著者
日本古書通信社 [編]
出版者
日本古書通信社
巻号頁・発行日
vol.47(11), no.640, 1982-11
著者
秋田 大空 馬場 雪乃 鹿島 久嗣 世古 敦人
出版者
人工知能学会
雑誌
人工知能学会全国大会論文集 (ISSN:13479881)
巻号頁・発行日
vol.31, 2017

材料工学において,結晶化合物の物性を機械学習によって予測する場合,その特徴を適切に記述するためには,どのような元素から構成されているかだけでなく,それらの構造情報についても考慮する必要がある.既存手法として,単位立方体内の原子ペア間の距離情報に着目して特徴ベクトルを構成するなどが存在するが,本研究では構造情報を直接表現するためのカーネルを提案する.
著者
山西 良典 古田 周史 福本 淳一 西原 陽子
出版者
Japan Society for Fuzzy Theory and Intelligent Informatics
雑誌
知能と情報 (ISSN:13477986)
巻号頁・発行日
vol.27, no.1, pp.501-511, 2015
被引用文献数
1

インターネットの発展に伴って普及したWebレビューには,有用な情報が含まれている一方で不要な情報も含まれている.そのため,対象の評価視点および評価視点間の関係を捉えることは難しく,レビュー全文を閲覧することはユーザにとって大きな負担となる.本稿では,自由記述形式のレビューにおける評価視点とその評価視点間の関係が不明瞭という問題点を,レビュー構造の俯瞰によって解決可能であると考えた.提案手法では,評価視点の出現頻度とレビュー中の構文特徴を用いることで,レビュー構造の俯瞰に有用な呈示評価視点として,頻出の評価視点と頻出する評価視点に意味的に関連した評価視点を採択する.評価視点抽出実験の結果,評価対象の種別によらず,採択された呈示評価視点には高い適合率が確認された.そして,呈示評価視点採択時に用いた構文特徴を参照することで,獲得する評価視点間の関係の呈示を実現した.
著者
[古事記学会編]
出版者
古事記学会
巻号頁・発行日
1959
著者
池谷 元伺 古沢 昌宏 石井 博 三木 俊克
出版者
公益社団法人 応用物理学会
雑誌
応用物理 (ISSN:03698009)
巻号頁・発行日
vol.58, no.10, pp.1473-1480, 1989-10-10 (Released:2009-02-09)
参考文献数
17

試材料のミクロな領域での不射電子濃度を電子スピン共鳴 (RSR) で検出し,その空間分布を画像化するのが ESR 顕微鏡である.従来の断層画像計測を行う磁気共鳴画像 (CT-MRI) の手法に加えて,走査型イメージング方式を開発し,鉱物や化石の観察やマイクロドジメトリーへの応用が始まった, ESR 顕微鏡は広い分野に役立つと考えられるので,いくつかの方式について応用例とともに紹介する.
著者
古沢 昌宏 池谷 元伺
出版者
日本鉱物科学会
雑誌
鉱物学雜誌 (ISSN:04541146)
巻号頁・発行日
vol.19, no.6, pp.367-372, 1991-02-20 (Released:2009-08-11)
参考文献数
18

The spatial distribution of paramagnetic and impurities, point defects, radiation effects and orientation of crystal axes is shown in some crystals of zircon, barite, aragonite, apatite, synthetic diamond, and anorthite to demonstrate the usefulness of a microwave scanning ESR microscope which we have recently developed. The feature and principle of this new imaging method is presented with some applications to mineral sciences. New information which can not be obtained with other imaging methods such as EPMA, SIMS, and luminescence becomes available with this ESR microscope. A systematic application of an ESR microscope to mineral sciences is strongly hoped.
著者
上敷領 淳 西谷 沙織 村上 仁友美 妹尾 典子 筒井 洋望 山崎 迪子 服部 聖 古屋 憲次 杉原 成美
出版者
一般社団法人日本医療薬学会
雑誌
医療薬学 (ISSN:1346342X)
巻号頁・発行日
vol.40, no.1, pp.54-61, 2014-01-10 (Released:2015-01-10)
参考文献数
27

Octreotide is often administered to patients by addition to total parenteral nutrition (TPN) as well as by subcutaneous injection. However, the concentration has not been determined to remain greater than 90% through the completion of its administration. This study investigated the stability of octreotide during administration in ELNEOPA No 1 TPN solution, a four-chambered duplex delivery system.The level of octreotide in the upper-chamber of the ELNEOPA No 1 duplex delivery system, pH 4.0, remained stable, whereas that in the lower chamber, pH 7.0, decreased to less than 90% of the initial concentration immediately after mixing. The final concentration of octreotide in pH 7.5 buffer solution was significantly lower than that in pH 5.1 buffer solution. The influence of pH was reversible. However, a fraction of octreotide suffered decomposition in pH 7.5 buffer solution. Hence, it might be suitable to inject octreotide into the upper chamber that has the lowest pH among the 4 chambers of the duplex drug delivery system used by ELNEOPA No 1.Reducing agents such as sodium hydrogen sulfite caused the concentration of octreotide to decrease. Although the mixed solution of the 4 chambers contains sodium hydrogen sulfite, the concentration of octreotide remained greater than 90% for about 3 days. The decrease in concentration caused by sodium hydrogen sulfite seemed to be protected by the co-presence of glucose or cysteine.The results of our octreotide concentration studies suggest the possibility that the therapeutic effects of octreotide administered via TPN would be equivalent to the effects following subcutaneous administration.
著者
佐古 健太郎 藤尾 光彦
出版者
電気・情報関係学会九州支部連合大会委員会
雑誌
電気関係学会九州支部連合大会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.2009, pp.150-150, 2009

オプティカルフロー推定とは,時間的に連続した画像列から画像の速度場を求め,速度ベクトルから物体の運動を検出する手法であり,主にパターン理解,コンピュータビジョン,あるいは他の画像処理技術において利用されている.しかし,オプティカルフロー推定は画素の輝度値から移動物体の動きを推定するため,輝度変化の小さい動画像からは推定が困難であるという問題がある.本研究では,モルフォロジー演算の一つであるHit-Miss変換を用いて,移動物体を推定するオプティカルフロー推定手法を提案する.オプティカルフロー推定手法の一つであるブロックマッチング法と比較し,その性能を検証する.
著者
猿木 清文 輿石 剛 三芳 端 従二 雅美 広田 文雄 永井 孝三 賀古 眞 古江 尚
出版者
一般社団法人 日本消化器内視鏡学会 関東支部
雑誌
消化器内視鏡の進歩:Progress of Digestive Endoscopy (ISSN:03899403)
巻号頁・発行日
vol.45, pp.114-116, 1994-12-08 (Released:2015-05-25)
参考文献数
6

症例は82歳女性。気管支喘息,高血圧の加療中,消化器症状にて上部消化管造影を施行し,食道癌を疑われた。上部消化管内視鏡にて歯列より約30cm,2時方向に小結節扁平隆起性病変を認め,X線,内視鏡所見,生検より表在隆起型食道癌(中分化型扁平上皮癌)と診断した。内視鏡的切除など各種治療を検討したが,年齢,全身状態などにより未治療のまま経過観察となった。定期的に内視鏡を実施していたところ,約2年後の内視鏡検査において著明な退縮を認めた。悪性腫瘍の自然退縮は極めてまれな現象であり,頻度は悪性腫瘍6万例から10万例に1例とされており,とりわけ消化器癌ではまれとされている。今回,自然退縮した食道癌を内視鏡的に経過観察しえた1例を経験したので報告する。
著者
古川 利通
出版者
大阪健康福祉短期大学
雑誌
創発 (ISSN:13481576)
巻号頁・発行日
no.8, pp.43-52, 2009-03

明治初年から開始された神仏判然政策は、古代から現代にいたる国民の宗教生活には本質的な影響を及ぼさず、一種の"エピソード"と位置付けられているが、明治の政治神学すなわち近代「祭祀」国家の創造と近代天皇制的「神聖さ」にとっては不可欠な重要な意義を有していた。それは、仏教や神道などの「教団」の在り方に決定的な影響を与えたのみならず、明治近代国家の精神的「機軸」である天皇制を支える皇室祭祀、神社の再編と創建、氏子政策、「大教」政策などを左右した規律であって、国家的虚構である「神社非宗教」システムを生みだすための前提条件であった。
著者
古川 隆司
出版者
追手門学院大学
雑誌
追手門学院大学社会学部紀要 (ISSN:18813100)
巻号頁・発行日
vol.3, pp.151-158, 2008

犯罪者 / 更生保護 / 仮釈放 / 生活世界
著者
福嶋 真理恵 古藤 和浩 遠城寺 宗近 中牟田 誠 名和田 新 相島 慎一
出版者
一般財団法人 日本消化器病学会
雑誌
日本消化器病学会雑誌 (ISSN:04466586)
巻号頁・発行日
vol.102, no.1, pp.42-47, 2005 (Released:2005-03-09)
参考文献数
12
被引用文献数
1

症例は45歳,男性.平成10年より慢性硬膜血腫術後のてんかん発作にて,近医経過観察中,高アンモニア血症を指摘され,平成13年5月当科に紹介入院.HCV-RNA陽性だが肝予備能低下なく,門脈大循環へのシャントなく,アミノ酸分析正常であった.薬剤の関与としてバルプロ酸ナトリウムが考えられ,減量中止したところアンモニア値は改善した.基礎病変として肝疾患を持つ症例においても,常に薬剤による高アンモニア血症に考慮して診療にあたるべきと考えられた.
著者
古田 敏康 野口 義男 松嶋 正道
出版者
日本複合材料学会
雑誌
日本複合材料学会誌 (ISSN:03852563)
巻号頁・発行日
vol.5, no.2, pp.68-72, 1979-04-30 (Released:2009-08-11)
参考文献数
7

This paper presents the results of the experimental investgation of the static and dynamic mechanical properties of laminated carbon fiber reinforced plastics (CFRP). The composites consist of denatured epoxy resin MRX-3501, # 241, # 3130 and reinforced high strength type carbon fiber, PYROFIL-XAS made by Mitsubishi Rayon Co., CARBOLON Z-3 by Nippon Carbon Co., and TORAYCA T-300 by Toray Co. These Laminated CFRP plates were fabricated with 24 plies of [0°, 45°, -45°, 90°] sym. laminates; symmetry of plies is about the laminate midplane. Flexural fatigue test results on normal test pieces and on hydrated test pieces soaked in water for two weeks were compared. The results of flexural fatigue tests showed the ratio of the flexural fatigue strength at 107 cycle to the static flexural strength to be 0.27-0.43. The fatigue strengths of normal test pieces not differ from that of hydrated test pieces in XAS/MRX-3501 and Z-3/# 241; however, they slightly differ in T-300/# 3130.
著者
古瀬 幹夫
出版者
公益社団法人 日本薬学会
雑誌
YAKUGAKU ZASSHI (ISSN:00316903)
巻号頁・発行日
vol.134, no.5, pp.615-621, 2014 (Released:2014-05-01)
参考文献数
13
被引用文献数
1

Within an epithelial cellular sheet, the paracellular pathway can be divided into two routes: one between two adjacent cells and one at tricellular contacts, where the vertices of three cells meet. For epithelial barrier function, tight junctions restrict solute permeability through the paracellular pathway between two cells, while tricellular contacts contain specialized structures of tight junctions, named tricellular tight junctions (tTJs). Two types of membrane proteins, tricellulin and angulin family proteins (angulin-1/LSR, angulin-2/ILDR1 and angulin-3/ILDR2) have been identified as molecular components of tTJs. Angulins recruit triellulin to tTJs and these tTJ-associated proteins are required for normal tTJ formation as well as strong epithelial barrier function. Furthermore, mutations in tricellulin and angulin-2/ILDR1 genes cause autosomal recessive familial deafness, DFNB49 and DFNB42, respectively. Further analyses of the angulin-tricellulin system should lead to better understanding of the molecular mechanism and regulation of tTJs.
著者
古川 郁将 本田 陸人 湖平 元彌 藤井 悠野 西村 江梨花 東元 太誠 岩満 春樹 丸山 璃花 前田 稜河
出版者
日本地球惑星科学連合
雑誌
日本地球惑星科学連合2016年大会
巻号頁・発行日
2016-05-06

1.はじめに市街地では、夜になっても星を綺麗に見ることができない。この光害に関心を持ち、研究を始めた。現在は市販のスカイクォリティーメーターで、夜空の明るさを数値化している。この観測値を気象条件や環境指標のデータと比較し、夜空の明るさに大きく影響していると分かった。2012年には、「北九州1/5万等光度曲線地図」(図1)を製作し、夜空の明るさを可視化した。光害とは、人工の光の環境への悪影響である(図2)。特に、街などの地表の光がエアロゾルによって散乱・反射され、夜空が明るくなる現象を研究をしている。今回、明るい暗いという曖昧な表現しかない光害を数値化するための"光害公式"を考えた。2.夜空の明るさと経時変化率「等光度曲線地図」製作の際には、1日に150ヵ所以上観測することもあり、各地点で観測した時間が異なる。そこで経時変化率を用いて、観測値を21時基準に補正した。図3は、北九州市内7ヵ所で観測した結果である。時間毎に夜空が暗くなっている。この経時変化率は、最小二乗法を用いて算出した。図4、5は19時から4時までの自動車の交通量および、マンションの点灯率である。どちらも時間の経過で減少している。このように、経時変化率は人間の活動に大きく影響される。3.光害の数値化3-1.光害公式の作成2008年に発足させた「夜空の明るさ全国ネットワーク」のデータを見ると、観測地毎に経時変化率に特徴があった。つまり、経時変化率で光害を数値化できるかもしれない。岩手県のひろのまきば天文台は光害が小さいため経時変化率は0.002と非常に小さい(図6)。逆に、三重県の津高校のように、市街地に位置し光害が大きい場所では、経時変化率が0.05と大きくなっていた(図7)。このように光害の大小は、経時変化率で表せることが分かった。そこで、経時変化率を中心に、次の光害公式を考えた。光害指数(Light Pollution Index of Sky)は、人口密度[P]、経時変化率[r]、夜空の明るさ[b]の3つを要素として、光害を数値化しており、光害指数が大きいと、光害の影響が大きいことを示す。単位は[人/(k㎡・h)]となり、人間の活動量の変化によって起こる光害を数値化した指数だといえる。人口密度が増えると、消費電力量が増えるため光害指数は大きくなる。夜空の明るさは明るくなると値が小さくなり、光害指数に反比例する。なお、人口密度を要素としたのは、新宿区のように夜まで人間の活動が盛んな場所では、経時変化が小さくなるためである。3-2.人口密度(P)と住宅率(h)人口密度は、観測地点を中心とした半径2km圏内で算出した。2012年の研究より特定の強い光源は最大2km先まで影響するためである。さらに、圏内に居住区でない部分が含まれる場合、それらを除いた部分の割合(住宅率:h)を用いて人口補正をした。住宅率は雲量の指標を参考に、有効面積内の非居住部分を目視で確認する。図8は補正後の人口密度と光害指数を比較したものである。人口密度の増加に比例してLPI-Sが大きくなっている。このように補正をしたことで、地域性をより明確に表現したものとなった。3-3.LPI-Sの実用性についてこの式が現状の光害を適切に数値化できるのかを考察するため、北九州市内各地での観測を行った。さらに、全国ネットワークの参加校へアンケートを行い、その地域特有の光害の様子について調査を行った。北九州市熊本は、観測地付近に北九州市民球場がある。そのナイター照明の影響で経時変化率が大きくなり、新宿よりも大きいLPI-S=156.4だった。人口密度だけで表せない光害を、経時変化率で表現できた。一方で、天文台はどちらも値がほぼ0であり、明確に光害を表現できた。4.おわりに 曖昧な指標である光害を、経時変化率を中心に公式化、数値化した。また、全国ネットワークへのアンケートから、LPI-Sで適切に光害の大きさを表現できるかを確認した。以前に光害をモデル化した研究はあるが、美しい星空を見るための、「暗い夜空」を数値化したものである。私たちの「明るくなった夜空」を表現した光害指数(LPI-S)は、これまでになかった。黄砂や雪など、様々な要因で夜空の明るさの地域性が生まれる。しかし、光害指数に地域性がどう表れるのかを詳細に調査するには、より多くのデータが必要だ。今後も観測を続け、全国のデータを集めていきたい。5.謝辞全国ネットワーク参加団体のデータ提供に感謝します。星空公団の小野間さんには、多大なご協力を頂きました。ありがとうございました。6.参考文献(一部)・東筑紫学園高等学校・照曜館中学校理科部(2013); 第22回「星空の街・あおぞらの街」全国大会環境大臣賞受賞記念 77pp.・環境省(2000), 地域照明環境計画策定マニュアル 2p.・J.Bortle(2001);The Bortle Dark-Sky Scale, Issue of Sky & Telescope,126p.~129p.