著者
山田 隆亮 越前 功 手塚 悟 吉浦 裕
出版者
一般社団法人 電気学会
雑誌
電気学会論文誌. C, 電子・情報・システム部門誌 = The transactions of the Institute of Electrical Engineers of Japan. C, A publication of Electronics, Information and System Society (ISSN:03854221)
巻号頁・発行日
vol.126, no.9, pp.1127-1137, 2006-09-01
参考文献数
17
被引用文献数
4

Emerging broadband networks and high performance of PCs provide new business opportunities of the live video streaming services for the Internet users in sport events or in music concerts. Digital watermarking for video helps to protect the copyright of the video content and the real-time processing is an essential requirement. For the small start of new business, it should be achieved by flexible software without special equipments. This paper describes a novel real-time watermarking system implemented on a commodity PC. We propose the system architecture and methods to shorten watermarking time by reusing the estimated watermark imperceptibility among neighboring frames. A prototype system enables real time processing in a series of capturing NTSC signals, watermarking the video, encoding it to MPEG4 in QGVA, 1Mbps, 30fps style and storing the video for 12 hours in maximum
著者
藤原 求美 山口 実果 手塚 康貴 太田 忠信
出版者
一般社団法人日本理学療法学会連合
雑誌
理学療法学 (ISSN:02893770)
巻号頁・発行日
vol.33, no.6, pp.330-333, 2006-10-20 (Released:2018-08-25)
参考文献数
6
被引用文献数
2

本研究の目的は,脳卒中患者・骨関節疾患患者・健常高齢者におけるFour Square Step Test (以下,FSST)の検者内信頼性と妥当性について検討することである。対象は脳卒中患者30名,骨関節疾患患者20名,健常高齢者20名とし,FSST,Berg Balance Scale(以下,BBS),Timed Up and Go test(以下,TUG)を測定した。脳卒中患者30名のうちFSSTを完全に実施できた患者は24名であった。FSSTは2回の測定を2日間行い,その測定値より級内相関係数を求めた結果,全対象者で高い再現性(ICC=0.807〜0.985)を示した。またFSSTとBBS,BBSとTUGの間には危険率1%未満の有意な相関関係(ρ=0.677〜0.860)が認められ,FSSTとTUGの間には危険率5%未満の有意な相関関係(r=0.559〜0.948)が認められた。結果より,FSSTは上記の対象者において有用な評価方法であると示唆された。
著者
手塚 貴子
出版者
日本家庭科教育学会
雑誌
日本家庭科教育学会大会・例会・セミナー研究発表要旨集
巻号頁・発行日
vol.61, 2018

【目的】<br><br>改正教育基本法以降、平成28年12月21日に中教審答申が出された次の学習指導要領においても、引き続き「伝統や文化に関する教育の充実」が掲げられており、家庭科での内容にも「和食、和服及び和室など、日本の伝統的な生活文化の継承・創造に関する内容の充実」が求められている。しかしながら、首都圏では家族のライフスタイルが多様化し、年中行事を祝う心が希薄化傾向にあり、行事準備への合理化・外部化の比率も年々増加している。生徒や保護者世代でも、「年中行事に興味・関心が無い」、「家庭で行事食を作ったことが無い」人が多くいる。例えば、多忙さや居住環境を理由に、「ひな人形」や「兜」、「鯉のぼり」等を一切飾らない家庭も増加しているのが現実である。<br><br>そこで、行事食における和食文化の継承・創造を目的として、高校生に向けた授業実践を行うこととした。<br><br>【方法】<br><br> 平成30年2月13日~2月28日に、東京都の私立T高校2年10クラス対象に「家庭基礎」の授業実践として、「上巳の節句(3月3日)又は端午の節句(5月5日)のどちらかを想定して調理実習を演出する」取組みを行った。事前学習として、調理実習当日に使用するための演出作品を手づくりで準備させ、本番までに創意工夫を凝らし、行事食を彩るテーブル演出を含めた調理実習を実践した。この授業を通じて、日本の伝統文化の一つである年中行事の風習が何故行われてきたかを考えさせるとともに、行事を祝う食(=行事食)を手づくりすることの重要性を学び、自らの生活で生かすための実践の場として行うこととした。実習時期を考慮すると、「上巳の節句」のみを課題とする授業運営が理想だが、本実習では発展的調理学習の一つとしてグループ選択制のメニューを一つ設けて綿密な実習計画力を構築させることとした。また、昨今増加しているアレルギー保持者への配慮として小麦粉食材と米粉食材の二種類の和菓子を設け、負担無く取り組めることを意識しての選択制とした。実習当日の準備時間を前週に設けたが、それ以外にも冬休みでのホームプロジェクト活動として行事食を演出するための作品づくりを行うことを一つの選択肢として用意をした。<br><br>【結果および考察】<br><br> T高校は、東京都にある私立中高一貫の高校(共学)で、多くの生徒が国公立大学や難関私立大学を希望しているため受験指導を主に置いた進学校である。2年生3学期は特に、入試や模試等によりどのクラスも連続した授業運営を実施することが難しい。そのため、冬休み前から事前指導を行い、調理実習に向けた意識付けと準備作業に取り組ませた。<br><br> テーブル演出の準備において、それぞれのグループで創意工夫が見られた。具体的には、「手芸で雛人形製作、皿を事前に焼く、切り細工でのランチョンマット製作、折り紙細工での飾りつけ」等である。しかし、献立の中に「チャーシュー」を入れたことで行事食らしさのイメージが生徒に伝わりにくかったこと、行事食の代表菓子である「さくら餅」や「かしわ餅」を作ったことがない生徒がほとんどであったため、調理工程のイメージがつきづらく、想定以上の作業時間が必要であることなどの反省が見られた。<br><br>首都圏の生徒にとって、和食文化の継承の一つに「行事食」の授業実践を行うことは、家庭教育で学ぶ機会がほとんどない中で貴重な体験の一つとなり、今後も継続して取り組むことが重要である。また、同時期に首都圏の高校生対象に「和食文化の継承に関するアンケート」を実施したが、その分析報告については次回の課題としたい。
著者
井口 貴文 井口 守丈 手塚 祐司 青野 佑哉 池田 周平 土井 康佑 安 珍守 石井 充 益永 信豊 小川 尚 阿部 充 赤尾 昌治
出版者
公益財団法人 日本心臓財団
雑誌
心臓 (ISSN:05864488)
巻号頁・発行日
vol.50, no.10, pp.1102-1107, 2018-10-15 (Released:2019-12-06)
参考文献数
10

先天性アンチトロンビンⅢ(AT-Ⅲ)欠損症は比較的稀な常染色体優性の遺伝性疾患である.AT-Ⅲ欠損症においては静脈血栓塞栓症(VTE)が多発することが知られている.VTEの治療には従来からヘパリンが使用されていたが,ヘパリンの抗凝固作用は血中のAT-Ⅲレベルに依存するため,AT-Ⅲ血栓症に伴うVTEに対しては,ヘパリンの単独治療では十分な抗凝固作用が期待できず,AT-Ⅲ製剤の補充が必要とされる.近年,VTEの治療に対しては,ヘパリンに代わって直接型経口抗凝固薬(DOAC)が有効であるとの報告が相次いでなされている.DOACはAT-Ⅲを介さずに抗凝固作用を発揮するため,AT-Ⅲ欠損症に伴うVTEに対しても効果があると考えられるが,AT-Ⅲ欠損症に伴うVTEに対してDOACが有効であったとの報告は極めて限られている.今回われわれは,AT-Ⅲ欠損症に伴うVTEの症例に初期からDOACの1つであるリバーロキサバン単剤で加療し,比較的速やかに症状の改善,D-dimerの低下,および画像上の血栓の消退が認められた症例を2例経験した.2例ともその後リバーロキサバンを継続することでVTEの再発なく経過している.AT-Ⅲ欠損症に伴うVTEに対してリバーロキサバンの有効性を示唆する貴重な症例であると考え,ここに報告する.
著者
松井 勝弘 手塚 隆久 原 貴洋 森下 敏和
出版者
農業技術研究機構九州沖縄農業研究センター
雑誌
九州沖縄農業研究センター報告 (ISSN:13469177)
巻号頁・発行日
no.49, pp.11-17, 2008-03

「そば中間母本農1号」は夏型品種の「牡丹そば」に普通ソバの近縁自殖性野生種Fagopyrum homotropicumを交配し、その後「牡丹そば」を戻し交配して選抜育成された自殖性の普通ソバである。「そば中間母本農1号」の花はおしべとめしべの長さがほぼ等しい花形をしており、この花形から自殖性が識別できる。「そば中間母本農1号」はF. homotropicum由来の子実脱落性対立遺伝子を除去してあるため、普通ソバと交配した後代でも子実が脱落することはない。「そば中間母本農1号」の種子の大きさは「牡丹そば」並みである。生育は旺盛でないが、自殖性の育種素材として利用できる。
著者
松井 勝弘 原 貴洋 手塚 隆久 森下 敏和
出版者
農業技術研究機構九州沖縄農業研究センター
雑誌
九州沖縄農業研究センター報告 (ISSN:13469177)
巻号頁・発行日
no.59, pp.23-37, 2013-02

普通ソバ品種「さちいずみ」は耐倒伏性が優れる中生の「朝日村在来 3」を母,早生で子実外観品質が優れる対馬収集の在来種「SOBA」(農業生物ジーンバンクJP番号86258)を父として,人工交配を行った雑種集団より選抜育成した。「さちいずみ」の開花期は「常陸秋そば」とほぼ同じで,「鹿屋在来」よりやや早い。成熟期は「常陸秋そば」とほぼ同じで,「鹿屋在来」より10 日以上早い中生である。草丈は「鹿屋在来」より短く,耐倒伏性は「鹿屋在来」より強く,鹿児島県における収量性は「鹿屋在来」を 20%程度上回る。麺の食味は「常陸秋そば」や「鹿屋在来」と同程度かそれ以上に良食味である。栽培型は秋まきに適している。栽培適地は,関東以西の様々な地域である。
著者
原 貴洋 松井 勝弘 生駒 泰基 手塚 隆久
出版者
日本作物學會
雑誌
日本作物學會紀事 (ISSN:00111848)
巻号頁・発行日
vol.78, no.2, pp.189-195, 2009-04-05
参考文献数
19
被引用文献数
1 6

西南暖地の春まき栽培向けに育成された「春のいぶき」と国内品種の収量関連形質と穂発芽の品種間差異を明らかにするために,4ヵ年にわたって熊本県合志市において4月中旬播種の作期で栽培試験を実施した.中間夏型品種の子実重は,他の生態型の品種より高かった.春のいぶきの子実重は,夏型品種や秋型品種より有意に高く,中間夏型品種と同等であった.中間夏型品種と春のいぶきは夏型品種と比べて,花房数が多く,花房当たり子実数と千粒重は同程度であった.鹿屋在来と中間秋型品種の常陸秋そばは,調査を行った7月上旬までに成熟に至らず,子実重は他の生態型の品種より低かった.鹿屋在来と常陸秋そばは他の生態型の品種と比べて,花房数は多かったが,結実率が低く花房当たり子実数が少なかった.春のいぶきの穂発芽は,全ての試験年次で,夏型品種および中間夏型品種より有意に少なかった.穂発芽と子実重の年次間相関は,千粒重や草丈の年次間相関と同程度であったため,穂発芽と子実重の品種間差異は年次の影響を受けにくいと考えられた.春のいぶきは既存品種に比べて,春まき栽培における難穂発芽性と多収性をバランスよく兼備する品種であり,実用性が高いと判断された.
著者
原 貴洋 手塚 隆久 松井 勝弘
出版者
農業技術研究機構九州沖縄農業研究センター
雑誌
九州沖縄農業研究センター報告 (ISSN:13469177)
巻号頁・発行日
no.58, pp.37-48, 2012-09

ソバ新品種「春のいぶき」は,九州沖縄農業研究センターにおいて育成された,西南暖地の春まき栽培に適する品種であり,「そば農林5号」として2008年農林認定品種となった。「春のいぶき」は中間夏型で多収性の「階上早生」から集団選抜法により選抜固定して得られた品種である。春まき栽培での「春のいぶき」の成熟期は「しなの夏そば」より晩い"やや早"で,子実重は「鹿屋在来」,「しなの夏そば」より多い。圃場での穂発芽は,「しなの夏そば」,「階上早生」より少ない。「春のいぶき」の食味は,前年秋収穫の北海道産「キタワセソバ」より優れる。「春のいぶき」は主に九州地域の春まき栽培での普及が見込まれる。
著者
多田 裕樹 村上 暁信 手塚 勇太
出版者
公益社団法人 日本都市計画学会
雑誌
都市計画論文集 (ISSN:09160647)
巻号頁・発行日
vol.55, no.3, pp.791-798, 2020-10-25 (Released:2020-10-25)
参考文献数
20

本研究は都市内に生じる生物季節の実態把握を目的に,東京都心の半径約2kmの範囲内にある,58カ所(169本)のソメイヨシノ(Cerasus x yedoensis ‘Somei-yoshino’)の開花日・満開日の時空間的特徴を2か年にわたり調べたものである。さらに,その差をもたらす都市特有の要因として気温と日射量に着目し,その影響を分析した。本研究により,東京都心部の半径2kmという範囲におけるソメイヨシノの開花および満開の早晩の空間的特徴が明らかとなった。さらに,ソメイヨシノの開花と満開は,経年的に安定した動態を示すものであること,半径2kmの限られた範囲内でも範囲のなかにも大きな生物季節の差が生じ得ることが示された。移動観測により把握した気温分布と,開花日の早晩は必ずしも一致しなかったが,気温のばらつきの多い調査地点には,広幅員道路付近あるいは大規模緑地と市街地の境界付近という特徴が見られた。日射量と生物季節の間に明確な関係は確認されなかった。
著者
上埜 剣吾 荒金 兆典 浅井 睦代 川田 暁 手塚 正
出版者
Meeting of Osaka Dermatological Association/Meeting of Keiji Dermatological Association
雑誌
皮膚の科学 (ISSN:13471813)
巻号頁・発行日
vol.3, no.5, pp.466-470, 2004

患者は38歳,女性。急性扁桃腺炎の診断により近医でクリンダマイシンの点滴と塩酸ミノサイクリンの内服を受けたところ,多型滲出性紅斑様の皮疹が出現したため当院紹介となった。発熱と軽度の肝機能異常を伴っていた。クリンダマイシン,ミノサイクリンの使用を中止し,ホスホマイシン内服に変更したうえで,プレドニゾロン30mg/日の内服を開始したところ皮疹は改善し,発熱,肝機能も正常化した。経過中HHV-6のIgM抗体価,IgG抗体価は軽度から中程度の亢進を認めた。貼付試験を行ったところクリンダマイシン(10%,1%,0.1%)の各濃度全てに陽性反応を示し,HHV-6に誘発されたクリンダマイシンによる薬剤過敏症であると診断した。
著者
上埜 剣吾 荒金 兆典 浅井 睦代 川田 暁 手塚 正
出版者
日本皮膚科学会大阪地方会・日本皮膚科学会京滋地方会
雑誌
皮膚の科学 (ISSN:13471813)
巻号頁・発行日
vol.3, no.5, pp.466-470, 2004

患者は38歳,女性。急性扁桃腺炎の診断により近医でクリンダマイシンの点滴と塩酸ミノサイクリンの内服を受けたところ,多型滲出性紅斑様の皮疹が出現したため当院紹介となった。発熱と軽度の肝機能異常を伴っていた。クリンダマイシン,ミノサイクリンの使用を中止し,ホスホマイシン内服に変更したうえで,プレドニゾロン30mg/日の内服を開始したところ皮疹は改善し,発熱,肝機能も正常化した。経過中HHV-6のIgM抗体価,IgG抗体価は軽度から中程度の亢進を認めた。貼付試験を行ったところクリンダマイシン(10%,1%,0.1%)の各濃度全てに陽性反応を示し,HHV-6に誘発されたクリンダマイシンによる薬剤過敏症であると診断した。
著者
関沢 清久 手塚 光彦 福島 健泰
出版者
東北大学
雑誌
一般研究(C)
巻号頁・発行日
1992

ヒスタミンN-メチルトランスフェラーゼ(HMT)活性がモルモット及び人において、鼻粘膜を含む気道全体に存在することを生化学的、遺伝子学的手法で明らかにし、その産生細胞が粘膜上皮と血管内皮に存在することをHMTmRNAを染色して同定した。HMT阻害剤により、人気道におけるヒスタミンに対する収縮反応が増強され、又モルモット気道においてヒスタミン及び抗原-抗体反応による気道収縮や毛細血管透過性亢進が増強され、気道におけるヒスタミンの分解が主にHMTで行こなわれていることが示された。モルモットで、センダイウイルスを経鼻的に投与し、ウイルス感染をおこすと、気道上皮の脱落と共にヒスタミン吸入による気道収縮反応が増強された。ウイルス感染モルモットでは、気道のHMT活性が正常の半分以下に低下し、HMT阻害剤による増強反応がみられないことより、以前から人で観察されていた。ウイルス感染後の気道過敏性亢進は、気道上皮傷害に伴うHMT活性の低下による可能性が示唆された。以上より、HMTが鼻アレルギー及び気管支喘息の病態と深く関係していることが示された。私達は以上の基礎的検討を基に、人の腎臓からRNAを抽出し、cDNAのライブラリーを作成し、ラットcDNAプローベを用いて、人HMT遺伝子をクローニングした。これより、リコンビナントHMTの作成が可能になり、気管支喘息及び鼻アレルギーの治療に応用し得ると共に、人の鼻及び気道でIn situハイブリダイゼーション法によるHMT産生細胞の精細な検討が可能となった。
著者
薩本 弥生 手塚 香代
出版者
一般社団法人 日本繊維製品消費科学会
雑誌
繊維製品消費科学 (ISSN:00372072)
巻号頁・発行日
vol.46, no.11, pp.701-709, 2005

本研究では, 着装シミュレーションソフトを使用して着用者の顔の印象が着装イメージに与える影響について検討した.顔の印象により, 服のみの状態とで着装イメージに違いがあるか, また, 被験者の性別やファッションへの関心度, 着用者との親しさの度合いによって評価に違いがあるか検討した.横浜国立大学の学生86名を対象に6種の服に関して「服のみ」, 着用者の「顔つき着装イメージ」の各々について形容詞対を用い7段階SD法による官能評価を行った.<BR>因子分析の結果, 「服のみ」では「性別と時代性の因子」・「年齢性と明るさの因子」・「装飾性の因子」の3因子が抽出され「モデルの顔つき着装イメージ」では「年齢性と装飾性の因子」・「似合う評価の因子」・「性別性の因子」の3因子が抽出された.両者を比較すると, 「モデルの顔つき着装イメージ」には「服のみ」の着装イメージの基本因子に「似合う評価の因子」が加えられていることが分かる.「着装イメージ」の因子負荷量に着目し「着装イメージ」の評価に影響する因子を検討したところ, 当初の予測に反してモデルとの面識の度合いの着装イメージへの影響や, ファッション関心度による着装イメージへの影響は見られなかった.一方, 顔の印象により着装イメージの評価が異なる場合があることがわかった.