著者
王 曦虹 小林 智也 小倉 加奈代 西本 一志
出版者
情報処理学会
雑誌
インタラクション2012論文集 (情報処理学会シンポジウムシリーズ) (ISSN:13440640)
巻号頁・発行日
vol.2012, no.3, pp.481-486, 2012-03-16

近年Q&Aサイトの利用者が増加している.Q&Aサイトの質問は情報検索型と社会調査型に大別される.このうち社会調査型質問には客観的な正解はなく,特定の個人あるいは集団に対してアンケート調査を行うことで回答を得る.このため,質問者は回答の信頼性を判断しにくいという問題点がある.本稿では,質問者が回答の信頼性を判断するための補助材料として,回答者の質問・回答履歴から,今回答しようとしている質問と類似した質問とそれへの回答を抽出し,これを質問者に提示する.これによって,質問者が回答者の態度や価値観を推測可能とする手法を提案する.Yahoo! 知恵袋のデータを用いてシステムの初期的評価を行い,一定の有用性を確認した. : Recently, Q&A sites have been widely used. Questions of the Q&A sites can be classified into two types: an information-seeking type and a social-survey type. Since there are no objectively correct answers for the social-survey type questions, questionnaires are usually used to obtain answers from responders. However, it is difficult for a questioner to judge credibility of the answers. For supporting the judgment, we extract questions similar to the questioner’s question from the responders’ histories of questions and answers as well as answers to the extracted questions. By providing them to the questioner, it is expected that the questioner becomes able to infer each responder’s attitude and sense of values. We conducted pilot studies using Yahoo! Chiebukuro data and confirmed basic efficiency of the proposed method.
著者
王 海藍
巻号頁・発行日
2011

筑波大学博士 (学術) 学位論文・平成23年4月30日授与 (甲第5884号)
著者
藤淵 俊王
巻号頁・発行日
2012

筑波大学博士 (医学) 学位論文・平成24年3月23日授与 (甲第6235号)

1 0 0 0 OA 龍の原型

著者
王 震中 西山 尚志
出版者
大東文化大学
雑誌
大東文化大学漢学会誌 (ISSN:04149572)
巻号頁・発行日
vol.47, pp.1-15, 2008-03-10
著者
王 微 井手 裕美
出版者
太成学院大学
雑誌
太成学院大学紀要 (ISSN:13490966)
巻号頁・発行日
vol.12, pp.13-21, 2010-03

市場経済を取り入れて以来、中国の経済発展は著しい。世界の中国として英語教育を重視するその教育背景と政策を調査し、また実際の中学のクラス編成と英語の実施時間を一例に挙げ、その中等教育で使用されている英語教科書を、日本の中学一年にあたる七年級の上・下冊を中心に、また二年、三年にあたる八年級と九年級の教科書をその延長として分析・検討した。
著者
尊圓親王[書]
出版者
吉文字屋市兵衛
巻号頁・発行日
1758
著者
伊藤 暁 井上 克司 王 躍 岡崎 世雄
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会論文誌. D-I, 情報・システム, I-情報処理 (ISSN:09151915)
巻号頁・発行日
vol.86, no.7, pp.452-457, 2003-07-01
被引用文献数
3

N人がジャンケンをして全員を順位づけるために必要なジャンケン総数の期待値は[○!-]((3/2)^N)であり,また最終的に1位の人だけを決めればよい場合に必要なジャンケン回数の期待値も[○!-]((3/2)^N)であることを示す.一方,各自が2種類の手しか出せないジャンケンでは,上述の期待値がそれぞれ[○!-](N),O(logN)となることを示す.
著者
船瀬 親王 毛利 元昭 Cichocki Andrzej 内匠 逸
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. NC, ニューロコンピューティング (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.110, no.295, pp.43-45, 2010-11-11

We have been studied saccade-related EEG signal before eye movements to develop Brain Computer Interface. In previous studies, we tried to comfirm relationship between saccadic eye movement and EEG signals recorded in visually guided saccade task(The eye movement in visually duided saccade tasks is not a voluntary eye movement perfectly). In these results, we observed sharply changed EEG signals just before eye movements in occipital lobe. The saccade-related EEG signals have sharp change in right occipital lobe when subjects moves their eyes to right side and these EEG signals have shrp change in left occipital lobe when subject moves their eyes to left side. In this paper, we recorded EEG signals in memory guided saccade task(The eye movement in memory guided saccade tasks is a voluntary eye movement) and comfirmed relationship between EEG signals and brain processing in saccade. As this results, we observed differences of the sharply changed EEG signal just before eye movements between visually guided saccade task and memory guided saccade tasks. Next, in order to focus on another saccade-related EEG signals, we do not use hi-pass filter (cut-off: 4Hz). As this resutls, we observed EEG signals which resemble contingent negative variation.
著者
王 暁瑞
出版者
総合研究大学院大学文化科学研究科
雑誌
総研大文化科学研究 (ISSN:1883096X)
巻号頁・発行日
no.8, pp.57-70, 2012-03

近世後末期の越前国福井(現福井県)出身の歌人橘曙覧が詠んだ五二首からなる連作詠「独楽吟」は、すべて初句が「楽しみは」、末句が「時」で揃うという形になっている。これは従来の和歌に見られない独特な表現形式とされ、その形成について、先行研究では、「くつかむり」の方式などが作者の発想と構成を促した、あるいは俳諧歌や狂歌から影響を受けたとするものなど、日本の韻文に関連した指摘が多くあるが、十分に納得のいく具体的な説明はいまだ提出されていない。 一方、中国文学との関わりについては、前川幸雄氏が、論文「橘曙覧作「日本建国之吟」考」(『福井大学教育地域科学部紀要』第五二号、二〇〇一年十二月)において、曙覧の「独楽吟」を北宋の邵雍の詩作に関連付け、さらに、論文「橘曙覧と邵雍と―「独楽吟」と「首尾吟」の関係について―」(『国語国文学』第五〇号、福井大学言語文化学会編、二〇一一年三月)において、「独楽吟」と邵雍の連作詩「首尾吟」との関係、即ち作者の人生、処世観、作品の構成(形式上の)、作品の思想上の類似性、共通性について考察した。これは、曙覧の「独楽吟」を考える上で非常に示唆的なものであった。 「首尾吟」とは、邵雍の詩集『伊川撃壤集』巻二十に収められる連作詩であり、各詩の首句と尾句が「堯夫非是愛吟詩」という同じ句で統一されており、従来、見られない特殊な漢詩の体裁となっている。また、この連作の各詩の首聯は、例えば「堯夫非是愛吟詩、詩是閑観蔬圃時」(「首尾吟」第六五首のもの)のように、首句が「堯夫非是愛吟詩」という同じ句で統一されているだけではなく、第二句「詩是閑観蔬圃時」の句尾も「…時」という詞で統一されている。『伊川撃壤集』では、このような形式の詩が一三五首連続して並んでおり、連作の全体に音律的リズムを与えている。本稿では、こうした首聯での表現形式と、曙覧の「独楽吟」の表現形式との相似性に焦点をあてて、両者の影響関係について考察する。そしてまた、「首尾吟」は、その表現内容においても、自然や田園、生活や家庭の楽など身近な楽しみを詠み上げているが、曙覧の「独楽吟」にも「首尾吟」の発想や趣向をとりなしたとみられる例が散見されることについて検討を加えた。In the late Edo period, Tachibana no Akemi wrote a linked poem called Dokurakugin, which had a unique form of expression by starting the upper phrase with "tanoshimi wa" ("the moment I'm feeling happy is") and concluding the lower phrase with "toki" ("when") The form of this poem has long been thought to be a unique artistic form of waka. Up to now, no research has been able to explain how the form of this poem came to be.However, the Northern Song Dynasty poet Shao Yong left a famous group of 135 poems called Shao wei yin (Jp. Shubigin), all of which were included in his collection Ichuan Jirang ji (Jp. Isen Gekijō shō). A special characteristic of these poems is that each upper and lower phrase reads "Gyofu kore shi ginzuru o aisuru ni arazu" (I wrote a poem because I want to enjoy life, not because I like to write a poem). Moreover, each of these poems uses "toki" to end the second sentence. That is to say, for every poem, the first sentence is "Gyofu kore shi ginzuru o aisuru ni arazu," and the end of the second sentence is "toki." Thus we can see that this form has a kind of rhythm between the first sentence and the end of the second sentence, and that it appears to be similar to the form that Tachibana no Akemi uses in Dokurakugin. In addition, the ideas and artistic conceptions of Shao wei yin and Dokurakugin in their expressions regarding landscape gardens and happy family life are also quite similar. I believe this is sufficient evidence to conclude that the expressive form of Shao wei yin had an influence on the form of Dokurakugin in its development process.
著者
王 玉華
出版者
日本印度学仏教学会
雑誌
印度學佛教學研究 (ISSN:00194344)
巻号頁・発行日
vol.56, no.1, pp.134-137, 2007-12-20

浄土思想における「念仏」と「戒」の関係については、議論されるところであるが、実践的具体的な見方では「念仏即ち戒」という、伝統的な戒律観が従来から問題となっている。この問題に関して善導(六一三-六八一)に注目したい。善導は龍樹の「易行道」思想から曇鸞、道綽に至る思想を継承しつつ、主著である『観経疏』の中で九品往生について議論する。その中で、念仏について世福、戒福、行福という三福を修行することの重要性を説くが、三福の中で戒律に関する部分として「三衣説」を取り上げている。具体的には、善導は持戒の中でも、三衣と布施のどちらを重視すべきかという問題を提起している。『観経疏』では『大智度論』(以下『大論』と略す)からの引用が少なからず見受けられるが、『大論』に典拠があると明示されていない。よってこの論文では、まず、『大論』における「三衣説」の思想は「大乗戒観」の影響下にあると論じている西本龍山氏の論文をふまえて、『大論』における「三衣説」がどのように説かれているかを考察したい。その上で善導の「三衣説」が『大論』に基づきつつ、どのような意義をもって説かれているのか考察したい。
著者
柿本 彩七 瀧 景子 中島 徹夫 王 冰 田中 薫 VARES Guillaume 呉 健羽 酒井 一夫 齋藤 俊行 小島 周二 月本 光俊 根井 充
出版者
公益社団法人 日本アイソトープ協会
雑誌
RADIOISOTOPES (ISSN:00338303)
巻号頁・発行日
vol.57, no.2, pp.99-110, 2008 (Released:2008-03-06)
参考文献数
23
被引用文献数
1 1

放射線適応応答は,予め低線量放射線(priming dose)を照射しておくことで,その後の中・高線量放射線に対する抵抗性を獲得する生体の防御的反応である。放射線適応応答は,低線量放射線が中高線量放射線とは質的に異なる影響を生体に及ぼすことを意味しており,低線量放射線のリスクを評価する上で重要な生命現象である。本研究では,ヒトリンパ芽球由来細胞AHH-1におけるHPRT遺伝子座突然変異を指標とした放射線適応応答の分子機構を解析した。まず,3GyのX線照射後のHPRT遺伝子座における突然変異頻度が0.02Gyから0.2Gyのpriming dose照射によって有意に低下することを観察した。一方,0.005Gyの事前照射では有意な適応応答が観察されなかったことから,priming doseの下限が0.005Gyと0.02Gyの間にあることが示唆された。次に,poly(ADP-ribose)polymerase 1の阻害剤である3-aminobenzamide(3AB)は染色体異常を指標とした放射線適応応答を阻害することが報告されているが,本研究では3AB存在下でも突然変異を指標とした場合に有意な適応応答が観察された。このことから,細胞の違いに原因がある可能性は排除できないものの,指標によって異なるメカニズムが機能していることが示唆された。更に,HiCEP(high coverage expression profilling)法を用いて遺伝子発現変化の網羅的解析を行った。その結果,0.02Gy照射6時間後に有意に発現変動する遺伝子17個が検出された。また,priming doseがchallenge doseに対する応答に影響している可能性を考えて,3Gy照射後3時間及び18時間における遺伝子発現を0.02Gyの事前照射をした場合と照射しない場合で比較した。その結果,3Gy照射後3時間では17個,18時間では20個の遺伝子の発現変動が観察された。遺伝子の機能検索を行った結果,MAPキナーゼを介する細胞内情報伝達関連遺伝子や酸化還元関連遺伝子等が放射線適応応答に相関して発現変動していることがわかり,放射線適応応答の一因を担う可能性が考えられた。