著者
山本 貴恵
出版者
研究と資料の会
雑誌
研究と資料 (ISSN:03898121)
巻号頁・発行日
vol.70, pp.91-114, 2013

正誤表(1p)あり
著者
山本 貴恵
出版者
研究と資料の会
雑誌
研究と資料 (ISSN:03898121)
巻号頁・発行日
vol.69, pp.39-42, 2013

正誤表(1p)あり
著者
竹谷 純一 宇野 真由美 山本 貴 中澤 康浩
出版者
大阪大学
雑誌
基盤研究(A)
巻号頁・発行日
2010

本研究では、溶液を塗布する簡便かつ低コストの製造プロセスによって、アモルファスシリコンの 5-10 倍もの性能を実現する画期的な次世代エレクトロニクス材料である有機単結晶界面において、その機能の源である界面の微視的電子状態を、精密な電子伝導特性や精密分光測定などの高度な計測手法によって徹底解明することと、その結果によってデバイスの更なる高性能・高機能化を実現することを計画した。その結果、新しい有機半導体材料をした上で、溶液からの結晶化により 16 cm2/Vs もの移動度を実現するとともに、移動度と密接にかかわる電荷のコヒーレンスが、分子揺らぎと相関する効果を見出し、分光法の結果ともコンシステントな統一的理解を得た。また、圧力効果の実験手法を確立し、分子構造の連続的な変化に対応した、二次元電子伝導の異常な圧力効果を検出した。
著者
平井 聖子 山本 貴和子 樺島 重憲 福家 辰樹 庄司 健介 小澤 克典 左合 治彦 大矢 幸弘
出版者
一般社団法人 日本アレルギー学会
雑誌
アレルギー (ISSN:00214884)
巻号頁・発行日
vol.72, no.10, pp.1223-1229, 2023 (Released:2023-12-13)
参考文献数
25

【背景】抗菌薬アレルギー(Antimicrobial allergy:AA)の申告の多くは,真のアレルギーでないといわれている.近年,妊婦においても,AA評価は安全に実施できるという報告が増えている.【目的】AA疑いの妊婦に対する分娩前のAA評価の有用性について,検討することを目的とした.【方法】対象は,AAを申告しアレルギーセンターに紹介された妊婦とした.問診・皮膚テストを行い,分娩時に使用できる薬剤を選定した.【結果】合計25症例(のべ24妊婦)が対象となり,最多の被疑薬はセフェム系で13例(52.0%),次いでペニシリン系で9例(36.0%)であった.問診のみでAAを否定された妊婦は5例で,即時型10例,非即時型6例,不明4例であった.分娩時に抗菌薬が必要と判断された21名全員が当センターが定める第一選択薬(βラクタム系)を使用し,手術部位感染を認めなかった.抗菌薬使用によるアレルギー反応は,認めなかった.【結論】AAを申告した妊婦に対して,分娩前にAA評価を行い,分娩時に安全に第一選択抗菌薬を使用できた.
著者
濱口 冴香 山本 貴和子 佐藤 未織 大海 なつき 隈元 麻里子 小川 えりか 野村 伊知郎 山本 康仁
出版者
一般社団法人日本小児アレルギー学会
雑誌
日本小児アレルギー学会誌 (ISSN:09142649)
巻号頁・発行日
vol.37, no.2, pp.132-137, 2023-06-20 (Released:2023-06-20)
参考文献数
13

急性食物蛋白誘発胃腸炎(acute FPIES)の経口食物負荷試験(OFC)における,OFC施行時期,過去の症状の重症度や負荷量と,OFCでの誘発症状の重症度の関係については明らかでない.今回,生後1か月まで混合栄養で症状がなかったが,生後3か月時の普通ミルク再導入により軽症のacute FPIESを疑う症状を呈し,確定診断のために国際コンセンサスガイドラインに準拠した通常負荷量でOFCを施行したところ,意識障害やアシドーシスを伴う重症な症状を呈したacute FPIESの乳児例を経験したため報告する.乳児期,また最終エピソードからOFCまでの期間が短い場合は,ガイドラインに準拠した負荷量でも重症の誘発症状を生じる可能性があり,負荷量設定,緊急時対応の事前準備が,安全なOFC実施に重要である.Acute FPIESに対するOFCの方法はまだ標準化されておらず,今後のエビデンスの蓄積が必要である.
著者
天谷 公彦 角田 貴也 高谷 哲 山本 貴士
出版者
公益社団法人 土木学会
雑誌
土木学会論文集E2(材料・コンクリート構造) (ISSN:21856567)
巻号頁・発行日
vol.78, no.1, pp.72-89, 2022 (Released:2022-03-20)
参考文献数
21

プレキャスト工法の適用範囲の拡大を目的とし,プレテンション部材から延びたPC鋼材を再度緊張し接続部材にプレストレスを導入して一体化を図る「ハイブリッドPC(HPC)構造」の開発を進めている.本研究では,コンクリート強度とPC鋼材のエポキシ樹脂被覆の有無をパラメータとした定着実験と再緊張実験を実施し,プレストレス導入時および再緊張時のPC鋼材の付着機構について考察した.さらに,実験で得られた付着応力-すべり量関係を非線形FEM解析に導入し,PC鋼材の挙動の再現を試みた.検討の結果,プレストレス導入時と再緊張時で,またPC鋼材のエポキシ被覆の有無で付着特性が異なり,HPC構造には高強度のコンクリートが適していることが分かった.さらに,FEM解析にてPC鋼材の付着挙動を一定の精度で再現できた.
著者
粕本 博臣 山本 貴敏 櫨木 聡 金光 秀史 西田 賀計 織田 善子 亀井 裕知 宮地 智弘 玉置 尚康 安井 智彦 下村 幸平 平野 奈穂子 山本 泰嵩 中村 明日美 成山 真一 中西 健
出版者
一般社団法人 日本透析医学会
雑誌
日本透析医学会雑誌 (ISSN:13403451)
巻号頁・発行日
vol.47, no.12, pp.737-742, 2014 (Released:2014-12-22)
参考文献数
14
被引用文献数
4 4

症例は90歳, 女性. 2002年7月から週3回の血液透析中, 高K血症のコントロール不能であったため, ポリスチレンスルホン酸カルシウム (CPS) を服薬中であった. 2012年12月中旬, 腹痛を主訴に救急外来を受診, 腹部CTにて腹腔内遊離ガス像・結腸内に硬便を認めた. 消化管穿孔・汎発性腹膜炎と診断し, 緊急手術となった. 下行結腸に穿孔, 同部に便塊を認め, 横行結腸+下行結腸部分切除術, 人工肛門造設術を施行した. 病理組織標本で穿孔部に一致してcrystalline materialを認め, CPSが結腸穿孔に関与した可能性が示唆された. 術後, 播種性血管内凝固・敗血症に陥り, エンドトキシン吸着等の集学的治療を行うも救命することができず, 第4病日に死亡した. CPSは陽イオン交換樹脂であり, 高K血症の治療に使用されるが, 副作用として便秘が多い. 腸管穿孔の報告も散見され添付文書でも注意勧告がなされている.
著者
吉崎 秀夫 竹内 和男 奥田 近夫 本庶 元 山本 貴嗣 櫻井 則男
出版者
一般財団法人 日本消化器病学会
雑誌
日本消化器病学会雑誌 (ISSN:04466586)
巻号頁・発行日
vol.97, no.3, pp.342-346, 2000-03-05 (Released:2008-02-26)
参考文献数
7
被引用文献数
4

他疾患の経過観察中に肝嚢胞に感染を併発した2症例を経験した.2症例とも腹部超音波では嚢胞内部にスラッジエコーが出現し,単純CTでは内部のdensityの上昇,造影CTでは嚢胞壁の濃染などの所見が認められた,いずれも抗生剤の全身投与に加え嚢胞ドレナージを施行して,炎症は改善した.感染をおこした嚢胞は,6カ月後には縮小あるいは消失していた.
著者
平 智 山本 貴子 丹野 ゆか
出版者
養賢堂
雑誌
農業および園芸 (ISSN:03695247)
巻号頁・発行日
vol.91, no.7, pp.711-717, 2016-07

一般に果実の食味を左右する主な要因は,糖度(糖または可溶性固形物含量)と酸度(有機酸または滴定酸含量)ならびにそれら両者のバランスであるといわれる。そのバランスの指標としてしばしば糖酸比(糖度/酸含量)が用いられる。人間の味覚は,糖が持つ甘味に対しては寛大で,糖含量が高いほど嗜好度は高まるが,酸味に対しては厳しく,ある濃度を限界にしてそれ以上になると嗜好性が急激に低下するといわれている。ただし,どの程度の糖酸比がよいかは果実の種類や品種によって異なる。一方,1個の果実でもその品質は一様ではなく,果肉の部位によってかなり異なることが知られている。例えば,ニホンナシ'二十世紀'の可溶性固形物含量は,果梗部付近の果肉より果頂部付近の方が,また,果心部より果皮に近い部位で高く,赤道部付近の果皮と果心との中間部位の果肉で果実全体の平均値に最も近いといわれる。モモ'白鳳'では,中心部付近より周縁部付近の,果梗部より果頂部側の果肉の可溶性固形物含量が高い傾向が認められる。さらに赤道部の果肉についてみると,縫合線付近で低く,縫合線から離れるにしたがってしだいに高くなるが,縫合線の反対側では再び低くなるという。リンゴ5品種('つがる','スターキング・デリシャス','ジョナゴールド','陸奥'および'ふじ')の可溶性固形物含量は,果心側から果皮側に向けて,'ジョナゴールド'以外の品種ではこうあ部から果頂部に向けて高まること,また,滴定酸含量は果頂部およびこうあ部で高く,赤道部に向けて低下し,最も低くなる部位は果皮側から果心側に向かうにつれて果頂部側からこうあ部側へ移行するという報告もある。しかし,その他の種類の果実や品種についてはあまり明らかではない。本報告は,数種類の果実を対象にして,果肉の部位の違いが品質に及ぼす影響について調査した結果を取りまとめたものである。
著者
森園 哲也 山田 陽滋 山本 貴久 梅谷 陽二
出版者
一般社団法人日本機械学会
雑誌
日本機械学會論文集. C編 (ISSN:03875024)
巻号頁・発行日
vol.69, no.679, pp.705-712, 2003-03-25

There are many tasks in which cumbersome protective suits or large mass of objects to be manipulated obstruct "intuitive" skills such as picking up and grasping. Workers engaged in such tasks are distressed for inefficiency or early fatigue. However, the efficiency or fatigue will be improved if they can perform their intuitive skills even in those tasks by wearing an intelligent machine. Based on this idea, we proposed the concept of the wearable robot "SkilMate". This paper proposes a new type of mechanism named "wearable HEXA" as a prototype shoulder joint of the SkilMate. This mechanism is designed wearable and to give no constraint caused by geometrical factors for a wearer, so that movements of his/her shoulder necessary for the intuitive skills are not impeded and interfered. Detail of the mechanism and its design process are described, and evaluation for an experimental mechanism manufactured along the design process is demonstrated.
著者
王 黎曼 山本 貴嗣 久山 泰 高野 喜久雄 本田 由美子 峰下 哲
出版者
特定非営利活動法人 日本バイオレオロジー学会
雑誌
日本バイオレオロジー学会誌 (ISSN:09134778)
巻号頁・発行日
vol.13, no.1, pp.35-41, 1999-03-31 (Released:2012-09-24)
参考文献数
11

Aim: It is recently stressed that physiological state of blood viscosity plays some important role in the patho-etiology of some cardiovascular diseases. To know the closer relationship between the blood viscosity and the cardiovascular diseases, we carried out this study.Method and Subjects: We collected 118 patients (53 male, 65 female) who were diagnosed as having hypertension, hyperlipemia and/or cerebral infarction. The following items were examined.1) Blood viscosity, 2) Plasma viscosity, 3) Hematocrit, 4) Total cholesterol, 5) HDL-cholesterol, 6) Total protein, 7) Triglyceride, 8) Phospholipid, 9) Fibrinogen.Results and discussion: The blood viscosity showed higher level in 61-80 years-old group. The plasma viscosity and fibrinogen were higher in the patients over 71 years old. It is suggested the fibrinogen content closely relates to plasma viscosity. The effects of some drugs to the blood viscosity were investigated. Among them, one of β-blockers decreased blood viscosity.
著者
トーマス デレック・アシュリー 山本 貴博 多田 朋史 渡邉 聡
出版者
公益社団法人 日本表面科学会
雑誌
表面科学学術講演会要旨集
巻号頁・発行日
vol.31, pp.57, 2011

コニカルカーボンナノ構造の熱伝導に関する非平衡シミュレーションを行った。カップ・スタックナ・ノファイバーはバリスティック熱伝導性を示すのに対して、ヘリカル・ナノファイバーでは拡散伝導性を示した。シミュレーションでは10nmの構造でもセーベック係数は小さく、熱電変換やナノ冷却が十分期待できる。
著者
黒崎 瞳 小島 慶子 山本 貴子 山口 佳奈江 関田 洋子 田内川 明美
出版者
一般社団法人 日本農村医学会
雑誌
日本農村医学会学術総会抄録集 (ISSN:18801749)
巻号頁・発行日
vol.60, pp.301, 2011

<はじめに><BR>脳疾患患者は呼吸筋の麻痺や委縮・咳嗽反射の低下、長期臥床により肺合併症発生リスクが高くなる。<BR>A病棟は2010年1年間で脳疾患患者のうち意識レベルJCS_III_桁・挿管患者の40%が肺合併症を発症していた。そこで、スタッフの呼吸ケアに対する意識の向上が必要だと感じ勉強会・チェックリスト表を用いた結果、呼吸ケアに対する意識向上につながったので報告する。<BR><研究方法><BR>1 期間:2011年1月~4月<BR>2 対象者:病棟看護師23名<BR>3 方法:<BR>(1)呼吸理学療法の勉強会<BR>(2)呼吸ケアチェックリストの作成・活用<BR>(3)勉強会・チェックリスト使用前後でのアンケート調査<BR><倫理的配慮><BR>アンケートは個人が特定できないように無記名とし、知りえた情報は研究以外に使用しないことを説明した。<BR><結果><BR>勉強会への出席率は52%。欠席したスタッフにも勉強会のプリントを配布した。<BR>呼吸ケアはチェックリストを用い清潔ケア時・検温時に観察した。<BR>アンケート回収率は勉強会前後ともに95%であり、チェックリスト使用率は78%だった。<BR>アンケート結果では背部の聴診・正しい部位を聴取しているスタッフは勉強会前0%、勉強会後95%であった。<BR>またチェックリスト活用後はステートを持ち歩くようになったと100%回答し、チェックリスト以外でも肺音を聞くようになったスタッフ90%であった。<BR><考察><BR>勉強会後に背部の聴診・正しい部位を聴取しているスタッフが増加した事から、実施不十分だった背景には知識不足や意識が低かった事、が考えられる。また、一人では体動不能な患者の背部聴取が困難であったが2人で実施することで統一が図れた。このことから多忙な業務の中でも日常業務の1つとして根拠をもって呼吸ケア実施することで、意識付けにつながったと考えられる。<BR><まとめ><BR>肺ケアに対する看護師の意識向上には、観察やケアの根拠や必要性を理解し、日常業務の中にとりこみ継続していく事が有効である。
著者
山本 貴司 今井 健之 中沢 正隆
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会ソサイエティ大会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.1996, no.1, 1996-09-18

光信号の波長変換技術は将来のWDMネットワークの構築において不可欠な技術であり、光ファイバ中の四光波混合は有望な波長変換法として注目されている。効率の良い四光波混合を実現するためには位相整合条件(伝搬定数差x=0)を満たす必要があり、通常は励起光を零分散波長に設定する。しかし、光強度に依存して屈折率が変化するため位相整合条件は変化する。我々は今回、光強度に依存する位相整合条件について考慮し、ファイバの零分散波長より長波長側に励起光を設定することにより最大の変換効率が得られることを解析的および実験的に示すことができたので報告する。