著者
佐藤 恵大 鈴木 美緒 細谷 奎介 宮之上 慶 屋井 鉄雄
出版者
Japan Society of Civil Engineers
雑誌
土木学会論文集D3(土木計画学) (ISSN:21856540)
巻号頁・発行日
vol.71, no.5, pp.I_773-I_784, 2015

自転車運転者のマナーが問題視されているにもかかわらず,パターン化した教育が一律に行われていることや,「交通ルールを知っているが遵守しない」自転車利用者に対する教育方法が確立されていないことなど,自転車安全教育の改善には重要な課題が存在する.近年,体験させる教育ツールとして注目されているのが自転車シミュレータ(CS)である.そこで,本研究ではCSの教育機会への導入可能性を検討するために,法令違反による事故の傾向を整理し,CSの主観的評価とCSでの事故経験および教育効果の関連性を考察した後,自転車の法令違反行為をCSで再現できるか実験を行なった.その結果,CS走行シナリオ内で法令違反を含む普段通りの走行挙動が観測され,「交通ルールを知っているが遵守しない」違反挙動を再現できる可能性が示された.
著者
鈴木 隆雄
出版者
克誠堂出版
雑誌
麻酔 (ISSN:00214892)
巻号頁・発行日
vol.65, no.7, pp.763-768, 2016-07
著者
鈴木 孝則
出版者
早稲田商学同攻会
雑誌
早稲田商學 (ISSN:03873404)
巻号頁・発行日
vol.449-450, pp.89-95, 2017-06-15
著者
鈴木 里砂 村岡 慶裕 岡崎 俊太郎
出版者
日本バイオフィードバック学会
雑誌
バイオフィードバック研究 (ISSN:03861856)
巻号頁・発行日
vol.44, no.1, pp.15-20, 2017 (Released:2017-05-22)
参考文献数
9

【目的】我々は, 筋電図バイオフィードバック療法の普及を促進する目的で, 最新の主要なスマートフォン, タブレット端末で使用可能な低コスト簡易型筋電図バイオフィードバック装置 (以下, LC-EMG) を改良した. 今回, この改良したLC-EMGがどの程度の性能を有しており, バイオフィードバック療法で使用可能となる性能を持ちうるか検討するため, 既存の検査用筋電計と比較し, 筋電波形の一致度を確認したので報告する.【方法】正電極, 負電極, および参照電極からのコードをそれぞれLC-EMGと検査用筋電計である日本光電工業社製Neuropack 8に接続し, 性能比較を行った. 対象者の右尺側手根伸筋に電極を貼付け, 手関節掌背屈運動を10秒間で5回実施し, 得られた筋電波形を比較検討した.【結果】提案装置は, 筋収縮量や収縮のタイミングが検査用筋電計とほぼ同様であり, EMG-BF装置として, 妥当性のある筋活動を, 容易かつリアルタイムに視認できた.【結論】今回の提案装置は, EMG-BF療法で活用する時に, 妥当性があることが示された. また, 機器自体を低コストで作成でき, 広く普及しているスマートフォン, タブレット端末を筋電図モニター及び筋電図波形の記録装置として利用可能となるため, 施設や在宅など場所を選ばず利用することができ, 汎用性に優れた装置であるといえる.
著者
渡邉 久爾 杉山 秀樹 杉下 重雄 鈴木 直樹 櫻本 和美
出版者
水産海洋学会
雑誌
水産海洋研究 (ISSN:03889149)
巻号頁・発行日
vol.68, no.1, pp.27-35, 2004-02-28
参考文献数
31
被引用文献数
1

本州日本海に分布するハタハタは、秋田沿岸と朝鮮半島東岸に主な産卵場を持つ2系群が知られている。本研究では、本州沖から韓国東岸までの日本海を13の海区に区分し、海区別のハタハタ漁獲量、CPUEから計算した密度指数および秋田県沖の体長組成を用い、上記2系群の分布について検討した。結果を以下に示した:(1)秋田県沖のCPUEの季節変動は4月と10月にピークを持ち、夏季には低下する;(2)産卵場に近い海区では10月から12月にかけて密度指数が高く、同時期の産卵場から離れた海区での密度指数は低い;(3)秋田県沖の加入開始年令は1才で、加入時期は3月から4月である;(4)各海区の密度指数の年変動は主成分分析により地理的に2分される。以上の結果から、秋田沿岸を起源とする系群は秋田県沖から若狭沖まで分布し、朝鮮半島東岸を起源とする系群は韓国東岸から能登沖まで分布することが示唆された。
著者
鈴木経勲 述
出版者
博文社
巻号頁・発行日
1894

1 0 0 0 OA 南洋風物誌

著者
鈴木經勳 著
出版者
日本講演協會
巻号頁・発行日
1944
著者
柴田 利彦 山田 正 石原 寛治 鈴木 範男 永来 正隆 藤井 弘一 末広 茂文 佐々木 康之 上田 真喜子
出版者
特定非営利活動法人 日本心臓血管外科学会
雑誌
日本心臓血管外科学会雑誌 (ISSN:02851474)
巻号頁・発行日
vol.23, no.3, pp.217-220, 1994-05-15 (Released:2009-04-28)
参考文献数
6
被引用文献数
2 3

Systemic lupus erythematosus (SLE) に合併する血管病変は主に細小動脈の閉塞性病変とされており, 大血管に拡張性病変を合併することは希である. 今回SLEに合併した若年者腹部大動脈瘤を経験したので報告する. 病理所見では大動脈 vasa vasorum の増生・内膜肥厚と炎症性細胞浸潤を認め, 動脈硬化性の動脈瘤とは異なる像を呈していた. 本症例の腹部大動脈瘤は vasa vasorum の増生・内腔狭窄に起因して生じた可能性が示唆された.
著者
柴田 友厚 馬場 靖憲 鈴木 潤
出版者
特定非営利活動法人 グローバルビジネスリサーチセンター
雑誌
赤門マネジメント・レビュー (ISSN:13485504)
巻号頁・発行日
vol.16, no.5, pp.213-232, 2017-10-25 (Released:2017-10-25)
参考文献数
28

企業が持続的に成長するには、現在の事業領域と技術領域を超えた新たな領域での探索が有効な方策のひとつである。先行研究は、近傍領域の探索に傾斜しがちな企業の特性を指摘すると同時に、探索活動を類型化した上でそれぞれの効果を明らかにしてきた。本稿は、先行研究が注意を払ってこなかった探索をすすめるプロセスに着目し、その解明に貢献することを目的とする。まず、探索の階層性という新たな概念を提示したうえで、富士フイルムとコダックの探索戦略の違いを明らかにする。そして両社の盛衰が分かれた理由を、探索の階層性に立脚して探索プロセスの違いから考察する。
著者
加藤 雄斗 鈴木 健嗣
出版者
公益社団法人 日本生体医工学会
雑誌
生体医工学 (ISSN:1347443X)
巻号頁・発行日
vol.55Annual, no.Proc, pp.508-509, 2017-05-03 (Released:2017-09-13)
参考文献数
4

Myoelectric upper limb prosthesis has some problems such as its stability of contact condition or determination of the optimum position of electrodes. This study reports the Development of a socket integrated with array electrode for myoelectric upper limb prosthesis. This array electrode, which was made of conductive cloth, can cope with various shapes of stumps of amputees. The advanced socket integrated with the developed array electrodes has capabilities to determine the appropriate positions of electrodes without much considering the location. The prototype is valid for detecting EMG signals for the control of myoelectric upper limb prosthesis.
著者
鈴木 誠一 堀 裕
出版者
園藝學會
雑誌
園芸学会雑誌 (ISSN:00137626)
巻号頁・発行日
vol.60, no.3, pp.643-650, 1991
被引用文献数
3

1. センニンソウの栄養生長は自然日長下では昼/夜温24。/19°C, ないし30°/25°Cで良好であり, 17°/12°Cではほう芽•伸長が著しく遅れ, 発らい•開花しなかった.<BR>2. 適温下で生育させた場合, 5,6月の間の約1か月間を8時間日長に保つことによって新梢先端が褐変•枯死した. 花芽分化 (とそれに続く発らい•開花) は自然日長 (終始14時間以上で推移) および16時間日長によって誘起されたが, 8時間および12時間の日長では誘起されなかった. このような長日による花芽分化の誘起には, ほう芽後約1か月を経た6月以降, 約1か月間の処理が必要と認められた.<BR>3. 16時間日長を6月末で打ち切って8時間日長に戻した区は, 7月末に戻した区に比べて発らい•開花が明らかに遅れた. したがって, 分化後の花芽•花房の発達は16時間日長によって抑制されるものと考えられた.<BR>4. 自然日長下, GA<SUB>3</SUB>100および1,000ppm処理は,無処理に比べて, 概して栄養生長と発らい•開花を早めたが, 特に8回散布区で花数を著しく減少させた.8回散布区では雄しべが退化し, 雌ずいを欠いた不完全花が多数見られた. また, 正常花, 不完全花を問わず,雄しべの弁化に伴う多がく片花がみられた.
著者
松田 哲也 伊藤 岳人 鈴木 春香 丸谷 俊之 松島 英介 小島 卓也
出版者
日本生物学的精神医学会
雑誌
日本生物学的精神医学会誌 (ISSN:21866619)
巻号頁・発行日
vol.22, no.4, pp.257-261, 2011 (Released:2017-02-16)
参考文献数
21

統合失調症の思考障害について,意識的・無意識的な意思決定システム,構え,自己認知という観点から考察する。我々は課題遂行時,まだそれに慣れていないときには,意識的な思考システムが優位に働くが,繰り返し行うことで無意識的な思考システムに移行する。一方,環境に変化があったときはそのシステムを必要に応じて切り替える。スムーズな思考には,このような柔軟な思考システムの切り替えが必要なのである。この切り替えには,構えが重要な役割をもつ。構えは繰り返し課題を行う中で整理され,単純化されていく。これには,自己認知(セルフ・リフレクション)による,自分の思考,行動に対する評価からの正確なフィードバック信号が必要である。思考には,これらの機能が正確に働くことが必要であるが,統合失調症は,これら一連の思考過程の何らかの異常があることで思考障害が引き起こされている可能性があるのではないかと考えられる。
著者
長田 拓也 鈴木 拓央 中内 靖
出版者
一般社団法人 日本機械学会
雑誌
日本機械学会論文集 (ISSN:21879761)
巻号頁・発行日
vol.83, no.853, pp.17-00118-17-00118, 2017 (Released:2017-09-25)
参考文献数
9

Since medicine treatment is one of the most major and effective cure methods, many patients take medicine every day. On the other hand, patients sometimes have serious accidents because some of them do not follow correct medicine dosing method (i.e. taking medicine without enough quantity of water). Though it may result serious accidents, in general, their doctors cannot notice the above-mentioned facts. In this paper, we propose a sensor-embedded intelligent cup that provides instructions for correct dosing and a medicine instruction support system using it. The proposed cup is the dual structure of a tumbler equipped with water level and acceleration sensors. The cup can detect if enough quantity of water is in it before a user takes medicine by using the water level sensor. We developed a calibration method for the water level sensor and implement it so that the quantity of water can be measured on any temperature. The cup can also detect if a user has taken medicine with the enough quantity of water from the cup by SVM (Support Vector Machine) using data of the acceleration sensor. Furthermore, the cup can also detect the quantity of water left in the cup using the acceleration sensor. The system will also provide the dosing history (i.e. when the dosing has conducted) to a user's caregivers (care giver and family in distant) through web interface. We conducted experiments and confirmed the positive effect of the proposed intelligent medicine cup.