1 0 0 0 OA 心より心へ

著者
吉田絃二郎 著
出版者
大同館書店
巻号頁・発行日
1919
著者
吉田 和義
出版者
The Association of Japanese Geographers
雑誌
地理学評論 (ISSN:13479555)
巻号頁・発行日
vol.81, no.8, pp.671-688, 2008
被引用文献数
1 1

子どもの知覚環境は, 成長に伴って野外での遊び行動を通して発達すると考えられる. 本研究はアンケート調査と手描き地図調査を用いて, ニュータウン地区における子どもの知覚環境の発達プロセスを明らかにすることを目指した. 就学前児童から中学校第1学年までに対し調査を行った結果, 次の事実が明らかになった. ニュータウン地区の子どもの遊び行動は制約が多い. 手描き地図の分析によれば, 保育園の年長児ですでにルートマップが形成され始め, 小学校第4学年以降サーベイマップの割合が次第に増加することが明らかになった. また, 建物表現に注目すると, 立面的な表現から位置的な表現へ, 視点が転換され, 相貌的な知覚の傾向が弱まる. それでもサーベイマップを描く子どもは, 中学校第1学年においても約半数にとどまり, 広域の空間を知覚する機会が少ないため, ルートマップからサーベイマップへの移行がハート・ムーア (1976) の研究結果に比較して遅くなる傾向にあることが明らかになった.
著者
吉田 照吽
出版者
智山勧学会
雑誌
智山學報 (ISSN:02865661)
巻号頁・発行日
no.3, pp.39-45, 1916-06-17
著者
吉田 達平 松崎 拓也 佐藤 理史
雑誌
研究報告自然言語処理(NL) (ISSN:21888779)
巻号頁・発行日
vol.2016-NL-225, no.2, pp.1-9, 2016-01-15

高校化学の計算問題の自動解答システムの開発を行った.システムではまず問題文に対する言語処理を行い,問題の意味を表す中間表現を生成したのち,計算処理を行い解答を導出する.本稿では特に前半の言語処理に関して,係り受け解析誤りの修正と,ゼロ代名詞のような省略された要素の検出について報告する.これらは非文法的なパターンを検出するヒューリスティクスと,高校化学分野に対する簡易的なオントロジーに基づき選択制限を記述した格フレーム辞書を用いて行う.
著者
吉田 邦久 川口 修
出版者
一般社団法人 資源・素材学会
雑誌
日本鉱業会誌 (ISSN:03694194)
巻号頁・発行日
vol.73, no.832, pp.785-787, 1957-10-25 (Released:2011-07-13)

The deposits of this mine lie in or along the faults as replacement and impregnation. So, generally speaking, it is very difficult to distinguish the boundaries between ore bodies and country rocks. Moreover, the both sides of ore bodies are very brittle due to shearing stress and alteration of rock. Therefore, timbering and filling with waste rock are necessary in stoping. Until recently the over land flatback filled stoping had been used, but the slushers has been adopted in filled stopes, since June 1956, to raise the efficiency of stoping. The results of slushers in filled stopes have been a great success.
著者
大川 周治 篠原 希和 橋原 真喜夫 足立 真悟 操田 利之 小村 育弘 吉田 光由 西中 寿夫 八塚 信博 阿部 泰彦 津賀 一弘 赤川 安正 福場 良之
出版者
日本顎口腔機能学会
雑誌
日本顎口腔機能学会雑誌 (ISSN:13409085)
巻号頁・発行日
vol.1, no.1, pp.33-44, 1994-12-21 (Released:2010-10-13)
参考文献数
12
被引用文献数
1 7 2

今回我々は, JTバレーボール部に所属する男性10名 (平均年齢24.7歳) , 及び湧永製薬ハンドボール部に所属する男性10名 (平均年齢25.3歳) を用いて, バレーボールのスパイク時ないしハンドボールのシュート時における咀嚼筋の活動様相をテレメータにより記録分析するとともに, 記録された咀嚼筋の活動様相とスパイク・フォー・ムないしシュート・フォームとの関連性について分析した.その結果, スパイク時及びシュート時における明らかな咀嚼筋筋活動の発現が被験者全員に認められた.しかも, 運動動作の強弱に同調して, 咀嚼筋筋活動も変化した.これらのことから, バレーボールのスパイク動作及びハンドボールのシュート動作と咀嚼筋機能との間には密接な関連があることが明らかとなり, スポーツにおける全身運動に咀嚼筋が関与している可能性が示された.
著者
吉田 舞
出版者
首都大学東京・都立大学社会学研究会
雑誌
社会学論考
巻号頁・発行日
no.34, pp.65-92, 2013-11

1991年,フィリピンのピナトゥボ山が噴火した.この噴火を機に,周辺地域の産業構造と労働市場は大きく変容した.本稿は,この過程で急速に市場経済に参入することになった先住民アエタを事例に,市場社会における排除の過程と構造について考察する.アエタは,火山の噴火後,伝統的な山仕事から平地1)の仕事へ移った.同時に,アエタは平地の労働市場で,劣った能力しか持たない安価な労働力2)として,排除されることになった.他方で,アエタは,市場社会での苦しい生活から脱出するため,市場的価値を受容していった.このようにアエタは,文化的にも市場社会へ取り込まれていった.その結果,アエタは生活向上が阻まれる市場社会において,ますます貧困化の道を歩み続けることになった.ここに,文化的強調と社会構造の結びつき(Merton 1949=1961:135)をみることができる.それこそ,市場社会における排除を持続させているものである.しかし,従来の社会的排除論は,社会政策の脈絡で議論されることが多かったため,社会構造(労働市場)からの排除に焦点、が当てられてきた.これに対して,本稿は,市場社会におけるアエタの排除の両面的な(社会/文化)構造を考察する.つまり,アエタの労働環境などの社会的なものだけではなく,人々が市場的価値へ適応していく文化的なものにも着目し,市場社会における排除の過程と構造を明らかにする.This paper discusses the social exclusion of the Pinatubo Aetas,a group of indigenous people in the Philippines,who were pushed to join the market economy immediately after eruption of Mt. Pinatubo in 1991. Since their entry into the labormarket,the Aetas' nature of work and values has been changing as they are physically and culturally incorporated into the market.However,when the Aetas enter the local labor market,they are tagged as "indigenous people" and categorized asnon-skilled laborers,which result in their marginalization. The Aetas eventually try to acquire the values and labor skills of thedominant market to sustain their livelihood and escape poverty.However,because of lack of access to market resources,they remain trapped in poverty. From as social perspective,the Aetas areexcluded in the labor market,although they are culturally included in the market value system. This paper points out these processesas being part of a structure of the Aetas' social exclusion. Further,this paper examines the linkage of this exclusion and the cultural inclusion of the Aetas. In a previous study on social exclusion,thephenomenon of exclusion was discussed within the context of social structures such as labor market,civil society,and state. TheAetas are not only marginalized by existing social structures; their value system is also gradually endangered as they are forced to acquire new skills and adapt to the market value system to survive.This paper examines specific examples of Aetas in the labor market from these viewpoints to capture the process andmeaning of their inclusion in the market society.
著者
吉田 勝 浅野 雅春 嘉悦 勲 今井 強一 真下 透 湯浅 久子 山中 英寿 鈴木 慶二
出版者
JAPANESE SOCIETY FOR ARTIFICIAL ORGANS
雑誌
人工臓器 (ISSN:03000818)
巻号頁・発行日
vol.14, no.2, pp.809-812, 1985
被引用文献数
1

テストステロンを含む卵状の生体非分解ポリマー義睾丸を親水性ビニルモノマーの低温放射線重合によって調製した。得られた義睾丸は1個当り約2.05g(40wt%テストステロン含有)の重さをもつ。この義睾丸からのテストステロンの媒液中(水が主成分)における放出速度はビニルモノマーに対するテストステロンの溶解性(生成ポリマー中での分散状態)および得られたポリマー担体の親水性に依存することが分った。すなわち, テストステロンの溶解性とポリマーの親水性の増加とともに, 義睾丸からのテストステロンの放出は著明に増大した。本研究では, HEMA/HPMA(70/30)コポリマーより成る義睾丸を去勢した家兎の陰のう部位に埋入留置した。この義睾丸からのテストステロンのみかけのin vivoにおける平均放出速度は, 1.2mg/dayであった。一方, 血清中のテストステロン濃度は, 初期段階でゆるやかに減少し, そののち一定値を維持する傾向がみられた。
著者
吉田秀和, 入野義郎 編
出版者
河出書房
巻号頁・発行日
1954
著者
吉田満 原勝洋著
出版者
文芸春秋
巻号頁・発行日
1975
著者
西野 浩明 吉田 和幸 池部 実 賀川 経夫
出版者
大分大学
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
2015-04-01

3Dプリンタ等のものづくり機器の普及により,一般利用者が実物の試作を独力で行える環境が整ってきた。この技術の進展には,少品種大量生産を想定した従来型のものづくりから,個人の特徴や感性を反映した個性的なものづくりを支援する,新たなデザインおよび演出手法の開発が必要である。本課題では,利用者の感性や嗜好に基づいて既存の3Dデータの形状や質感を個性化し,地域の環境情報を造形過程に組込む新たなものづくり技術を開発する。さらに,触感や香りなどの多感覚情報を融合しながら,デジタル情報を可視化・演出する要素技術を実装するとともに,実用的な分野のシステム開発と評価をとおして,開発した技術の有効性を検証する。
著者
村田 雄哉 松宮 直樹 荒木 祐一 吉田 美伽 尾西 恵美菜 関谷 芳明 山田 均
出版者
一般社団法人 日本集中治療医学会
雑誌
日本集中治療医学会雑誌 (ISSN:13407988)
巻号頁・発行日
vol.22, no.6, pp.536-539, 2015-11-01 (Released:2015-11-06)
参考文献数
14
被引用文献数
1

16歳,男性が縊頸による心肺停止後に自己心拍再開し搬送された。心停止から自己心拍再開までの時間は短くとも18分であり,来院時のGCSは3点であった。入院後,低体温療法を施行し,その後も継続する薬剤抵抗性の高熱と意識障害に対して第49病日よりアマンタジンを投与し,解熱と意識状態の改善が得られた。リハビリテーションを経て,入院後4ヵ月で神経学的に回復し歩行退院した。縊頸による心停止・心拍再開後で予後不良と考えられた症例が,歩行退院という良好な転帰をたどった。
著者
吉田 元
出版者
Brewing Society of Japan
雑誌
日本醸造協会誌 = Journal of the Brewing Society of Japan (ISSN:09147314)
巻号頁・発行日
vol.92, no.8, pp.579-587, 1997-08-15
被引用文献数
3

筆者は, 発酵食品を中心とした日本科学技術史を研究しており, 東アジア諸国へ出かけて行った日本人がその国の伝統的な酒をどの様に紹介しているか等, 日本人とアジアの酒の歴史的なかかわり方について興味深い調査を行っている。台湾の米酒は日本人の手でアミロ法が導入され近代的製造法に切り換えられた。<BR>筆者は, 本年春再度台湾を訪れて米を原料とする伝統的な地方酒づくりの現場を約1週間にわたり見学し, 詳細な説明を受け新しい知見を得た。<BR>本稿ではあまり知られていない台湾の酒造工業の現状について御紹介していただいた。読み物として興味があるばかりでなく, 我が国の製造にも有益なヒントが含まれており参考になると思われる。