著者
楊 柏松 成 漢功 大賀 祥治
出版者
日本きのこ学会
雑誌
日本きのこ学会誌 (ISSN:13487388)
巻号頁・発行日
vol.15, no.4, pp.173-176, 2007
参考文献数
24

本研究では,ハナアブラゼミタケの子実体形成について,培地組成を中心に検討した.基本培地は白米(40g)を主材とし,コーンスティ-プリカー(0.2%),KH_2PO_4(0.2%)およびMgSO_4・7H_2O(0・05%)からなる混合溶液を添加して,300ml容三角フラスコに入れて培養した.基礎培地の白米5gをサナギ粉,フスマ,アワあるいはコーン粉に置き換えると原基形成が促進され子実体の発育も促進されたが,オカラは生育を抑える傾向があった.また,白米10gを卵黄10g(新鮮重)に置換した培地で子実体収量が最大となった.イーストエキスあるいはポリペプトンを基礎培地への添加でも,菌糸体成長と子実体形成の促進がみられた.
著者
楊 雲輝 坂田 和実 鈴木 文明 新貝 鉚蔵
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. MBE, MEとバイオサイバネティックス (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.100, no.685, pp.137-139, 2001-03-15

線虫 Caenorhabditis elegansのシナプス結合は、White らの電子顕微鏡を用いた研究によって明らかにされている。線虫の頭部にある神経環では、神経突起が環状に密集し多数のシナプス結合が存在し、その周囲には多数の神経細胞が存在する。これまでの種々の実験結果から、神経環・それを構成する神経細胞群が C. elegansの中枢機能を果たしていることが示されている。本研究では、White らのデータを利用し、更にC. elegansと類似の神経回路を持つAscaris suumの電気生理学データを基にすることで、神経環回路のシミュレーションを行った。
著者
綾部 誠 楊 帆
出版者
山形大学
雑誌
山形大学紀要. 社会科学 = Bulletin of Yamagata University. Social Science
巻号頁・発行日
vol.44, no.1, pp.27-43, 2013-07-31

“Career Development Program for Foreign Students in Japan” pertained to the Ministry of Education, Culture, Sports, Science and Technology and Ministry of Economy, Trade and Industry has been carried out by the MOT project in Graduate School of Science and Engineering in Yamagata University from October,2008 to September, 2011. This program is devoted to the Japan society education including skill education and Japanese language education for foreign students in order to enable them to find a job in Japanese corporation after the end of graduate school. A remarkable performance and achievement has been realized in this program in Yamagata University, and well learned around the country. Herein, the features of this program for foreign students via Industrial ‐ Academic ‐ Government cooperation will be elaborated, in conjunction with the review of the work of last few years. This research aims to show the achievements of foreign student education based on the local specialty of Yamagata area, and the remarkable influence on the globalization of local corporations by means of Industrial ‐ Academic ‐ Government cooperation in this program.
著者
楊 静宏 川原 正広 五味 壮平 新貝 鉚蔵
出版者
一般社団法人 人工知能学会
雑誌
人工知能学会全国大会論文集 第20回全国大会(2006)
巻号頁・発行日
pp.2, 2006 (Released:2006-12-07)

人間乱数とは人間が作る乱数列のことである。人間が作る乱数については、その性質、構造、病気との関係、脳機能との関連など、様々な研究がなされてきた。本研究では、人間が作り出す乱数の性質がその生成方法によりどのように影響を受けるかを考察する。
著者
楊枝 嗣朗
出版者
経済理論学会
雑誌
季刊経済理論 (ISSN:18825184)
巻号頁・発行日
vol.45, no.2, pp.5-14, 2008

The thought of independence of central banking was generally accepted during 1990s. And then the relationship between money and state has hardly occupied the interest of monetary economists. Some of them emphasised that the central banking does not have any administrative power. Therefore, the query why the government must ultimately take the responsibility for the stability of financial system and why the central bank must contribute to it through the prudential policy, have not been drked theoretically. In the meantime the Free Banking School has insisted the abolition of the central bank because the central bank-money is state fiat money. And the Cartalists like L. R. Wray, S. Bell, and C. A. E. Goodhart have attached the importance of ties between money and state, and therefore they have been worried about the future of Euro money due to breaking its bond with governments. We understand the ties between money and government are essential; otherwise the capitalistic credit monies could not have been developed. Since private credit monies circulated among merchants and traders in modern times, state monies like coins became just small changes for private credit monies. In consequence governments lost the ability of raising fund to a great extent. There were no way other than accepting private credit monies as means of tax-payment to raise fund. Such an intervention by government assisted private credit monies to circulate all over their country. The central bank currency contributed to reduce the costs of commercial transactions and of tax-collection too. From the above point of view we inquire the relationship between money and state, and why a central bank has "the ambiguous presence as a semi-governmental corporation".

2 0 0 0 国語研究

著者
白楊社
出版者
白楊社
巻号頁・発行日
no.29, 1958-04
著者
石川 九楊
出版者
新潮社
雑誌
芸術新潮 (ISSN:04351657)
巻号頁・発行日
vol.52, no.5, pp.114-121, 2001-05
著者
楊 青山 張 永〓 李 万春 張 会均 朱 宝国 新家 憲 寺本 千名夫 張 志鋼
出版者
専修大学北海道短期大学
雑誌
地域総合科学研究センター報告 (ISSN:18815677)
巻号頁・発行日
vol.2, pp.145-157, 2007

中国内蒙古に広がるカルシューム系アルカリ土壌[saline soil、solonchak(英語)、白干土、塩土(中国語)]の改良を目的とする。2004年〜2006年に行われたplot試験の結果を基に、2006年に大型試験圃場を4段式心土混層プラウを使って2ヶ所建設した。本年(2007年8月)、これらの圃場の土壌および生育調査を行った。主な結果は2007年は生育期(5〜6月)に降雨がなく、その後、雹が100 mm積もって、作物は大被害を受けた。したがって、どの作物も生育は悪かった。馬鈴薯は、一見して、施工区(No. 1)の草丈が対照区(No. 2)より高く、生育がより旺盛であった。えんどう豆は、一見して施工区(No. 3、堆肥供給区)の草丈が高く、他の区より生育旺盛であった。続いて施工区(No. 4、堆肥無供給区)、対照区(No. 5)の順であった。対照区(No. 5)では雑草が旺盛に生育していて、えんどう豆が雑草に埋没していた。No. 1の施工区では、馬鈴薯の平均草丈は375 mmであり、No. 2の対照区では271 mmであった。すなわち1.38倍に増加した。No. 3区のえんどう豆の草丈は230 mmであり、No. 4区では204 mmであり、対照区のNo. 5では155 mmであった。すなわち1.48倍に増加した。馬鈴薯の収量はNo. 1区で0.5 kg/本であり、No. 2の対照区では0.23 kg/本であった。すなわち2.17倍に増加した。No. 1区とNo. 2区では、馬鈴薯の根は両区とも約500 mmの深さまで伸長していた。No. 3区、No. 4区、No. 5区のえんどう豆の根は、それぞれ700、700、600 mmの深さまで伸長していた。No. 1の施工区では、約600 mm深さから土壌硬度が増加した。No. 2の対照区では400 mm深さから硬度が増加した。その間は約2 MPaであった。No. 3、No. 4、No. 5区では深さ600 mmまでは約1 MPaであり、深さ600 mmから硬度が増加した。No. 0区の裸地は耕起したことがないため、地表から硬く5 MPa以上となった。pH値はNo. 0の裸地とNo. 5の対照区で高かった。概して深耕によってpH値の減少が見られた。No. 0の裸地とNo. 5の対照区のEC値が高かった。EC値も、深耕によって減少が見られた。表層(Ap、0 mm)の土壌水分は、どの区も干ばつでほぼ0 %d.b.であった。No. 1、No. 3、No. 4の施工区とNo. 2、No. 5の対照区を比べると、どの層もNo. 1、No. 3、No. 4区の含水比が高かった。すなわち心土(Bca、C層)まで深耕することにより、透水性が増加し、雨水が心土に保持されたものと考えられる。
著者
楊枝 嗣朗 楊枝 嗣朗
出版者
佐賀大学
雑誌
佐賀大学経済論集 (ISSN:02867230)
巻号頁・発行日
vol.19, no.1, pp.(105-156), 1986-04
著者
楊 暁文
出版者
一般社団法人中国研究所
雑誌
中国研究月報 (ISSN:09104348)
巻号頁・発行日
vol.66, no.2, pp.1-13, 2012-02-25

中国における初めての『源氏物語』全訳は豊子〓のみによる訳業であったというのが今日の定説となっている。しかし,本稿の発見した新史実により,この定説が覆されようとしている。つまり,中国初の『源氏物語』全訳の成立にはこれまで知られてこなかったプロセスがあった。本稿は楼適夷及び文潔若の存在,特に新中国における豊子〓・銭稲孫・周作人の境遇及び全訳をめぐる三人のかかわりについて考察を加えた。その結果,全訳の成立過程で銭稲孫と周作人が深くかかわり,出版社の編集者として文潔若も尽力し,リーダーだった楼適夷が全訳者の人選において中心的役割を果していたことなどが本稿によって初めて明らかになったのである。
著者
楊 英賢
出版者
国際ビジネス研究学会
雑誌
国際ビジネス研究 (ISSN:18835074)
巻号頁・発行日
vol.1, no.1, pp.35-52, 2009-04-30

本研究の目的は、アーキテクチャのポジショニングの視点から、TFT-LCD産業の発展過程における台湾のキーコンポーネント(特にカラーフィルターとバックライト)産業を研究対象として、そのメーカーの製品ポジショニングのあり方とその移動戦略の選択を探索することによって、なぜ、台湾メーカーは、日本メーカーが依然として圧倒的な世界シェアを持っているキーコンポーネント分野に参入することができたのか、またはキャッチ・アップすることができたのかの要因を明らかにする。本研究の主な発見事実は以下である。第一に、TFT-LCD産業のキーコンポーネントは、もともとインテグラル型の製品だったが、パネル産業の発展とともに、日本の先行企業から技術提携や移転を通じて、外販による素材の市場化が形成され、その調達が容易化されてくることなどによって、部品間のインタフェースが産業内で広く標準化され、徐々にモジュール型構造になる傾向を持っている場合が多い。例えば台湾のバックライトメーカーは、製品のモジュラー化を一層進め、高度な開発や部門協調の費用を削減し、大幅に中国への投資生産を行なっている。また、同メーカーは、光学設計、金型開発、機構設計といった統合能力を持っているため、多様な顧客のカスタマイズ化の要求に迅速かつ低コストで応えている。第二に、アーキテクチャのポジショニングの移動戦略は、製品の内部構造や製品市場の組合の差異によって、四つの選択肢がある。しかし、これらの選択肢は自国や自社の得意な分野と適合するかどうかも重要であろう。このモジュラー型カスタマイズ戦略の選択は、台湾メーカーの得意なモジュール型の組立て分野と一致しているため、同キーコンポーネント分野のインテグラル型のカラーフィルターメーカーより、国際競争力をかなり発揮することができた。かつ、バックライト産業での市場シェアにおいて日本をキャッチ・アップすることができた要因だと考えられる。
著者
楊 韜
出版者
情報文化学会
雑誌
情報文化学会誌 (ISSN:13406531)
巻号頁・発行日
vol.16, no.2, pp.44-51, 2009-12-03

本稿では,中国におけるブログ文化の全体的状況及び,ブログと既存メディアとの関係を,統計データと事例分析の両方を通じて考察した。2007年末に,中国のブログ利用者数は,4698.2万人にのぼった。ブログの内容について,個人の感情や日常生活を記録するものが多いなか,社会現象などへの主張を表すものも少なくない。事例として,「紫禁城スターバックス事件」を取り上げ,新興メディアとしてのブログと既存メディアの関係を検討しうえ,中国におけるブログの特徴を考察した。〓成剛のブログ文章は,中国伝統文化の保護と外国商業資本との関係をめぐって議論を惹き起こした。外国メディアは,〓成剛の主張と中国政府の姿勢が一致していると強調しているけれども,『人民日報』の掲載文から異なる一面が見えたように,同じ社会現象に対するブログ(個人)と既存メディア(国家)の間でズレが生じた。このようなズレが生じた原因は個人による発信というブログの本質的な機能と中国の特殊なメディア環境の両方にある。また,公人/私人の境界の曖昧さが顕著となっている点は中国のブログの-特徴である。最後に,中国のブログにおける「エリートブログ」の主導傾向と「草の根ブログ」の弱体化という問題点に注目した。
著者
坂口 けさみ 大平 雅美 芳賀 亜紀子 島田 三恵子 徳武 千足 湯本 敦子 金井 誠 市川 元基 馬場 淳 上條 陽子 楊箸 隆哉 中村 友彦 近藤 里栄
出版者
信州大学
雑誌
基盤研究(B)
巻号頁・発行日
2007

正期産母子に対する分娩直後のカンガルーケアの実態について、全国の産科医療機関を対象に質問紙調査を実施した。カンガルーケアは全国の約70%の施設で導入されていたが、実施方法や実施の基準は施設によってそれぞれ異なっていた。そこで、カンガルーケアを安全にかつ快適に実施するための指標を得ることを目的に、カンガルーケア中の児の安全性について呼吸・循環機能から検討するとともに、快適性について児の自律神経機能を用いて解析した。カンガルーケア中、児の呼吸機能や循環機能は安定しており、カンガルーケアの児の安全性が確認された。またカンガルーケアが児にとって快適であるかどうかは、母親の分娩経過の影響を強く受けていることが明らかとなった。