著者
藤本 篤
出版者
日本及日本人社
雑誌
日本及日本人 (ISSN:05461138)
巻号頁・発行日
no.1554, pp.p137-145, 1979-07
著者
澤井 俊宏 新美 敦 山田 陽一 渡邊 和代 小関 健司 中井 英貴 本田 雅規 藤本 雄大 野阪 泰弘 上田 実
出版者
公益社団法人 日本口腔インプラント学会
雑誌
日本口腔インプラント学会誌 (ISSN:09146695)
巻号頁・発行日
vol.9, no.1, pp.97-102, 1996-03-31 (Released:2017-11-05)
参考文献数
10

In the severely atrophic maxilla, prosthetic rehabilitation is difficult. However, rehabilitation using osseointegrated implants with bone grafting can resolve this problem. Among the various methods of bone graft to the maxilla, sinus lift is commonly used. This report presents two cases of oral rehabilitation using osseointegrated implants with the sinus lift. In case 1, grafted bone was harvested from the mental region of the mandible, and implantation was performed at the same time as the autogenous corticocancellous bone block graft. In case 2, grafted bone was harvested from the alveolar bone in the anterior region of the mandible, and implantation was performed secondarily after the autogenous particulate bone graft. Bone biopsy for histological analysis was performed in the above two cases. In both cases, new trabecular bone was observed in the augmented sinus floor. However, the trabeculae were more dense on the alveolar side than in the central area. In the case with splintered bone, empty bone lacunae were seen in the grafted region.
著者
藤本 誠 森 昭憲 関矢 信康 嶋田 豊 寺澤 捷年
出版者
一般社団法人 日本東洋医学会
雑誌
日本東洋医学雑誌 (ISSN:02874857)
巻号頁・発行日
vol.55, no.5, pp.655-660, 2004-09-20 (Released:2010-03-12)
参考文献数
11
被引用文献数
3 1

帰耆建中湯が有効であった潰瘍性大腸炎の2症例を経験した。症例1は35歳, 男性。他院にて潰瘍性大腸炎と診断され, ステロイド治療などの内科治療を受けたが寛解に至らず, 漢方治療を希望して当科紹介受診。帰耆建中湯を投与したところ約2週間の内服で腹痛・粘血便・下痢が消失して退院した。症例2は28歳, 女性。他院にて潰瘍性大腸炎と診断され, ステロイドパルス療法, 顆粒球除去療法などを繰り返し, 発症後10年が経過していたが寛解に至らず, 1日10回以上の腹痛を伴う粘血便・下痢を主訴に当部を受診した。帰耆建中湯加文葉山東阿膠の約4週間の服用で腹痛・粘血便・下痢が消失した。今回の経験から, 帰耆建中湯が潰瘍性大腸炎の治療方剤の一つになり得る可能性が示された。
著者
森本 大介 江草 洋 藤本 真
出版者
一般社団法人 映像情報メディア学会
雑誌
テレビジョン学会技術報告
巻号頁・発行日
vol.17, no.76, pp.61-67, 1993

物体の反射光を用いて行う光源推定は、ビデオカメラの色温度補正等の基本技術の一つである。光源推定は、画面内の色光の平均色差成分の偏りから予め想定される光源を選択することにより実現される。しかし、混合光に対する推定手法については検討されていない。本報告では、光源の種類とその混合割合を、色差平面上での入射光の位置とあらかじめ想定される複数の光源の位置との距離比率から求める。更に色差平面上に光源スペクトルの特徴を示す軸を加える方法を提案することで推定精度の向上を図る。最後にシミュレーション実験を行い、混合光に対して良好な推定結果を得ることができた。
著者
藤本 秀平
出版者
九州地区国立大学間の連携事業に係る企画委員会リポジトリ部会
雑誌
九州地区国立大学教育系・文系研究論文集 = The Joint Journal of the National Universities in Kyushu. Education and Humanities (ISSN:18828728)
巻号頁・発行日
vol.5, no.1, pp.No.31, 2017-09-30

本論文では、利根川裕『喜屋武マリーの青春』(1986年)の読解を通して、「戦後」沖縄における「混血」表象の変容について論じた。1980年代に「混血」をめぐるイメージがポジティヴなものへと変化する動きの加速を追いながら、その変化が「戦後」沖縄を占領・統治したアメリカによる文化政策によって影響を受けている点を明らかにした。特に、マリーが幼少期から大人になるまで生活の場としていたコザという「戦後」最も強いアメリカの文化統治を受けた地域に着目しつつ、そこでアメリカによって発信されていたKSBKというラジオ放送とマリーの関係性に注目した。
著者
藤本 俊一郎 合田 雄二 平井 有美 大橋 智明
出版者
特定非営利活動法人 日本医療マネジメント学会
雑誌
日本医療マネジメント学会雑誌 (ISSN:18812503)
巻号頁・発行日
vol.10, no.2, pp.371-378, 2009-09-01 (Released:2013-08-26)
参考文献数
4

DPC対象病院においては診療報酬が包括支払いであるため、コスト管理とともに報酬の範囲内で必要な治療を行うことが経営上要請される。当院ではクリティカルパスを用いて診療の標準化・効率化を図ってきたが、さらに原価情報を分析するため、患者別原価計算システムを構築した。医事会計システム、DPC ソフト、電子クリティカルパスソフトからの情報を原価計算システムに集積し、人事・給与データを活用して分析した。未破裂脳動脈瘤クリッピングのクリティカルパス使用患者12例で原価計算を行い、収入は22,194,125円、原価は5,538,825円、収益は16,655,300円、収益率は75%であり、1人当たりの収益は1,387,941円であった。原価計算・収益原価構造グラフでの検討で収益の大部分は手術による収益であることが明らかになった。平均在院日数は入院期間Ⅱの範囲内で、DPC 収入も出来高収入を上回っており、未破裂脳動脈瘤クリッピングのクリティカルパスはDPCに対応できていると判断した。 クリティカルパスと患者別原価計算を融合することは、臨床的ベストプラクティスと経済的ベストプラクティスを可視化することができ、医療の質向上と経営基盤の確立に貢献できると考える。
著者
藤本 幸永 福島 久典
出版者
大阪歯科学会
雑誌
歯科医学 (ISSN:00306150)
巻号頁・発行日
vol.74, no.2, pp.48-55, 2011-09-25 (Released:2017-06-08)
参考文献数
34

高野槙68%エタノール抽出液の抗菌物質を部分精製するために,ヘキサン,ジイソプロピルエーテル,酢酸エチル,ブタノールで分画した.各層を乾固し,60%エタノールで溶解して抗菌活性を測定した.抗菌活性は,Staphylococcus aureus ATCC 12600を指示菌としてsoft agarとともに流し固めた平板上に,それぞれの試料の2培連続希釈液10μLずつを滴下して培養し,発育阻止が認められた最大希釈の逆数で表した.各活性画分はそれぞれSephadex^<TM>LH-20によるゲル濾過で分画した.またゲル濾過で得られた活性画分は高速液体クロマトグラフ分析に供した.さらに各抗菌活性画分の抗菌域についても検索した.最も強い抗菌活性が認められたのはジイソプロピルエーテル層(74.1%)で,ついでヘキサン層(19.7%),酢酸エチル層(6.2%)の順であった.ブタノール層と水層に活性はみられなかった.ヘキサン層をゲル濾過に供した結果,2つのピークが得られ,活性は第1ピークと第2ピークの間(Hb)にみられた.ジイソプロピルエーテル層のゲル濾過では3つのピークが得られ,抗菌活性は第1ピーク(Ea),第2ピーク(Eb)および低分子画分(Ec)に認められた.またHb,EbおよびEc画分について高速液体クロマトグラフで分析した結果,Hb,Eb画分では混在物のため抗菌活性のあるピークを分離することはできなかったが,Ec画分では4つのピークが得られ,活性は3番目のピークにみられた.したがって今後,このピークの成分について明らかにする予定である.Hb,Ea,EbおよびEc画分の通性嫌気性菌,好気性菌,真菌に対する抗菌域は,名画分間で相違がみられた.また嫌気性菌に対しても同様であった.これらの結果を総合してみると,高野槙68%エタノール抽出液は,極性,分子量,抗菌域の異なる抗菌物質を複数含んでいると考えられる.
著者
藤本 保恵
出版者
THE ASSOCIATION OF RURAL PLANNING
雑誌
農村計画学会誌 (ISSN:09129731)
巻号頁・発行日
vol.29, no.4, pp.446-453, 2011

The objective of this paper is to investigate gender equality of participation in decision making in rural communities. A questionnaire survey was conducted to husbands and wives of agricultural organizational members, in A city Tochigi prefecture. The survey items included i) the actual conditions of participation in organizational activity, ii) the experiences of assumption of posts of rural organizations and committees. A binominal logit model is applied to investigate determinant factors of husbands and wives assumption of posts of rural organizations and committees. The dataset for the model consists of 131. The explanatory variables are sales, farm types (rice farms, or horticulture farms), family attribute, age, days of farm-work, off-farm work, and regional characteristics. The dependent variable is experiences of assumption of posts, categorized into 7 groups. As a result of their analysis, there are differences between husbands and wives on participation in decision making in rural communities. Husbands participate in agricultural organizational activities (meeting of productive cooperation, irrigation association, and so on); on the other hand wives participate in women's organizational activities (food processing and sales in agricultural festival). A lot of Male's agricultural committees had been elected from many part-time farm household areas. In case male and female are old, and their partner work off-farm work, male and female had been assumption of posts of agricultural committees. Male's agricultural committee had been elected, even if their days of farm-work are short.
著者
藤本 亮 野口 裕之 藤田 政博 堀田 秀吾 小谷 順子 宮下 修一 吉川 真理 正木 祐史 和田 直人
出版者
名古屋大学
雑誌
基盤研究(B)
巻号頁・発行日
2012-04-01

TOEFLやTOEICなどで用いられている等化という方法によって、異なった試験の成績を比較することができるようになる。こうした成績測定の分野はテスト理論として研究されている。本研究は、テスト理論の見地から、複数の法律学試験において等化を行い、その下でも成績測定が適切に行えるかを検証している。法律学試験は「資格試験」として実施されることが多いが、実質的には一回限りの競争試験となっている。この研究は、本来の意味での資格試験としての法律学試験の可能性を探る基礎研究である。
著者
小林 裕史 堀田 恭平 高田 尚樹 藤本 貴之
出版者
情報処理学会
雑誌
研究報告情報システムと社会環境(IS) (ISSN:09196072)
巻号頁・発行日
vol.2010, no.20, pp.1-6, 2010-03-10

本論文では,旧世代の機器と,現代のコンピュータ技術を接続した装置を提案する.本研究ではそのような試みを 「想い出のデザイン」 と呼んでいる.「想い出のデザイン」 とは,旧世代の 「想い出」 を喚起させつつ,新しいコンピュータ技術による新感覚のシステムを開発することを意味する.本研究で進めている複数の 「想い出のデザイン」 事例を紹介し,とりわけ,「黒電話」 をモチーフとした 「想い出のデザイン」 の開発について詳述する.In this research, we propose the device that connects old generation's equipment with modern computer technology. A new sense system by a new computer technology was developed rousing old generation's "Memories".
著者
岡 伸一 藤本 吉範 佐々木 正修 田中 信 生田 義和
出版者
中国・四国整形外科学会
雑誌
中国・四国整形外科学会雑誌 (ISSN:09152695)
巻号頁・発行日
vol.8, no.2, pp.185-189, 1996-09-25 (Released:2009-03-31)
参考文献数
7

We have experienced three cases of cervical cord or radicular symptoms caused by acupuncture needle migrating into the cervical spinal canal.Two patients had cevical cord symptoms and the other one had radicular symptoms. The first case was a 63-year-old female, who noted numbness in her bilateral fingers, 5 years following her acupuncture treatment. The second case was a 52-year-old male, who had had a nuchal discomfort and treated himself with a needle. He unfortunately broke the needle. Two months following the event, numbness appeared in his bilateral upper and lower extremities. The last case was a 44-year-old male. He had felt radiating pain in the middle of his acupuncture treatment. He subsequently developed pain in the great occipital nerve area during neck rotation.The needles were removed surgically, in all cases. The symptoms were dramatically resolved in the second and the third cases, In the first case, however, the neurological deficits did not improve after the operation, which seemed to be ascribable to the irreversible changes which had occured in the spinal cord.
著者
松山 文彦 藤本 雅太郎 松原 聰
出版者
一般社団法人 日本鉱物科学会
雑誌
岩石鉱物科学 (ISSN:1345630X)
巻号頁・発行日
vol.35, no.4, pp.207-211, 2006 (Released:2006-08-30)
参考文献数
18
被引用文献数
1

Garronite occurs as radiating aggregates of minute fibrous crystals in amygdales of altered trachybasalt from Kuniga, Oki Islands, Shimane Prefecture, Japan. The mean chemical composition by EDS analysis leads to the empirical formula, (Na1.15K0.15)Σ1.30Ca2.28 [Al5.88Si10.06]O32·13.60H2O on the basis of O=32 in anhydrous part and H2O by difference. The unit cell parameters calculated from the X-ray powder diffraction data are a = 9.961 (3), b = 10.178 (4), c = 9.958 (4) (Å) and β = 90.020 (1) (°) with a monoclinic cell.
著者
三宅 仁 宮本 義行 瀬 和頼 藤本 輝雄
出版者
一般社団法人 日本人工臓器学会
雑誌
人工臓器 (ISSN:03000818)
巻号頁・発行日
vol.13, no.3, pp.1243-1246, 1984-06-15 (Released:2011-10-07)
参考文献数
7
被引用文献数
1

抗血栓性材料の分子設計に当り、表面荷電の影響が注目されているが、プラスとマイナスのモザイク状態を保つような材料の合成が困難であるため十分な研究はなされていない。著者らは新しく開発されたマルチブロック共重合体を用い、無荷電、プラス荷電、マイナス荷電、プラス・マイナス・無荷電のモザイク荷電をそれぞれもつ材料を合成し、血小板との相互作用を検討した。その結果以下の事実が明らかになった。未処理(無荷電)およびプラス荷電材料においては血小板が多数粘着し、マイナスおよびモザイク荷電材料は比較的良好な血小板粘着抑制効果を示した。この事実は、全血凝固過程による評価方法の結果と一致しなかった。モザイク荷電材料のみが血小板粘着抑制および全血凝固過程の両者ともに比較的良好な結果を示した。これらの事実は、モザイク荷電材料が理想的な抗血栓性材料となりうることを示唆しているものと考えられる。