著者
池田 良吉
出版者
日本医科大学医学会
雑誌
日本医科大学雑誌 (ISSN:00480444)
巻号頁・発行日
vol.19, no.2, pp.271-283, 1952-02-15 (Released:2010-10-14)
参考文献数
10
著者
藤本 昌代 池田 梨恵子 フジモト マサヨ イケダ リエコ Fujimoto Masayo Ikeda Rieko
出版者
同志社大学社会学会
雑誌
評論・社会科学 = Social science review (ISSN:02862840)
巻号頁・発行日
no.130, pp.107-141, 2019-09

本研究は1940年代の尾高邦雄の職業研究を起点に,社会学における職業研究,職場の人間関係,職業集団,職場での労働者意識等の観点から再確認し,日本の社会学におけるホワイトカラーの研究経緯について2000年以降の傾向をまとめたものである。分析の結果,社会階層研究などの個人の職業に関する研究が1950年代から継続され,後続する研究者が育成されているのに対し,尾高や同時代の多くの社会学者が盛んに行ってきた企業調査や同業者組合,職人集団等の職業研究は徐々に減少し,2000年以降も減少し続けていることが確認された。その一方で,ホワイトカラー職,専門職の働き方に関する個別の調査では,丁寧なフィールドワークや多様な方法を用いた重厚なものが多く,研究内容の充実度は継続しているといえよう。論文(Article)
著者
山中 正文 福田 純一 児玉 泰光 安島 久雄 池田 順行 高木 律男
出版者
Japanese Stomatological Society
雑誌
日本口腔科学会雑誌 (ISSN:00290297)
巻号頁・発行日
vol.59, no.1, pp.31-35, 2010-01-10 (Released:2010-10-29)
参考文献数
15

We report a case of long-term (about 10 years) limited mouth opening following a bilateral transtemporal approach for multiple cerebral aneurysms. A 41-year-old man with limited mouth opening was referred to our clinic for treatment. At the first visit, his maximum mouth opening distance was 13 mm between the upper and lower incisors and there were palpable indurations at the bilateral temporal muscles. We diagnosed this situation as a contracture of muscles, and performed bilateral coronoidectomy under general anesthesia. Mouth-opening exercises were started from one day postoperatively, and continued for 7 months. His maximum range of mouth opening is now maintained at 30 mm.
著者
齊藤 優子 田中 里江子 硲田 猛真 間 三千夫 船越 宏子 池田 浩己 芝埜 彰 輿田 茂利 夜陣 真司 北野 博也 榎本 雅夫
出版者
耳鼻咽喉科展望会
雑誌
耳鼻咽喉科展望 (ISSN:03869687)
巻号頁・発行日
vol.48, no.4, pp.236-241, 2005-08-15 (Released:2011-03-18)
参考文献数
15

Waardenburg症候群は内眼角と涙点の側方偏位, 広く高い鼻根, 正中部眉毛過形成, 虹彩異色症, 先天性感音難聴, 前頭部白髪の6主徴を特徴とする常染色体優性遺伝形式をとることが多い遺伝性疾患である。本邦でも多くの報告がなされているが症状の発現や程度は様々である。今回, 新生児聴覚スクリーニング検査から発見されたWaardenburg症候群1型の2例 (父子症例) を経験し, 遺伝カウンセリング, 聴力所見を中心に難聴の浸透率や難聴の表現型などについて検討した。父子の症例であるが感音難聴, 虹彩異色の発現及びその程度に違いが認められた。父親には難聴はみられなかったが, 患児は暗一側性の高度難聴を認めた。
著者
橋本 卓 金谷 整亮 池田 均 塚西 茂昭 信原 克哉 田中 道夫
出版者
日本肩関節学会
雑誌
肩関節 (ISSN:09104461)
巻号頁・発行日
vol.14, no.2, pp.245-248, 1990-09-01 (Released:2012-11-20)
参考文献数
4

We have measured the intra-articular pressure simultaneously with arthrography of the shoulder. In this study, changes in the intra-articular pressure were examined in unstable shoudlers associated with loose shoulder, rotator interval lesion, and traumatic recurrent anterior dislocaiton.Of the 731 shoulders (731 patients) in which intra-articular pressure was me a sured from 1981, the measurement was possible in 254 shoulders (254 patients). A total of 91 shoulders, consisting of 20shoulders with traumatic recurrent anterior dislocation,40 loose shoulders, and 31 shoulders with rotator interval lesion, were evaluated.Physiologic saline was in f used into the joint, and canges in the intra-articular pressure were recorded as electric signals through a transducer. The arm was moved up and down passively, and the pressure was measured at intervals of 10.In loose shoulder and rotator interval l e sion, the intra-articular pressure decreased as the arm was lifted higher, but the decreases were smaller than in normal shoulders. In these groups, there was a smaller pressure increase to the position of maximum uplift with a smaller peak value and within a narrower range than in the normal group. These findings were more notable in the shoulders with an FSH angle of 81' or greater. These results suggest that the intra-articular pressure reflects the joint capacity.In traumatic recurrent anterior dislocation, however, the decrease in the pressure in an early stage of arm lifting was the greatest among all groups including the normal group, and the pressure increase with arm lifting was gentler in shoulders with an FSH of 80 °or less, unlike in the other two groups.The changes in the intra-articular pressure in shoulders with traumatic recurrent anterior dislocation may be explained by disruption of the anterior capsular mechanism and muscle contraction due to anxiety over the possibility of dislocaiton during arm lifting as well as the looseness of the articular capsule.
著者
池田 裕美 山口 剛史 小平 桃子 Bahry M. A. Chowdhury V. S. 安尾 しのぶ 古瀬 充宏
出版者
Japanese Society of Pet Animal Nutrition
雑誌
ペット栄養学会誌 (ISSN:13443763)
巻号頁・発行日
vol.20, no.1, pp.47-58, 2017-04-10 (Released:2017-05-02)
参考文献数
35

ジャンガリアンハムスター(以下、ジャンガリアン)とロボロフスキーハムスター(以下、ロボロフスキー)はともにドワーフハムスターと呼ばれ同属でありながら、ロボロフスキーはヒトに慣れにくく多動性を示す。これまでの研究により、ジャンガリアンに比してロボロフスキーでストレス感受性が高いのではないかと仮説を立て、多動性とストレス感受性との関連性を解明することを目的とした。野生のドワーフハムスターは群れで生活するために単離ストレスがかかりやすいのではないかと考え、単離飼育を用いた。ジャンガリアンとロボロフスキーの3週齢雄を群飼で馴化した後、群飼と単飼の2つのグループに分けた。3種類の行動試験を実施し、行動量、不安様行動および社会的行動を測定した。その後得られた海馬および小脳のサンプルを用いて、L型ならびにD型アミノ酸およびモノアミンの分析を行い、さらに、血漿中コルチゾール含量の測定も行った。その結果、単飼開始初期の行動試験においては、ロボロフスキーの多動性が不安様行動を反映している可能性が得られたものの、その後の行動試験ではストレスによる影響はみられなかった。このことから、ハムスターに対し単離は弱いストレスであり、両者の行動量ならびに脳内アミノ酸およびモノアミン代謝にはほとんど影響を及ぼさないことが示唆された。
著者
本間 太郎 佐藤 謙太 篠原 菜穂子 伊藤 隼哉 荒井 達也 木島 遼 菅原 草子 治部 祐里 川上 祐生 野坂 直久 青山 敏明 都築 毅 池田 郁男
出版者
公益社団法人 日本食品科学工学会
雑誌
日本食品科学工学会誌 (ISSN:1341027X)
巻号頁・発行日
vol.59, no.2, pp.63-68, 2012-02-15 (Released:2012-03-28)
参考文献数
31
被引用文献数
4 5

CLAは抗肥満作用,抗がん作用など,多彩な生理機能を持つことが知られており,サプリメントとして市販されているが,日本人において摂取量や吸収代謝に関する報告はほとんどない.本研究では,日本人のCLA摂取における知見を得るため,日本人のCLAの日常的な摂取量,日常的な血中CLA濃度,CLAサプリメント摂取時の血中CLA濃度の変化について検討した.その結果,日本人は日常的に食事から37.5 mg/日のCLAを摂取していることが明らかとなった.また,日本人の日常的な血中CLA濃度は血漿中で6.4μmol/L,血球中で1.7μmol/Lであった.さらに,1日2.3gのCLAサプリメントを3週間摂取することで,血中CLA濃度は血漿中で7.7倍,血球中で8.7倍に増加した.外国人の報告と比べると,日本人は日常的なCLA摂取量や血中CLA濃度は少ないが,CLAサプリメントを摂取することでその濃度は飛躍的に上昇することが明らかとなった.以上より,日本人は1日2.3gのCLAサプリメントを長期摂取することで有益な生理作用を得ることができると考えられた.
著者
池田 光穂
出版者
熊本大学
雑誌
文学部論叢
巻号頁・発行日
vol.77, pp.45-71, 2003-03-20
著者
池田 眞理
出版者
国立研究開発法人 科学技術振興機構
雑誌
情報管理 (ISSN:00217298)
巻号頁・発行日
vol.37, no.6, pp.479-488, 1994

(社)海外広報協会が1985年にスタートした先端技術とニューメディアを活用した新しい海外広報プロジェクト構想は1994年4月現在, 海外における日本情報の発信拠点である在外公館と主要な日本研究機関等に対し最新の日本関連情報を英文で提供するJIN (Japan Information Network)として結実した。JINは主に政府の発表する情報を英文で提供するデータベースと, これを補完するアドホックベースの問い合わせに対応する電子メール機能を有したオンライン情報提供システムをメインフレームとするコミュニケーションのネットワークである。ここでは, 技術的側面からのシステムの紹介というより, 同ネットワークの目的である海外広報活動という観点からJINを紹介する。
著者
小池田 富男
出版者
明治大学経営学研究所
雑誌
経営論集 (ISSN:0387298X)
巻号頁・発行日
vol.31, no.3, pp.p79-95, 1984-02
著者
小池田 富男
出版者
流通経済大学
雑誌
流通経済大学論集 (ISSN:03850854)
巻号頁・発行日
vol.21, no.4, pp.p1-20, 1987-03
著者
池田 雅夫
出版者
計測自動制御学会
雑誌
計測と制御 (ISSN:04534662)
巻号頁・発行日
vol.29, no.8, pp.p764-767, 1990-08
著者
河津 雄介 池田 勝昭 大野 博之 峰松 修
出版者
The Japanese Group Dynamics Association
雑誌
教育・社会心理学研究 (ISSN:0387852X)
巻号頁・発行日
vol.6, no.1, pp.77-85, 1966 (Released:2010-03-15)
参考文献数
12

修学旅行をひかえた117名のかなり乗り物酔いの程度のおもい中学3年生を対象にして, 乗り物酔いのhypnotherapyの効果をおさえるための実験的研究が試みられた。ここではとくに次のような点に考慮がはらわれた。事前におこなわれた実態調査により, 対象者群における乗り物酔いの程度, 状態, 条件等に関する資料をもとにして, 暗示が構成された。また, 催眠深度を成瀬の催眠尺度をもちいることにより客観的に測定し, 治療効果との関係が分析された。さらに, 効果の持続性を明確にとらえるために, 5ヵ月後にfollow up調査をおこない, 効果の持続性, 深度と効果の持続性との関係等について分析された。
著者
池田 章一郎 田代 憲子 伊藤 要 小島 洋彦 伊藤 勝基 近藤 達平
出版者
一般社団法人 日本人工臓器学会
雑誌
人工臓器 (ISSN:03000818)
巻号頁・発行日
vol.7, no.1, pp.7-10, 1978

Glucose sensor for implantable artificial pancreas has been developed in our laboratories. Glucose oxidase is immobilized on the surface of the Nylon membrane filter with glutaraldehyde. This type of sensor is much better than the sensor with GOD entarapping method, in the response range of the glucose concentration and in the length of the life.<br>The exact relationship between sensor current and blood sugar level is recognized in animal experiment.