著者
鈴木 国之 遠藤 俊行 真崎 俊男 杉山 孝生
出版者
一般社団法人映像情報メディア学会
雑誌
映像情報メディア学会技術報告 (ISSN:13426893)
巻号頁・発行日
vol.25, no.20, pp.23-29, 2001-02-23

21世紀を目前に、12月1日からBSデジタル放送が始まりその記念すべき開局の番組として、12月1日、2日、3日、地中海を中心とした古代から現代に至る文明回廊、イタリアのローマ・シチリア島、地中海に面する北アフリカ・チュニジアから、世界でも初めてのハイビジョンによる3日間、3元生中継を行った。
著者
沼本 晋也 鈴木 雅一 太田 猛彦
出版者
公益社団法人 砂防学会
雑誌
砂防学会誌 (ISSN:02868385)
巻号頁・発行日
vol.51, no.6, pp.3-12, 1999-03-15 (Released:2010-04-30)
参考文献数
27
被引用文献数
2

We investigated the trends in the number of persons killed or missing by sediment disasters such as landslides and debris flows in the last fifty years in Japan. Since sediment disasters initiated by earthquakes and volcanic activity occurred intermittently and the deaths and missings caused by them were much less than caused by rainfall-triggered sediment disasters, it is appropriate to discuss trends in the number of persons killed or missing by heavy-rainfall related sediment disasters compared with trends in rainfall-triggered disasters including flood disasters. The number of persons killed or missing by both sediment disasters and heavy-rainfall related disasters has apparently been decreasing. The number of persons killed or missing by heavy-rainfall related disasters calculated as a ten-year running average exceeded 1000 persons/year in the 1950 s, 300 persons/year in the late 1960 s, and 100 persons/year in the 1990 s. Furthermore, the ratio of heavy-rainfall related sediment disaster victims to the heavy-rainfall related disaster victims has decreased from 2/3 in the 1970 s to 2/5 after the 1980 s.
著者
鈴木 義伯
出版者
日経BP社
雑誌
日経コンピュ-タ (ISSN:02854619)
巻号頁・発行日
no.669, pp.50-53, 2007-01-08

システム関連のトラブルに見舞われた東京証券取引所を立て直すため、新設のCIO(最高情報責任者)に就いて陣頭指揮を振るう鈴木義伯常務取締役は、「全体最適化には、作業の内容や進行具合をチェックする共通の仕組みが不可欠」と強調する。東証はこのチェック機能が弱かったと分析。「PDCA」の確立によるシステム品質の均一化に挑む。
著者
福井 俊之 鈴木 茂夫 中村 秀一 下山 朋彦 数藤 義明 濱口 一正 柴山 茂樹
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
情報処理学会研究報告計算機アーキテクチャ(ARC) (ISSN:09196072)
巻号頁・発行日
vol.1996, no.80, pp.143-148, 1996-08-27
参考文献数
4
被引用文献数
3

本稿では,ワークステーションクラスタの分散共有メモリ機構を,光波長多重回線を用いてハードウェアでサポートした"光バスクラスタ"の第一次試作機"Euphoria"の仕様,及びEuphoriaを実際に稼動させて測定した基本性能の評価に関して述べる.Euphoriaはハードウェア・バスプロトコルを光回線により他ノードまで通信し,cache coherenceを保った分散共有メモリを実現している点でユニークである.現在のEuphoriaでは光バスアービタにおける回線設定及びキャッシュの一貫性保持動作をアービタ内でソフトウェアにより行っているが,このボトルネックを解消できた場合,ノード間距離100mのシステムでもレスポンスタイムが5μs以内で,自他ノードのメモリを区別なく自由に参照できるシステムの可能性を示すことができた.In this paper, we describe hardware design considerations and a preliminary performance evaluation of an Optical Bus Computer Cluster (OBCC). The OBCC is categorized in a class of workstation cluster having hardware-supported distributed shared memory. Furthermore, the OBCC employs optical wavelength-division multiplexing (WDM) technology to connect nodes (workstations) with high bandwidth. Euphoria consists of several nodes (workstations) and an arbiter which arbitrates optical bus requests and maintains cache coherency among nodes. Current implementation of the arbiter functions is done by software for experimentation purpose. By examining the basic analytic performance evaluation we conclude that a distributed shared memory system with one-hundred-meter nodes distance is possible with five microsecond range response times if we eliminate the software overhead associated with the current arbiter implementation.
著者
鈴木 康宏 土井 徹
出版者
日本健康医学会
雑誌
日本健康医学会雑誌 (ISSN:13430025)
巻号頁・発行日
vol.24, no.2, pp.114-129, 2015-07-31

未就学児の子どもがいる女性看護師と未就学児の子どもがいる一般就労女性のワーク・ファミリー・コンフリクト(以下:WFC)を比較するために,質問紙を用いて仕事と生活の実情ならびにコンフリクトの強さを調べた。未就学児の子どもがいる働く女性を対象とするため,子どもを保育施設に預けている働く女性に限定し,調査対象者を次のように設定した。女性看護師は病院付属の保育施設を利用する女性看護師6施設計236名,一般就労女性は一般保育園を利用する働く女性2施設計263名を対象に調査を行った。両群にWFCの強さを測定するWFCS日本語版を含めた自記式質問紙調査を行った。分析にあたり両群ともに夫と同居していない者を除外し,さらに一般就労女性では医療職の者を除外した。2群の属性とWFC得点の関連を,統計的手法を用い分析した。回収は女性看護師136名(回収率57.6%),一般就労女性170名(回収率64.6%)であり,そのうち分析には女性看護師125名,一般就労女性122名を使用した。WFC得点の中央値は女性看護師が52,一般就労女性が45であり,マン・ホイットニーのU検定の結果,p=0.000となり,2群のWFC得点に違いがあることが認められ,平均ランクは女性看護師の方が高く,女性看護師の方がWFC得点が高いことを示していた。また,WFC得点の中央値より低い値を1(コンフリクトが小),高い値を0(コンフリクトが大)としたロジスティック回帰分析の結果,p<0.05となり有意であることが認められた要因は女性看護師では正職員に比べパート勤務でオッズ比が3.8,時短勤務で6.8,また夫との会話時間が大の場合のオッズ比は1.6であった。看護師では負担の少ない勤務形態と,夫との会話時間の増大がWFC得点の低減に関連していた。一般就労女性では有意であることが認められた要因はみられなかった。女性看護師は一般就労女性に比べて残業時間が多く,夜勤もあり,WFCを生じやすい。そのため,パートタイムや時短勤務はWFCを回避する勤務形態と考えられる。また夫とのコミュニケーションの機会の増加がWFCの低減に関連していたことが注目された。
著者
伊藤 幹雄 横地 英治 鬼頭 利宏 鈴木 良雄
出版者
公益社団法人 日本薬理学会
雑誌
日本薬理学雑誌 (ISSN:00155691)
巻号頁・発行日
vol.77, no.4, pp.419-425, 1981
被引用文献数
2

糸球体腎炎の発症および増悪において,血液凝固系の役割を明らかにするために,liquoid(Liq)を正常あるいは腎炎ラットに反復投与した場合の影響について検討した.正常ラットに Liq 10mg/kg 毎日1回計22回 i.v. 投与(I群)した場合,尿中への蛋白,N-acetyl-β-glucosaminidase の排泄,血中尿素窒素含量は正常対照群と比較して,ほとんど変わらなかった.また,抗ラット糸球体基底膜ウサギ血清(AGS)[0.5ml/150g体重]のi.v. 投与後15日目から Liq を 10mg/kg,3日目毎に計8回 i.v. 投与(III群)しても,毎日1回計22回 i.v. 投与(IV群)しても,これらの生化学的パラメーターは AGS のみを投与した腎炎対照群(II群)との間に有意差を認めなかった.螢光抗体法による糸球体への fibrin あるいは fibrinoids の沈着は弱かったが,10匹中I群およびII群では2匹,III群では8匹,そしてIV群では10匹に認められた.光顕所見ではI群においても係蹄壁とボウマン嚢との癒着,富核,半月体形成や硝子化を示す糸球体が少数例認められた.腎炎ラットに対する Liq の影響に関して,特に硝子化が顕著となり,硝子化を示す糸球体はII群ではわずか17%であるのに対してIII群では14%,IV群では55%であった.他の糸球体変化は富核を除いてII群に比しIII群では変わらなかったがIV群では明らかに増加を示した.しかし富核は逆にIII群,IV群では減少した.糸球体毛細管腔閉鎖はI群でも軽度ながら認められた.また腎炎群においてはII群に比しIV群ではその閉鎖の程度は明らかに強度であった.以上の結果から,糸球体内の血液凝固亢進が,糸球体腎炎の発症,増悪の主要な因子と考えられる.
著者
木口 博史 岩月 善之助 鈴木 直
出版者
日本蘚苔類学会
雑誌
蘚苔類研究 (ISSN:13430254)
巻号頁・発行日
vol.9, no.4, pp.103-106, 2006-12
参考文献数
4

Micromitrium austinii (Sull.) Lindb. is added to the moss flora of Japan. The species is closely related to M tenerum (Bruch & Schimp.) Crosby, but has leaves bluntly serrulate above. It was found on clayey soil at two sites in western and central Japan. Description (in Japanese) and illustrations of the species are given.
著者
鈴木 淳子 工藤 綾子 山口 瑞穂子 村上 みち子 服部 恵子 岩永 秀子
出版者
順天堂大学
雑誌
順天堂医療短期大学紀要 (ISSN:09156933)
巻号頁・発行日
vol.5, pp.1-16, 1994-03-25
被引用文献数
1

本研究は,基礎看護技術を教授するうえで必要な科学的裏付けを明らかにする研究の一環として行っているものである。今回は,バイタルサインの測定技術の教授に必要な知識がどの程度実証されているか,過去10年間の看護関係の文献から明らかにした。検索した文献を(1)血圧測定,(2)体温測定,(3)脈拍測定,(4)心拍測定に整理し,考察した。呼吸測定については該当する研究がなかった。その結果,血圧測定時には測定器具の特徴を考慮すること,測定者による誤差を少なくする為に最小血圧を読む時の減圧をゆっくりしたほうがよいとの結果を得た。清潔援助や体位が血圧に及ぼす影響については,仰臥位による測定が妥当とされた。血圧測定方法に関しては,測定部位と心臓を同じ高さにする必要性や,上腕の太さが測定値に影響を与えることが検証された。体温測定に関しては,体温計の特徴を理解して使用することが必要とされた。体温測定時の変動因子については,身体の露出,腋窩検温では皮下脂肪の厚さが測定値に影響を与えること,入浴後60分後に入浴前の体温に戻ることがわかった。測定方法については,水銀体温計での腋窩検温の測定時間は10〜15分間必要であること,測定部位を一定にする必要性が明らかになった。また,口腔温よりも腋窩温の方が高いとは一概に言えないとの報告,老人のオムツ内検温の有用性の検証など,対象者の状態を考慮した測定部位の選択の必要性が示唆された。脈拍,心拍測定については,運動,入浴などの影響を考慮し,1分間測定することが必要であることが実証された。
著者
今井 則夫 市原 敏夫 萩原 昭裕 玉野 静光 今吉 有理子 岩渕 久克 鈴木 幸雄 中村 幹雄 白井 智之
出版者
日本毒性学会
雑誌
日本トキシコロジー学会学術年会 第33回日本トキシコロジー学会学術年会
巻号頁・発行日
pp.138, 2006 (Released:2006-06-23)

【目的】亜酸化窒素は、無色、無臭のガスで、日本を含めた20カ国以上で食品添加物(噴射剤)として用いられている。日本薬局方にも収載されており、吸入による安全性試験は多数報告されているが、経口投与による報告はない。そこで今回、F344ラットに亜酸化窒素を28日間経口投与し、毒性学的影響を検討した。【方法】亜酸化窒素は気体でそのまま経口投与することは不可能であるため、米国で市販されている亜酸化窒素を含有するホイップクリームを6週齢のF344ラット(雌雄各群6匹)に0, 2.5, 5.0および10 g/kg/day(亜酸化窒素として0、16.8、33.6、67.1 mg/kg/day)の用量で28日間強制経口投与した。また、亜酸化窒素だけではなく、クリームそのものおよび気体の容積による影響が考えられることから、亜酸化窒素を含まないクリームだけを10 g/kg/dayで投与する群、クリーム10 g/kg/dayに亜酸化窒素量にほぼ相当する容積の空気を加えた群も設定した。投与期間中、体重、摂餌量および摂水量を週1回測定した。投与最終週に尿検査および眼科学的検査を行った。投与期間終了後、腹部大動脈より採血し、得られた血液および血漿を用いて血液学的検査、血清を用いて血液生化学的検査を行った。また、放血致死させた後に剖検を行い、採取した主要器官の重量を測定するとともに、全身諸器官の肉眼的病理学検査および病理組織学的検査を実施した。【結果】亜酸化窒素含有ホイップクリームの10 g/kg/day(亜酸化窒素67.1 mg/kg/day)投与で、いずれの検査項目においても亜酸化窒素投与による毒性学的影響を認めなかった。【結論】亜酸化窒素の無毒性量(NOAEL)は雌雄とも67.1 mg/kg以上であると結論した。
著者
細田 昭男 浜 弘司 鈴木 健 安藤 幸夫
出版者
日本応用動物昆虫学会
雑誌
日本応用動物昆虫学会誌 (ISSN:00214914)
巻号頁・発行日
vol.37, no.2, pp.83-90, 1993
被引用文献数
1 8

1988∼1990年に広島県立農業技術センター(東広島市八本松町)内にアブラムシ類が移出・入のできない小型ハウスを組み立て,ナズナ,オオイヌノフグリとムクゲの3種の冬寄主植物上で越冬したワタアブラムシ個体群のナスとキュウリの夏寄主植物に対する選好性と各寄主植物上で増殖した個体群のフェニトロチオンに対する感受性を検討した。<br>1) ナズナ,オオイヌノフグリなどの冬寄主植物で越冬した個体群の中には,ナスを選好するタイプとキュウリを選好するタイプが存在し,地域や年次によって,一つのタイプが優占する場合と,二つのタイプが混在する場合が認められた。<br>2) ナスとキュウリに寄生した個体群をそれぞれナズナとオオイヌノフグリ上で越冬させると,翌春にはナス由来の個体群はナスを,キュウリ由来の個体群はキュウリを選好した。<br>3) 卵越冬すると考えられている越冬寄主植物のムクゲに寄生した個体群も,春にはナス由来の個体群はナスに,キュウリ由来の個体群はキュウリに選好性を示した。<br>4) ナス由来とキュウリ由来の個体群をそれぞれナズナ,オオイヌノフグリとムクゲの冬寄主植物で越冬させ,翌春ナスとキュウリ上で増殖した個体群のフェニトロチオンに対する感受性は,ナス個体群では高くキュウリ個体群は低く,両個体群間で薬剤感受性は異なった。<br>5) 以上の結果から,ワタアブラムシの中にはナスとキュウリをそれぞれ選好するタイプが存在し,越冬寄主植物上では二つのタイプが混在していても,春∼秋の間もそれぞれの寄主選好性は維持されることが示唆された。そして,このことがナス科とウリ科作物寄生個体群の有機リン剤感受性の差異を維持している大きな要因と考えられた。
著者
多田 耕太郎 寺島 晃也 中村 優 鈴木 敏郎
出版者
日本食品保蔵科学会
巻号頁・発行日
vol.38, no.2, pp.85-91, 2012 (Released:2013-10-08)

畜産副産物である豚皮を有効利用するため,膨化したスナック様食品へ加工する方法の開発を試みた。その結果,脱毛した豚皮を100℃の熱水に60分間浸漬することにより皮の形状を保持したまま脱脂と豚皮組織の脆弱化を図ることができた。脱脂後の豚皮は80℃で4時間通風乾燥し,水分を約2%まで減少させた後,200℃でフライヤーを用いて油揚あるいはパン用オーブンを用いて焙焼することにより顕著に膨化した。膨化した豚皮は従来の農産物を主原料としたスナック類とは異なり,タンパク質が多くコラーゲンを豊富に含み,さらに焙焼したものは低脂肪でカロリーが抑えられていた。官能評価は油揚あるいは焙焼で膨化した豚皮のいずれも良好であった。本結果から,これまで低未利用状態にあった豚皮を有効利用した新規な食品を,食品添加物を用いずに一般的な食品加工装置で製造できることが明らかになった。
著者
譚 毅 篠田 哲守 三島 良直 鈴木 朝夫
出版者
公益社団法人 日本金属学会
雑誌
日本金属学会誌 (ISSN:00214876)
巻号頁・発行日
vol.57, no.3, pp.356-361, 1993 (Released:2008-04-04)
参考文献数
21
被引用文献数
1 2

With boron-doped NiAl alloys, the solubility of boron, the composition and structure of the precipitated boride and the change in fracture mode due to boron addition have been studied. The solubility of boron is very small on the Ni-rich side of the alloys with a slight increase in its magnitude with deviation from the stoichiometric composition of the alloys, while the solubility of boron on the Al-rich side can be neglected. The structure of the precipitated boride on the Ni-rich side of the NiAl(45 at%Al) alloy is a Cr23C6 type compound, where composition is Ni60Al10B30 and the lattice parameter of which is 1.0542 nm.The fracture mode for the alloys changes from the intergranular to the transgranular type of fracture as an increase in boron concentration for both sides of Ni- and Al-rich compositions. However, the critical concentration of boron to the mode change in fracture mode is 0.003 mass% on the Ni-rich side, whereas it is 0.02 mass% on the Al-rich side.
著者
親松 裕典 鈴木 晴子 大畑 賀央 成田 久仁夫
出版者
特定非営利活動法人 日本呼吸器外科学会
雑誌
日本呼吸器外科学会雑誌 (ISSN:09190945)
巻号頁・発行日
vol.31, no.5, pp.586-592, 2017-07-15 (Released:2017-07-15)
参考文献数
16

目的)開胸術後鎮痛において,アセトアミノフェン定時点滴注入(点注)併用フェンタニル持続静脈内注射(静注)が硬膜外麻酔を代替する可能性を探求した.方法)アセトアミノフェン定時点注併用フェンタニル持続静注群(AF群)と硬膜外麻酔群(Epi群)の2群に分類し,後方視的に比較検討した.結果)患者数はAF群が19例,Epi群が25例であった.術後鎮痛効果は第1病日の咳嗽時のみでAF群が劣っていたが,それ以外では両群間に有意差を認めなかった.離床の遅れに差はなかったが,Epi群でリハビリ時の血圧低下が,AF群で悪心嘔吐が多く,それぞれの要因でリハビリに若干の支障を生じた症例があった.結論)アセトアミノフェン定時点注併用フェンタニル持続静注は,悪心嘔吐や咳嗽時の疼痛に対策する余地があるが,比較的良好な鎮痛効果があり,硬膜外麻酔の合併症を回避できる等の利点もあるため,開胸術後鎮痛法の一選択肢となり得る.
著者
堀田 美保 塩﨑 麻里子 鈴木 光佑 加治 増夫
出版者
近畿大学総合社会学部
雑誌
近畿大学総合社会学部紀要 = Applied sociology research review Kinki University (ISSN:21866260)
巻号頁・発行日
vol.3, no.1, pp.1-12, 2013-09

[Abstract] Each of the second year students in our department participated in a workshop or attended a lecture on human rights. A survey was conducted to the students to measure the changes in their views and images of human rights before and after attending the lecture or workshop. The results revealed that, compared to the students who participated lectures, those who participated in workshops became to have more positive images about human rights, and they become to feel more involved in human rights. However, the effectiveness of the workshops varied depending on the themes, examples, and exercises contained. These results suggested what elements are required for effective human rights education.著者専攻(堀田): 社会心理学, 著者専攻(塩崎): 家族心理学, 塩﨑, 麻里子, 著者専攻(鈴木):文化人類学・政治生態学, 著者専攻(加治):熱・エネルギー工学