスを介して知り合った「異性の者」と交際した経験を持つ者もおり,メールボックスは携帯電話のメールとは異なる使い方をされているメディアであることが明らかとなった。
著者
藤井 恵介 川本 重雄 平山 育男 溝口 正人 後藤 治 大野 敏 藤川 昌樹 光井 渉 大橋 竜太 清水 重敦 藤原 重雄 加藤 耕一 角田 真弓 野村 俊一 上野 勝久
出版者
東京大学
雑誌
基盤研究(A)
巻号頁・発行日
2013-04-01

本研究は、日本の建築と都市にかかわって、<天災・人災→被害→修理・再建・再生>というプロセスについて、日本の7世紀から20世紀まで、実例を調査、収集する。そして特にその際に起きた技術革新と建築様式の変化を明らかにすることが目的である。主要な成果は以下の通り。①安元3年(1177)に起きた京都大火と治承4年(1180)の南都焼討は、大仏様を誘発する契機となり、和様を中心様式から引きずり下ろした。②明治24年の濃尾地震(1891)は、その後の近代建築の耐震性上昇などの大きな誘因となった。しかし、被害が過剰に報告されるなど、情報が操作された点も多い。
著者
加藤 俊顕 金子 俊郎
出版者
一般社団法人 電気学会
雑誌
電気学会誌 (ISSN:13405551)
巻号頁・発行日
vol.135, no.3, pp.151-153, 2015 (Released:2015-03-01)
参考文献数
13

1.はじめに 炭素原子1層の厚みを持つ2次元シート材料であるグラフェンは高いキャリア移動度,機械的柔軟性,および光透過率を合わせ持つ究極のナノ材料として,透明電極,太陽電池,各種センサなどさまざまな分野への応用が期待されている。これらの応用開発を進める上で最も重要な課題の
著者
加藤 俊一
出版者
社団法人情報科学技術協会
雑誌
情報の科学と技術 (ISSN:09133801)
巻号頁・発行日
vol.43, no.7, pp.611-621, 1993-07-01
被引用文献数
1

本稿では,画像の内容検索を実現する視覚的対話機能の一般的な枠組みを紹介する。具体例として絵画を対象に,画像・画像型の客観的規準による例示画検索,文字・画像型の主観的規準による感性検索のアルゴリズム等を紹介する。例示画検索では,絵画の構図に相当する概略画を,人間の視覚特性を考慮した画像処理により作成し,概略画索引とした。利用者が提示するラフスケッチとの柔らかなマッチングにより,オリジナルの絵画や類似の構図の絵画を検索する。感性検索では,利用者の感性モデルを,印象語間の相対的関係,印象語と絵画の色彩特徴の相関等を多変量解析を用いた統計学習で構築する。利用者が,主観的な印象語を提示すると,それに相応しい色彩の絵画を推定して検索する。
著者
加藤 俊一
出版者
一般社団法人 日本内科学会
雑誌
日本内科学会雑誌 (ISSN:00215384)
巻号頁・発行日
vol.86, no.10, pp.1978-1982, 1997-10-10 (Released:2008-06-12)
参考文献数
7

臍帯血中には骨髄中の造血幹継胞に匹敵する造血幹細胞が多数含まれ,その増殖能力は骨髄造血幹細胞を凌ぐものであることが示されている.一方,臍帯血中のリンパ球は成人梢血リンパ球に較べ,非自己認識と異物処理能力が未熟であるため,造血幹細胞移植に際してはgraft-versus-host (GVH)反応が軽度となる特徴がある.このような臍帯血細胞の特徴に着目し,臍帯血幹細胞を用いた造血幹継胞移植が行われており,骨髄移植や末梢血幹細胞移植などと同等の成果がえられ始めている.同胞間臍帯血移植は200例程度,非面縁者間臍帯血移植は500例程度行われており, 1~2×107/kg.以上の有核細胞が移植されれば生着が可能であり, HLAが異なるドナーからでもGVH病の合併は軽度であることなどが報告されている.非血縁者間での臍帯血移植を実施するための臍帯血バンクが各国で設立されており,今後は骨髄バンクとならんで非血縁者間での造血幹細胞移植を推進するシステムとなることが期待されている.
著者
笠原 稔 宮町 宏樹 日置 幸介 中川 光弘 勝俣 啓 高橋 浩晃 中尾 茂 木股 文昭 加藤 照之
出版者
北海道大学
雑誌
基盤研究(A)
巻号頁・発行日
2002

ユーラシアプレートと北米プレートの衝突帯には、2つの巨大プレートとは独自の変動をするオホーツクプレートとアムールプレートの存在が提案されてきた。そこで、実際の観測の手薄な場所でもあったこの地域での境界域テクトニクスを検討するために、想定アムールプレート内のGPS観測により確認することと、この地域での地震観測の充実を意図して、この研究計画は進められた。1995年以来進めてきた日口科学技術協力の一環として、この地域での共同研究の推進に関するロシア科学アカデミーと日本側大学連合との合意を元に、2002年から2004年の計画で、GPSの可能な限りの多点化と連続観測を主として極東ロシアでの観測を進めてきた。また、地震観測は、サハリン島の衝突境界としての特徴を明らかにするために、南サハリン地域での高感度高密度観測を推進してきた。結果として、アムールプレートの動きは想定していたほど単純なものではなく、計画の3年間では結論付けられなかったが、その後の日口での観測継続の結果、サハリンでの短縮はかなり明瞭ながら、その原因をアムールプレートの東進とするには、まだ難しいということになっている。今後、ロシア側の観測網の充実が図られつつあり、その解決も時間の問題であろう。一方、サハリンを含む、日本海東縁部に相当する、2つのプレートの衝突帯と想定される場所での地震活動は高く、2000年8月のウグレゴルスク南方地震の後も、中越地震、留萌支庁南部地震、能登半島沖地震、そしてネベリスク地震、と引き続き、これらの地震発生帯が、2つのプレートの衝突境界域であることを示していると思われる。また、南サハリンでは、高感度高密度地震観測が続けられ、明瞭な南北延長の地震活動帯が認識できるようになってきた。これらは、北海道の地震活動帯の延長と考えられ、今後より一層、衝突帯のテクトニクスを考える上でのデータを提供できたものと評価できる。