著者
朝比奈 正二郎
出版者
日本衛生動物学会
雑誌
衛生動物 (ISSN:04247086)
巻号頁・発行日
vol.39, no.1, pp.53-62, 1988
被引用文献数
4

The Japanese cockroach species of the genus Panesthia are revised. Since Matsumura's brief record (1898)"Panesthia angustipennis Illiger" has been listed in Japanese literature without any precise taxonomic treatment. On the other hand, "Cryptogercus (sic) spadicus Shiraki (1906), " which is nothing but an immature larva of the same species, also remained without further consideration until Roth's revision (1979) of this genus. In the present revision the Japanese and Taiwanese representatives of the "Panesthia angustipennis-Group" are investigated. The Panesthia species of the Yayeyama Islands which is characterized with reddish marked larval insects is now separated as P. angustipennis yayeyamensis ssp. nov., the similar larval insects are being also found in Taiwan.
著者
朝比奈 正二郎
出版者
日本昆虫学会
雑誌
昆蟲 (ISSN:09155805)
巻号頁・発行日
vol.28, no.2, 1960-07-10

1 0 0 0 OA 若きドイツ

著者
朝比奈策太郎 著
出版者
羽田書店
巻号頁・発行日
1939
著者
朝比奈 成年 堺 浩之 山地 一禎 石榑 康雄 臼井 支朗
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. MBE, MEとバイオサイバネティックス (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.100, no.489, pp.67-74, 2000-12-01
被引用文献数
3

瞳孔反応, 眼球運動, 焦点調節は, 眼球システムの3機能として協調的に動作することで網膜へ投影される外界像を制御している.こうした協調動作メカニズムの解明は, 視覚情報処理の研究において重要な課題の1つであるが, 同時計測の困難さから未だ顕著な成果は挙げられていない.最近では, CG等の映像刺激が人体へ与える影響の客観的な評価指標としても注目されており, 人間工学の分野においても簡便な計測装置の開発が望まれている.そうした背景の下, 本研究では, 一般的なビデオ計測装置にナイフエッジ光学系を組み込んだ, 眼球システム3機能の両眼同時計測装置を開発した.この光学系により, 瞳孔領域に調節量に応じた勾配を持つ濃度分布が生じるため, この勾配を眼球画像から求めることで焦点調節計測を可能とした.瞳孔径と調節量の異なる模型眼を複数個用いて行ったキャリブレーションの結果, 分解能は, 瞳孔径0.045mm, 水平, 垂直眼位0.3deg, 0.6deg, 回旋角0.50deg, 焦点調節0.15D程度であることがわかった.また, 典型的な協調動作である近見反射応答をうまく計測できることを確認した.
著者
朝比奈 泰彦 吉富 英助
出版者
公益社団法人日本薬学会
雑誌
藥學雜誌 (ISSN:00316903)
巻号頁・発行日
no.424, pp.489-499, 1917-06-26

著者等はクソニンジンの揮發油中にチ子オール及一新ケトンC_<10>H_<10>Oを抽出し之をアルテミジアケトンと命名し又左旋樟腦を確定せり
著者
朝比奈 たまき 水谷 英樹 杉村 泰郎 兼子 隆次 千賀 勝広 上田 実
出版者
Japanese Society of Oral and Maxillofacial Surgeons
雑誌
日本口腔外科学会雑誌 (ISSN:00215163)
巻号頁・発行日
vol.44, no.9, pp.750-752, 1998-09-20
参考文献数
10
被引用文献数
3

Rheumatoid arthritis (RA) is a chronic inflammatory disease with immunologic abnormalities. Although the temporomandibular joint (TMJ) can be involved, early changes of the TMJ affected by RA are unclear, and the treatment for temporomandibular disorders (TMD) in patients with RA is not established yet. Physiotherapy is effective for general joints with RA but its effect for RA of the TMJ is unknown. The clinical effects of physiotherapy for TMD in RA patients was investigated. Five patients with RA visited our department with complaints of the TMD. Physiotherapy, including exercises of TMJ movement and mastication training were stasted, bilaterally and simultaneously. Clinical findings showed an increase in maximal interincisal distance with no pain after therapy in 4 patients. No patient had anterior open bite or TMJ ankylosis in the follow-up period (2.5 to 5.3 years). These results suggest that physiotherapy is also effective for the TMD in RA patients.
著者
朝比奈 正二郎
出版者
日本衛生動物学会
雑誌
衛生動物 (ISSN:04247086)
巻号頁・発行日
vol.39, no.1, pp.35-41, 1988
被引用文献数
1

Two species of the cockroaches of the genus Trichoblatta were described and illustrated. T. pygmaea (Karny) was now revealed to range from the southern extreme of Kyushu to Taiwan through the islands of the Ryukyus. This species is found under barks and gathering on the fungi. T. nigra (Shiraki) has been known as a Taiwanese insect, but it was discovered from Ishigaki Island (♀) in 1982 and from Iriomote Island (♂) in 1986,both islands belonging to the Yayeyama Group close to Taiwan.
著者
朝比奈 健太
巻号頁・発行日
2012

筑波大学博士 (環境学) 学位論文・平成24年3月23日授与 (甲第6150号)
著者
朝比奈 良太 千村 直輝 酒井 洋樹 神志那 弘明 前田 貞俊
出版者
日本獣医皮膚科学会
雑誌
獣医臨床皮膚科 (ISSN:13476416)
巻号頁・発行日
vol.18, no.3, pp.159-163, 2012 (Released:2012-10-13)
参考文献数
16
被引用文献数
1 1

ダプソンおよびグルココルチコイドに対する反応性が低い角層下膿疱症の疑われた症例に対して,シクロスポリンを用いたところ皮疹が早期に改善した。本症例の病変部皮膚におけるサイトカイン遺伝子転写量を解析したところ,IL-8およびTh17サイトカインの転写量が高値であった。これらの結果より,本症例の病態にはTh17サイトカインが関連している可能性が示された。
著者
角 明夫 森 彩恵 村田 和代 朝比奈 愛 郡山 朋子 下敷領 耕一 矢ヶ崎 和弘 箱山 晋
出版者
日本作物学会
雑誌
日本作物學會紀事 (ISSN:00111848)
巻号頁・発行日
vol.74, no.3, pp.344-349, 2005-09-05

乾物生産量と蒸発散量の測定を介して共生窒素固定量を評価する可能性を探るために, 根粒着生に関するダイズの同質遺伝子系統, T201(根粒非着生系統)とT202(根粒着生系統)をそれぞれ3段階および5段階の窒素(N)施用条件下で栽培した.T201の葉緑素含量(SPAD値)はT202より低く推移し, また両系統の差は無Nから多N区へと順次拡大した.さらに, 根粒重(Ndw)とSPAD値における系統間・処理区間差が大きくなるにつれて, 乾物生産量(DM)と蒸発散量(ET)の間の量的関係における違いが拡大した.生育期間中のDMとETとの間には1次回帰式で表せる関係が認められ, DMが0のときを仮定したET (ET_<w=0>)はT201よりもT202で大きく, またT201におけるET_<w=0>は地面蒸発量(E_0)にほぼ一致した.一方, N施用量によりT202のNdwとET_<w=0>はともに変動し, 両者には密接な関係が認められた.T201とT202の間のET_<w=0>差(δET_<w=0>)から推定したDM差(δW)と両系統間のN集積量の差から評価した固定N量との間に有意な正の相関関係が認められた(P<0.001).これらの結果はN固定のエネルギー・コストに着目した共生窒素固定量の推定が可能であることを示している.
著者
朝比奈 正二郎 緒方 一喜
出版者
日本衛生動物学会
雑誌
衛生動物 (ISSN:04247086)
巻号頁・発行日
vol.7, no.2, pp.104-106, 1956
被引用文献数
1 4

昭和30年夏期に於けるドクガの被害は, 名古屋市を最大として全国的な規模に於て発生し, 多大の関心を集めたことは御承知の通りである.然し乍らその発生状況や被害量は主にジャーナリズムによつて喧伝され, 実際以上に誇張された面も多く, 正確な資料に基いてその実体を記録する事が極めて必要と考えられるのである.筆者らは, ドクガ被害の実体を確認するため, 国立予防衛生研究所長の名に於て, 各都道府県関係当局者に対し, 昭和30年度に於ける各地の発生, 被害状況の調査と報告とを依頼し, 又雑多な文献に散在している過去に於ける発生記録の蒐集につとめた.30年度の被害に関する上記の方法に於ては, 発生量, 被害量が主に被害届出数により類推されている点, 又過去の記録に関しては, 何等統一されたものではないので, 記録方法の杜撰, 相対的な比較が困難であるなどの不備な点は止むをえないが, 一応大体の傾向は窺知し得るものと考えられた.冒頭に於て, 上記資料の蒐集に多大の御協力を示された各都道府県市衛生部局の各担当官の方々に深甚の謝意を表するものである.
著者
松丸 秀夫 朝比奈 菊雄 加藤 仁
出版者
公益社団法人日本薬学会
雑誌
ファルマシア (ISSN:00148601)
巻号頁・発行日
vol.14, no.2, pp.117-122, 1978-02-01

木枯しが吹き出すと落ちつかなくなり, そして雪が降る頃には時々姿を消し, 黒くなった顔で現われる人種, スキーの楽しさにとりつかれた人達-."スキー狂師"であることを自他共に認めておられる薬学人もあちらこちらに数多いようである.そこで, このような方々の間での隠された逸話や思い出話の一端なりとも御被露していただこうと先生方にお集りいただいたが, 出席を予定されていた津田先生には御都合がつかず, 紙上参加の形で思い出話を寄せていただいた.
著者
杉野 緑 川上 昌子 朝比奈 朋子
出版者
岐阜県立看護大学
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
2007

本研究は1990年代後半から急増した日本のワーキングプア(不規則・不安定雇用労働者、低賃金労働者)の社会的性格を実証的に明らかにし、その性格に即した地域での自立条件を提示するための基礎的研究である。一工業都市を対象として不安定労働市場、生活保護、居住条件の側面からワーキングプアの生活実態を検討した。不安定労働就業者の労働市場は縮小しており、ワーキングプアが就労できる雇用の社会的創出とワーキングプアを包摂する失業時所得保障と住宅保障を中軸とする社会保障制度の構築こそが必要である。
著者
朝比奈 次郎
出版者
東京大学
雑誌
若手研究(B)
巻号頁・発行日
2007

平成17年10月1日から平成19年9月30日までに医療観察法入院処遇の決定をうけ、当院に入院した53名を対象として基本情報として年齢、性別、主診断、副診断、対象行為種別、被害者、責任能力、遺伝負因過去の治療歴、過去の犯罪歴、教育歴、婚姻歴、職歴、治療中断、平均在院日数について個人情報を削除したうえで収集した。その結果、対象者は男性が女性の約三倍で年齢は20代から70代までと多彩であった。種診断は統合失調症が最も多いが精神遅滞、発達障害、人格障害などの合併例も認められた。対象行為は殺人、傷害、放火が多く9割以上の例で心身喪失あるいは心身耗弱と判断され約9割で不起訴となっていた。遺伝負因は25%の割合で認められ、過去の犯罪歴も25%の割合で認められた。教育歴は平均して12.2±2.5年、婚姻歴ありは32%だった。職歴については90%以上で職歴があるが対象行為時には15%程度しか就職していなかった。約90%で治療歴があるものの約65%で治療中断しており、対象行為時には約50%で治療を中断していた。平均在院日数は327±12日であった。多くの対象者が治療を受けている一方で中断率も高く、治療中断によって職を失うなどの社会的適応が悪化しており医療の担保の重要性を示唆する結果であった。また、発達障害や精神遅滞などが合併していることにより難治例となり入院期間が伸びている傾向が認められた。