著者
和田 崇雅 高取 祐介 八嶋 弘幸
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. ITS (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.108, no.42, pp.33-37, 2008-05-15
被引用文献数
4

本稿では、インターネット接続機能と2次元コード(QRコード)読み取り機能を持った携帯電話であれば機種を問わず、携帯アプリを導入することなく利用可能な屋内歩行者ナビゲーションシステムを提案している。位置情報を付加したURLを埋め込んだ2次元コードを屋内に配置し、これを利用者が携帯電話で読み取り、埋め込まれたURLへアクセスし目的地を設定することで、ウェブベースでの実画像を用いた直感的な経路案内を実現している。本システムの評価実験を行った結果、多くの利用者が目的地に到着でき、本システムの有効性を確認している。
著者
木目沢 司 和田 健之介 レイ トーマス 下原 勝憲
雑誌
全国大会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.55, pp.439-440, 1997-09-24

デジタル生態系Tierraにおいては仮想生命体(デジタル生物)自身が進化することによって環境が変化し, その変化した環境に適応できた個体がより多く子孫を残す。Tierraにおいて進化するプログラムの具体的な機能は自己複製に関するもののみであり, それ以外の機能の創発は見い出されていない。本研究では自己複製以外に仮想的なモデル世界での適応機能を持ったシステムを検討する。仮想3次元空間で形状が成長・進化する生物(樹木)をつくり, 形態形成を記述した遺伝コードの進化の可能性を検討した。すなわち, Tierraにおけるエネルギー資源のアナロジーの代りに仮想的な日光を, 物質・空間資源のアナロジーの代りに樹木を成長させるためのフィールド(土地)を与え, これらの資源をめぐってより環境に適応した樹形を生成する個体がより多く生き残るシステムを作成した。以下では, 本研究で使用したシステムを説明し計算結果を示す。
著者
和田 多七郎
出版者
法政大学
雑誌
日本文學誌要 (ISSN:02877872)
巻号頁・発行日
vol.56, pp.100-103, 1997-07-12

1 0 0 0 OA 栄華物語詳解

著者
和田英松, 佐藤球 共著
出版者
明治書院
巻号頁・発行日
vol.首の上, 1907
著者
羽鳥 光俊 永田 宇征 和田 正裕 奥田 治雄
出版者
一般社団法人映像情報メディア学会
雑誌
映像情報メディア学会誌 : 映像情報メディア (ISSN:13426907)
巻号頁・発行日
vol.62, no.12, pp.1905-1908, 2008-12-01
被引用文献数
1

緒方研二氏は,新聞記者から政治家になった父竹虎氏のもと1917年(大正6年)に生まれた.数学が好きだったことから大学は通信・弱電分野で成果を挙げていた東北帝国大学に進んだ.在学中に委託生として海軍に入り,卒業後技術士官として海軍横須賀工廠を経て技術研究所に所属した.海軍と陸軍の対立や現実離れした研究開発方針に疑問を持ちつつ,わずかの期間に次々と新しい仕事に挑戦し,レーダの開発と実用化,戦地でのレーダの取り付けなどの仕事を任された.そうした中,過酷で悲惨な戦争を体験したことは,その後の研究生活に大きな影響を与えた.戦後は,逓信省電気試験所,電電公社において,マイクロウェーブやケーブル伝送の研究開発などで,リーダーシップを発揮して研究開発本部長まで務め,その後,日本電気の副社長などを務めた.戦時中の苦労に比して,その後の人生は幸運に恵まれ,やりたいことをし終えた.
著者
市川 正人 大久保 史郎 倉田 原志 倉田 玲 北村 和生 渡辺 千原 和田 真一 吉村 良一 松宮 孝明 山田 希 毛利 透 木下 智史 渡辺 康行 田村 陽子 須藤 陽子 斎藤 浩 森下 弘 佐上 善和 渕野 貴生 村田 敏一 多田 一路 水野 武夫
出版者
立命館大学
雑誌
基盤研究(B)
巻号頁・発行日
2011-04-01

最近の最高裁判決を分析した結果、法分野ごとに最高裁の役割が異なり、また、最高裁の人的構成の影響が異なることが、明らかになった。最高裁裁判官の選任のありようについて、下級裁判所裁判官人事(「司法官僚」の形成)と関連させながら検討する必要性が明らかになったため、最高裁裁判官データベースの作成を進めた。アメリカ、カナダ、ドイツ、韓国、フランス、オーストラリア、イギリスに対する実地調査を行った結果、日本の最高裁・司法制度の特質と、他方、現代国家の司法・裁判所の共通点が明らかになった。以上を踏まえ、最高裁について人的、制度的な改革案をまとめた。
著者
島 研介 酒井 哲弥 和田 朗 山内 良三
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. OPE, 光エレクトロニクス
巻号頁・発行日
vol.98, no.472, pp.13-18, 1998-12-15
被引用文献数
22

長周期ファイバグレーティングにおいて, グレーティング中の任意の位置に任意の位相シフトを導入した位相シフト型長周期ファイバグレーティングの損失波長依存性について理論的に検討を行なった.続いてグレーティング中の一箇所においてグレーティングの間隔を変化させる方法で位相シフト型長周期ファイバグレーティングを試作し, その損失波長依存性について実験的にも確認した.位相シフト型長周期ファイバグレーティングをエルビウムドープファイバ増幅器の利得等化器に応用し, 単一の部品で波長24nmの広帯域において利得平坦度0.2dB以下を実現した.
著者
今村 浩一郎 濱住 啓之 渋谷 一彦 佐々木 誠 大和田 雄之 佐伯 暖 金井 隆夫 福原 黎児 高瀬 徹 川瀬 克行
出版者
一般社団法人映像情報メディア学会
雑誌
映像情報メディア学会技術報告 (ISSN:13426893)
巻号頁・発行日
vol.24, no.43, pp.17-22, 2000-07-27
被引用文献数
15

地上デジタル放送におけるSFNを放送波中継で実現する場合、中継放送所の送受アンテナ間の回り込みによる発振や信号の劣化が大きな問題となる。この回り込み対策として、回路的に回り込みを打ち消す回り込みキャンセラ、ならびに、低サイドローブ特性を有する平面受信アンテナの開発を行っている。本報告では、平成12年3月に近畿地区の地上デジタル放送研究開発用共同利用施設である北淡垂水中継局を用いて行ったSFNでの放送波中継実験の結果について述べる。この実験において、回り込みキャンセラと低サイドローブ受信アンテナを併用することで、回り込み波の受信電力が親局波と同程度の厳しい条件下でも、安定に中継できることを確認した。
著者
原 耕平 河野 茂 門田 淳一 朝野 和典 平潟 洋一 前崎 繁文 中富 昌夫 浅井 貞宏 水兼 隆介 奥野 一裕 福島 喜代康 伊藤 直美 井上 祐一 小池 隆夫 大西 勝憲 大道 光秀 山田 玄 平賀 洋明 渡辺 彰 貫和 敏博 武内 健一 新妻 一直 柳瀬 賢次 友池 仁暢 中村 秀範 加藤 修一 佐田 誠 池田 英樹 板坂 美代子 荒川 正昭 和田 光一 原口 通比古 星野 重幸 五十嵐 謙一 嶋津 芳典 近 幸吉 瀬賀 弘行 関根 理 鈴木 康稔 青木 信樹 滝沢 敬夫 兼村 俊範 竹村 尚志 長尾 光修 濱島 吉男 坂本 芳雄 坂田 憲史 豊田 丈夫 大角 光彦 小林 宏行 河合 伸 酒寄 享 杉浦 宏詩 押谷 浩 島田 馨 佐野 靖之 荒井 康男 北條 貴子 小川 忠平 柴 孝也 吉田 正樹 岡田 和久 佐藤 哲夫 古田島 太 林 泉 宍戸 春美 松本 文夫 桜井 磐 小田切 繁樹 鈴木 周雄 綿貫 祐司 高橋 健一 吉池 保博 山本 俊幸 鈴木 幹三 下方 薫 川端 原 長谷川 好規 齋藤 英彦 酒井 秀造 西脇 敬祐 山本 雅史 小笠原 智彦 岩田 全充 斉藤 博 三木 文雄 成田 亘啓 三笠 桂一 二木 芳人 河端 聡 松島 敏春 副島 林造 澤江 義郎 高木 宏治 大泉 耕太郎 木下 正治 光武 良幸 川原 正士 竹田 圭介 永正 毅 宇都宮 嘉明 秋山 盛登司 真崎 宏則 渡辺 浩 那須 勝 橋本 敦郎 後藤 純 河野 宏 松倉 茂 平谷 一人 松本 亮 斎藤 厚 健山 正男 新里 敬 伊志嶺 朝彦 上地 博之 比嘉 太 仲本 敦 我謝 道弘 中島 光好
雑誌
日本化学療法学会雜誌 = Japanese journal of chemotherapy (ISSN:13407007)
巻号頁・発行日
vol.45, no.11, pp.901-922, 1997-11-25
参考文献数
20
被引用文献数
19
著者
初瀬 龍平 野田 岳人 池尾 靖志 堀 芳枝 戸田 真紀子 市川 ひろみ 宮脇 昇 妹尾 哲志 清水 耕介 柄谷 利恵子 杉浦 功一 松田 哲 豊下 楢彦 杉木 明子 菅 英輝 和田 賢治 森田 豊子 中村 友一 山口 治男 土佐 弘之 佐藤 史郎 上野 友也 岸野 浩一 宮下 豊
出版者
京都女子大学
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
2012-04-01

本研究の目的は、戦後日本における国際関係論の誕生と発展を、内発性・土着性・自立性の視点から、先達の業績の精査を通じて、検証することにあった。研究成果の一部は、すでに内外の学会や公開講座などで報告しているが、その全体は、『日本における国際関係論の先達 -現代へのメッセージ-(仮)』(ナカニシヤ出版、2016年)として集大成、公開する準備を進めている。本書は、国際政治学(国際政治学、政治外交史)、国際関係論(権力政治を超える志向、平和研究、内発的発展論、地域研究)、新しい挑戦(地域研究の萌芽、新たな課題)に分けた先達の業績の個別検証と、全体を見通す座談会とで構成されている。
著者
佐伯 英明 三浦 邦夫 五十嵐 信寛 小川 弘良 清水 世紀 和田 郁生 鈴木 隆志 原田 忠 森田 隆 加藤 哲郎
出版者
社団法人日本泌尿器科学会
雑誌
日本泌尿器科學會雜誌 (ISSN:00215287)
巻号頁・発行日
vol.73, no.8, pp.1058-1062, 1982-08-20

症例は妊娠第15週の36歳の女子で,肉眼的血尿を主訴として当科を受診した。膀胱鏡を施行したところ,膀胱左側壁に巨大な腫瘤を認めたので生検を行ない,移行上皮癌と判明した。患者は既に3子を有しているので,人工流産を施行し,泌尿器科的精査および治療を進めていつた。膀胱造影では左側半分を占める巨大た陰影欠損を認め,骨盤部動脈造影で腫瘍血管に富む腫瘍を認めた。術前に,マイクロカプセル化されたマイトマイシンCを合計40mg使用して2度にわたつて腫瘍支配動脈の化学塞栓を行ない,化学塞栓後の膀胱造影で腫瘍が中等度縮小した時点で膀胱全摘除術および回腸導管造設術を施行した。肉眼的には大小2個の腫瘍が認められ,組織学的にはgrade I, stage Aの移行上皮癌であつた。術後5ヵ月という短い経過ではあるが,転移や再発の徴候はない。妊娠に悪性腫瘍が合併することは稀れであり,殊に尿路悪性腫瘍が合併することは極めて少ない。妊娠に合併した膀胱癌の症例は欧米の文献に7例を認めるが,本邦では最初の報告ではないかと思われた。血尿が認められれば妊娠の有無にかかわらず即時にしかも適切な検索が行なわれなけれぼならないことを強調し,かつ,妊娠中の膀胱癌の治療法および妊娠と悪性腫瘍との関係について若干の考察を加えた。
著者
岡村 俊亮 椋本 介士 和田 忠浩
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. USN, ユビキタス・センサネットワーク (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.112, no.242, pp.119-124, 2012-10-10

船舶衝突警報システムは,船舶が,岸壁或いは他の船舶に異常接近した際に警報を発し,操舵者に衝突回避を促すシステムである.本稿では,WSN(Wireless Sensor Network)端末のRSSI(Received Signal Strength Indicator)測定機能を利用した小型船向けの安価な衝突警報システムを提案する.また,動的に変化する対象物との距離を,RSSI系列から漸近的に推定するためのアルゴリズムを提案する.このアルゴリズムを用いた衝突警報システムの性能は,水上実験結果から得られた電波伝搬モデルに基づくシミュレーションにより評価される.
著者
山本 節夫 和田 宏文 栗巣 普揮 松浦 満 下里 義博
出版者
公益社団法人日本磁気学会
雑誌
日本応用磁気学会誌 (ISSN:18804004)
巻号頁・発行日
vol.27, no.4, pp.363-366, 2003-04-01
被引用文献数
2 5

A novel sputtering method using an electron-cyclotron-resonance (ECR) microwave plasma was used to perform reactive sputter-deposition of Ni-Zn ferrite thin films. Ni-Zn spinel ferrite thin films with preferential orientation of (400) and relatively low coercivity of 15 Oe were obtained at a high deposition rate of 14 nm/min. and at temperatures lower than 200 ℃. To achieve this high deposition rate, the configuration of the ECR sputtering apparatus and processing parameters such as the microwave input power, target voltage, and oxygen partial pressure were carefully optimized. Reactive ECR sputtering is one of the most suitable methods for preparation of ferrite thin films applicable to magnetic devices such as MMICs, isolators and circulators.
著者
和田 信 明智 龍男 柳原 一広 大西 秀樹
出版者
埼玉医科大学
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
2007

外来にてがん化学療法を受ける患者の必要としている支援(ニード)を把握するため、質問票を用いた調査を行った。SCNS-SF34(ニード評価尺度)、EORTC QLQ-C30(QOL 評価尺度)、HADS(不安抑うつ評価尺度)の各日本語版を含む質問票に対し、埼玉医科大学国際医療センター通院治療センターで222 名、名古屋市立大学外来化学療法室で216 名の患者から、有効な回答を得た。