著者
山本 祐輔 手塚 太郎 ヤトフト アダム 田中 克己
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会論文誌. D, 情報・システム (ISSN:18804535)
巻号頁・発行日
vol.91, no.3, pp.576-584, 2008-03-01
被引用文献数
2

「恐竜は6500万年前に絶滅した」といったような知識の信頼性を確認する際,現在では検索エンジンの検索結果を用いて確認が行われている.しかし,ユーザの確認したWebページのみで判断を行うのは,個々のページの信頼性が低いことやページが網羅的に確認されていない点に問題がある.そこで我々はユーザが真偽に確信がもてない知識の信頼性を判断支援するシステムを提案する.本論文では,知識の信頼性をそれに関連するWebページの品質評価,言語的な分析,ページの生成時間分析から判断支援する方法を述べ,並びに実装,その評価を行う.類似のシステムとしてWebQAが挙げられるが,今回提案するシステムはユーザの質問に対する回答を発見することが目的ではなく,知識の信頼性を積極的に判断支援する点で異なる.提案手法ではまず知識を言及するWebページの評価と知識が言及された文脈の分析を行った.更に,ある時期においてある知識がどの程度Web上で言及されているか,どの程度継続して言及されているかを分析することで,時間的な観点からの知識の信頼性を評価し,その有効性の確認を行った.
著者
手塚かね子 著
出版者
大橋光吉
巻号頁・発行日
1911
著者
網本 裕子 新垣 洋平 村上 至孝 増本 夏子 田場 直彦 村上 洋子 手塚 純一郎 本荘 哲 本村 知華子 柴田 瑠美子 岡田 賢司 小田嶋 博
出版者
一般社団法人 日本アレルギー学会
雑誌
アレルギー (ISSN:00214884)
巻号頁・発行日
vol.60, no.12, pp.1641-1645, 2011

【背景・目的】呼気中一酸化窒素(fraction of exhaled nitric oxide:FE_<NO>)は簡便な気道炎症の評価法である.気管支喘息キャンプに参加した吸入ステロイド(inhaled corticosteroids:ICS)使用者のコンプライアンスとキャンプ中の吸入指導によるFE_<NO>変化の関係を検討した.【方法】2008〜2010年のキャンプに参加した6-12歳の喘息児131人中ICS使用者50人にキャンプ前の予診時に家庭での薬剤管理状況を質問し,4群に分けた.キャンプ中の吸入指導により初日と最終日のFE_<NO>変化を薬剤管理状況別に比較検討した.【結果】年齢,性別,治療ステップ,FE_<NO>中央値いずれも4群間で差を認めなかった.FE_<NO>値は毎日ICS吸入をしている者では変化を認めなかったが,ICS吸入を忘れることがある者では最終日は初日と比較して有意に低下した.【結語】FE_<NO>値の変化はICS使用者におけるコンプライアンスをみる指標になる可能性がある.
著者
手塚 早美 島内 良 神原 菜々 湯浦 克彦
雑誌
研究報告コンピュータと教育(CE)
巻号頁・発行日
vol.2013, no.16, pp.1-9, 2013-03-08

IT分野の目標人材と授業科目との関係を検索するサイトITPsot(IT Professionals Guidepost)において,学生の閲覧と就職活動に向けての情報交換を促進する方法について述べる.先輩の話やインターンシップ体験談など就職活動への準備となる情報の掲載や,facebookとの連携を実装したほか,授業に対する学生の本音の情報を取得しやすくするための「楽しみながら入力できるアンケート」を試作し,学生の反応を分析評価した.Promotion methods for the site in which students search their goal persons and the related subjects of the school, named ITPost(IT Professionals Guidepost), are reported. Carrier Information such as messages from OB/OG and experiences of internships and the cooperation features to facebook are added to the site, and a questionnaire system to have enjoys and to get the image information on the subjects are experimentally developed.
著者
手塚 実
出版者
島根大学
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
1996

「学校嫌い」を理由に年間30日以上欠席した登校拒否(不登校)の小・中学生が、平成8年度には94,245人と過去最高を更新したことが文部省の学校基本調査(平成9年8月8日現在)によって明らかにされた。前年度より約13,000人増え、前年度に対する伸び幅は、調査開始時の平成3年度以降最も高く3倍に達した。この数は、中学生で60人に1人、小学生ではほぼ400人に1人とそれぞれ過去最多の割合である。学校に行かないという同じような現象でも、学校恐怖症のように、行かなくてはと思い前夜は登校の準備をしていても当日朝になると恐怖や不安で登校できないものと、一応の理屈をつけて行かないでいる登校拒否の病体ではその対処が異なったものでなければならないと考えられる。しかし、学校側はこの状況に対して半数が怠学・なまけと認識しており治療・教育上まだまだ大きな問題が残されている。また、学校に行かれない児童の環境(教師、友人、親、兄弟姉妹等)に対しても観察の目が行き届いているとは言いがたい。本研究ではこのような現実的な問題をふまえつつ、不登校児に対し療法的音楽教育を施しながらこの児童をとりまく周囲の人間関係にも注視し、以下の点(1.音楽教育者の立場から、学校教育の中で療法的音楽教育はどのような形で係わることが可能か。2学校教育の中で、比較的難治性の心身症児童に対して教育実習生は教師とどのような連携をとるべきか。3.言語的コミュニケーションが図れなくなった親子関係、師弟関係、友人関係等に対し言語的コミュニケーションを通して肯定的な対人関係を得るきっかけに音楽はなりうるか。4.啓豪活動を通して、地域住民の心と体の健康管理に音楽はどのような形で貢献できるか)を明らかにしようと試みた。その結果は報告書(別冊)に記載してある。
著者
手塚 太郎
巻号頁・発行日
2013

科学研究費助成事業(科学研究費補助金)研究成果報告書:若手研究(B)2009-2012
著者
伊藤 達明 中村 幸博 手塚 博久 武藤 伸洋 阿部 匡伸
出版者
一般社団法人映像情報メディア学会
雑誌
映像情報メディア学会技術報告 (ISSN:13426893)
巻号頁・発行日
vol.33, no.37, pp.81-86, 2009-09-24

放送やネットワークの高度化に伴い,視聴者は自宅に居ながら様々な番組を視聴できるようになった.その一方で,TV番組の選択肢も増えるため,大量の番組の中から視聴者の嗜好にあった番組を見つけ出すための仕組みが求められている.本稿では,それらの問題を解決するために,ユーザの嗜好を内在し,多様な情報が継続的に更新されるという特徴をもつライフログを活用したTV番組レコメンドシステムを提案する.さらに,TV番組の視聴履歴に加え,滞在地履歴やWWW閲覧履歴といったライフログを活用することで,TV番組レコメンドにおいて発見性や満足度を向上させ得ることを検証するため,提案手法に基づくプロトタイプシステムを実装し,評価実験を行う.
著者
手塚 博久 中村 幸博 茂木 学 永徳 真一郎 瀬古 俊一 西野 正彬 武藤 伸洋 阿部 匡伸
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. LOIS, ライフインテリジェンスとオフィス情報システム (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.109, no.272, pp.129-133, 2009-11-05
被引用文献数
11

近年の携帯端末の小型化・各種センサの搭載により,ユーザの様々なライフログを用いてサービスを提供するシステムの実現が現実味を帯びている.現在のライフログ活用サービスは,個人のライフログと情報をマッチングさせるものが主流であるが,複数人のライフログを活用し,協調フィルタリングや集合的知識の抽出を行うことで,利用者の知識拡大や新たな発見をもたらすサービスの提供が可能となる.複数人のライフログを活用するためには,利用者が安心してライフログを提供できるための開示制御機能を含めたローカルシステム,大量のライフログを蓄積し処理するためのセンタシステムを組み合わせることが有効である.本稿では,ライフログを利用するために必要なシステムアーキテクチャに基づくシステム構築を行い,ユーザ状態を把握するフィールド実験を行った結果について報告する.
著者
手塚 清 土居 隆秀 吉田 豊
出版者
[栃木県水産試験場]
雑誌
栃木県水産試験場研究報告 (ISSN:13408585)
巻号頁・発行日
no.48, pp.147-149, 2005-03

カジカ資源についての基礎情報を得るため、今回は荒井川におけるカジカの生息状況について調査した。平成15年12月10日鹿沼市南西部を流れる荒井川本流およびその支流の一部から8地点を選び調査を行った。電気ショッカーで採捕されたカジカは81尾であり、単位時間漁獲努力あたり24。42尾/時、単位面積あたり0。0365尾/m2採捕された。その体長および体重は広範囲に分散していることから、順調に資源の再生産が行われているものと思われた。
著者
範 江林 小池 智也 柴田 信光 手塚 英夫
出版者
山梨大学
雑誌
挑戦的萌芽研究
巻号頁・発行日
2009

疾患関連遺伝子の解析や治療標的候補蛋白の同定には、遺伝子導入動物(特に遺伝子改変マウス)の使用は医学分野において不可欠な研究手法である。しかし、汎用されているマウスの脂質代謝系と心臓血管系がヒトとは大いに異なっているため、高脂血症や動脈硬化といった脂質代謝異常、心臓血管疾患の研究に不適当であることが指摘されてきた。本研究ではウサギCETP遺伝子をターゲットし、核移植によりCETP・ノックアウトウサギを作製することを試みた。
著者
中村 智幸 手塚 清 大友 時夫
出版者
[栃木県水産試験場]
雑誌
栃木県水産試験場研究報告 (ISSN:13408585)
巻号頁・発行日
no.42, pp.84-84, 1999-03

那珂川の天然アユ資源を適正に管理するためには,再生産状況を把握する必要がある。そこで,アユ仔魚の流下状況を調査した。仔アユは10月1日から11月26日にかけて採集された。採集数が多かったのは10月下旬から11月上旬にかけてで,この頃が流下の盛期だったと考えられる。総流下数は約2,177万尾と算出された。昨年の推定値は約249万尾であったことから,昨年に比べて今年の流下数は多かったと考えられた。
著者
藤田 将成 手塚 博久 武藤 伸洋 南 弘征 水田 正弘
出版者
日本行動計量学会
雑誌
行動計量学 (ISSN:03855481)
巻号頁・発行日
vol.40, no.1, pp.3-15, 2013 (Released:2013-09-28)
参考文献数
16
被引用文献数
1

This paper proposes a method to make and analyze “contact-keywords history” from GPS logging data. We develop the method to infer gourmet preferences. The history consists of time-series attributes related to spots (shops, restaurants, etc.) in GPS logging data. These days, many contents-search or recommendation services for large volumes of contents in the Internet are available. Typically, the systems on these services need to have quite precise user requests before they can offer desirable contents. It is a hard work for a user to give enough information for the systems. Since most portable devices including mobile phones have GPS function, we can easily get GPS data and utilize them for user preferences. We evaluate the proposed method through practical GPS data.
著者
阪本 ゆり 浅井 睦代 杉原 和子 織田 知明 荒金 兆典 川田 暁 手塚 正
出版者
Meeting of Osaka Dermatological Association
雑誌
皮膚 (ISSN:00181390)
巻号頁・発行日
vol.42, no.3, pp.305-309, 2000 (Released:2010-08-25)
参考文献数
9

47歳男性で神経ベーチェット病と考えられた1例を報告した。既往に10年間口腔内アフタと陰部潰瘍を繰り返していた。発熱, 右眼の複視, 口腔内アフタ, 陰部潰瘍を主訴に当科に入院し, 精査を行なった。神経学的には右外転神経麻痺による複視, 髄液検査で細胞数の増加がみられた。脳MRl所見で橋部においてT1強調画像の低信号域, T2強調画像の高信号域, 造影剤の増強効果が認められ, 橋部の炎症所見が示唆された。プレドニン内服によって皮膚症状と神経症状は著明に改善し, またMRI所見も改善が認められた。重篤な後遺症も認めなかった。自験例では脳MRI所見が神経症状の早期診断と治療効果の判定に有用であった。
著者
手塚 章
出版者
Tokyo Geographical Society
雑誌
地学雑誌 (ISSN:0022135X)
巻号頁・発行日
vol.121, no.4, pp.617-625, 2012

In the first half of the twentieth century, the French school of geography was very famous around the world, based on the reputations of its leading geographers (Vidal de la Blache, Martonne, Demangeon, etc.). French geography in the early twenty-first century, however, shows rather different perspectives from the Vidalien tradition of geography. In this paper, I attempt to describe some recent directions of this new French geography, mainly from the end of the 1970s. I pay special attention to eight French geographers to indicate the strong points of the present French geography, <i>i.e.</i> R. Brunet, Y. Lacoste, P. Claval, J.-R. Pitte, A. Berque, J. Lévy, R. Knafou, and C. Grataloup. These geographers have contributed to the recent renewal of French geography, especially in the areas of regional geography (la géographie chorématique), geopolitics, cultural geography, geography of tourism, and historical geography. I also mention new aspects of French geographical education.
著者
中岡 美華 手塚 太郎 田中 克己
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. DE, データ工学 (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.106, no.149, pp.47-52, 2006-07-06
参考文献数
9

近年,たくさんの小学校で,幼少者みずからが自らの判断でWorld Wide Webの情報を収集し,利活用する授業が始まった.これまでの情報検索システムでは,利用可能な情報を検索できるキーワードを注意深く選別しなければならず,負荷が高い.幼少者は,抽象化の概念が未発達なため,適切なキーワードを想起すること,また,検索したいものを明確に定義する事が難しい.それゆえに,たくさんの意図しない検索結果が出現する.これらの改善を目指すため,我々は,幼少者がやさしくWorld Wide Webにアクセスし情報を検索できるような手法を開発すること,それにより現在の小学校における総合的な学習の時間で設けられている「調べ学習」が,さらに効果的になるための支援が実現することを目的とし,幼少者の行動特性や思考特性を考慮する方法でWorld Wide Webにアクセスし情報を検索できるような,3次元型ブラウザを開発した.このブラウザは,難解なWorld Wide Web上のページ構造を自動的に3次元空間にレンダリングし,その3次元空間をゲーム感覚で走り抜けるといった負荷の少ない感覚で利用することを実現した.このブラウザの利用により,幼少者はWorld Wide Web上のページ構造を体感的に習得しながら,自らの課題を発見することができる.
著者
手塚 豊
出版者
慶応義塾大学法学研究会
雑誌
法学研究 (ISSN:03890538)
巻号頁・発行日
vol.23, no.12, pp.1-25, 1950-12