著者
三浦 龍 井上 真杉 浜口 清 大和田 泰伯 滝沢 賢一 小野 文枝 鈴木 幹雄
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. USN, ユビキタス・センサネットワーク (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.112, no.406, pp.51-56, 2013-01-17

災害に強い情報通信ネットワークの研究開発促進に寄与するため,分散メッシュ型アーキテクチャをベースとした自営系ワイヤレスネットワークテストベッドを東北大学キャンパス内に構築している.このネットワークは,各ノードが互いに同期して利用者情報や経路情報を保持するデータベース機能を備えた5.6GHz帯無線LANによるメッシュネットワーク,およびそれに付随した利用者端末収容のための2.4GHz帯無線LANアクセスポイントを中心に構成され,基幹網やインターネットへの接続を失われてもローカルに災害時用を中心とした通信サービスを維持する機能とそのアプリケーション群を有する.また,距離の離れたノード間や道路や回線の被災により孤立した地域との通信を確保するための地域WiMAX回線や車載ITS回線,さらに小型無人航空機や衛星回線による中継経路も提供する.利用者端末としては市販のICカード読み取り機能付き無線LAN対応タブレット端末の他,920MHz帯アクティブ無線タグを活用したGPS受信機内蔵小型端末,屋外に設置可能な小型サイネージ端末等を用意している.各ノードへ電力供給が可能なソーラー蓄電池も提供しており,停電時における運用性などの評価も可能である.
著者
井上 真杉 大和田 泰伯 浜口 清 滝沢 賢一 小野 文枝 鈴木 幹雄 三浦 龍
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. RCS, 無線通信システム (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.113, no.37, pp.25-30, 2013-05-09

災害に強い情報通信ネットワークの研究開発促進に寄与するため,分散メッシュ型アーキテクチャをベースとした自営系ワイヤレスネットワークテストベッドを東北大学キャンパス内に構築した.このネットワークは,各ノードが互いに同期して利用者情報や経路情報を保持するデータベース機能を備えた5.6GHz帯無線LANによるメッシュネットワーク,およびそれに付随した利用者端末収容のための2.4GHz帯無線LANアクセスポイントを中心に構成され,基幹網やインターネットへの接続を失われてもローカルに災害時用を中心とした通信サービスを維持する機能とそのアプリケーション群を有する.また、距離の離れたノード間や道路や回線の被災により孤立した地域との通信を確保するための地域WiMAX回線や車載ITS回線,さらに小型無人航空機や衛星回線による中継経路も提供する.利用者端末としては市販のICカード読み取り機能付き無線LAN対応タブレット端末の他,920MHz帯アクティブ無線タグを活用したGPS受信機内蔵小型端末,屋外に設置可能な小型サイネージ端末等を用意している.各ノードへ電力供給が可能なソーラー蓄電池も提供しており,停電時における運用性などの評価も可能である.
著者
和田 壽弘
出版者
名古屋大学
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
2011

新ニヤーヤ学派の体系を確立したガンゲーシャ(14世紀)の『タットヴァ・チンターマニ』(Tattva-cintamani) の第4部「言語部」(Sabda-khanda) における「定動詞語尾章」(Akhyata-vada) の英訳・解説を作成した。テキストを分割して番号を付して議論の構造も明示した。初期のこの学派の言語分析の手法の特徴を明らかにし、ウダヤナ(11世紀)の影響が大きいことを解明した。併せて、2005年にオリッサ州で発見されたウダヤナ作『否定辞論頌』(Nan-vada-karika)の写本を分析し、著者問題を含めて初期新ニヤーヤ学派の研究に使用できるかどうか考察を試みた。
著者
関 淳一 藤井 暁 大橋 誠 佐藤 利彦 山本 雅規 和田 正久
出版者
一般社団法人 日本糖尿病学会
雑誌
糖尿病 (ISSN:0021437X)
巻号頁・発行日
vol.27, no.4, pp.541-548, 1984-04-30 (Released:2011-08-10)
参考文献数
20

糖尿病患者にみられるMonckeberg型石灰化 (M型石灰化) の成因並びにその臨床的意義につき研究するために, 糖尿病患者におけるM型石灰化の頻度を性・年齢分布を一致させた非糖尿病対照例と比較するとともに糖尿病の各種臨床像との関連性について検討した.また, 一部の例については椀骨骨塩含量 (RMC) との関係についても検討を加えた.対象は糖尿病患者92例, 非糖尿病者48例の計140例であり, Xeroradiographyを用い下肢動脈石灰化の有無を判定し, その石灰化像よりM型石灰化とPatchy型石灰化 (P型石灰化) とに分類した, 成績は次のごとくである.1) 糖尿病例, 非糖尿病例のM型石灰化の頻度は22.8%2.1%であり, 糖尿病例で有意に高率であった (P<0.01).また, 女性に比し男性に高率でその比はほぼ1.7: 1であった.一方, P型石灰化は糖尿病例15.2%, 非糖尿病例6.2%で両者間に有意差なく性差も認めなかった.2) M型石灰化は年齢との間には一定の関係はなく, 糖尿病の罹病期間が長期に及ぶにしたがい高率となる傾向がみられた.これに対しP型石灰化は加齢とともに頻度は増加し, 糖尿病の罹病期間との関係は明らかてなかった.3) M型石灰化例には, 検査前1年間の空腹時血糖値の平均値が250mg/dl以上の箸しいコントロール不良例が高率にみられた (P<0.05).4) M型石灰化例ては, P型石灰化例, 非石灰化例に比し増殖性網膜症合併例が有意に高率であった (P<0.05).神経病変との間には一定の関係はなかった.5) 間欠性跛行, 壊疽合併率はM型, P型両石灰化例でほぼ同率にみられ, 両者とも非石灰化例に比し有意に高率であった.6) IDDM例では, 非石灰化例に比しM型石灰化例でRMCは有意に減少していた.NIDDM例ではそのような傾向は認められなかった.
著者
千葉 則茂 海野 啓明 和田 誓一 村岡 一信 CHIBA Norishige KAINO Keimei WADA Seiichi MURAOKA Kazunobu
出版者
電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会論文誌 D-2 情報・システム (ISSN:09151923)
巻号頁・発行日
vol.73, no.10, pp.p1742-1750, 1990-10
被引用文献数
8

泥のようなものを乾かしてできるひび割れは,粘着性の度合により乾いた地表面のひび割れからガラスのそれをも含むいろいろな形状を示す.もし,このようなひび割れ形状を生成できるような行動モデルが開発できれば理論的にもCGへの応用上も興味深い.本論文では,まずこれらの粘着性の違うひび割れ形状の特徴を解析し,ひび割れの行動モデルの構築のためのいくつかの仮定を示す.次に,これに基づいて粘着性の強さをパラメータとするひび割れの行動モデルを提案し,シミュレーション例によりその有効性を示す.更に,ひび割れの形状のコンピュータグラフィックスへの応用例,すなわちひび割れ形状による大理石模様や陶磁器のうわ薬のひび割れの表現例を示す.最後に,ひび割れの行動モデルを任意曲面上で動作できるように拡張するための今後の課題について言及する.
著者
和田 正義 森 俊二
出版者
日本ロボット学会
雑誌
日本ロボット学会誌 (ISSN:02891824)
巻号頁・発行日
vol.15, no.8, pp.1139-1146, 1997-11-15 (Released:2010-08-25)
参考文献数
11
被引用文献数
7 13 5

This paper presents a new type of holonomic and omnidirectional mobile robot. A steered driving wheel for holonomic and omnidirectional robots is proposed which has an offset distance between the steering axle and the wheel axle along a direction of wheel traveling like a caster which can use a conventional tires (a rubber tire or a pneumatic tire) . A kinematics of the wheel mechanism is analyzed and a new control strategy is introduced to avoid a nonholonomic constraints on the wheels. The driving wheel realizes an active ”caster motion”which enables 2DOF motions in the two dimensional plane. The concept of a holonomic robot with the proposed driving wheels is implemented and tested on a two-wheeled vehicle prototype. Experimental results show that the prototype robot realizes smooth holonomic and omnidirectional motions and precise mobility.
著者
笹野 京子 加城 貴美子 高塚 麻由 阿部 正子 西方 真弓 和田 佳子
出版者
新潟県立看護大学
雑誌
新潟県立看護短期大学紀要 (ISSN:13428454)
巻号頁・発行日
vol.10, pp.1-8, 2004
被引用文献数
1

妊婦体験ジャケット着用による妊婦体験学習の教育効果を明らかにすることを目的に,研究に同意の得られた47名の学生に学習前後に調査を行った結果,以下のことが明らかになった。学生が記述した妊婦の身体的変化の項目のうち,体験後にその比率が多くなったのは「後傾姿勢」,「腰痛」,「肩こり」(p<0.01)などに有意差があった。日常生活上の変化の項目では「日常生活行動の困難」,「前傾姿勢が困難」,「座り立ちの動作困難」(p<0.01),「転倒の危険性」(p<0.05)などに有意差があった。また,精神的変化の項目では「日常生活上のストレス」(p<0.01)などに有意差があった。反対に学生の記述が体験後に減少または消失した項目は,「浮腫」,「出産・児に対する不安」(p<0.01)など体験学習では体験できないことであった。また,学生が記述した妊婦への保健指導項目では,体験学習で得た体験に基づき体験後にその保健指導項目の比率が多くなり,反対に体験できない項目については減少または消失していた。以上のことから,学生がその体験学習から学び得る傾向を十分理解した上で,看護教育へ導入していく必要があると結論される。
著者
森田 敏 野並 浩 和田 博史
出版者
独立行政法人農業・食品産業技術総合研究機構
雑誌
基盤研究(A)
巻号頁・発行日
2012-04-01

本研究では,日本型とインド型の多収品種の収量構成要素,乾物生産,光合成を比較解析するとともに,新たに考案した動的なメタボローム解析手法(炭素安定同位体解析とオービトラップ質量分析法とを組み合わせたブドウ糖のアイソトピック比の解析)により,茎の澱粉動態の品種間差を解析した.その結果,インド型品種の北陸193号が出穂後に茎から穂へ炭水化物が速やかに転流するのに対して,日本型品種モミロマンでは,出穂後も茎内の澱粉集積が継続しており,出穂後も茎がシンクとして機能していることが強く示唆された.以上のことから日本型多収品種では,茎での炭水化物の子実への分配遅れが収量制限要因になっている可能性が考えられた.
著者
和田 充夫 徳山 美津恵 菅野 佐織 長尾 雅信
出版者
関西学院大学
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
2006

この研究の目的は当初から地域ブランド構築のためのプランニングとマネジメントモデルを構築することであった。研究は月一回の討論と全国各地における訪問調査であった。宮崎県、愛知県、大分県、長野県、新潟県などにおける訪問調査でも多大な成果をあげた。また、我々は多くの地域に対して地域イメージモデルを作成しインターネット上でイメージ調査を行った。最終的に我々は地域ブランドモデルを開発した。このモデルの特徴は、1)ブランドの定義を元に地域ブランドコンセプトの創り方を開発し、2)ゾーニング概念を導入し、3)コミュニケーション戦略の体系を作成し、4)アクターモデルを導入、最後に5)企業と地域の新たな関係を構築した双方向的な地域ブランドモデルを提案した。これらの成果を踏まえて、我々は2009年6月に「地域ブランドマネジメント」を上梓した。
著者
和田 恭幸 中野 真麻理
出版者
国文学研究資料館
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
1999

本研究の研究対象は、江戸時代に刊行された通俗的な仏教書である。研究の目的は、それらの資料が、いつ頃・誰(版元)が発行したのかを調査することである。通俗仏書は、江戸時代の小説一般、怪異小説の形成に深い関連性を有し、仏教書の研究は、江戸時代の文学研究を進める上で、必要不可欠な研究活動である。上記の目的を達成するために、以下の研究活動を行った。1.多数の仏教書を所蔵する図書館の図書目録から、必要とする資料を抽出して、研究用の目録台帳を作成した。パソコンを使用して、所蔵者・資料名など、さまざまな基準でデータの並べ替えをできるようにした。2.1.で作成した目録台帳に従って、書誌学的な資料調査を行った。3.文献資料の調査において採取したデータカードを、パソコンに入力して、整理を行った。4.調査が進展するにつれて、庶民的な仏教書は、僧侶を対象として発行された専門的な学術書と深く連携することが明らかになり、仏教の学術書の調査も行った。5.こうした活動によって得られたデータを出版年表の形式へ整理を行った。6.ただし、江戸時代の初期の出版物は、学術的に貴重な資料であると判断されたので、個別のデータを丁寧に整理することに心がけた。
著者
和田 幸信
出版者
日本建築学会
雑誌
日本建築学会計画系論文集 (ISSN:13404210)
巻号頁・発行日
vol.70, no.596, pp.131-138, 2005
被引用文献数
1

This paper deals with the systems and the applications of preservation of areas around 500m of historic monuments in France. Since 1943, all construction projects connected with historic monuments are controlled by the Architects of French Buildings (ABF) who attached to each prefecture by the ministry of culture. Though ABFs can decide to authorize a plan, in application of the systems they consult with the applicant of the project and order modifications. If applicants are not contented with a decision by ABF, they can appeal to a regional governor.
著者
牧野 淳一郎 船渡 陽子 中里 直人 和田 桂一 吉田 直紀
出版者
東京工業大学
雑誌
基盤研究(A)
巻号頁・発行日
2009

新しく開発した、衝突系、無衝突系双方に利用できるParticle-Particle Particle Tree法で使うことを考慮した重力多体問題専用計算機GRAPE-8を開発した。プロセッサチップ単体では40Gflops/Wと現在の汎用マイクロプロセッサの30倍以上の電力効率を実現し、システムとしても6Gflops/W程度を実現した。この結果、大規模な天体物理シミュレーションのために必要な電力コストを大きく削減できた。

1 0 0 0 OA 明治唱歌

著者
大和田建樹, 奥好義 編
出版者
中央堂
巻号頁・発行日
vol.第2集, 1892
著者
大屋 勝敬 和田 慎 小林 敏弘
出版者
公益社団法人 計測自動制御学会
雑誌
計測自動制御学会論文集 (ISSN:04534654)
巻号頁・発行日
vol.40, no.4, pp.474-476, 2004-04-30 (Released:2009-03-27)
参考文献数
13
被引用文献数
1

By using velocity estimation a new robust trajectory tracking control scheme is developed in this paper for wheeled mobile robots. The developed controller has the following features; i) The proposed controller has robustness not only for the weight and the moment of inertia but also for radius of wheels and distance from the reference point to both wheels. ii) It is easy by using design parameters to improve tracking performance.

1 0 0 0 OA 農業要録

著者
和田祥重 著
出版者
須原鉄二
巻号頁・発行日
1889