著者
手塚 隆久 松井 勝弘 原 貴洋
出版者
日本作物学会九州支部
雑誌
日本作物学会九州支部会報
巻号頁・発行日
no.73, pp.37-40, 2007

「そば中間母本農1号」は自殖性の近縁野生種F.homotropicunに普通ソバの「壮丹そば」を2回交配して選抜育成された.1遺伝子に支配される自殖性を示し,花型は雄しべと雌しべの長さがほぼ等しい長等花柱花である.この花柱性の表現型は自殖性選抜マーカーとして利用できる.近縁野生種由来の子実脱落性を排除してあるので,普通ソバと交配しても後代で子実非脱落性を示す.生育は旺盛でないが,種子の大きさは「牡丹そば」並みである.自殖性の育種素材として利用できる.
著者
熊谷 賢太 杉 薫 円城寺 由久 坂田 隆夫 川瀬 綾香 酒井 毅 手塚 尚紀 中江 武志 高見 光央 野呂 眞人 池田 隆徳 平井 寛則
出版者
公益財団法人 日本心臓財団
雑誌
心臓 (ISSN:05864488)
巻号頁・発行日
vol.34, no.3, pp.114-119, 2002

症例は25歳男性.突然死の家族歴あり.繰り返す失神の精査目的に入院.標準12誘導心電図では下壁誘導と側胸部誘導に0.2mVのST上昇と下壁誘導でQRS終末にnotchを認めた.Holter心電図で最短R-R間隔が200msで最大15連発の非持続性心室頻拍が認められた.エドロフォニウム投与下の右室流出路からの2連早期刺激で血行動態破綻を来す多形性心室頻拍が誘発された.各種検査で器質的心疾患を認めなかったが,失神の既往がありICD植込みを行った.ICD植込み後の失神時心内心電図記録で心室細動が確認された,植込み後約2年の観察期間中Brugada様の心電図特徴(右胸部誘導のST上昇,不完全右脚ブロック)は認められなかったが,pilsicainide負荷によりV2誘導でcoved typeのST上昇が生じNa channelの障害が示唆された.典型的心電図特微を示さず注意すべきBrugada症候群の一亜型と考えられたので報告する.
著者
手塚 和佳奈 佐藤 和紀 大久保 紀一朗 久保田 善彦 堀田 龍也 谷塚 光典
出版者
一般社団法人 日本教育工学会
雑誌
日本教育工学会研究報告集 (ISSN:24363286)
巻号頁・発行日
vol.2021, no.3, pp.9-16, 2021-10-29 (Released:2021-10-29)

本研究は,メディアや情報に対して大学生がもつステレオタイプやバイアスに関する実態調査を実施した.質問紙は,【メディアへの接触頻度】,【画像情報のステレオタイプ的解釈】,【メディアを介した情報の流通が人々の行動に与える影響】,【バイアスとメディアの関係が人々の行動に与える影響】に関する質問で構成した.大学生51名からの回答を分析した結果,①背景情報を手がかりに画像情報をステレオタイプ的に解釈する人は1割程度,②メディアを介した情報の流通が人々の行動に与える影響に言及できる人は3割程度,③バイアスとメディアの関係が人々の行動に与える影響に言及できる人は1割程度であった.
著者
清川 真千子 内村 正幸 上山 勝行 手塚 博愛
出版者
鹿児島県畜産試験場
雑誌
鹿児島県畜産試験場研究報告 (ISSN:0389357X)
巻号頁・発行日
no.36, pp.98-103, 2002-12

薩摩鶏雄とロードアイランドレッド雌の交配による交雑鶏を基礎鶏とし、交雑鶏同士の交配を繰り返して作出した第12世代さつま地鶏について、育成期は2001年2月28日から8月21日までの175日間、成鶏期は2001年8月22日から2002年5月28日までの280日間性能を調査し、次の結果を得た。1.飼養成績。(1)育成期。175日間の育成率は、雌雄平均で88.7%、体重は3484g、飼料消費量は96.4g/日・羽、飼料要求率は4.94であった。(2)成鶏期。176~455日齢までの生存率は、雌雄平均で87.1%、体重は433g、飼料消費量は150.8g/日・羽、雌の産卵に対する飼料要求率は5.31であった。2.産卵成績。初産日齢は154日齢、50%産卵到達日齢は178日齢、53g卵重到達日齢は189日齢であった。産卵率は、平均で45.2%、産卵ピークは232~259日齢で、53.8%であった。3.繁殖成績。交配は自然交配で実施し、受精率、中止卵率、死ごもり卵率、対有精卵ふ化率および対入卵ふ化率は、それぞれ67.3%、7.4%、11.1%、81.5%および54.9%であった。
著者
手塚 貴大
出版者
広島大学法学会
雑誌
広島法学 (ISSN:03865010)
巻号頁・発行日
vol.44, no.2, pp.230-212, 2020-10

Diese Arbeit behandelt einen Teil über Grundsteuerreform in Deuschland 2019. Die wichtige Punke sind Gründe für die Reform, Vereinfachung einer Methoden von Vermgensbewertung, Gestaltung von neue Kategorie "Grundsteuer C" u.s.w.
著者
下川 公博 手塚 大輔 鹿田 慧 邑瀬 邦明 杉村 博之 粟倉 泰弘
出版者
一般社団法人 資源・素材学会
雑誌
Journal of MMIJ : journal of the Mining and Materials Processing Institute of Japan (ISSN:18816118)
巻号頁・発行日
vol.129, no.2, pp.72-77, 2013-02-01
参考文献数
28
被引用文献数
4

The surface smoothness, S and Ag content of electrodeposited copper were investigated to clarify the influence of chloride ions on electrorefining using hydrochloric acid and SbCl<SUB>3</SUB>. The surface smoothness of electrodeposited copper was improved with increasing amounts of hydrochloric acid and SbCl<SUB>3</SUB> as well as lower S and Ag content. The tensile strength and elongation of the electrodeposited copper were also studied to determine if they could be used as criteria for evaluating the cathode strippability in the permanent cathode process. The tensile strength and elongation increased when the total concentration of chloride ions released from hydrochloric acid and SbCl<SUB>3</SUB> was 20 mg/L. Metallographic observations indicated that lower rate of twin crystal formation resulted in higher tensile strength and elongation at approximately 20 mg/L of chloride ion concentration.
著者
高橋 知音 荻澤 歩 茂原 明里 辻井 正次 手塚 千佳 戸田 まり 仲島 光比古 橋本 しぐね 藤岡 徹 藤田 知加子 森光 晃子 山本 奈都実 吉橋 由香
出版者
信州大学
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
2007

本研究では感情認知能力、社会的文脈と感情や意図を読み取る能力、社会的適切さや暗黙のルールの理解を多面的に評価する「社会的情報処理能力検査バッテリー」を開発した。それぞれの課題について信頼性、妥当性についてある程度の根拠が得られた。これは、自閉症スペクトラム障害のある人の社会性を評価することができる我が国初めての検査バッテリーと言える。報告書として音声刺激CDを含む実施マニュアルも作成した。
著者
青木 茂樹 井上 達貴 尾崎 圭太 小坂 哲矢 柴山 恵美 鈴木 州 高橋 覚 立石 友里恵 田中 僚 田輪 周一 原 俊雄 水谷 深志 薮 美智 山田 恭平 児玉 康一 斎藤 芳隆 田村 啓輔 濱田 要 吉田 哲也 佐藤 禎宏 手塚 郁夫 伊代野 淳 山本 紗矢 石黒 勝己 大塚 直登 河原 宏晃 北川 暢子 駒谷 良輔 小松 雅宏 﨏 隆志 佐藤 修 中 竜大 長縄 直祟 中野 敏行 中村 光廣 丹羽 公雄 宮西 基明 森下 美沙希 森島 邦博 吉本 雅浩 六條 宏紀 Aoki Shigeki Ozaki Keita Kosaka Tetsuya Shibayama Emi Suzuki Atsumu Takahashi Satoru Tateishi Yurie Hara Toshio Mizutani Fukashi Yamada Kyohei Kodama Koichi Saito Yoshidata Tamura Keisuke Hamada Kaname Yoshida Tetsuya Sato Yoshihiro Tezuka Ikuo Iyono Atsushi Ishiguro Katsumi Otsuka Naoto Kawahara Hiroaki Kitagawa Nobuko Komatani Ryosuke Komatsu Masahiro Sako Takashi Sato Osamu Naka Tatsuhiro Naganawa Naotaka Nakano Toshiyuki Nakamura Mitsuhiro Niwa Kimio Miyanishi Motoaki Morishima Kunihiro Yoshimoto Masahiro Rokujo Hiroki
出版者
宇宙航空研究開発機構宇宙科学研究所(JAXA)(ISAS)
雑誌
大気球シンポジウム: 平成27年度 = Balloon Symposium: 2015
巻号頁・発行日
2015-11

大気球シンポジウム 平成27年度(2015年11月5-6日. 宇宙航空研究開発機構宇宙科学研究所 (JAXA)(ISAS)), 相模原市, 神奈川県著者人数: 41名資料番号: SA6000044043レポート番号: isas15-sbs-043
著者
堀内 蓮太郎 手塚 和佳奈 三井 一希 佐藤 和紀
出版者
一般社団法人 日本教育工学会
雑誌
日本教育工学会研究報告集 (ISSN:24363286)
巻号頁・発行日
vol.2021, no.2, pp.72-77, 2021-07-03 (Released:2021-07-05)

本研究では1人1台端末の活用が,児童生徒の端末利用に対する意識に与える影響を調査することを目的として,公立小学校及び公立中学校に通う児童生徒を対象に,端末利用やクラウド学習ツールの扱いに関する質問紙調査を行った.調査の結果,日頃から1人1台端末を利用している児童生徒の方が,学校での学習のためや,関連資料を見るためにインターネットを閲覧していること,E-mailを使って学校での学習について他の児童生徒とより頻繁に連絡をとっているなど,授業外で端末を学習のために利用していることが示された.