著者
大江 守之 中林 一樹
出版者
公益社団法人 日本都市計画学会
雑誌
都市計画論文集 (ISSN:09160647)
巻号頁・発行日
vol.19, pp.505-510, 1984-10-25 (Released:2020-09-01)
参考文献数
7

The residents of inner area of Tokyo can be devided into three types, “integrated residents”, “new integrated residents”, and “temporary residents”. The purpose of this articles is to analize the residential movement and consciousness of “new integrated residents” through a questionnaire. About 40% of the new integrated residents are from inner area of Tokyo and accordingly the new integrated residents are not necessarily “new” integrated residents. Their behavior is not likely to lead to friction against “integrated residents”. Consequently, to supply to the new integrated residents with condominiums is one of the methods for the social integration of inner area of Tokyo.
著者
本塚 智 橋本 了哉 多賀谷 基博 小林 高臣
出版者
公益社団法人 高分子学会
雑誌
高分子論文集 (ISSN:03862186)
巻号頁・発行日
vol.70, no.6, pp.242-252, 2013-06-25 (Released:2013-06-25)
参考文献数
58
被引用文献数
4 7

炭素繊維を異種材料と接合化して,複合体を創製する技術が盛んに研究されている.しかし,炭素繊維の表面は疎水性であるため,親水性樹脂への分散性やセラミックスとの接合性が乏しい.高強度な複合体を創製するためには,接合界面を精密に設計し,接合性を向上させる必要がある.そのため,炭素繊維表面を改質・被覆する技術は,異種材料への分散化や複合化を改善・促進するため,重要なプロセス技術となりつつある.さらに,複合体の機能を向上させるためには,炭素繊維の表面技術だけでなく,界面接合技術が重要である.そこで,本報では,炭素繊維の表面改質および湿式法による無機高分子の被覆技術の特徴について紹介し,表面機能化について言及し,新しい複合材料としての応用の可能性について述べた.さらに,高分子樹脂と炭素繊維の界面接合技術を概説し,炭素繊維強化プラスチック創製における表面機能化の重要性について紹介した.
著者
林 晃平
出版者
苫小牧駒澤大学
雑誌
苫小牧駒澤大学紀要
巻号頁・発行日
no.4, pp.73-94, 2000-09
著者
矢田 充男 高橋 香 三木 祐 鵜飼 克明 小林 英嗣 小松 由佳 石田 さやか 平間 麻衣子 一戸 集平 渡辺 真衣 水吉 勝彦 澤田 真樹
出版者
一般社団法人 日本臨床薬理学会
雑誌
日本臨床薬理学会学術総会抄録集
巻号頁・発行日
vol.42, pp.2-P-O-6, 2021

<p>【はじめに】新型コロナウイルス感染症は、2019年12月以降、中国湖北省武漢市を中心に発生し、短期間で全世界に広がった。本邦において2021年2月14日に新型コロナウイルスワクチンとして販売名コミナティ筋注(以下「本剤」という)が特例承認となった。国立病院機構においては、投与初期における安全性確認を主たる目的としたコホート調査(以下「調査」という)を兼ね先行接種を行った。当院において、本剤先行接種に際し、医師、薬剤師、看護師、事務職員により構成された新型コロナウイルスワクチン検討チーム(以下「検討チーム」という)を立ち上げ、当院職員に対し本剤接種を安心・安全を第一に接種行うこととした。【目的】当院において2021年1月26日に検討チームの第1回目の打ち合わせを開始し、その後も随時打ち合わせを行いながらの対応となった。2月5日に本剤保管用のディープフリーザーの設置、2月12日より院内において本剤接種および調査の説明会を実施した。当院には2月18日に本剤が搬入となり、翌2月19日より接種を開始した。その後3月26日までの先行接種終了までの流れについて紹介する。【方法】当院職員を対象とした先行接種に1207名を対象に接種希望調査を実施し、1062名の職員が先行接種の希望をされ、うち2021年2月25日までに接種を受けた378名に調査にご協力いただくこととなった。ワクチン接種は院内大講堂を会場に行い、予診票等の事前確認、問診、接種、予診票等の回収という流れで行い、被接種者は接種後に大講堂若しくは職場等で観察を行い、一人で過ごすことがないような環境を整えた。【結果】本剤の接種にあたり、問診等は医師、本剤の管理・調製は薬剤師、接種は看護師、職員の接種スケジュール管理は事務、調査関係は治験管理室とそれぞれの役割を分担したことにより、接種を希望する全職員への接種は大きな問題はなく終えることができた。また調査における日誌の回収、データ入力についても関係各所に協力をいただきながら期限までに入力を終えることができた。しかしながら、各部署の担当者への負担が増加したところは否定できない状況であった。【考察】本剤先行接種に際し、各種情報が日々更新される中で、円滑に接種を終えることができたのは、医師、薬剤師、看護師、事務職員をはじめとした病院の全ての職員が一丸となり、一つのチームとして対応したことが一番の要因であると考える。</p>
著者
村中 厚哉 久保 恵子 畑野 光賞 内山 真伸 小林 長夫
出版者
基礎有機化学会(基礎有機化学連合討論会)
雑誌
基礎有機化学討論会要旨集(基礎有機化学連合討論会予稿集)
巻号頁・発行日
vol.18, pp.50-50, 2006

ツユクサの青色色素コンメリニンは、アントシアニン、フラボン、マグネシウムイオンからなる金属錯体超分子構造をとる。本研究ではコンメリニンの青色発現機構を調べるため、1)励起子理論、2)時間依存密度汎関数理論による吸収・円二色性(CD)スペクトルを計算した。計算にはコンメリニンのX線構造の座標を用い、アントシアニンダイマー、トリマー、ヘキサマーの各理論スペクトルを計算した。ヘキサマーの理論吸収・CDスペクトルの特徴は実測の吸収バンドの分裂とCDパターンを再現した。
著者
高石 詩織 福田 貴光 小林 長夫
出版者
基礎有機化学会(基礎有機化学連合討論会)
雑誌
基礎有機化学討論会要旨集(基礎有機化学連合討論会予稿集)
巻号頁・発行日
vol.2010, pp.1P63, 2011

フタロシアニン(Pc)は高い平面性を有する18π共役系の機能性色素分子であり、その二量体はPc間の励起子的・電子的な相互作用のため、構造や結合様式によって特有の性質を持つことが知られている。本研究では、ビフェニルユニットで連結したプロペラ型のPcダイマーを新たに合成し、その分光特性の解明を行った。目的のPcダイマーは、吸収および円偏光二色性(CD)スペクトルにおいて、Pcユニット間の励起子的な相互作用と、Pc平面間のねじれによる特異な光学活性を示した。本発表では、Pcダイマーの磁気円偏光二色性(MCD)スペクトル、理論計算についても議論する。
著者
高石 詩織 福田 貴光 小林 長夫
出版者
基礎有機化学会(基礎有機化学連合討論会)
雑誌
基礎有機化学討論会要旨集(基礎有機化学連合討論会予稿集)
巻号頁・発行日
vol.2009, pp.158-158, 2009

フタロシアニン(Pc)は平面π共役系の機能性色素分子であり、その二量体であるPcダイマーはモノマーとは異なる性質を有することが知られている。ビフェニル連結型のPcダイマーは、ビフェニルの二面角が固定され2つのPcがねじれた構造の非平面型ダイマーになると予想されることから、これまでのダイマーにない新たな物性の発現が期待される。本発表ではそのようなビフェニル連結型Pcダイマーの合成と分光学的性質について報告する。
著者
林 林 リン リン Lin Lin
雑誌
嘉悦大学研究論集
巻号頁・発行日
vol.53, no.1, pp.27-45, 2010-10-25

従来の日本語教育の多くは、「日本語学の視点」に立ったものであった。それに対して、本稿では、「コミュニケーションのための文法」という観点に立ち、日常会話における「~アル/イル」構文形式と、文末形式の使用実態とを分析し、それを踏まえた日本語教育のあり方について考察する。主に日本語母語話者によるインタビューの会話(約13時間分)データを調査した結果、日常会話では、引用節内を除き、これまでの日本語教科書で提示されてきた文型と、裸文末という形はほとんど使われないということが明らかとなった。その調査結果の考察から、日本語教育における存在表現の導入にあたり、とくに、会話を主な目標に据えた日本語コースでは、「~に~があります/います」「~は~にあります/います」以外のパターン、及び文末に後続要素を加えた表現を初級レベルから提示し、教えるべきであると考えられる。
著者
中野 博昭 大上 悟 西野 友朗 福島 久哲 小林 繁夫
出版者
The Mining and Materials Processing Institute of Japan
雑誌
Journal of MMIJ (ISSN:18816118)
巻号頁・発行日
vol.128, no.10_11, pp.590-595, 2012-09-25 (Released:2013-10-28)
参考文献数
15
被引用文献数
3 5

Electrodeposition of Cu was conducted in a synthetic electrorefining solution to investigate the effect of gelatin, thiourea and chloride ions on the polarization curve for Cu deposition, morphology, texture, surface roughness and the throwing power of the deposited Cu. In a solution containing both gelatin and chloride ions, the cathode potential for Cu deposition was significantly polarized at current densities above 200A/m2, while the thiourea depolarized the potential for Cu deposition at 200 to 1000A/m2. In a solution containing the three additives, i.e. gelatin, thiourea and chloride ions, the potential for Cu deposition was polarized at 500A/m2. It is supposed that the synergistic effect of gelatin and chloride ions on the polarization prevailed over the depolarization effect of thiourea. In the Cu deposited at initial stage, the chloride ions promoted the field-oriented texture with the orientation of direction. However, Cu deposited at initial stage from the solution containing gelatin, thiourea and chloride ions was composed of both the inclined texture type and the epitaxial growth type of crystals. The surface roughness and throwing power of the deposited Cu was most improved in the solution containing gelatin, thiourea and chloride ions, showing the synergistic effect of three additives. The thiourea had an effect on decreasing the surface roughness of the deposited Cu, and chloride ions improved the throwing power of Cu.
著者
広内 哲夫 林 文子
出版者
文教大学
雑誌
情報研究 = Information and Communication Studies (ISSN:03893367)
巻号頁・発行日
vol.50, pp.57-84, 2014-01-01

Taking up the 3D as an objective of interest for the secondary and high school students as a learning theme, the authors of this paper made an attempt to develop the 3D teaching material enabling us to deliver a message to the students in purport that during the process of their learning the theory of the stereoscopic vision the subjects “why? And how?” can be solved when the learning subjects are studied in a correlated manner. The material of the learning is as follows: Allowing the secondary school students and general high school students to learning the fundamental theory of the 3D through the experiments of stereoscopic vision and thereafter enabling them to learn two methods of drawing some simple anaglyphs as the application of the learning of the fundamental principle. Furthermore the high school students who wish to take scientific courses throughout their life are induced to be aware of the fact that mathematics is an efficient weapon to solve the problematic points when the stereoscopic vision is reduced into a specific model as developed learning..