著者
鄭 星在 与那嶺 牧子 青木 俊之
出版者
社団法人 可視化情報学会
雑誌
可視化情報学会誌 (ISSN:09164731)
巻号頁・発行日
vol.27, no.Supplement2, pp.67-70, 2007-09-15 (Released:2009-07-31)
参考文献数
9

The present paper describes the effect of duct length on acoustic characteristics of over-expanded jet which are discharged from convergent-divergent nozzle. A duct made of annular metal was installed at the nozzle exit and varied in length from 0 and 6D. A Schlieren optical system is used to visualize detailed jet structures. Acoustic measurement is performed to obtain noise spectra. The results obtained show that the frequency of the acoustic tone due to the shock wave within the nozzle somewhat increases with an increase in the nozzle pressure ratio, and the acoustic tones take place in two stages. The duct devices suppress the acoustic tone and the screech tone.
著者
青木 斌 伊東 正喜
出版者
地学団体研究会
雑誌
地球科学 (ISSN:03666611)
巻号頁・発行日
vol.23, no.3, pp.118-120, 1969

久野(1960)は,"高アルミナ玄武岩"がアルカリ玄武岩とソレイアイトの中間的な性質を示すと定義した.その後かれは,"高アルミナ玄武岩"がアルカリ玄武岩と低アルカリソレイアイトの中間的な性質を示すと修正した(久野,1965; 1967; 1968a; 1968b).本論文では,カムチャツカ地域と千島列島の第四紀玄武岩の資料を整理し,次の2つの結論をえた.1)"高アルミナ玄武岩"は,低アルミナ玄武岩と共存する."高アルミナ玄武岩"の中間性という久野の見解は,カムチャツカ地域と千島列島では否定される.2)久野(1965; 1967; 1968bなど)は,環太平洋造山帯では,アルカリ玄武岩・"高アルミナ玄武岩"・低アルカリソレイアイトという漸移関係のあることを指摘してきたが,これは,高アルカリソレイアイトを無視した機械的な結論である.
著者
青木 恵美
出版者
日経BP社
雑誌
日経パソコン (ISSN:02879506)
巻号頁・発行日
no.572, pp.56-69, 2009-02-23

迫力ある大画面液晶ディスプレイが、円高などの影響でお手ごろな価格になってきた。この機会に手に入れた人も多いだろう。しかし大画面、特に24型などのワイド(横長)液晶では、17型などとは違った活用ノウハウがいろいろある。今回はそこに焦点を当て、さらに迫力ある映像や画像をとことん楽しむ"しゃぶりつくしワザ"も紹介しよう。
著者
青木 克巳 岡永 博夫 長瀬 二郎
出版者
一般社団法人 日本機械学会
雑誌
シンポジウム: スポーツ・アンド・ヒューマン・ダイナミクス講演論文集
巻号頁・発行日
vol.2013, pp._241-1_-_241-10_, 2013

In this report, aerodynamic characteristic such as lift and drag of official rubber-balls used in the game of the baseball are studied experimentally. And the aerodynamic characteristic of these rubber-ball is compared and is examined with the aerodynamic characteristic of smooth sphere and sphere with dimple and the Major League ball. In addition, the aerodynamic characteristic for seam angle and spin rate ratio ratioα (=V/U, V: peripheral velocity of test balls, U: flow velocity)is also clarified. And, the flow pattern around the test balls are visualized by the spark tracing method. Following conclusions were got from these results. (1) The dimpled rubber-ball has a critical region where the drag coefficient decreases in the same way as the smooth surface balls. (2)Depending on the surface structure of test balls, the aerodynamic characteristics differ significantly. When dimples are added to the balls with seams, the critical region moves toward the lower Reynolds number side, but the minimum drag coefficient increases. (3)About the rubber-ball and Major League ball, C_D shows the almost same values without rotation. However at the rotational state, C_D of the Rubber-ball is lower than that of the Major League ball . (4)The values of C_D take different values depending on type A〜E and become large as α increases. The values of C_L stand in a same line which rises as α increase.
著者
宮城 調司 角南 由紀子 渋谷 淳 山崎 英樹 青木 由貴子 青柳 守男 樫山 麻子 寺師 聖吾 布村 眞季
出版者
一般社団法人 日本糖尿病学会
雑誌
糖尿病 (ISSN:0021437X)
巻号頁・発行日
vol.64, no.11, pp.555-560, 2021-11-30 (Released:2021-11-30)
参考文献数
15

症例は50歳男性.46歳時に2型糖尿病と診断されたが,既に多発合併症あり,その後も治療中断を繰り返し血糖コントロールは不良であった.眼の奥の痛みを主訴に眼科・耳鼻咽喉科を受診し,副鼻腔炎の診断にて抗菌薬を開始したが改善なく入院となった.副鼻腔壊死組織の病理所見にて骨髄浸潤を伴う鼻脳型ムーコル症と診断した.リポソーマルアムホテリシンB投与開始とともに,鼻咽喉ファイバースコープ下で排膿・壊死組織除去を繰り返し治癒した.ムーコル症は,特異的な症状・所見に乏しく,診断が困難である上,血栓形成を伴う血管侵襲を特徴とすることから経過は急速で,予後不良といわれている.治療は,外科的切除および適切な抗真菌薬投与である.本症例は,血糖コントロールおよび外科的処置により,比較的限局した局所の感染制御が得られ,良好な経過を辿ったと考えられた.ムーコル症の予防・治療には糖尿病の管理が重要である.
著者
赤羽 秀徳 青木 和夫 星川 秀利
出版者
The Japanese Society of Physical Fitness and Sports Medicine
雑誌
体力科学 (ISSN:0039906X)
巻号頁・発行日
vol.53, no.2, pp.221-234, 2004-04-01 (Released:2010-09-30)
参考文献数
26
被引用文献数
1

The purpose of this study was to examine the effects of ankle plantar and dorsal flexion on the lower extremities' dynamics and crank torque in pedaling movements. Twelve males (6 cyclists and 6 non-cyclists) pedaled at the rate of 90 and 120 rpm for a power output of 200W. Subjects were divided into two groups according to the different ankle movement patterns in one crank rotation. The first group (Gr1) showed a one time plantar and dorsal flexion movement in one rotation. The second group (Gr2) showed two plantar and dorsal flexion movements in one rotation. It was assumed that the exertion of positive plantar flexor power in the upstroke phase could provide the difference of the ankle movement patterns. The following results were shown in Gr2 as compared with Grl. 1) The positive crank torque time ratio was extended due to dorsal flexor torque produced near the top dead center. 2) Continuous muscle contraction of the same muscle was avoided and reduction in a burden was brought about due to plantar flexion in the upstroke phase. 3) Reduction of hip extensor torque was shown. These results suggest that two dorsal and plantar flexion movements in one rotation in pedaling could be a more effective pattern in terms of muscle work.
著者
菅野 友美 青木 里奈
出版者
一般社団法人 日本家政学会
雑誌
一般社団法人日本家政学会研究発表要旨集
巻号頁・発行日
vol.68, 2016

<b>目的</b> 近年,児童の多くが野菜を苦手に感じており,野菜離れが進んでいる.本研究では,児童の野菜への苦手意識を減し,積極的に野菜を摂取することを目的として,野菜の苦手意識の要因をマスキングする調理法を検討した.そして食育教室を実施して親子で野菜を用いた菓子を製作・試食し,野菜の認知と苦手意識について調査した.<br><b>方法</b> 苦手意識の強い野菜を試料とし,蒸す,炒めるなどの調理後,順位法を用いて官能検査した.野菜の苦手意識要因のマスキング効果があった野菜ペーストを用いてクッキーを開発した.食育教室で,3種類の野菜ペーストを使ったクッキーを作製した.対象は4~11歳の児童9名とその保護者6名である.作製・試食後,野菜の苦手意識に関するアンケートを行った.調査は質問紙方で行い,回答は無記名・自記式とした.<br><b>結果</b> 野菜を砂糖などの調味料と一緒に調理することで野菜の苦味をマスキングすることができた。また一度冷凍し、凍結のままペースト状にして加熱することで野菜の香りや食感を改善することができた。そこで3種類の野菜を凍結後ペーストにし、砂糖で煮詰めた野菜ペーストを用いて親子でクッキーを作製した。クッキーに入っている野菜の種類をあててもらったところ,正解率の平均は22%であり,児童は苦手な野菜も摂取していたことから,苦手意識を克服できたといえた。また親子で作製するというコミュニケーションも苦手意識の克服に必要であることがわかった
著者
青木 義彦 岩清水 隆 山田 佳博 永野 浩一
出版者
公益社団法人 日本コンクリート工学会
雑誌
コンクリート工学 (ISSN:03871061)
巻号頁・発行日
vol.50, no.8, pp.683-688, 2012 (Released:2012-09-01)
参考文献数
6
被引用文献数
9 8

高さ300mと日本で最も高いビルとなる「あべのハルカス」では,設計基準強度(Fc)が150 N/mm2の高強度コンクートと降伏応力度が440N/mm2の高強度鋼材を組合せた超高強度CFT柱を採用している。地上22階,高さ112 mまでの圧入が必要であったFc=150 N/mm2の超高強度コンクリートについては,圧送性向上のためにセメントとして低熱ポルトランドセメントをベースにシリカフュームをプレミックスしたセメント(SFCS)1)を使用した。本稿では先立って実施した実大施工実験と実施工の結果について報告する。
著者
青木 康真 勝山 正則
出版者
日本森林学会
雑誌
日本森林学会大会発表データベース
巻号頁・発行日
vol.130, 2019

<p>山地流域において基岩層に浸透する降水の割合が比較的高いことが近年研究によって明らかになっている一方で、これらの流出過程はまだ明らかになっていない。本研究では降雨の強度や継続時間に対する応答を明らかにするために滋賀県大津市の桐生試験地において赤外線サーモグラフィを設置し、基岩浸出水の定点観測を行った。2018年9月29,30日において、総雨量40mmの降雨開始30分後に浸出水と周囲の温度差が大きくなる現象が観測された。またその面積は降雨規模が大きい時間帯では広がりをみせることがあり、降雨に対して浸出水が比較的早い応答をしていることが示された。また同ポイントの付近の斜面土層内において、地中の温度変化として飽和側方流の発生が観測された。この飽和側方流の出現は同じく総雨量40mmの降雨イベントに対して降雨開始から20時間ほど時間遅れがあり、20時間ほど観測された後消えた。赤外線サーモグラフィは浸出水の面的な縮小拡大を明らかにする方法として有用である。また、時間・空間分解能の高いデータを得ることで基岩浸出水だけでなく飽和側方流など土壌層中の水の動きを検出できる可能性がある。</p>