著者
和泉 公比古 荻原 充信 亀谷 裕志
出版者
公益社団法人地盤工学会
雑誌
土と基礎 (ISSN:00413798)
巻号頁・発行日
vol.44, no.11, pp.5-8, 1996-11-01
被引用文献数
1
著者
泉池 敬司 羽鳥 理 真次 康夫 古谷 正 高木 啓行 林 実樹広
出版者
新潟大学
雑誌
基盤研究(B)
巻号頁・発行日
2001

H^∞のイデアル構造とその上の作用素の研究が目的で、代表者は次の結果を得た。1)H^∞の極大イデアル空間の自明点の集合に関するはスアレスの問題の解決。2)素イデアルに関するゴルキンとモルチイーニの問題の解決。極小のκ-hullに関するゴルキンとモルチイーニの問題の解決。極大イデアルの共通部分で表せるイデアルの十分条件を与えた。3)互いに特異な測度の特異性、および測度の絶対連続性が極大イデアル空間に表現できることを示しH^∞+Cでの割算問題に応用した。4)表現測度の台が極大となるための十分条件を与えた。この証明の方法は応用範囲が広いことがゴルキン、モルチイーニ氏との共同研究で分かった。また可算性の研究の1つとして、QC-level集合、非解析集合を研究した。5)合成作用素の空間の本質ノルムによる連結成分を決定した。6)中路、瀬戸氏とトーラス上の逆シフト不変部分空間の研究を行ない、自然に得られる作用素が可換になるときの部分空間を決定した。7)Yang氏とはトーラス上で、逆シフト作用素が縮小的な部分空間を決定した。研究分担者の古谷氏は長氏とlog-hyponormal作用素を研究し、Riemann-Hilbert問題に1つの解を与えた。またω-hyponrmal作用素のkernelに関するAluthge-Wangの問題の解答を与えた。真次氏はn次元空間の単位球上の関数空間の研究を行い、荷重バーグマン・プリバロフ空間に対して、Yamashita-Stoll型の特徴付け及び等距離写像の決定を行った。羽鳥氏は可換Banach環上の環準同形写像の表現定理を与え、環準同形写像が線形写像となるための十分条件を与えた。高木氏は関数環上の荷重合成作用素の次の性質を明らかにした。1.閉値域 2.本質ノルム 3.Hyers-Ulam stability定数。
著者
岡部 寿男 古村 隆明 佐藤 周行 山地 一禎 中村 素典
雑誌
研究報告インターネットと運用技術(IOT)
巻号頁・発行日
vol.2014-IOT-24, no.12, pp.1-6, 2014-02-20

Web サービスの認証連携で属性情報を用いてサービス提供サーバが認可判断を行う場合において、認証連携プロキシを経由することで、属性提供サーバが提供する個々の属性情報の詳細をサービス提供サーバに対して秘匿すると同時に、サービス提供サーバの認可の条件を属性提供サーバに対して秘匿したいという相反する要求に対応するための仕組みを提案する。

3 0 0 0 OA 芥子園画伝

著者
王安節 等摸古
出版者
前川文栄堂
巻号頁・発行日
vol.初集 第1冊, 1881
著者
小笠原 寛弥 鈴木 育男 山本 雅人 古川 正志
出版者
日本ソフトウェア科学会
雑誌
ネットワークが創発する知能研究会(JWEIN10)講演論文集
巻号頁・発行日
pp.4, 2010-08-20

「行為を決定するのは,行為者の属性と自身を取り囲む関係構造である.」これは複雑ネットワーク科学の 研究がなされる以前から社会学等でも扱われてきた,ネットワーク科学における基本的な考え方である.本研究では,こうした関係構造を結合振動子を用いてモデル化し,その性質や構造,成長におけるダイナミクスを明らかにする.更に,ノード間の相互作用とネットワークの成長の関係性について明らかにする.
著者
古谷 佳由理 Furuya Kayuri フルヤ カユリ
出版者
千葉看護学会
雑誌
千葉看護学会会誌 (ISSN:13448846)
巻号頁・発行日
vol.4, no.2, pp.39-46, 1998-12-30
被引用文献数
2

本研究の目的は,健康な小児ががんや白血病といった病名からどのようなイメージを抱くのか,自分が大きな病気になったとしたら,病名や治療などについて教えて欲しいと思っているのかを明らかにすることである。千葉県内の小中高校に通っている小学校5年生から高校3年生までの児童生徒1964名から得られたアンケートの回答を,統計ソフトSPSSにて分析を行い以下の結果を得た。1.健康な小児が抱くがんのイメージは,「死ぬ・治らない」「重い・危険・苦しい」といった悲観的なのものが多く,全体の約65%を占めていた。「聞いたことがない・わからない」と答えたものもおり全体の約15%であり,どの学年でも同様の傾向であった。2.健康な小児が抱く白血病のイメージは「病態や特徴について」「原因や治療について」といったものが,全体の約38%を占めていた。「聞いたことがない・わからない」と答えたものは全体の約33%を占め,小学生では半数以上が「聞いたことがない・わからない」と答えていた。3.自分が病気になったときにされる説明については小学生の80%,中学生の85%,高校生の91%が真実を伝えられることを求めていた。その理由として自分の知る権利,治療に前向きに取り組めるといった姿勢の向上,知らないことが不安になる,残された命を有意義に悔いのないように過ごしたいといったものがあげられていた。The purposes of this study were to identify the images of healthy children on cancer and leukemia, and the way of thinking of truth telling with disease. The number of subjects were 1964. They belonged to between the fifth grade of primary school and the third year in high school. They answered someitem-questionnaire, and the answers were analyzed using SPSS. The results were as follows: 1. Sixty-five percent of the images of cancer were pessimistic, like " death or incurable" and "serious or painful". About fifteen percent were having no images. 2. Thirty-eight percent of the images of leukemia were "the feature" and "the cause or the treatment". About thirty-three percent were having no images. 3. Truth telling was desired by eighty percent of students of primary schools, eighty-five percent of junior high schools and ninety-one percent of a high school. The reasons were "the rights to know", "to be patient with treatments", "to become more anxious without truth telling", and "to live the remaining days without regrets".
著者
古野 清人
出版者
日本社会学会
雑誌
社会学評論 (ISSN:00215414)
巻号頁・発行日
vol.2, no.2, pp.103-112, 1951-08-30 (Released:2009-11-11)
著者
松尾 慎 菊池 哲佳 モリス J.F 松崎 丈 打浪(古賀) 文子 あべ やすし 岩田 一成 布尾 勝一郎 高嶋 由布子 岡 典栄 手島 利恵 森本 郁代
出版者
社会言語科学会
雑誌
社会言語科学 (ISSN:13443909)
巻号頁・発行日
vol.16, no.1, pp.22-38, 2013-09-30

本論文は,外国人,ろう者・難聴者,知的障害者など,誰もが社会参加ができるために必要不可欠な条件である「情報保障」の考え方を紹介します.また,今後情報保障を進めていくための課題や枠組みを提示します.本論文では,情報保障の範囲を「震災」などの非常時だけに特化せず,平時における対応も含めます.情報保障の基本は,「情報のかたちを人にあわせる」「格差/差別をなくす」ことと,「情報の発信を保障する3ことです.本論文では,まずこうした基本的な観点を紹介します.特に,情報の格差/差別をなくすという課題にはどのようなものがあり,それを解決するためには,どのような手段があるのかについて述べます.さらに,情報保障が,情報へのアクセスだけでなく,情報発信の保障をも含む考え方であることを指摘します.その上で,これまで個別に扱われてきた外国人,ろう者・難聴者,知的障害者の情報保障の問題について,個別の課題とともに,共通性としての「情報のユニバーサルデザイン化」の必要性を指摘します.そして,その一つの方法として「わかりやすい日本語」の例を挙げ,今後の情報保障のあり方について議論します.
著者
古瀬 淳
出版者
一般社団法人日本ソフトウェア科学会
雑誌
コンピュータソフトウェア (ISSN:02896540)
巻号頁・発行日
vol.22, no.2, pp.90-94, 2005-04-26

Extensional polymorphismは関数型言語ML上での非パラメトリック多相性を実現するための枠組のーつであり,generic valueという,純粋なパラメトリック多相性の下では不可能な機能を提供する.我々は型ディスパッチと型パターンマッチを利用したgeneric valueの既存のコンパイルにおける意味論と効率の問題を指摘し,新たに[フロー」と呼ばれる,型付け情報を整数グラフに変換した物をディスパッチする変換方法を提案する.フローを使うことで,より自然な意味論に沿った変換が可能になり,多重定義値の呼び出しの効率も改善される.
著者
古川 誠之
出版者
早稲田大学教育学部
雑誌
学術研究. 外国語・外国文学編 = Academic studies. Foreign language and literature (ISSN:09130144)
巻号頁・発行日
vol.54, pp.79-92, 2006-02-25

2004年10月に催された早稲田大学史学会大会における論者の報告に注釈を付したもの
著者
野末 俊比古
出版者
社団法人情報科学技術協会
雑誌
情報の科学と技術 (ISSN:09133801)
巻号頁・発行日
vol.63, no.2, pp.46-50, 2013-02-01
参考文献数
5

本稿では,大学図書館における情報リテラシー教育の評価にあたって,統計や文書などの「ログ」を活用する可能性について検討する。図書館には,評価データとして効率的・効果的に利用できる多種多様なログが日常業務のなかで蓄積されているが,利用に伴うコストも考慮しつつ,アウトプット評価に偏らず,アウトカム評価を充実させる方向性が期待され,定量的評価に加えて定性的評価を重視する取り組みなどが求められる。
著者
古澤 明
出版者
一般社団法人日本物理学会
雑誌
日本物理學會誌 (ISSN:00290181)
巻号頁・発行日
vol.60, no.12, pp.957-959, 2005-12-05
参考文献数
7
被引用文献数
1

近年, 「量子テレポーテーション」という言葉を聞いたことがある人は多いと思う.ただ, 「テレポーテーション」という言葉のSF的な響きが影響して, あまり物理の話とは思っていなかった人が多いと思う.本稿では, できるだけ多くの人に, 量子テレポーテーションがどのようなものであるか認識してもらうことを目指している.特に量子テレポーテーションの検証である量子エンタングルメントのテレポーテーションについて詳しく述べる.
著者
古賀 佑彦
出版者
日本保健物理学会
雑誌
保健物理 (ISSN:03676110)
巻号頁・発行日
vol.24, no.1, pp.39-42, 1989 (Released:2010-02-25)
参考文献数
8
著者
古川 智恵子 豊田 幸子
出版者
名古屋女子大学
雑誌
名古屋女子大学紀要 (ISSN:02867397)
巻号頁・発行日
vol.27, pp.45-54, 1981-03-31

既製男物浴衣における身丈,袖丈,絎丈,揚下り寸法のサイズ構成について調査し,次の結果を得た.1.身丈,袖丈,絎丈の三元表示によるサイズパターン構成は137種の多サイズがみられた.その中で,まとまって出現したのは,身丈140,袖丈49,絎丈67 cmの8%,次に身丈136,袖丈49,絎丈66 cmの組合わせが5%であり,その他の組合わせはそれぞれ身丈,袖丈,絎丈の間で微妙な寸法のちがいで組合わされ,その出現は0.2〜1%の低率で,組合わせは135種類の分布状況がみられた.2.身丈別にみると,20サイズの分布がみられ,なかでも140 cmの構成が最も多く,次に144cm,136cmの順位であり,以上の3サイズで全体の約64%を占めている.既刊和裁書における着丈の割出し方としての身長×83/100から上記の着丈を考察すると,国民栄養調査による平均身長は167 cmでその換算着丈は139 cmとなる.以上の結果から,既製和服はやや長めの丈が多く作られているといえる.これは生活環境からの体位向上による肩の厚み分として1〜5cmが加算されているものと考えられる.3.袖丈別にみると,49cmが最も多く,次に50cm,45cm,その他に分散してみられた.この袖丈は,既刊和裁書による着丈から割出された基準袖丈に比較してみると,2〜3cm短かい寸法で構成されている.この理由として袖丈49cmは女物と同様に従来からの慣習サイズ1尺3寸(49cm)が人体にとって比率が良いという固定観念があるためと,基準袖丈より短かく裁断することは,コストの低減化にもつながる関係から,メーカー側もこの袖丈寸法を広く採用しているものと考えられる.4.絎丈別にみると,64cm〜73cmまでの10サイズの分布がみられた.最も高率を示したのは66cmで,次に67cm,65cm,68cmの順で,前回調査の既製女物浴衣より2〜3cm長い絎丈寸法であった.これは身長と相関の高い絎丈に,おける男女の身長差による当然の差と考えられる.5.揚下り寸法の分布は49 cmが最も多く,次いで50 cm, 48cmの順にみられた.次に袖丈と揚下り寸法差については,袖丈と同寸法が62%と最も多く,次に1cm差が12%,2cm差が11%の順で,袖丈と揚下り寸法とは大半が同寸法という傾向がみられ,差があるものでも1〜2cmであり,着帯の帯幅の範囲内でおさまる寸法であることがみられた.以上のように,今回の調査では,既製和服の袖丈は,身丈の長いサイズについても,90%以上が2〜3cm短かい袖丈寸法で組合わされ,揚下り寸法も,中には2〜4cm袖丈寸法にプラスして構成されているものも一部認められたが,全般的には,短かい袖丈寸法とほとんど同位置に揚下りの位置が設定されていた.これは仕立上の手間や,コスト上の要因などがからんでいるからではないかと考えられる.身丈は,サイズの種類が割合多く作られていて,カバー率は大であるが,袖丈寸法がそれ程多くなく,やや短かめの寸法で全般に構成されていることが,今後の課題であろうと考えられる.男物長着は,着丈寸法が身長に適合しなければ購入しないので,量販店では寸法の直しは容易でないため,既製和服としては,余程のことがないかぎり,ウールの長着においても余り作らない方針で,注文品として置いているようである.おはしよりの出来る女物長着にくらべ,男物の着丈の設定には,それだけにむつかしさが伴なうものと考えられた.引続き,次報では着丈,袖丈,揚下り寸法についての着用実験を行ない,検討し報告する.