著者
藤本 正治
出版者
The Society of Synthetic Organic Chemistry, Japan
雑誌
有機合成化学協会誌 (ISSN:00379980)
巻号頁・発行日
vol.57, no.5, pp.374-381, 1999-05-01 (Released:2009-11-16)
参考文献数
9
被引用文献数
2 3

Cefotetan (YM09330) is a semi-synthetic injectable antibiotic which was discovered and developed by Yamanouchi Pharmaceutical Co., Ltd. and has been on the market since 1983. This compound shows a strong and wide spectrum of antibacterial activity and high stability against β-lactamase This paper outlines the optimization of the synthetic process, the replacement of the trifluoroacetic acid used for the cleavage method of benzhydryl ester, work on the stability of diphenyldiazomethane, an alternative synthetic route to Cefotetan, the method for synthesizing the isothiazole derivative and the scale-up of Cefotetan synthesis.
著者
藤本 正治
出版者
明星大学
巻号頁・発行日
2006

博士論文
著者
岩波 勝 前田 哲哉 藤本 正治 長野 嘉信 長野 憲昭 山崎 敦城 柴沼 忠夫 玉沢 一晴 矢野 邦一郎
出版者
The Pharmaceutical Society of Japan
雑誌
Chemical and Pharmaceutical Bulletin (ISSN:00092363)
巻号頁・発行日
vol.28, no.9, pp.2629-2636, 1980-09-25 (Released:2008-03-31)
参考文献数
14
被引用文献数
11 16

A novel intramolecular rearrangement of isothiazolethioacetamides into 1, 3-dithietanecarboxamides is described, together with the synthesis of a new cephamycin derivative (YM-09330) having a 1, 3-dithietane structure at the 7β-position. This compound showed strong antibacterial activity, especially against gram-negative organisms.
著者
上田 隆美 藤本 幹夫 酒井 克治 川畑 徳幸 澤田 晃 土居 進 佐々木 武也 政田 明徳 川島 正好 北野 福男
出版者
Japanese Society of Chemotherapy
雑誌
CHEMOTHERAPY (ISSN:00093165)
巻号頁・発行日
vol.28, no.3, pp.343-350, 1980

Cefroxadine (CGP-9000, CXD) 250mgを健康成人4人に早朝空腹時経口投与させたのちの血清中濃度および尿中排泄量を測定したところ, CXDは, 2時間後平均10.7μg/mlのピーク値を示し, 比較的長く血清中濃度が維持されるようである。一方, 4時間目までの尿中排泄量は, 171.0mg (68.5%) であり, 4時間以内には, 投与量のほぼ3分の2が排泄されるようである。<BR>外科領域51例に対するCXDの臨床効果は, 著効28例, 有効19例, 無効4例となり, 有効率は92.2%であった。<BR>なお本剤と関係すると思われる副作用は1例も認められなかった。

1 0 0 0 OA 色道大鏡

著者
藤本箕山
出版者
巻号頁・発行日
vol.[4],
著者
藤本 修平 大高 洋平 高杉 潤 小向 佳奈子 中山 健夫
出版者
日本理学療法士学会
雑誌
理学療法学 (ISSN:02893770)
巻号頁・発行日
vol.45, no.1, pp.38-47, 2017 (Released:2018-02-20)
参考文献数
27

【目的】理学療法士(以下,PT)の診療ガイドラインの利用,重要度の認識とエビデンスに基づいた実践(以下,EBP)への態度,知識,行動との関連性を明らかにすることとした。【方法】対象は千葉県のPT1,000 名としEBP や診療ガイドラインの利用,重要性の認識の項目を含む無記名自記式質問紙を用いた郵送調査を行った。統計解析は診療ガイドラインの利用,重要性の認識に関連するEBP の関連項目を明らかにするために多重ロジスティック回帰分析を行った。【結果】診療ガイドラインの利用,診療ガイドラインの重要性の認識と関連が強いものは「EBP に関する必要な知識や技術を学びたいと思いますか」(OR = 10.32, 95%CI: 1.82–197.16) であった。【結論】千葉県のPT において診療ガイドラインの利用は十分ではなく診療ガイドラインの利用や重要性の認識に関連する要因は,EBP の必要性の認識とEBP を行ううえで必要な行動であった。
著者
中江 誠 藤本 一美
出版者
公益社団法人日本理学療法士協会
雑誌
日本理学療法学術大会 (ISSN:02893770)
巻号頁・発行日
vol.2004, pp.G0553-G0553, 2005

【目的】教員が教授方法について学ぶFaculty Development(以下FD)は臨床経験とともに教員条件としては双璧である。しかしながら厚労省の教員基準は「臨床経験が5年以上」のみであり、本来有する個人の教授能力については未知数である。そういう観点から今回教員一年生として講義を担当し、それが当該科目テスト成績にどう影響するかを見ることで、FDが教育機関としての組織的な戦略上必要な視点となりうるかを検証してみた。<BR>【方法】当学院理学療法学科1年82名を対象とした。方法は「理学療法概論」の講義を通じ、当該テスト終了後に学生に対し無記名設問形式にて全般的な理解度(以下全体)とその講義の構成因子として1)講義中の言語理解(以下言語)2)使用資料の量(以下資料)3)プレゼン方法(以下プレゼン)4)座学と実技の比較(以下実技)5)授業時間(以下時間)6)全体の進捗性(以下進捗性)について10段階評定をチェック形式で行った。記述テスト結果に基づき、Aランク(80点以上:10名)Bランク(70点以上:13名)Cランク(60点以上:19名)Dランク(59点以下:40名)の4段階に層化し、設問により得た構成因子の評定数値と層化した各ランクとの関連をみた。<BR>【結果】ランク別評定値はA 4.35±0.19 B 3.77±0.38 C 3.84±0.26 D 3.67±0.23であり、A-C間(p<0.05)およびA-D間(p<0.01)で有意差を認めた。また各構成因子では、実技および(A-D間p<0.01、A-C間p<0.05)言語(A-C、A-D間p<0.01、A-B間p<0.05)で有意差を認めた。<BR>【考察】入学し最初に接する専門分野科目である理学療法概論の主たる目的は、「理学療法士としてのやりがい感を惹起させる」重要な位置づけにある。その講義形態は主に認知領域教育であるがゆえ、ほぼ一般人と同レベルの時期にある学生への理解度を深めるため、教授方法に工夫を加えることは必須である。同時に教員歴のない理学療法士にとって、如何に講義をシリーズ化していくかという労力は、個人的度量の域を超えるものである。今回、実技と言語に有意差を認めた。これは認知領域にとどまらず、精神運動領域も含めた教育方法に工夫を要することが示唆された。本来、教育は非アルゴリズム性を有するが、単に座学で終始するのではなく、多角的教育の必要性を裏付けていると考える。<BR>【まとめ】FDは理学療法学生教育上、組織的に取り組む必要性を認めた。
著者
藤本 玲子 青山 幹雄
雑誌
情報処理学会論文誌 (ISSN:18827764)
巻号頁・発行日
vol.59, no.4, pp.1161-1174, 2018-04-15

データ駆動要求工学D2RE(Data-Driven Requirements Engineering)を実現するためにセマンティックグラフモデルに基づく情報モデルを提案し,それを用いて仮説設定,データ収集,分析,評価を繰り返す要求獲得プロセスモデルA*プロセスを提案する.D2REの具体化として,データ駆動ステークホルダ分析のためのA*プロセスの詳細を定義し,あわせて,その支援環境D2RA(D2RE Analyzer)のプロトタイプを開発した.提案方法とD2RAプロトタイプを実際の公共サービス開発会議における発話データへ適用し,ステークホルダの特定と構造化を行い,ステークホルダマトリクスの自動生成を行った.さらに,対象の公共サービス開発会議の参加者へアンケート調査を行い,D2REの分析結果と比較し,提案方法の妥当性,有効性を示した.
著者
藤本 仰一
出版者
物性研究刊行会
雑誌
物性研究 (ISSN:07272997)
巻号頁・発行日
vol.77, no.3, pp.591-600, 2001-12-20

この論文は国立情報学研究所の電子図書館事業により電子化されました。
著者
藤本 久夫 足立 尚 藤本 秀子
出版者
Japanese Society of Oral and Maxillofacial Surgeons
雑誌
日本口腔外科学会雑誌 (ISSN:00215163)
巻号頁・発行日
vol.31, no.7, pp.1799-1802, 1985-07-20 (Released:2011-07-25)
参考文献数
7

A Leclerc operation by the temporal approach was made in a case of recurrent luxation of the temporomandibular joint.This technique can be performed under direct vision, is simple to increase only the height of the articular eminence, and can give good results without trouble.Our case was a 18-year-old male who would be a Buddhist priest, so we accomplished with modified temporal flap incision.Postoperative course is uneventful.
著者
藤本寿彦
出版者
七月堂
巻号頁・発行日
1993
著者
富山大学人文学部文化人類学研究室 藤本 武 野澤 豊一
出版者
富山大学人文学部文化人類学研究室
雑誌
地域社会の文化人類学的調査
巻号頁・発行日
vol.27, pp.1-279, 2018-03-15

2月28日発行の印刷版に立山町インターカレッジコンペティションの資料を追加。また余白ページ削除により一部ページを変更。
著者
田中 文雄 赤木 成子 藤本 政明 結縁 晃治 杉原 博子 増田 游 斉藤 稚里 小河原 利彰 中井 貴世子 難波 正行 岡田 聡子
出版者
耳鼻と臨床会
雑誌
耳鼻と臨床 (ISSN:04477227)
巻号頁・発行日
vol.40, no.5, pp.851-856, 1994-09-20 (Released:2013-05-10)
参考文献数
10

めまいおよび耳鳴を主訴に来院した59症例に対してトフィソパムを投与し, 自覚症状, 他覚所見の改善度を検討した. 同時に心理テストであるTMIおよびシェロング起立試験を施行した. 全般改善度は軽度改善以上で, めまいに対して85%, 耳鳴に対して83 %であつた. めまいでは併用薬を用いた群で改善率が高かつたが, 耳鳴では併用薬のない群でも高い改善率が得られた. TMIでは, II型+IV型での著明改善の割合が1型での著明改善の割合より高い傾向を示した. またシェロングの起立試験では, 施行したすべての症例で陰性化を認めた. トフィソパムは自律神経機能不全の悪循環を断ち切ることにより, めまいおよび耳鳴を改善することが示唆された.
著者
木山 竜一 林 邦雄 原 真里子 藤本 正文 川畑 友二 川上 勝 中島 成元 藤下 利夫
出版者
The Pharmaceutical Society of Japan
雑誌
Chemical and Pharmaceutical Bulletin (ISSN:00092363)
巻号頁・発行日
vol.43, no.6, pp.960-965, 1995-06-15 (Released:2008-03-31)
参考文献数
12
被引用文献数
3 8

A novel series of 6-alkyl-7-oxo-4, 7-dihydropyrazolo[1, 5-a]pyrimidine-3-carboxylic acid derivatives was prepared as angiotensin II (AII) receptor antagonists. When evaluated in an in vitro binding assay using COS cells transfected with a cDNA encoding a human AT1 angiotensin II receptor, the compounds in this series showed Ki values in the range of 0.4-4.0 nM. In anesthetized spontaneously hypertensive rats (SHRs), administration of the 6-propyl derivative 4d (1 mg/kg, i.v.) reduced the mean blood pressure (MBP) by a maximum of more than 30 mmHg from the normal value.
著者
木山 竜一 冨士 雅弘 原 真里子 藤本 正文 川畑 友二 中村 益久 藤下 利夫
出版者
The Pharmaceutical Society of Japan
雑誌
Chemical and Pharmaceutical Bulletin (ISSN:00092363)
巻号頁・発行日
vol.43, no.3, pp.450-460, 1995-03-15 (Released:2008-03-31)
参考文献数
24
被引用文献数
6 7

Starting from recently reported nonpeptidic angiotensin II (AII) receptor antagonists, we have designed and prepared a new series of 6-arylimidazo[4, 5-c]pyridine derivatives. Variation of phenyl groups at the 4-, 6- or 7-position of imidazo[4, 5-c]pyridine showed that substitution at the 6-position resulted in receptor-binding activity almost as potent as that of DuP 753. This led to synthesis and evaluation of an extensive series of 6-aryl-imidazo[4, 5-c]pyridine derivatives. Some of them were 4-fold more potent in vitro than DuP 753, but only showed weak antihypertensive activity in vivo when given orally to rats.
著者
日本環境感染症学会ワクチンに関するガイドライン改訂委員会 岡部 信彦 荒川 創一 岩田 敏 庵原 俊昭 白石 正 多屋 馨子 藤本 卓司 三鴨 廣繁 安岡 彰
出版者
Japanese Society for Infection Prevention and Control
雑誌
日本環境感染学会誌 (ISSN:1882532X)
巻号頁・発行日
vol.29, pp.S1-S14, 2014
被引用文献数
4

第2版改訂にあたって<br>   日本環境感染学会では、医療機関における院内感染対策の一環として行う医療関係者への予防接種について「院内感染対策としてのワクチンガイドライン(以下、ガイドライン第1版)」を作成し2009年5月に公表した。<br>   その後医療機関内での感染症予防の手段としての予防接種の重要性に関する認識は高まり、医療関係者を対象としてワクチン接種を行う、あるいはワクチン接種を求める医療機関は増加しており、結果としてワクチンが実施されている疾患の医療機関におけるアウトブレイクは著しく減少している。それに伴いガイドライン第1版の利用度はかなり高まっており、大変ありがたいことだと考えている。一方、その内容については、必ずしも現場の実情にそぐわないというご意見、あるいは実施に当たって誤解が生じやすい部分があるなどのご意見も頂いている。そこで、ガイドライン発行から4年近くを経ていることもあり、また我が国では予防接種を取り巻く環境に大きな変化があり予防接種法も2013年4月に改正されるなどしているところから、日本環境感染学会ではガイドライン改訂委員会を再構成し、改訂作業に取り組んだ。<br>   医療関係者は自分自身が感染症から身を守るとともに、自分自身が院内感染の運び屋になってしまってはいけないので、一般の人々よりもさらに感染症予防に積極的である必要があり、また感染症による欠勤等による医療機関の機能低下も防ぐ必要がある。しかし予防接種の実際にあたっては現場での戸惑いは多いところから、医療機関において院内感染対策の一環として行う医療関係者への予防接種についてのガイドラインを日本環境感染学会として策定したものである。この大きな目的は今回の改訂にあたっても変化はないが、医療機関における予防接種のガイドラインは、個人個人への厳格な予防(individual protection)を目的として定めたものではなく、医療機関という集団での免疫度を高める(mass protection)ことが基本的な概念であることを、改訂にあたって再確認をした。すなわち、ごく少数に起こり得る個々の課題までもの解決を求めたものではなく、その場合は個別の対応になるという考え方である。また、ガイドラインとは唯一絶対の方法を示したものではなく、あくまで標準的な方法を提示するものであり、出来るだけ本ガイドラインに沿って実施されることが望まれるものであるが、それぞれの考え方による別の方法を排除するものでは当然ないことも再確認した。<br>   その他にも、基本的には以下のような考え方は重要であることが再確認された。<br> ・対象となる医療関係者とは、ガイドラインでは、事務職・医療職・学生・ボランティア・委託業者(清掃員その他)を含めて受診患者と接触する可能性のある常勤・非常勤・派遣・アルバイト・実習生・指導教官等のすべてを含む。<br> ・医療関係者への予防接種は、自らの感染予防と他者ことに受診者や入院者への感染源とならないためのものであり、積極的に行うべきものではあるが、強制力を伴うようなものであってはならない。あくまでそれぞれの医療関係者がその必要性と重要性を理解した上での任意の接種である。<br> ・有害事象に対して特に注意を払う必要がある。不測の事態を出来るだけ避けるためには、既往歴、現病歴、家族歴などを含む問診の充実および接種前の健康状態確認のための診察、そして接種後の健康状態への注意が必要である。また予防接種を行うところでは、最低限の救急医療物品をそなえておく必要がある。なお万が一の重症副反応が発生した際には、定期接種ではないため国による救済の対象にはならないが、予防接種後副反応報告の厚生労働省への提出と、一般の医薬品による副作用発生時と同様、独立行政法人医薬品医療機器総合機構における審査制度に基づいた健康被害救済が適応される。<br>   * 定期接種、任意接種にかかわらず、副反応と思われる重大な事象(ワクチンとの因果関係が必ずしも明確でない場合、いわゆる有害事象を含む)に遭遇した場合の届け出方法等:http://www.mhlw.go.jp/topics/bcg/tp250330-1.html<br> ・費用負担に関しては、このガイドラインに明記すべき性格のものではなく、個々の医療機関の判断に任されるものではある。<br> ・新規採用などにあたっては、すでに予防接種を済ませてから就業させるようにすべきである。学生・実習生等の受入に当たっては、予め免疫を獲得しておくよう勧奨すべきである。また業務委託の業者に対しては、ことにB型肝炎などについては業務に当たる従事者に対してワクチン接種をするよう契約書類の中で明記するなどして、接種の徹底をはかることが望まれる。<br>(以下略)<br>