著者
小林 智之 及川 昌典
出版者
公益社団法人 日本心理学会
雑誌
心理学研究 (ISSN:00215236)
巻号頁・発行日
pp.88.16337, (Released:2018-01-15)
参考文献数
24

It has been widely documented that egalitarianism motivates people to avoid stereotype use, which in turn facilitates intergroup interactions. However, in addition to perceptions of how the outgroup is perceived by the ingroup (stereotypes), perceptions of how the ingroup is perceived by the outgroup (meta-stereotypes) may also play an important role in intergroup interactions. We hypothesized that when negative meta-stereotypes are perceived, egalitarianism may increase vigilance toward stereotype use by the outgroup, thus exacerbating feelings of anxiety in intergroup interactions. Japanese participants were asked to report how they felt during an intergroup interaction with a Korean confederate, after being exposed to an article documenting positive or negative views Koreans might have of Japanese. The results were consistent with the notion that when negative meta-stereotypes are perceived, participants with high (versus low) egalitarianism experienced more anxiety in the intergroup interaction.

4 0 0 0 OA 東京名所

著者
井上安治, 小林清親 画
出版者
福田熊二良
巻号頁・発行日
vol.[1], 1877
著者
小林 強
出版者
大東文化大学
雑誌
人文科学 (ISSN:18830250)
巻号頁・発行日
vol.12, pp.21-101, 2007-03

4 0 0 0 OA 桜島火山

著者
小林 哲夫 佐々木 寿
出版者
一般社団法人 日本地質学会
雑誌
地質学雑誌 (ISSN:00167630)
巻号頁・発行日
vol.120, no.Supplement, pp.S63-S78, 2014-08-31 (Released:2014-12-26)
参考文献数
57
被引用文献数
3

桜島火山は鹿児島湾最奥部を占める姶良カルデラの後カルデラ火山であり,その誕生は26,000年前である.歴史時代にも多くの噴火を繰り返したが,ちょうど100年前の大正噴火(1914年)で流出した溶岩で瀬戸海峡が埋め立てられ,大隅半島と陸続きとなったのは有名である.その後も山頂~山頂付近に生じた火口で活発な噴火活動を続けており,日本を代表する活火山である.本コースでは,桜島火山の歴史時代の噴出物や最新の火山地形を観察する.特に大正噴火の西側火口から噴出した火砕物質と溶岩流の産状を詳しく観察し,噴火の推移を考える.
著者
小林 哲 村山 一茂 太田 悠葵 川崎 ナナ 豊島 聰 石井 明子
出版者
一般社団法人 日本薬剤疫学会
雑誌
薬剤疫学 (ISSN:13420445)
巻号頁・発行日
vol.21, no.2, pp.63-76, 2017-03-31 (Released:2017-05-25)
参考文献数
23
被引用文献数
2

日本で承認されている免疫調節作用を有する抗体医薬品 12 品目について,報告数の多い有害事象の基本語 (Preferred Term;PT)を特定するため,2015 年時点で医薬品医療機器総合機構が公開していた医薬品副作用データベースに集積されていた症例を解析した.その結果,報告数の多い PT として,肺炎,間質性肺疾患,ニューモシスチス・イロベチイ肺炎 (Pneumocystis jiroveci pneumonia;ニューモシスチス肺炎),蜂巣炎,敗血症,および帯状疱疹等を特定した.これらの PT について,特に日本で 5 種類の製品が承認されている抗 TNF 薬 (infliximab,adalimumab,golimumab,certolizumab pegol およびetanercept) をはじめとした関節リウマチ治療薬に着目し,医薬品ごとに各 PT の発現頻度と初回発現時期を解析・比較した.ここでは,シグナル検出指標の報告オッズ比 (reporting odds ratio;ROR) を発現頻度の指標として用いた.また,初回発現時期の対照薬としては,抗 TNF 薬とは標的が異なる関節リウマチ治療薬で,症例の報告数も比較的多い抗インターロイキン-6 受容体抗体の tocilizumab を選択した.その結果,肺炎と間質性肺疾患,および敗血症については,ROR と初回発現時期の解析からは特定の関節リウマチ治療薬との関連を示唆する結果は得られなかった.一方,ニューモシスチス肺炎については,特に infliximab で高い ROR が得られた.Infliximab ではニューモシスチス肺炎の初回発現時期も他の医薬品より早い傾向にあり (0.19 yr),tocilizumab (0.32 yr)を対照として Mann-Whitney 検定を行うと,有意水準 1%で有意差が認められた.Infliximab はニューモシスチス肺炎の ROR が高いだけでなく,初回発現時期も特徴的であることから,ニューモシスチス肺炎との間に他よりも強い関連が示唆された.同様なことが,蜂巣炎とtocilizumab,帯状疱疹と certolizumab pegol についても観察され,感染症に関する一部のPT は,特定のバイオ医薬品に強く関連する可能性が示唆された.肺疾患や皮膚疾患を持つ患者等については,抗 TNF 薬を使用する際に,これらの感染症が生じやすい可能性に配慮する必要があると考えられた.
著者
藤田 早苗 平 博順 小林 哲生 田中 貴秋
出版者
一般社団法人 言語処理学会
雑誌
自然言語処理 (ISSN:13407619)
巻号頁・発行日
vol.21, no.3, pp.515-539, 2014-06-16 (Released:2014-09-16)
参考文献数
21
被引用文献数
3

これまで,主に新聞などのテキストを対象とした解析では,形態素解析器を始めとして高い解析精度が達成されている.しかし分野の異なるテキストに対しては,既存の解析モデルで,必ずしも高い解析精度を得られるわけではない.そこで本稿では,既存の言語資源を対象分野の特徴にあわせて自動的に変換する手法を提案する.本稿では,絵本を解析対象とし,既存の言語資源を絵本の特徴にあわせて自動的に変換し,学習に用いることで相当な精度向上が可能であることを示す.学習には既存の形態素解析器の学習機能を用いる.さらに,絵本自体にアノテーションしたデータを学習に用いる実験を行い,提案手法で得られる効果は,絵本自体への約 11,000 行,90,000 形態素のアノテーションと同程度であることを示す.また,同じ絵本の一部を学習データに追加する場合と,それ以外の場合について,学習曲線や誤り内容の変化を調査し,効果的なアノテーション方法を示す.考察では,絵本の対象年齢と解析精度の関係や,解析精度が向上しにくい語の分析を行い,更なる改良案を示す.また,絵本以外への適用可能性についても考察する.
著者
小林 泰名 栗田 とも子
出版者
日本医学図書館協会
雑誌
医学図書館 (ISSN:04452429)
巻号頁・発行日
vol.63, no.1, pp.79-84, 2016-03

The Hokkaido University Library has been attempting to create and provide digital data to users with print disabilities since fiscal 2014. The procedures, system, cost estimates, and future tasks of this digitizing service were identified by this study, and results obtained over the past year are reported here. The university must provide information support to students with print disabilities and must respond to requests for the digitization of documents necessary for learning as much as possible. Libraries must exchange information with other libraries to solve future tasks and to improve this digitization service. Further improvement will require the following 3 points: 1. University library staff members must understand the guidelines, 2. Information must be exchanged with other libraries that provide digitization services, and 3. Digital data for people with print disabilities must be shared among libraries.
著者
小林 三世治
出版者
日本保険医学会
雑誌
日本保険医学会誌 (ISSN:0301262X)
巻号頁・発行日
vol.102, no.3, pp.237-244, 2004-09-17

保険契約者(被保険者)である訴外人が,高度障害を負っていないにもかかわらず負ったとして,被告(医師)が作成した内容虚偽の障害診断書を原告(保険会社)宛に提出し,高度障害保険金を請求し,同保険金を詐取した。この診断書を作成・交付した被告が,訴外人が高度障害を負っていないことを認識しながら,原告宛の虚偽の内容の障害診断書を作成・交付したことは,保険金詐取の幇助に当たるとして,保険金相当額につき損害賠償責任を認めた。