著者
橋本 英明 藤本 貴之
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
研究報告情報システムと社会環境(IS)
巻号頁・発行日
vol.2013, no.2, pp.1-4, 2013-11-25

近年,アニメは日本を代表するデジタルコンテンツとして世界で広く認知されるようになり,今までの子供のためのものといった認識や,趣味,娯楽の域を越え,世界に誇れる日本の文化になりつつある.また,「プリクラ」 や 「面白カメラアプリ」 が流行していることから,人物を撮影し,加工するものは需要が高まっていると考えられる.そこで本研究では,撮影した人物にスーパーデフォルメ加工を施すことによって,ちびキャラ化 (2 頭身化) させるスマートフォンカメラアプリケーションを提案する.本システムにより,撮影した人物のちびキャラ化 (2 頭身化) をカメラアプリケーションのみで誰でも容易に作成することが可能である.ちびキャラとは,スーパーデフォルメと呼ばれる手法で描かれた頭身の低いアニメキャラクターである.概ね 2 頭身であり,そのユーモラスな風貌は若年層からの人気が高く,漫画やアニメだけでなく CM などのマスコットとして,応用利用されている.そして,本システムの仕組みはブルーバックで人物を撮影し,首の位置に 「境界線」 を合わせる.これにより自動で人物の頭と胴体の比率を変更しスーパーデフォルメを実現する.Today, Japanese animation is a digital contents which represents Japan, and it become worldwide that me really proud of. Also, Print Club (Purikura), the picturetaking machine which you could add some hand drawing or grafttii, and "unique effect camera app" become really popular in Japan. So we know there are some market of addeffect picture. In this paper, we propose the camera app which makes two heads high picture of person as a effect. By this system, you could take two heads high picture pretty easy without using any special systems.
著者
藤本 知之 杉浦 忠男 長屋 岳志 佐藤哲大 湊 小太郎
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
情報処理学会研究報告バイオ情報学(BIO) (ISSN:09196072)
巻号頁・発行日
vol.2006, no.99, pp.63-70, 2006-09-15
参考文献数
6

これまでに我々はガラス基板上にDNAを伸張固定してGC特異的に蛍光染色し,エバネッセント顕微鏡を用いてDNAを一分子イメージングすることでDNAのGCコンテントの一次元分布を計測できた.しかしガラス基板上に固定されたDNAの単位長さ当たりの塩基数が異なるため,データベースの予測と必ずしも一致しない.そこで,塩基数の違いを較正する新たな解析モデルとその適用結果について報告する.We have analyzed single molecular DNA with single molecular imaging by evanescent field microscope and identified the DNA by comparing measured results of one dimensional distribution of local GC content to estimation from genome database. The number of base pair within the unit length of the DNA fixed on the glass substrates are different from estimation, however, measured results have not matched with genome database well. We report on the new analytic-model and the new application result considering calibration of the difference of the base pair number.
著者
大倉 裕貴 藤本 健治 斎藤 暁生 池田 英俊
出版者
公益社団法人 計測自動制御学会
雑誌
計測自動制御学会論文集 (ISSN:04534654)
巻号頁・発行日
vol.54, no.11, pp.812-820, 2018 (Released:2018-11-22)
参考文献数
21

This paper describes a procedure to design potential functions for path following control of port-Hamiltonian systems. The conventional path following control method needs to find a time invariant potential function which takes its minimum on the desired path. It is difficult to find such a function for a complex path, since it has to satisfy additional several constraints. Inspired by the results of the existing trajectory tracking control method of port-Hamiltonian systems, we propose an improved path following control method in which a potential function for path following control is acquired by solving simple partial differential equations.
著者
藤本 典士 今中 武 上原 邦昭 豊田 順一
雑誌
全国大会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.37, pp.906-907, 1988-09-12

現在のソフトウェア構築環境では、様々なライブラリ、ルーチンがシステム側から提供され、プログラマがこれらを利用できるようになっている。しかしながら、各ライブラリの仕様や利用法はマニュアルに頼るところが大きく、なかなか有効に利用できないのが現状である。このような問題点を解決するために、我々は既存のライブラリを有効にかつ容易に利用できるシステムのプロトタイプとしてWINCS(WINdow Class Synthesizer)を開発している。WINCSはPSI上で稼動するオブジェクト指向言語ESPが提供するウィンドウ関連のライブラリ(クラス)を有効利用するため、各クラスを既存部品として捉え、プログラマの機能要求に応じて、これらを選択・構成するプログラム開発支援システムである。
著者
前田 裕弘 松田 光弘 森田 恵 正木 秀幸 白川 親 堀内 房成 小山 敦子 濱崎 浩之 藤本 卓也 入交 清博 堀内 篤
出版者
The Japan Society for Clinical Immunology
雑誌
日本臨床免疫学会会誌 (ISSN:09114300)
巻号頁・発行日
vol.16, no.2, pp.118-125, 1993-04-30 (Released:2009-01-22)
参考文献数
17

成人T細胞白血病(ATL)患者の血清を健常人の末梢血単核細胞(PBMC)に添加し,そのPBMCのCD 3抗原の発現を観察した. CD 3抗原の発現が低下している急性型ATL患者の血清を添加したときのみ健常人PBMCのCD 3抗原の発現が低下した.しかし, CD 3抗原の発現が正常の慢性型ATL血清では,この現象はみられなかった.同様の結果が細胞培養上清添加時にもみられた.細胞培養上清をSephacryl S-200を用いて分画し,健常人PBMCのCD 3抗原を低下させる活性を分子量40-60 kDの分画に認めた.各種抗サイトカイン抗体を用いた中和実験および各種サイトカイン添加実験より,この可溶性因子が既知のサイトカインとは異なる因子と考えられた.この因子が臨床的に急性型ATLに認められ,くすぶり型および慢性型ATLに認められないことより, crisisに関与している可能性も考えられた.
著者
古川 祐輔 藤本 絢女 上野 あかね 小木曽 基樹 藤田 和弘
出版者
公益社団法人 日本食品衛生学会
雑誌
食品衛生学雑誌 (ISSN:00156426)
巻号頁・発行日
vol.59, no.5, pp.223-227, 2018-10-25 (Released:2018-11-14)
参考文献数
8
被引用文献数
1

フェオホルバイド等クロロフィル分解物の通知試験法の検証と改良を行った.フェオホルバイド等クロロフィル分解物は,環食第九九号(昭和56年5月8日)「フェオホルバイド等クロロフィル分解物を含有するクロレラによる衛生上の危害防止について」において通知試験法が示されているが,複数の問題点が見受けられた.まず,乳鉢を用いた抽出は,長時間均一な力を加え続けることが必要であり,操作性の向上が課題であった.次に,飽和硫酸ナトリウム溶液の調製に用いる試薬により,吸収極大波長が測定波長である667 nmより高波長側にシフトして吸光度が減少し,729 nm付近に新たな吸収を生じることが確認された.この現象により,フェオホルバイド等クロロフィル分解物を過小評価することが確認された.最後に,吸光度測定前の含水ジエチルエーテルを20 mLに定容することが困難であった.上記3点を改良した試験法を検討し,妥当性確認を実施した結果,平均添加回収率82.7%,室内精度5.8%,と良好な結果が得られた.
著者
仁井谷 暁子 松浦 浩徳 藤本 亘 河野 匡彦 石原 諭 堀家 英之 佐々木 環 佐々木 慎理
出版者
日本皮膚科学会西部支部
雑誌
西日本皮膚科 = The Nishinihon journal of dermatology (ISSN:03869784)
巻号頁・発行日
vol.70, no.4, pp.387-392, 2008-08-01
参考文献数
13

単純血漿交換法を施行した中毒性表皮壊死剥離症(toxic epidermal necrolysis;TEN)の2例を報告する。症例1:50代の女性。感冒様症状に対し,ルル<SUP>&reg;</SUP>,バファリン<SUP>&reg;</SUP>,アルピニー<SUP>&reg;</SUP>坐薬を使用後発症。症例2:60代の男性。急性心筋梗塞を発症し,治療過程で多剤を使用しており原因薬剤は特定できず。いずれもステロイドパルス療法を施行後も紅斑,表皮剥離が進展し,単純血漿交換法を施行した。2例とも数日以内にびらん面の上皮化が認められたが,症例2は急性心不全により死亡した。TENの発症機序にFas/Fas系を介した表皮角化細胞のapoptosiが提唱されているが,自験例では血漿交換施行前の患者血清中sFasLの上昇が認められなかった。自験例で単純血漿交換法が有効であったことはTENの発症&middot;進展にはsFasL以外にも重要な因子が関与する可能性を示唆している。
著者
山本 一公 中村 哲 武田 一哉 黒岩 眞吾 北岡 教英 山田 武志 水町 光徳 西浦 敬信 藤本 雅清
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
情報処理学会研究報告音声言語情報処理(SLP) (ISSN:09196072)
巻号頁・発行日
vol.2003, no.75, pp.101-106, 2003-07-18
被引用文献数
26 4

本稿では,SLP雑音下音声認識評価ワーキンググループの活動成果として,雑音 下音声認識評価用共通データベースAURORA-2Jと,その標準評価スクリプトによるベースライン評価結果について述べる.AURORA-2Jは,AURORAプロジェクトの AURORA-2データベースの日本語版として設計され,標準評価スクリプトも AURORA-2で配布されているスクリプトをベースとして開発されている.この共通 評価フレームワークにより,各機関における雑音環境下音声認識手法の性能を容 易に比較することが可能となり,雑音環境下音声認識手法の発展を促すことがで きると考えられる.また,自動車内における数字/コマンド発声データベースで あるAURORA-3Jの開発進捗状況についても述べる.This paper introduces a common database, an evaluation framework, and its baseline recognition result for noisy speech recognition, AURORA-2J, as an outcome of IPSJ-SIG SLP Noisy Speech Recognition Evaluation Working Group. AURORA-2J is designed as Japanized version of the AURORA-2 database and the evaluation framework is based on the AURORA-2 baseline scripts. This common evaluation framework enables to compare various noisy speech recognition techniques on a common ground. We hope more development of noisy speech recognition techniques using this evaluation framework. We also describe about AURORA-3J, digits and speech command database in car environments.
著者
山元 憲一 半田 岳志 茅野 昌大 藤本 健治 原田 裕子 丸岡 詳治
出版者
Japanese Society for Aquaculture Science
雑誌
水産増殖 (ISSN:03714217)
巻号頁・発行日
vol.50, no.2, pp.183-188, 2002-06-20 (Released:2010-03-09)
参考文献数
11
被引用文献数
2

換水量を連続して直接測定する装置で, 酸素飽和の状態において水温16.0±0.1℃でマナマコ, Apostichopus japonicusの換水を調べた。換水は, 一回の大きな呼出と複数回のほぼ等間隔に行われる吸入を一周期として行っていた。1換水周期での呼出時間は10.6±1.3sec/cycle, 呼出水量 (Vcy, ex) は95.5±20.0ml/cycle/kg, 一分間当たりの呼出回数は0.7±0.1stroke/minおよび一分間当たりの呼出水量は67.5±18.8ml/min/kgであった。1換水周期での吸入時間 (Tin) は79.5±26.3sec/cycle, 吸入水量 (Vcy, in) は95.8±26.4ml/cycle/kg, 吸入回数 (If) は10.3±2.9stroke/cycle, 吸入一回当たりの吸入量は9.8±1.8ml/stroke/kg, 吸入一回当たりの吸入時間は7.8±1.6sec/strokeであった。Vcy, inとVcy, exの関係は, Vcy, ex=0.27Vcy, in+69 [R2=0.12] あるいはVcy, in=0.48Vcy, ex+53 [R2=0.13] で表された。IfとTinの関係は, Tin=8.2If-4.3 [R2=0.84] , IfとVcy, inの関係は, Vcy, in=7.0Tin-27 [R2=0.61] で表された。
著者
山元 憲一 半田 岳志 藤本 健治
出版者
Japanese Society for Aquaculture Science
雑誌
水産増殖 (ISSN:03714217)
巻号頁・発行日
vol.53, no.1, pp.67-74, 2005-03-20 (Released:2010-03-09)
参考文献数
17
被引用文献数
1

呼吸樹での換水運動から, マナマコのアカ, アオ, クロの高水温に対する抵抗性の違いを12, 22, 28℃から水温を上昇させて調べた。各水温から水温を上昇させてもアカ, アオ, クロはいずれも同様に, 水温28℃では, 換水量, 呼出1回の水量, 吸入1回の水量, 呼吸数および呼吸1回の吸入回数はほぼ同じ値を示した。22℃および12℃でも, 呼吸1回の吸入回数はほぼ同じ値を示したが, 換水量, 呼出1回の水量, 吸入1回の水量および呼吸数は水温の上昇に伴って増加した。これらのことから, 水温上昇に伴う換水運動の変化はアカ, アオ, クロに差違がないことが明らかとなった。しかし, 高水温に対する抵抗性はアオとクロがほぼ同じで, アカがそれらよりも弱いことが明らかとなった。
著者
佐藤 恵 田中 ゆかり 藤本 真奈美 鴫原 正世
出版者
一般社団法人 日本家政学会
雑誌
一般社団法人日本家政学会研究発表要旨集
巻号頁・発行日
vol.64, 2012

<b>【目的】 </b>北海道は明治維新後の国策により、沖縄を除く日本各地からの移住者が入植し、この地を築いた開拓の歴史があり、その中から独自の文化が生まれた。食文化についても例外ではなく、各々出身地の伝統食を継承しつつ、そこに厳寒の地で生き抜くための工夫が施され、北海道独自のものへと変化していった。本研究は、北海道が発祥ともいわれ、道民に慣れ親しまれている郷土料理の一つ「甘納豆(金時豆等)入り赤飯」について、そのルーツを辿り、他都府県とは異なる&ldquo;北海道の赤飯文化&rdquo;を明らかにすることを目的とした。<br><b>【方法】 </b>2008年~2011年の入学生に対し、6月~8月に『赤飯アンケート調査』・『家庭での聞き取り調査』・『市場調査』を実施した。調査対象者は、本学学生、食物栄養科569名・保育科585名、合計1154名である。回答者のうち、北海道出身学生の回答を集計し、甘納豆入り赤飯の実態を調査した。<br><b>【結果】 </b>アンケート調査の結果、甘納豆入り赤飯の認知度は100%であったが、全国的に認知度が低いことを「知らなかった」「聞いたことがある・最近知った」と回答した学生が、全体で67%、多い年で74%であった。好きな赤飯の種類については、「甘納豆入り赤飯が好き」と回答した学生が全体で68%、多い年で76%、「小豆の赤飯が好き」と回答した学生が全体で9%、多い年で10%であった。また、市場調査の結果、北海道で販売されている赤飯は、年中行事に関係なくお弁当やおにぎりと常に同等に扱われ、販売店のもち米売り場では甘納豆と食紅が並べられている等、陳列方法も独特であった。これらのことから、道民には甘納豆入り赤飯が、北海道の赤飯として一般的であることが示唆された。
著者
藤本 哲男
出版者
日本運動生理学会
雑誌
日本運動生理学雑誌 (ISSN:13403036)
巻号頁・発行日
vol.4, no.2, pp.161-166, 1997-08-30

The purpose of this experiment was to test whether a mechanical circulatory simulator (MCS), which has been developed in order to evaluate characteristics of artificial organs, could be used to simulate exercise stress tests. The MCS consists of an atrium, an aorta and a ventricle which is driven by a DC motor. It is important to reproduce natural hemodynamic conditions in the MCS. At first, a computational simulation model, which can simulate natural circulatory reactions to exercise stress tests, was developed. Utilizing an algorithm in the model, a blood pressure control system was installed in the MCS. A personal computer used aortic pressure feedback to calculate proper cardiac output, heart rate and total peripheral resistance to control the MCS. Hemodynamic data including aortic pressure, heart rate, cardiac output and total peripheral resistance obtained in the MCS was similar to that from exercise stress tests conducted on a goat using a treadmill (3.2km/h). As a result, the new MCS, with the blood pressure control system, is now considered more effective than previous simulators in exercise stress testing for the aged.
著者
藤本 裕貴
出版者
慶應義塾大学湘南藤沢学会
雑誌
研究会優秀論文
巻号頁・発行日
(Released:1992-00-00)

1 国家主権をめぐる統合理念の相違2 「人の移動の自由」と国境なき欧州3 EC統合による地域のトランスナショナル化4 今後の展望および総括 三浦信孝研究会1992年春学期
著者
土井 幸輝 小田原 利江 林 美恵子 藤本 浩志
出版者
一般社団法人 日本機械学会
雑誌
福祉工学シンポ
巻号頁・発行日
vol.2003, pp.201-204, 2003
被引用文献数
2

点字は, 視覚障害者にとって自らが読み書き出来る唯一の文字として一般に知られているが, 近年, スクリーン印刷による紫外線硬化樹脂インク点字(以下UV点字と記す)サインが, 共用品として急激に普及している。しかし, 製作者ごとにUV点字パターン(点間隔・高さなど)が大きく異なるため, 触読しにくいことが指摘されている。そのため, 現在, UV点字に関する日本工業規格化が検討されている。そこで, 本研究では, 触読しやすいUV点字パターンを明らかにすることを目的とし, ヒトの指先の皮膚感覚レベルで, 点字の点間隔・高さの違いがどの程度識別容易性に影響を与えるのかを調べた。実験には, 点字触読における経験要素を排除するため, 晴眼者に参加してもらい, さまざまな点間隔・高さの6文字(1点欠け)について, 同定課題を行った。これより, 識別しやすいUV点字パターンの有用な基礎データが得られた。