著者
住野 幾哉 山口 香 小林 好信 橋本 佐由理
出版者
一般社団法人 日本体育学会
雑誌
日本体育学会大会予稿集
巻号頁・発行日
vol.67, pp.285_2, 2016

<p> 近年、水泳の萩野公介が北島康介の、「ありのままでいいんだ」との言葉で蘇生し、リオオリンピック出場を決めた。言葉によるエンパワーメントの重要性が再確認された出来事である。スポーツ選手に対する言葉掛けには大きな意味がある。キックボクシングは相手と対峙し打撃を主とする競技であり、心理面へのアプローチが競技パフォーマンスに及ぼす影響は非常に大きいと推察される。本研究は、キックボクシング選手がエンパワーメントされる言葉についての知見を得ることを目的に、選手が励まされた言葉は何であったのかに着目してインタビュー調査を行った。対象は学生キックボクシング選手10名である。分析方法は、ジョナサン・スミス(Smith J. 1997)の解釈学的現象学的分析を参考にスーパーバイザーの指示の下で分析を行った。その結果、彼らが励まされたと感じた言葉は大きく「賞賛」「教示」「励まし」「受容」というカテゴリーに分類された。なかでも「励まし」「受容」に分類されたものが多かった。また、指導者が与える言葉だけではなく、家族、先輩、チームメイトなどといった重要他者から発せられる言葉が選手に与える影響が大きいこともわかった。</p>
著者
橋本 大輝 堀 浩一
出版者
一般社団法人 人工知能学会
雑誌
人工知能学会全国大会論文集
巻号頁・発行日
vol.2019, pp.1J2J602, 2019

<p>航空宇宙工学などの技術及び学問分野は、様々な分野の成果とその複雑な関係の元成り立っている。 よって特に初めてその分野を学ぶ人にとって、その全体像を把握するのが難しいことが多い。さらにその分野の中で研究をし未解決の問題に取り組もうとした場合にはその問題にかかわる要素がとてつもなく多いため、何に着目して研究を進めるべきかを判断するのは困難を極めるかもしれない。 本論文ではこういった分野の理解に役立つようにその分野に関わる論文群をその意味によりPoincare Embeddingに基づき双曲空間上に埋め込むことで論文の内容とその抽象度に従って木構造状に整理し可視化し、分野全体を俯瞰できるような仕組みを提案する。 さらに可視化された構造をWasserstein Distanceなどを用いて分析することで、今後その分野に取り組む際にどのような点に着目うるかを考える補助になる情報を視覚的に提供する仕組みを提案する。 これにより文章間の関係を大まかに捉えた可視化を作成することができ、それを分析することによりその分野に関する新たな知見を得ることに役立った。</p>
著者
常徳 千夏 松井 聖 斉藤 篤史 西岡 亜紀 関口 昌弘 東 直人 北野 将康 橋本 尚明 角田 慎一郎 岩崎 剛 佐野 統
出版者
一般社団法人 日本臨床リウマチ学会
雑誌
臨床リウマチ (ISSN:09148760)
巻号頁・発行日
vol.27, no.3, pp.189-197, 2015-09-30 (Released:2015-11-30)
参考文献数
14
被引用文献数
1

目的:関節リウマチ(RA)の治療は近年大きく変化しており,抗リウマチ薬に加え生物学的製剤が7種類使用できるようになった.このため,相互作用や副作用管理が急務となり.医療師全体で取り組む事が重要となってきている.今回,調剤薬局薬剤師の関わりの実情と問題点を把握し,今後の薬剤師の役割の方向性を考えるためアンケート調査を実施した. 対象:兵庫医科大学病院外来通院中RA患者のうち,平成25年3月~5月に当薬局に来局,本調査への参加に同意した70名を対象にアンケート調査を実施した. 方法:日常診療実態下における非介入試験 ①日常生活動作 ②関節リウマチ治療状況 ③精神的影響に関する状況のアンケートを実施した. 結果:メソトレキサート(MTX)に関しては,効果の理解度は86%と高かったが,用法の不便さを訴える回答がみられた.生物学的製剤については,注射へのストレスを感じないが67%で,効果を実感している回答も62%と半数を超えた.しかしながら,副作用への不安や,高額の医療費の負担の不安もあった. 結論:調剤薬局薬剤師として,MTXや生物学的製剤などの積極的な治療が必要な患者さんには,積極的に関わることで,個々の状況を聞き取り不安や問題の解決を目指すことにより,アドヒアランスの向上及び治療成功へのサポートを行って行くことが重要であると考える.
著者
橋本 泰樹 梶山 朋子 大内 紀知
出版者
一般社団法人 経営情報学会
雑誌
経営情報学会 全国研究発表大会要旨集
巻号頁・発行日
vol.2014, pp.73-76, 2014

2006年に発売されたソニー・コンピュータエンタテイメントのPlayStation 3(PS3)は、同時期に発売された任天堂のWiiに市場シェアの獲得で遅れをとった。これまで、PS3の失敗要因については、「イノベーションのジレンマ」に代表されるように、本体(ハード)の問題を中心に議論されており、ゲーム機の特徴である補完財(ソフト)の側面からは十分な議論がされてこなかった。そこで、本研究では、ソフトがハードに与える間接的ネットワーク効果に着目し、PS3の失敗要因の解明を目的とした。分析の結果、PS3ソフトは多くが既存ソフトを活用して作られていること、それによりPS3ではネットワーク効果が働かなくなったことを明らかにした。
著者
橋本 賢一郎 遠峰 隆史 関谷 勇司
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告 = IEICE technical report : 信学技報 (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.114, no.236, pp.51-56, 2014-10-07

社会活動や日常生活のうち,インターネットを用いた活動の比重が高くなってきている.それに伴い,これまでの国家間のサイバー戦争だけでなく,インターネットに接続された機器や個人情報,知的財産を狙った被害が増加し対策が急務となっている.本論文では,Interop Tokyo 2014にて構築したShowNetを事例として,昨今のサイバーセキュリティに関する脅威の手法と,それに対抗するための技術,それらを組み合わせた防御システムの構築方法について考察する.また,ShowNetでのセキュリティ対策を通じて得られたデータから,標的型攻撃の存在や未知のマルウェアの侵入,更にはIPv6による攻撃も開始されていることがわかった.短期間の展示会のために構築されたネットワークへの脅威から,日常的に利用されるネットワークへの脅威を推察し,今後の攻撃の傾向と,サイバーセキュリティにとって重要と思われる防御方法に関して考察する.
著者
安福 正憲 橋本 浩明 浜井 順三 上杉 与八
出版者
THE SOCIETY OF COSMETIC CHEMISTS OF JAPAN
雑誌
日本化粧品技術者連合会会報 (ISSN:1884412X)
巻号頁・発行日
vol.5, pp.100-105, 1969-03-01 (Released:2010-08-06)
参考文献数
12

It has been confirmed that Pseudomonas is dominant contaminant in commercial shampoo and shows an important role in initial product spoilage due to microbial activity. And then, bactericidal activity of several preservatives used in cosmetics has been tested in model shampoo using practical aging test.1) Sixty two per cent of isolated bacteria from commercial shampoos were identified as Pseudomonas species. The rest was unidentified gram-negative rods (21%) and gram-positive rods (17%), 2) Many of the Pseudomonas strains from shampoo could assimilate sodium lauryl sulphate as sulphur source and some of them could produce alkylsulphatase.3) In bactericidal activity of preservatives tested for isolated bacteria, Vancide 89 and nitrofran derivative showed pretty effect but carbanilide, bisphenol, salcylanilide and benzoate derivative showed less effect.4) Contamination by alkylsulphatase positive Pseudomonas into commercial shampoo contained alkylsulphate is an inherent problem. It is essential for us to take the practical aging test in using alkylsulphatase positive strain of Pseudomonas in order the effective bactericidal preservative may be selective.
著者
橋本 信幸 諸川 滋
出版者
一般社団法人 映像情報メディア学会
雑誌
テレビジョン学会技術報告 (ISSN:03864227)
巻号頁・発行日
vol.15, no.73, pp.25-30, 1991-11-27 (Released:2017-10-06)

A holographic display technology is a kind of true 3-D techniques. In our system, a photosensitive firm is replaced with a CCD and a LCD in a conventional holographic system. The interference frindge pattern of an authentic object is read by the CCD camera and that signal is transfered to the LCTV-SLM illuminated by collimated laser. The spatial filtering technique is applied to remove the zero-order light in reconstruction. Thus we can record and reconstruct the motion-picture holographic images electrically in real-time.
著者
橋本 紘二
出版者
農山漁村文化協会
雑誌
現代農業 (ISSN:02893517)
巻号頁・発行日
vol.89, no.8, pp.283-294, 2010-08
著者
矢作 和也 金子 香里 松本 達彦 増田 淳 橋本 良明 松本 純一 荒井 泰道
出版者
一般社団法人 日本消化器内視鏡学会 関東支部
雑誌
消化器内視鏡の進歩:Progress of Digestive Endoscopy (ISSN:03899403)
巻号頁・発行日
vol.43, pp.215-217, 1993-12-01 (Released:2015-07-15)
参考文献数
6

症例は50歳女性。下血を主訴に来院し,即日行った大腸内視鏡検査にて,S状結腸深部に白色半透明の膜様の剥離粘膜に被われた血腫がポリープ状に認められた。また,塩酸チクロピジン服用によると思われる出血時間の延長を認めた。4日後,剥離粘膜に被われた血腫の排泄があり,その直後に行った注腸X線検査,内視鏡検査にてS状結腸深部に約10cmにわたる全周性の潰瘍を認めた。成分栄養療法などを行い,約10ヵ月後ほとんど狭窄を残さずに治癒した。大腸の全周性粘膜剥離はまれであり,その原因の1つとして虚血性腸炎があげられているが,本例は発症時に腹痛がなく,また剥離部に隣接した粘膜には炎症所見がみられなかったことなどより,虚血性腸炎の可能性は低い。むしろ,塩酸チクロピジンによる出血傾向との関連の可能性が考えられた。興味ある症例と思われたので,若干の文献的考察を加え報告した。
著者
有賀治樹 岡明也 橋本学 長田典子
雑誌
研究報告音楽情報科学(MUS)
巻号頁・発行日
vol.2013-MUS-100, no.11, pp.1-6, 2013-08-24

本稿では,演奏者によらず使用できる,マーカレス・ピアノ運指認識手法を提案する.距離画像中のわずかな手掛かりをもとに指先候補位置を多数検出し,ピアノキー位置との対応を確率的に表現したものを仮説群として生成する.各仮説から手全体の姿勢を推定して画像化し,入力距離画像との手全体の整合性を求めることによって最尤仮説を決定する.このとき,各指先 (親指~小指) の存在確率マップを用いて指先候補位置を確率的に表現し,仮説の尤度に反映させる.汎用 3-D ハンドモデルを用いて仮説をオンラインで画像化することにより,個人ごとの事前の実データ学習が不要となり,演奏者固有の演奏時の手の姿勢に影響されにくい,汎用的な運指認識を実現した.計 128 音からなる初心者向け楽曲を用いた実験により,認識成功率 88% を確認した.
著者
小林 好信 橋本 佐由理
出版者
一般社団法人 日本体育学会
雑誌
日本体育学会大会予稿集
巻号頁・発行日
vol.69, pp.231_2, 2018

<p> 本研究は、大学陸上競技選手のスポーツ傷害と心理社会的要因との関連を明らかにすることを目的に、自記式質問紙による前向き調査(1回目調査は2016-2017年、2回目調査は1年後に実施)を行った。分析対象は1回目調査時点にて傷害のない男女陸上競技部員(n=172)とした。1年間に、試合出場は可能であるが傷害を負った選手が13名、傷害により出場不能となった選手が22名であった。そこで、試合出場可能と不能とに分け、1年間の傷害発生の有無を従属変数としたロジスティック回帰分析を行った。性別で調整した結果、出場可能な傷害の発生では、健康管理の自信感のオッズ比が0.67(p<0.01)であった(判別的中率89.6%)。軽傷な傷害を予防するには、日常生活の健康管理を行う自己効力感を高めることが重要であることが示唆された。また、出場不能となる傷害の発生では、二次元レジリエンス要因尺度の楽観性のオッズ比が0.72(p<0.05)、他者心理の理解のオッズ比が1.58(p<0.01)であった(判別的中率87.9%)。不安を感じずに楽観的でいることが傷害予防には有用であり、外交的な傾向が怪我の可能性を高めることが示唆された。</p>
著者
井口 義信 尾崎 勇 橋本 勲
出版者
認知神経科学会
雑誌
認知神経科学 (ISSN:13444298)
巻号頁・発行日
vol.13, no.1, pp.1-14, 2011 (Released:2017-04-12)

注意に伴う感覚皮質の反応様式の変化について、著者らの脳磁界計測の研究成果を中心にreviewした。注意レベル変化に応じて感覚入力に対する一次感覚皮質における賦活領域が変化し、聴覚皮質では音のピッチに注意するとtonotopyが明瞭化すること、また一次体性感覚皮質では、手指に注意するとsomatotopyが明瞭化することを示した。また、体性感覚に関しては、注意を向ける刺激のコントラストの違いによって二次感覚皮質の反応が増減すること、振動刺激の識別という難度の高い課題では、聴覚野が協調的に活動しうることも示した。おそらく感覚入力に関わる複雑な脳内ネットワーク間の相互信号伝達によって感覚の心象が形成されるが、中でも感覚野は実際の感覚入力を取得する場であり、その調整・加工を行う実行単位としての役割を担うので、感覚の心象表現に深く関わると思われる。
著者
橋本 征治
出版者
一般社団法人 人文地理学会
雑誌
人文地理 (ISSN:00187216)
巻号頁・発行日
vol.26, no.5, pp.496-523, 1974

By analyzing how central places and rural regions were related through the medium of production and circulation of commodities in the Edo Period and what influences they had on each other, this article aims to examine the structure of the urban-rural regions of the Tonami District in Kaga-<i>hanryo</i>, the territory which the Maeda clan ruled.<br>To begin with, the author analyzes the regional systems of production and circulation of commodities. In the first-half of the Edo period, <i>machi</i>, authorized cities, with their previleges, took the initiative in the circulation of commodities, whereas other local nuclei had much less centrality. Consequently, tightly integrated regional urban-rural systems were not developed; the systems were quite simple. But, more complicated systems developed in the second-half of the Edo period, when the production and circulation of commodities developed in the rural regions. And some <i>zaimachi</i> unauthorized cities, came to develop based on the regions producing commodities in the rural area and trading with the merchants from other <i>han</i>. At that time, there were a remarkable difference among the central places and the hierarchical divisions of labor. In the rural region, on the other hand, common rural communities remained engaged in primary production process or supplying raw materials to the central places, while some rural communities with access to the central places were engaged in a higher level production process. It has been observed that changes which took place in rural regions had certain regularity. That is, the changes were related to the differences in situational and physical characteristics of the regions. Considering these points, the author has made an effort to examine concretely the structure of urban-rural regions on the basis of the areas receiving annual tributes from rural communities and the areas from which merchants and craftsmen in the central places came. In the first-half of the Edo period, each central place organized urban-rural areas that directely reflected the local characters of its rural hinterland, but this hardly constituted a nodal region. In the latter-half of the Edo period, however, a highly developed nodal region came to exist in the northern part of the Tonami District. That is, the service centers were organized in several classes, hierarchically related. Overlapping of some service areas is also observed. But in the southern region, where the production and circulation of commodities developed later than the one in the north, the structure of urban-rural regions remained more immature; large or small urban-rural areas lay side by side with little functional integration.