著者
太田 雄大 鈴木 敦夫
出版者
公益社団法人日本オペレーションズ・リサーチ学会
雑誌
オペレーションズ・リサーチ : 経営の科学 = [O]perations research as a management science [r]esearch (ISSN:00303674)
巻号頁・発行日
vol.51, no.6, pp.328-333, 2006-06-01
参考文献数
6

サッカーのペナルティキック(PK)の最適戦略をゲーム理論の基礎的な手法を用いて求める.キッカーとゴールキーパーの利得行列をPKが成功する確率として,混合戦略とゲームの値を線形計画法を用いて計算する.利得行列の計算には,Jリーグ,日本代表の試合中のPKのデータと,ワールドカップなどの試合でのPK戦のデータを用いた.混合戦略は,キッカーは,試合中のPKでは,ゴールの右下方,左下方(キッカーが右利きの場合),PK戦では,それに加えて,ゴール中央を加えたコースをある確率で狙うこととなった.
著者
結城 佳子 鈴木 敦子 太田 知子 小林 美子 坂田 三允
出版者
名寄市立大学
雑誌
紀要 (ISSN:18817440)
巻号頁・発行日
vol.3, pp.23-29, 2009-03

本研究では、家庭での養護者による虐待に着目して近年の我が国における高齢者虐待に関する研究の動向を明らかにし、高齢者虐待に関する今後の研究課題について検討した。分析対象とした研究のうち、事例を対象に質的分析を行った研究では具体的な支援や介入の方法が提言されると同時に、対象者との契約にもとづいたサービスを提供する在宅医療・福祉専門職の支援および研究の限界も明らかにされていた。高齢者虐待に関する研究の今後の課題は、1.地域住民の高齢者虐待に対する意識の高揚化および普及啓発2.保健師・精神保健福祉・心理臨床職による支援および介入3.地域支援システムやネットワーク構築の実践、さらにこれらの理論化であることが示唆された。
著者
鈴木 敦 藤岡 和正 桑原 平吉 高崎 利夫
出版者
一般社団法人 日本機械学会
雑誌
日本機械学会論文集 B編 (ISSN:03875016)
巻号頁・発行日
vol.62, no.595, pp.1172-1177, 1996-03-25 (Released:2008-03-28)
参考文献数
3

This study describes the transient temperature distribution in a cooling apparatus for high-power semiconductor devices used to drive motors of electric rolling stocks. The cooling apparatus is composed of heat pipes. In the model for simulation, we substituted solid elements for heat pipes, and determined their thermal properties by experiment. Consequently, the heat transfer rate of heat pipes can be obtained by a heat conduction analysis. Calculations show that when heat generation in the device changes, the temperature of cooling apparatus changes more slowly than that of the devices. A comparison between calculations and experiments confirms the accuracy of the modeling and prediction method.
著者
笹川 秋彦 星野 純 小林 篤 西海 理之 鈴木 敦士 藤井 智幸 小西 徹也 山崎 彬 山田 明文
出版者
日本高圧力学会
雑誌
高圧力の科学と技術 (ISSN:0917639X)
巻号頁・発行日
vol.16, no.2, pp.167-178, 2006 (Released:2006-06-15)
参考文献数
35
被引用文献数
5 6

The commercial-scale feasibility of high-pressure treatment to fermented foods was investigated, with attention given to the fact that the pressure resistance varies with the kind of microorganism. Kimchi was chosen because lactic acid bacteria had been found to be separated from yeast by pressure application of 300 MPa (20°C), and subjected to pressure treatment to investigate the microbiological, physicochemical and sensory changes with the progress of fermentation. Pressure application of 300 MPa (20°C) to Kimchi for 5 minutes slightly decreased the number of lactic acid bacteria, while completely inactivated the yeast to prevent expansion of the Kimchi-containing package during the storage. The pressure treatment also reduced the generation of lactic acid, the drop in pH value and the decrease of glucose and fructose contents. Although the pressure-treated Kimchi showed increased color difference and translucence, the breaking stress was not changed. The sensory tests demonstrated the advantages of pressure-treated Kimchi, to confirm the improvement of shelf life of Kimchi.
著者
鈴木 敦士 嶋倉 明彦 三木 貴司 清水 雅範 見山 源太郎 斎藤 信 池内 義英
出版者
Japanese Society for Food Science and Technology
雑誌
日本食品工業学会誌 (ISSN:00290394)
巻号頁・発行日
vol.37, no.2, pp.104-110, 1990-02-15 (Released:2011-02-17)
参考文献数
19

屠殺前の廃鶏に, A. sojaeおよびA. oryzaeの産生する蛋白質分解酵素,パパイン,ならびに細菌性コラゲナーゼを注射して肉質への影響を研究した.その結果,筋原線維Z帯の成分が,パパイン, A. sojaeおよびA. oryzaeの産生する酵素によって分解されやすくなり,筋原線維のfragmentation の増加が認められた.また,筋肉内コラーゲンのサブユニットの分解,コラーゲン線維の開裂や膨潤も認められた. 食肉の軟化剤として広く使われているパパインに加えて,本研究に使用した醤油の生産に使われている麹菌の産生するプロテアーゼも,安全性および価格の面からも,食肉の軟化剤として有効ではないかと考えられる.
著者
佐藤 隆一 鈴木 敦生 小池 和幸 大澤 貴子 斎藤 啓二 竹田 誠 鈴木 富子
出版者
JAPANESE PHYSICAL THERAPY ASSOCIATION
雑誌
日本理学療法学術大会
巻号頁・発行日
vol.2004, pp.C0930-C0930, 2005

【目的】中学校での部活動におけるスポーツ障害とその後の実態を把握するために,我々は,市内の中学3年生を対象とした「部活動中に発生したケガに関するアンケート」調査を行い,第39回日本理学療法学術大会において概要を報告した.今回は,部活動引退後もなお「痛み」を訴える生徒の存在に着目し,検討を加えたので報告する.<BR>【方法】市内全中学校12校の3年生1613名(回収率92.8%)のうち,運動部に在籍していた1081名(男子654名,女子427名;運動部在籍率67.8%)を対象に「部活動中に発生したケガに関するアンケート」調査を無記名選択式(一部記述)質問票を用いて行った.アンケート調査時点で,部活動引退後男子平均3.2ヶ月,女子平均3.4ヶ月が経過していた.本研究では1.部活動引退後の痛みの有無,2.部活動中の受傷経験,3.部位,4.治療の有無などの項目について分析した.<BR>【結果】アンケート調査時点で「痛み」を訴えた生徒は,男子22.2%,女子は20.5%であった.部位は男子では膝関節(32.1%),腰部(21.1%),足関節(11.1%),女子では腰部(27.5%),膝関節(26.1%),足関節(20.1%)の順に多かった.現在,痛みのある部位と同じ部位のケガを部活動在籍中に受傷した経験のある生徒は,男子64.6%(部位内訳;腰部26.5%,膝関節25.0%,足関節10.9%),女子65.4%(膝関節34.1%,足関節24.4%,腰部21.9%)であり,受傷経験がないと回答した生徒は,男子35.4%(膝関節40.4%,腰部17.0%,足関節10.6%),女子34.6%(腰部35.3%,膝関節14.8%,足関節14.8%)であった.<BR> また調査時点で痛みに対する治療を受けている生徒は男子32.3%,女子37.3%であった.<BR>【考察】今回のアンケート調査では約20%の生徒が部活動引退後も「痛み」を訴えていた.「痛み」は,部活動中に受傷したケガと同一部位に生じている場合と,ケガとして認識されずに受傷経験はないと判断されている場合に分けられ,性別・部位によりその傾向は異なっていた.<BR> 「痛み」には成長期に特有の身体的変化から生じた筋・腱の過緊張状態や柔軟性の低下,骨アライメントの変化により二次的障害として引き起こされるものや,痛みやケガを経験的・習慣的に処置したり,無治療のまま経過することで慢性化するものがあると考えられ,それらが引退後の痛みの原因となっていると推察される.<BR> 青木らにより約16%の生徒がスポーツ障害を抱えたまま高校に進学し運動部に入部していることが報告されていることからも,引退後も継続したメディカルチェックが重要であり,今後もこれらの情報を学校側へ提供し,学校全体で「ケガ」に対する意識を高め,予防と再発防止に取り組むことを促していきたい.
著者
星合 厚 鈴木 敦志 坂根 裕 秡川 友宏 竹林 洋一
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
情報処理学会論文誌 (ISSN:18827764)
巻号頁・発行日
vol.48, no.12, pp.3772-3783, 2007-12-15
参考文献数
14
被引用文献数
2

視覚障碍者向けのタンデム自転車における速度感をギター曲のトレモロ奏法を応用して演出する手法を提案する.晴眼者が景色の流れで速度感を常時得られるのに対し,タンデム自転車の後部座席に乗った視覚障碍者は連続的な速度感を自然に感じることは難しい.速度感をBGM(Back Ground Music)のテンポに結び付ける方法は奏功しなかったが,撥弦楽器のトレモロ奏法に着眼し結び付けることで,景色の流れのような速度感の可聴化を実現できた.自転車のスポークがレーザ光を遮ることで生成されるBGM は,車速を感じるために聞き入ることもできれば,サイクリングをより楽しむためのBGM として聞くことも,あるいは気にすらとめずに聞き流すこともできる.実験を通じ,トレモロの速さによって速度感を得ることが可能であること,機構の直感性が担保されていることが確かめられた.This paper proposes the technique that produces the speed cenesthesia for visually impaired cyclists by tremolo playing method used in guitar music. While a sighted cyclist constantly obtains a speed impression from the scenery, a visually impaired cyclist sat on the backseat of a tandem bicycle has difficulty in perceiving continuous speed impression. Though the first and straightforward way that associates the bicycle speed to a tempo is unsuccessful, the second way that associates the bicycle speed to tremolo speed succeeds in producing speed cenesthesia like scenery. The impaired cyclist can listen to the generated music to know the exact speed, or can simply hear the music as a BGM to enjoy the cycling itself, or can pay totally no attention to the music. Experimental results show that the tremolo is useful to perceive the speed, and also shows that the proposal offers instinct mechanism to hear the speed.
著者
山崎 諭 小市 俊悟 鈴木 敦夫
出版者
公益社団法人日本オペレーションズ・リサーチ学会
雑誌
日本オペレーションズ・リサーチ学会和文論文誌 (ISSN:04534514)
巻号頁・発行日
vol.56, pp.31-52, 2013-12

本研究では,災害時に代替経路が確保された道路ネットワークを実現するために,どの道路を改良すればよいかという問題に対して,解決への一つの指針を示す数理モデルを提案する.そのために,まず,代替経路の厳密な定義を与えた.その定義は,災害時における道路寸断に対する耐性と,目的地までの所要時間に着目した定義となっており,それを満たす経路を増加させることで,災害に備えた道路ネットワークの実現を図る.提案する数理モデルにおいて,改良すべき道路は線形計画問題の解として得られる.その線形計画問題は,最短経路問題の感度分析により得られる情報と,最短経路と代替経路の候補となる経路の重複率を用いて定式化される.また,その問題は連続型ナップサック問題へ書き換えることができ,それにより,改良する道路の優先順位も明確になる.具体的な問題例として,(i)愛知県庁と大阪府庁間,(ii)愛知・静岡県主要都市間,および(iii)関東の一部の主要都市間について,既存道路の整備による代替経路の確保を想定した計算機実験を行った.(i)については,平成7年の道路データを用いたところ,平成17年開通の新名神高速道路に類似した経路が得られたが,これは本研究で提案するモデルの有効性を示していると考えられる.(ii)については,平成15年の道路データでは,新たに得られる代替経路は沿岸部を通る経路に限られるが,それに新東名高速道路のデータを加えたところ,浜松・静岡間に新東名高速道路を用いた代替経路を確保することができた.この結果は,本研究で提案するモデルの有効性を示すとともに,新東名高速道路により静岡県の道路ネットワークが危惧される東海地震に対して頑健になったことを示すものと考えられる.(iii)については,災害時に機能する代替経路が得られる一方で,改良予算によっては既存の代替経路が消失することを紹介する.これは,改良予算のみを制限とする提案モデルの問題点とも言え,今後の課題である.
著者
小林 敬典 山下 肇 吉川 東 鈴木 敦 小口 真一 船木 新壽
出版者
公益社団法人日本放射線技術学会
雑誌
日本放射線技術學會雜誌 (ISSN:03694305)
巻号頁・発行日
vol.48, no.8, 1992-08-01

DSAの撮影条件を設計する簡便な手段としてHowlett chartを利用し, その測定法, 有用性について検討した.その結果, 測定者の視覚特性を把握するためにdata収拾する前に, 数回の練習を行うことが必要であった.sample数については20imageでも濃度変化による測定誤差は少なかった.また本法は種々の撮影条件の組合せを同一尺度でplotできるため, 複数の画質評価に有効であった.以上のことから本測定法は, DSAの画像評価に有用であった.
著者
貝沼 世樹 鈴木 敦史 嶋村 延幸 河津 直樹 岡田 千丈 岡 巧 小磯 憲介 正垣 敦 矢ヶ崎 陽一 五ノ井 秀 市川 達也 上田 亨 水野 雅俊 杉岡 達也 森川 隆史 稲田 喜昭 若林 準人
出版者
一般社団法人映像情報メディア学会
雑誌
映像情報メディア学会技術報告 = ITE technical report (ISSN:13426893)
巻号頁・発行日
vol.39, no.16, pp.1-4, 2015-03

1/1.7型2000万画素積層型CMOSイメージセンサを開発した.本センサは,複数のAD変換器,圧縮回路,高速I/Fを搭載することで低ノイズ,高速読み出し,動画・静止画の同時キャプチャ機能を実現した.マルチサンプリング機能を用いた1.3e-rmsのランダムノイズ特性,16Mpixel 120fpsを2.3Gpbs/lane,8Laneでの出力,2Link構成での4Mpixelと16Mpixelの同時出力を達成している.積層構造による信号処理の搭載だけでなく,新規アーキテクチャによる高速・高画質・高機能化への活用として提案する.
著者
鈴木 俊哉 鈴木 敦 菅谷 克行
雑誌
研究報告情報基礎とアクセス技術(IFAT)
巻号頁・発行日
vol.2015-IFAT-118, no.5, pp.1-6, 2015-03-23

甲骨文字のデジタル化において,文字符号化して問題ないか,あるいは画像として扱うべきかは,拓本資料の鮮明さや掲出例数を考慮して判断しなければならない.我々は印刷物として公表されたデータベースである 『殷墟卜辭綜類』 と 『殷墟甲骨刻辭類纂』 に基づいた検討をすすめているが,全て手書き資料であり,また,そこに模写された文字の集合も明確ではないため,文字認識的な手法をとることができない.本研究では,掲出例数を概算するため,両書に共通するレイアウト構造をもとに模写テキストを画像分解する方法を検討した.両書の画像分解精度が大きく異なる結果が得られたが,この原因は両書の編集・出版方針の違いによると推測される.また,本研究の手法の適用範囲についても報告する.
著者
大澤 義明 鈴木 敦夫 白波瀬 佐和子 古藤 浩 田村 一軌 大津 晶 宮川 雅至 古藤 浩 田村 一軌 大津 晶 宮川 雅至 尾崎 尚也
出版者
筑波大学
雑誌
基盤研究(B)
巻号頁・発行日
2006

本研究では, 高速道路や新幹線など空間的に線的に伸びる社会基盤施設整備に関して, 選挙民が投票で集団意志決定する場合, 施設がどこにどれだけ配置されるのかを空間的に導出し, どの程度経済的に効率的なのかあるいは公平なのか, を考察した. 投票ゲームによる配置と社会的な最適配置とを比較するなどを通して, 投票という集団意志決定がどの程度経済的に悪化させるのか, そして不公平にするかを理論的に評価した. さらには, 道路という社会基盤建設では, ステークホルダーは多様である. ゲーム理論のナッシュ均衡, 多目的計画問題でのパレート最適, 地理ネットワーク評価での地理値を用いて, 高速道路建設の影響を均衡という複眼的見地から理論的に論じた.