著者
奥田 稔 深谷 卓 小林 恵子 伊藤 依子 調所 廣之 設楽 哲也 八尾 和雄 小川 浩司 橋口 一弘 佐伯 哲郎 山越 隆行 濱田 はつみ 川崎 和子 石井 豊太 鳥山 稔 増田 哲也 杉山 博 川端 五十鈴 川島 佳代子 八木 昌人 田部 浩生 岡村 浩一郎 木場 玲子 斉藤 晶 安藤 一郎 野村 恭也 吉見 健二郎 窪田 哲明 大谷 尚志 波多野 吟哉 竹山 勇 上杉 恵介 林崎 勝武 鈴木 淳一 澤木 誠司 石塚 洋一 古屋 信彦 安達 忠治 坂井 真 新川 敦 小林 良弘 佐藤 むつみ 山崎 充代 斎藤 洋三 舩坂 宗太郎 斉藤 啓光 石井 正則 浅井 和康 森山 寛 遠藤 朝彦 小林 毅 関 博之 林 成彦 石井 哲夫 窪田 市世 水谷 陽江 荒 牧元 大竹 守 北嶋 整 上田 範子 山口 宏也 牛嶋 達次郎 坊野 馨二 菊地 茂 佐橋 紀男 臼井 信郎 原 俊彰 宮川 晃一 田中 康夫 喜友名 朝盛 井上 庸夫 八木 聰明 大久保 公裕 服部 康夫 町野 満 大塚 博邦 稲葉 真 島田 早苗 添野 眞一 星 慎一 頼 徳成 大橋 和史 村山 貢司 飯塚 啓介 市川 朝也 冨田 寛 小山 明 山内 由紀 渡辺 健一 佐藤 かおる 山田 久美子 木田 亮紀 牧山 清 亀谷 隆一 藤田 洋祐 井上 鐵三 田村 悦代 野原 理 阿部 和也 水野 信一 岩崎 真一 小川 裕 加賀 達美
出版者
The Society of Practical Otolaryngology
雑誌
耳鼻咽喉科臨床 (ISSN:00326313)
巻号頁・発行日
vol.88, no.6, pp.797-816, 1995-06-01
被引用文献数
6 3

To evaluate the effectiveness, safety and utility of Emedastine difumarate (ED) in the treatment of Japanese cedar pollinosis, a multicentered, double-blind comparative study was performed in 290 patients in 1994.<br>Patients with Japanese cedar pollinosis were divided into two groups; the first group was treated with ED at a dose of 4mg/day starting two weeks before the season and continuing for the whole season. The second group was given an inactive placebo instead of ED during the pre-season and the early portion of the season and then replaced with ED during the later portion of the season.<br>As a result, the final improvement rate was significantly higher in the first group than that in the second group.<br>All subjective symptoms such as sneezing, nasal discharge, nasal obstruction and eye itching were suppressed due to ED treatment.<br>In conclusion, it was better to continuously administer ED to patients with pollinosis from the preseasonal period till the end of the season.<br>However, when the ED treatment was started in the midseason, the outcome was good, although less satisfactory than the outcome of continuous treatment given throughout the entire pollen season.
著者
石井 正子
出版者
大阪大学
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
2008

本研究では、フィリピン南部の紛争アクターのうち、1)モロイスラム解放戦線(MILF)、2)モロ民族解放戦線(MNLF)EC15派、3)MNLFミスワリ派の3つに注目し、主に関係者へのインタビュー調査を通じて、その動向を分析した。MNLFと政府との和平合意の行方が混迷するなか、MILFは支持者を増やし、MNLFは分裂弱体化している実態が理解できた。一方、MILFも政府との和平交渉が進まないなか、支持者の裾野は広げつつも、内部に意見相違があることが分かった。これらの研究調査により、紛争が長期化する原因について理解を深めた。
著者
柏野 和佳子 中野 洋 石井 正彦
出版者
情報知識学会
雑誌
情報知識学会誌 (ISSN:09171436)
巻号頁・発行日
vol.9, no.4, pp.12-28,49, 2000
参考文献数
22

日本語の代表的シソーラスである国立国語研究所『分類語彙表』について, 情報処理研究とターミノロジーの観点から, その特徴を論じる。はじめに, 『分類語彙表』の体系について解説と分析とを行い, 『分類語彙表』を情報処理に利用する場合の利点を明らかにする(柏野・中野)。次いで, ターミノロジーの立場から, 『分類語彙表』における専門語の収載状況を調査し, 専門語を含むシソーラスとしての利用可能性を検討するための基礎的な資料を提示する(石井)。
著者
岸原 信義 石井 正典
出版者
一般社団法人日本森林学会
雑誌
日本林學會誌 (ISSN:0021485X)
巻号頁・発行日
vol.64, no.10, pp.373-381, 1982-10-25
被引用文献数
2

本論は日本の山地流域からの流出に関する総合的な研究の第一歩として, 流出地帯区分を主体に流出の地域性に関する検討を行ったものである。解析は全国319流域の月流出量の資料を用いて行われ, その結果夏期流出比率の多少によって2大区分がなされた。表日本型(非積雪型)と裏日本型(積雪型)の流域群ともいえる。ついで時期別(厳寒期, 融雪期, 梅雨期, 台風期, 初冬期)の流出比率と年流出量の多少とによって, 10の流出地帯区が分類された。各流出地帯区の流出特性は, 夏期流出区では流出のピークが梅雨期か台風期かによって, 冬期流出区にあっては融雪流出の開始, 終了と融雪流出のピークの月によって特徴づけられる。日本の山地流域からの平均年流出量は約2,110mmで, これに蒸発散量を加えれば, 山地流域という点を考慮に入れても, 降水量の過少推定が指摘される。
著者
苅谷 愛彦 松永 祐 宮澤 洋介 小森 次郎 石井 正樹 佐藤 剛
出版者
公益社団法人 東京地学協会
雑誌
地学雑誌 (ISSN:0022135X)
巻号頁・発行日
vol.117, no.5, pp.870-877, 2008-10-25 (Released:2010-04-27)
参考文献数
12
被引用文献数
1

The Daisekkei Valley (1600-2300 m ASL) is a late Pleistocene glaciated trough in the northern Japanese Alps, and its attractive landscape has enchanted many climbers. Even today, there is a late-lying snowpatch 2 km long at the bottom of the valley in midsummer. Unique natural conditions in and around the Daisekkei Valley (e.g., Quaternary rapid uplift, complex geology, humid climates, sparse vegetation cover) have been responsible for the occurrence of various geomorphic changes that threaten climbers. This study, using an image data-logger capable of capturing a JPG image with a fixed time-interval in the summer of 2007 reveals supranival debris movements, micro-weather conditions and the behavior of climbers in the Daisekkei Valley. Analysis of captured images indicates that the daily numbers of dangerous supranival debris movements gradually decreased from early June to early August and supranival debris movements were caused by rock fragments moving in from valley walls or tributaries to the snowpatch, as well as posture changes of rock fragments on the snow surface with rapid ablation. Besides, image-inspection allows us to consider the relationships among climber traffic, micro-weather, and holiday almanac. Using an image data-logger for monitoring geomorphic changes is considered to be effective for analyzing alpine environments.
著者
石井 正浩 木村 純人 中畑 弥生 牟田 広実 家村 素史
出版者
北里大学
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
2006

効果的治療法の開発 川崎病は、自己完結型の疾患であるため、重症度の層別化を行いそれぞれの患者に適した治療を行う必要がある。我々は256人の川崎病児を用いて重症度の層別化スコアを作成した。久留米スコア(診断病日4日以内1点、年齢6ケ月以内、血小板数30万以下、CRP8mg/dl以上1点、 AST 80IU以上2点)とし、3点以上を特異度78%鋭敏度76%で免疫グロブリン治療抵抗性を予測できる(J Pediatr 2006+)。久留米スコアにて層別化し重症の川崎病児に対しては、初期治療より免疫グロブリン単独治療と免疫グロブリン治療とステロイドパルス療法を併用した者とをランダムに振り分け治療効果の判定を行った。現在20例検討しているが、重症川崎病においては免疫グロブリン治療とステロイドパルス療法を併用した群が治療効果がよかった。病態、病因に関する研究 重症度の層別化を久留米スコアを用いて臨床的に行い、それをマイクロアレイを用いて遺伝子の解析を行った。66577個の遺伝子のうち1226個の遺伝子が久留米スコアによる重症群と軽症群で発現に差が認められた。Toll-like受容体遺伝子、サイトカイン受容体遺伝子などが、特に重症型で発現が増加していた。炎症に関連が深い遺伝子の発現が増加していることより病因に感染がかかわっていることが示唆された。免疫グロブリン治療単独では、254の遺伝子の発現が抑制され、免疫グロブリン治療とステロイドパルス療法を併用した群では5249個の遺伝子が抑制された。また、重症型で発現した遺伝子の多くは免疫グロブリン治療とステロイドパルス療法を併用治療で抑制された。結語川崎病の病因に感染がかかわっていることが遺伝子発現の研究より示唆された。重症型においては免疫グロブリン治療とステロイドパルス療法を併用療法は効果的であった。
著者
押川 文子 村上 勇介 山本 博之 帯谷 知可 小森 宏美 田中 耕司 林 行夫 柳澤 雅之 篠原 拓嗣 臼杵 陽 大津留 智恵子 石井 正子
出版者
京都大学
雑誌
基盤研究(A)
巻号頁・発行日
2006

本科研は、複数地域を研究対象とする研究者による地域間比較や相互関連を重視したアプローチを用いることによって、グローバル化を経た世界各地の地域社会や政治の変容を実証的に検証し、それらが国内外を結ぶ格差の重層的構造によって結合されていること、その結果として加速するモビリティの拡大のなかで、人々が孤立する社会の「脆弱化」だけでなく、あらたなアイデンティティ形成や政治的結集を求める動きが各地で活性化していることを明らかにした。
著者
村井 章介 豊見山 和行 石井 正敏 佐伯 弘次 鶴田 啓 藤田 明良
出版者
東京大学
雑誌
基盤研究(A)
巻号頁・発行日
2000

研究代表者1名・研究分担者27名・海外共同研究者15名・研究協力者9名を5つの班に分け、基本的に各班ごとに、海外調査・国内調査・研究会・シンポジウム等の活動を行った。構成員全員を対象としたものも含め、研究会・シンポジウムの報告の多くは研究成果報告書に収録されており、現地調査の記録は本プロジェクトのホームページhttp://www.l.u-tokyo.ac.jp/~phase817/に掲載している。構成員全員で行った活動としては、(1)発足時の研究会、(2)秋田・青森両県調査、(3)中国石浙江省調査、(4)総括シンポジウム「海をかける人・モノ・情報」、(5)研究成果報告書の刊行、の5つがある。第1班「博多・対馬・三浦と日朝(韓日)関係」は、多島海域という特色をもつ日朝間の境界領域で活動する諸人間類型に着目し、(1)韓国慶尚南道・全羅南道調査、(2)九州大学・対馬調査、(3)シンポジウム「中世日韓交流史」、を実施した。第2班「使節・巡礼僧の旅」は、日中間を往来した旅人たちの足跡を文献研究と現地調査との両面からたどり、(1)中国江蘇省調査、(2)五島列島調査、(3)『参天台五台山記』研究報告会、を実施した。第3班「琉球ネットワーク論」は、福建地方との関係を軸に日本列島から東南アジアまでを結ぶネットワークとしての琉球の役割に注目し、(1)中国福建省調査、(2)久米島調査、(3)シンポジウム「朝鮮と琉球」、を実施した。第4班「倭寇ネットワーク論」は、東アジア・東南アジアの沿海民やヨーロッパ人までも含む倭寇という集団を対象に経済・政治・信仰などの諸側面から海域世界の成り立ちに迫り、(1)台湾調査、(2)薩摩半島・島嶼部調査、(3)五島列島・平戸調査、を実施した。第5班「世界観と異文化コミュニケーション」は、異なる文化や民族の相互間に生じるコミュニケーションのあり方を通訳と古地図に着目して追究し、(1)ポルトガル調査、(2)7回におよぶ地図・絵図調査(国内)、(3)シンポジウム「物・人・情報の動きから見たアジア諸地域の交流史」、(4)4回におよぶ研究会、を実施した。
著者
石井 正己
出版者
東京学芸大学
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
2007

『遠野物語』の話し手であった佐々木喜善は、その後、時代の最先端を行く学問を進めていた。ザシキワラシの研究はその始めであったが、今回はカードや書簡などの資料を翻刻して分析した。昔話の研究では、男性の語る昔話と女性の語る昔話に着目し、動物昔話や笑い話の中に込められた精神性を追究していたことが明らかになった。それだけでなく、現代伝説や都市伝説という視点をもって、新しい研究に臨んでいたことがはっきりした。