著者
安藤 真太朗 白石 靖幸 長谷川 兼一 坂口 淳 三田村 輝章 鍵 直樹 篠原 直秀
出版者
公益社団法人 空気調和・衛生工学会
雑誌
空気調和・衛生工学会大会 学術講演論文集
巻号頁・発行日
vol.2016, pp.213-216, 2016

<p>本研究では、結露とカビ発生に関する各指標がアレルギー性疾患に及ぼす影響を明らかにすること及び、自宅の周辺環境による影響を考慮するために、マルチレベル分析等の多変量解析を実施した。結果として、カビが複数箇所で発生している住居に住む児童ほどアレルギー性疾患を有する可能性が高く、また、地域性を考慮しても個人レベルでは「カビの発生」が、都道府県レベルでは「交通量」や「工場」等の周辺環境がアレルギー疾患に影響を与えていることが示された。</p>
著者
安藤真吾 著
出版者
誠進堂書店
巻号頁・発行日
1925
著者
神田 知子 安藤 真美 五島 淑子 櫻井 菜穂子 花井 玲子
出版者
日本調理科学会
雑誌
日本調理科学会誌 (ISSN:13411535)
巻号頁・発行日
vol.37, no.4, pp.390-400, 2004
参考文献数
20
被引用文献数
2

山口県の豆類といも類を用いた料理に関するアンケート調査および聞き取り調査を行い,山間部(阿東町)と海岸部(山陽町)における地域性を検討したところ,以下の知見が得られた. 1)阿東町は豆類やいも類の自家栽培が多く,平均6.4種類の作物を栽培していた. またきな粉,豆腐,こんにゃくなどの食品を手づくりしている世帯も多かった. 一方,山陽町では,平均2.8種類の作物が栽培されていた. 2)阿東町では,自家栽培の多い食材を用いた料理が多く,工夫して食されていることが明らかとなった. 一方,山陽町では出現した料理の種類が多く,とくにじゃがいもと木綿豆腐の料理が多かった. 3)行事に関連する料理は阿東町の方が多く,葬式の料理を地域で作るという風習も残されていた. 4)豆類を用いた郷土料理である「けんちょう」と「いとこ煮」について検討した結果,材料や作り方に両地域で違いが見られた. 本研究を行うにあたり,アンケート調査にご協力いただきました阿東町消費者連絡協議会と山陽消費者の会の皆様に深謝いたします. なお本研究は日本調理科学会特別研究「調理文化の地域性と調理科学」の一環として行った. また平成13年度日本調理科学会大会において発表した.
著者
杉本 勝俊 森安 史典 安藤 真弓 佐野 隆友 宮田 祐樹 平良 淳一 小林 功幸 今井 康晴 中村 郁夫
出版者
一般社団法人 日本肝臓学会
雑誌
肝臓 (ISSN:04514203)
巻号頁・発行日
vol.55, no.5, pp.290-292, 2014-05-20 (Released:2014-05-30)
参考文献数
3
被引用文献数
1 1

We report a woman in her late 60s with hepatocellular carcinoma in whom the tumor was successfully treated by irreversible electroporation (IRE). Vascular-phase contrast-enhanced US (CEUS) with Sonazoid and dynamic CT at 1 day after treatment showed no tumor enhancement, but the safety margin of ablation appeared to be insufficient. On the other hand, in Kupffer-phase CEUS, the ablation zone showed a clear contrast defect with a sufficient ablation margin, indicating cell death of hepatocytes, cancer cells, and Kupffer cells in this area following IRE treatment. Very similar findings were observed in hepatobiliary-phase Gd-EOB-DTPA-enhanced MRI at 7 days after treatment. These results suggest that both Kupffer-phase CEUS and hepatobiliary-phase Gd-EOB-DTPA-enhanced MRI may be useful for assessing the ablation zone in patients who have undergone IRE.
著者
安藤 真樹 松田 規宏 斎藤 公明
出版者
一般社団法人 日本原子力学会
雑誌
日本原子力学会和文論文誌 (ISSN:13472879)
巻号頁・発行日
pp.J16.023, (Released:2017-02-28)
参考文献数
29
被引用文献数
21

In order to determine the contribution of radioactive cesium due to the Fukushima Daiichi nuclear power plant accident to the ambient dose equivalent rates measured by car-borne surveys, natural background radiation was evaluated for eastern Japan as municipality-averaged values. The window count method for the distinction between natural and artificial radioactive nuclides was applied to car-borne surveys using KURAMA–II. The distribution of the evaluated natural background radiation reflected geological features, and it was found that the radiation measured along paved roads reflected the distribution of terrestrial gamma rays. The contribution of the radioactive cesium as of 2014 for the municipalities designated as the Intensive Contamination Survey Area was beyond the uncertainty of the natural background radiation. That for the other municipalities, however, was found to be almost negligible.
著者
安藤 真也 竹内 義則 松本 哲也 工藤 博章 大西 昇
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. EA, 応用音響 (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.101, no.709, pp.1-8, 2002-03-07
被引用文献数
5

この論文では,聴覚障害者のために環境音の中から警告音を識別し使用者に伝えるシステムについて述べる.音源識別処理の概要は次のようである.まず入力音に対し短時間FFTを行うことにより周波数情報に変換し,それを固有空間へ投影することにより特徴抽出を行う.そして,特徴抽出された入力音のオンセットからオフセットまでのデータ,それが3秒以上の時はオンセットから3秒間のデータに対し,隠れマルコフモデルを用いることにより入力音の識別を行い,識別結果を画面出力することにより使用者に伝える.以上の識別処理を計算機に実装し,6種類の警告音(サイレン,非常ベル,警笛,踏切,クラクション,救急車)を識別対象音源として実験を行ったところ,一10dBの雑音環境においても94%の識別率を得ることができた.
著者
安藤 真次郎 野村 竜仁 岡本 信照 立岩 礼子
出版者
龍谷大学
雑誌
挑戦的萌芽研究
巻号頁・発行日
2012-04-01

本研究は、ルネサンス思想という観点から、一般にいう「スペイン黄金世紀」という時代の文化事象を捉え直すことにより、15・16世紀のスペインの独自性を明らかにするとともに、当時のスペインが直面していた問題をヨーロッパおよび新大陸との関係性において考察することで、ヨーロッパ思想史とラテンアメリカ思想史におけるスペイン・ルネサンス思想の位置づけを再検証している。
著者
加藤 修三 荘司 洋三 原田 博司 安藤 真 池田 秀人 大石 泰之 川崎 研一 高橋 和晃 豊田 一彦 中瀬 博之 丸橋 建一
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. RCS, 無線通信システム (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.106, no.555, pp.175-178, 2007-02-28
参考文献数
8
被引用文献数
5

本予稿は現在IEEE802.15.3cで標準化が進んでいるミリ波通信システム(WPAN,最低2Gbps及びオプションとして3Gbps以上の伝送)の開発・標準化状況を述べる.標準化のサブコミッティはシステム要求条件,選択条件,使用モデル,伝播路モデルの最終版を本年1月でおこなわれたロンドン会議でまとめ,コール・フォー・プロポーザ/レ(CFP)及びコール・フォー・インテンション(CFI)を発出した.前者は5月7日,後者は3月1日が締め切りである.現在,PHYシミュレーションに選定された使用モデルはビデオ伝送とキオスク型ファイル転送の2つであり,ともにポイント-ポイント通信である.現在までに議論されているエアーインタフェースはシングル・キャリア及びOFDM方式であり,その選定は7月から始まる予定.
著者
三枝 太 安藤 真 森島 繁生
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会総合大会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.1996, 1996-03-11
被引用文献数
2

ヒューマン・インタフェース、知的画像符号化などの分野での表情合成技術においては、人物頭部画像のリアルな合成が必要不可欠なものとなっている。筆者らは、頭髪を「空間曲線」によって近似し、近似的なアンチエイリアシングや予測を用いた効率的なレンダリングを取り入れることで、より高速で質の高い画像の生成に成功した。頭髪の生成には、予め与えられた人物頭部の3次元モデル表面に自動的に生成する方法を提案した。しかし、この手法では髪型をインタラクティブにデザインできないという問題点が残されていた。そこで髪型をインタラクティブに編集するインタフェースの実現により、より自然な頭髪画像の生成に成功したので報告する。
著者
平野 拓一 岡田 健一 広川 二郎 安藤 真
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. EST, エレクトロニクスシミュレーション (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.111, no.224, pp.15-20, 2011-09-29

チップ上に作成したアナログRF回路のオンウェーハ測定ではプローブをパッドに当てて励振する。このような構造の電磁界シミュレーションを行うためには、パッド部を含めた電磁界モデリングが必要となる。著者らは過去に対称性を有する被測定回路のパッド部の電磁界シミュレーション励振モデルについて検討を行い、実測との良好な一致を確認した。本稿では被測定回路が対極性を有しない一般の場合に拡張して、パッド部を含めたアナログRF回路の電磁界シミュレーション励振モデルについて検討した結果を報告する。
著者
安藤 真美
出版者
大阪樟蔭女子大学
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
2008

数種の果実類について氷温貯蔵を実施し,その品質の貯蔵中の変化について検討した。その結果,特定の果実において官能評価の向上,特に甘味の改善効果が認められた。一般的な糖類においては量的な変化が認められないことから,甘味を強調するための相乗効果を有する物質の増加が推察された。
著者
的場 輝佳 北尾 悟 安藤 真美 高村 仁知
出版者
関西福祉科学大学
雑誌
基盤研究(B)
巻号頁・発行日
2011-04-01

環境に優しい食生活を実現するため、機能性および嗜好性を維持できる、正しい「エコロジー調理」を提言することを目的として研究を遂行した。水系において、加熱調理が機能性および嗜好性に与える影響について検討するため、物性を同じ状態にした調理品を試作し、調理法の違いによるCO2排出量を算出するとともに、調理操作の違いによる機能性の差異を解析した。電子レンジを用いた場合、ガスコンロを用いた場合よりもCO2排出量が少なくなる傾向が見られ、さらに蒸らし操作を加えるとより効果的であることが認められた。調味料を加えた調理では、食塩や醤油を加えた調理で、電子レンジの使用がCO2排出量を増大させる傾向にあった。
著者
平野 拓一 杉山 哲也 広川 二郎 安藤 真 永堀 仁 齋藤 和男 谷口 徹 小山 佳也 黒澤 泉
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. A・P, アンテナ・伝播 (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.109, no.117, pp.101-105, 2009-07-01

準ミリ波およびミリ波固定無線アクセス(FWA)の伝搬特性、PHSとの異種ネットワーク接続性などを調べるために、東京工業大学大岡山キャンパス内にモデルネットワークを構築した。キャンパス内の7つの建物の屋上に25GHz帯無線機を用いたFWA基地局を設置し、それらを結ぶ最長1km、最短80mの10回線の準ミリ波ネットワークを構築した。基地局の基幹回線応用を想定して、それら7つの建物のうち3つの建物にPHSの基地局を設置た。本報告では構築した準ミリ波モデルネットワークを用いて25GHz帯の伝搬特性を調べた。5秒毎に降雨強度、受信強度、ビット誤り率(BER)を記録している。記録したデータを処理して、25GHzにおける降雨減衰、レドーム表面に付着した雨滴による減衰、垂直(V)偏波と水平(H)偏波の降雨減衰係数の違い、月毎の降雨強度の累積時間率分布を調べた。降雨減衰は理論値と良い一致を示した。
著者
安藤 真一 土井 伸一 村木 一至
雑誌
全国大会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.47, pp.83-84, 1993-09-27
被引用文献数
2

近年、大量の電子化テキストが利用できるようになり、これらから有用な情報を得るための支援技術として要約や情報抽出が研究されている。要約技術には頻出するキーワード、文末表現、接続表現などを利用する手法がある。通常要約すべき主題はユーザの視点によって異なり、ユーザがこれを選べることが必要である。しかし、現在の要約技術では固定した視点からの情報しか提示することができない。一方、情報抽出技術は取り出すべき情報を予め詳細に定義し、これを正確に取り出す技術である。ここでは文章内容に対する視点を明確に定めているため、限られた空間内で情報を扱うことができる。このため情報抽出技術は一般的な意味解析やモデル化を必要とする要約技術に比べて実現性が高い。さらに、抽出すべき情報の種類を複数用意することにより、複数の明確な視点を提供できる要約技術として考えることができる。以上の観点から、我々は要約の基礎技術として、ある1つの視点からの情報を新聞記事から抽出する情報抽出システムVENIEXを試作した。本システムは抽出すべき分野に依存した語彙(以後、キーワードと呼ぶ)の知識を構文構造に応じて組み合わせることによって情報を抽出している。
著者
安藤 真好 和田 仁
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. EA, 応用音響 (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.102, no.397, pp.31-34, 2002-10-17

内耳蝸牛基底板上に存在するコルチ器は,空気の疎密波である機械振動を電気信号に変換する働きを有している.この音受容のメカニズムを解明するには,コルチ器の振動挙動を明らかにする必要がある.しかし,コルチ器は蝸牛内に存在するため,生理的な状態で直接観測する事が困難である.そのため,その振動挙動は未だ明らかとなってはいない.そこで本研究では,コルチ器の複雑な構造を再現し,また,その周囲に存在するリンパ液も考慮したFEMモデルを構築した.本モデルを用い,まずコルチ器への入力である周囲のリンパ液の圧力を決定し,次にコルチ器の振動挙動を解析した.その結果,コルチ器は内柱細胞の基部を中心とした回転運動をすることが示唆された.