著者
茂木 正俊 高橋 理 塩原 研治
出版者
一般社団法人日本時計学会
雑誌
マイクロメカトロニクス (ISSN:13438565)
巻号頁・発行日
vol.52, no.198, pp.13-22, 2008-06-10
被引用文献数
1

This paper describes an air-viscous slow governor used in Spring Drive Sonnerie. Spring Drive movement makes no noise during hand movement. This is an ideal condition for installing mechanism for striking a bell. Japanese Buddhists' prayer bell "orin" was chosen for the sound source. Our objective was to create a sonnerie that offered the resonance and the clear tone of an orin. The reverberation resonance of an orin is produced by a hammer that strikes the bell at approximately 3-second interval. Along with the smoothly flowing second hand, the sound imparts a sense of slow and tranquil flow of time. To achieve the ringing tone of an orin amid a tranquil stillness, we developed a non-contact slow governor that made virtually no noise. The key to the "silent" slow governor is the wings around the rotor that produce resistance caused by viscosity of the air. This rotor turns at a constant speed at which the reactive force of the main spring and the viscous resistance caused by the air are balanced.
著者
高橋 伸
巻号頁・発行日
2012

科学研究費助成事業(科学研究費補助金)研究成果報告書:基盤研究(C)2009-2011
著者
高橋 正泰
出版者
小樽商科大学
雑誌
商學討究 (ISSN:04748638)
巻号頁・発行日
vol.41, no.2, pp.107-130, 1990-10

論説
著者
陳 曦 高橋 勲 沖田 義光 平田 寿 杉浦 敏文
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. MBE, MEとバイオサイバネティックス (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.111, no.423, pp.77-82, 2012-01-20

音刺激(怖い音と快適な音)に対する心理反応を脳波前頭葉非対称性モデル(anterior asymmetry and emotion model, AAE model)と吉田法によって評価,検討し,両方法の信頼性と関連性を検討した.被験者は21〜25歳までの大学院生13名(22.9±1.3歳)であり,実験中はゆったりとした椅子に座って目を閉じてもらった(前安静10分,音呈示5分,後安静10分).AAEモデルによって消極的な反応を示したと判断された被験者は吉田法による評価では不快度が増加しており,積極的な反応を示したと判断された被験者は快適度が変わらないか,少し快な状態へと変化していた.本研究の結果,AAEモデルと吉田法は心理評価法として信頼できる方法であるとともに両者の間に一定の関係があることが分かった.
著者
高橋 晴子
出版者
アート・ドキュメンテーション学会
雑誌
アート・ドキュメンテーション研究 (ISSN:09179739)
巻号頁・発行日
no.15, pp.1-18, 2008-03-31

本稿は、近代日本の<「身装-身体と装い」画像データベース>のための、重要なデータソースである新聞連載小説挿絵の身装情報としての資料価値について述べている。まず、小説挿絵の評価のための前提条件となる挿絵画家の位置付けと技術について言及した。1900年以後には、日本画家で占められていた挿絵の世界に西洋画家が参入し、さらには社員の身分であった挿絵画家がフリーの身分に変化してゆく。また、技術的には、写真製版などの新しい技法が加わった。これらのことが要因の一部となり、浮世絵様式の明治期前半の挿絵が、1900年以降になると、陰影感をもったリアルな姿態や、豊かな表情などが表現されるようになる。このような変容をとげた挿絵の信憑性を確認しながら、本画像データベースにとって、同時代の挿絵が適切な画像資料であることを検証した。なお、本画像データベースは、約1万件の画像で構成する予定でいるが、画像データの約40%は挿絵が占めることになる。
著者
高橋 裕一 伊藤 健 最上 久美子
出版者
山形県衛生研究所
雑誌
山形県衛生研究所報 (ISSN:05134706)
巻号頁・発行日
no.36, pp.21-27, 2003
被引用文献数
1

花粉情報システムが開発され今年(2003年)の春から運用に入った.予報は4段階のランクに分けた場合,実測値と予測値のランクが"完全に一致"した割合は三川,新庄,山形,米沢で各々49%,46%,58%,53%,"1ランクはずれ"が各々33%,27%,33%,33%,"2ランク以上はずれ"が各々18%,27%,9%,14%で,9~27%が"大きくはずれた"ことになる.飛散状況ではダーラム捕集器による飛散開始日はいずれの地点も昨年より遅かった.総飛散数は県北部(三川町,新庄市)が2002年に比べて各々4.6,2.3倍と多かった.花粉モニター法とダーラム捕集器の結果は2002年より良く一致した.花粉モニターによる総飛散数は,2003年が2002年より少なくダーラム捕集器の結果とは異なった.それは2003年は空中に浮遊する粒子数が少なく,花粉モニターはスギ花粉以外の粒子をあまり計測しなかったためと考えられた.春に飛散する花粉の最大ピーク日をみると,14種のうち11種で2003年よりも2002年が早かった.総飛散数は14種のうち10種で2003年が多く飛散した.秋に飛散する花粉の飛散時期は昨年(2001年)とほぼ同時期であった.
著者
高橋 博宜 堺 芳信 秋濃 俊郎
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. VLD, VLSI設計技術 (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.100, no.645, pp.15-20, 2001-03-01
被引用文献数
10

ソース端子が電圧源及び接地と接続する全てのプルアップ/プルダウン・トランジスタに静的な基板バイアスを印加したSSDCMOS (Statically Substrate-biased Domino CMOS)回路方式を提案した。この方式に基づき、配線RC負荷に応じて駆動インバータや他のトランジスタ寸法を決めるスーパーセルのレイアウト・アーキテクチャを提案している。本論文では、0.35μmプロセスの実測値に合わせたBSIM3v3モデル・パラメータを使った回路シミュレーションにより、高速化と低消費電力のバランスを意図して設計したAO124回路で、同等なスタティックCMOS回路に対して、面積と遅延時間及び消費電力を比較評価した。ソース端子で取り囲まれた長方形のトランジスタ幅がW=66λ(λ=0.175μm)の時、面積で57%、遅延時間で94%、消費電力で79%に削減した。
著者
高橋 隆平 Ryuhei Takahashi
雑誌
日本文藝研究 (ISSN:02869136)
巻号頁・発行日
vol.63, no.2, pp.21-33, 2012-03-10 (Released:2016-12-01)
著者
高橋 智
巻号頁・発行日
2012

科学研究費助成事業(科学研究費補助金)研究成果報告書:挑戦的萌芽研究2010-2011
著者
高橋 大介
巻号頁・発行日
2012

科学研究費助成事業(科学研究費補助金)研究成果報告書:若手研究(B)2010-2011
著者
藤森 拓人 中野 文夫 高橋 英和 岩崎 直彦 西村 文夫 早川 巖
出版者
一般社団法人日本歯科理工学会
雑誌
歯科材料・器械 (ISSN:02865858)
巻号頁・発行日
vol.21, no.6, pp.368-375, 2002-11-25
被引用文献数
6

本研究の目的は義歯安定剤の引張接合力に及ぼす被着体の影響を検討することである.被着体として口腔粘膜を擬似した寒天,金属床を擬似した金属板,アクリル板を用意した.市販の義歯安定剤である,粉末タイプ4製品,クリームタイプ4製品,テープタイプ2製品,クッションタイプ4製品の14製品について試験した.粉末タイプではアクリル,金属と比較して寒天との接合力は有意に小さい値を示した.クリームタイプでは被着体による接合力の違いは認められなかった.クッションタイプでは寒天<金属<アクリルと接合力が有意に大きくなった.テープタイプの接合力はクッションタイプと同じ傾向を示した.以上の結果より義歯安定剤の接合力は被着体によって異なることが明らかとなった.
著者
林 合祐 高橋 応明 齊藤 一幸 伊藤 公一
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. A・P, アンテナ・伝播 (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.111, no.29, pp.81-84, 2011-05-05

近年,RFID (Radio Frequency Identification)システムの急速な普及には目覚しいものがあり,物流管理,生産履歴管理ソリューションなど様々な分野にて有用であると認められている.また,病院での薬品管理や医療分野などにおいても,このシステムが利用可能である.さらに,重要施設における入退室管理への応用も注目されている。本稿では,入退室システム用アンテナの開発を目的として,ISMバンドの一つである2.4 GHz帯で動作し,ICチップと整合する,体内埋め込み型アンテナの設計を行った.また,体内に埋め込んだ際のアンテナのインピーダンスや放射特性などを,数値解析手法の一つである有限要素法によって検討した.
著者
高橋 和雄 中村 百合 清水 幸徳
出版者
土木学会
雑誌
土木学会論文集 = Proceedings of JSCE (ISSN:02897806)
巻号頁・発行日
vol.604, pp.99-111, 1998-10-20
被引用文献数
1 2

本研究では, 阪神・淡路大震災から2年が経過した被災地神戸市において, 応急仮設住宅の入居者を対象に実施したヒアリング調査とアンケート調査の結果をもとに, 応急仮設住宅を長期間使用する場合の問題について明らかにする. また, 震災直後に実施されたアンケート調査の結果と比較し, 長期化による問題の変化を把握する. さらに, 別に実施した雲仙普賢岳の火山災害における応急仮設住宅入居経験者に対するアンケート調査の結果と比較して, 大都市と地方都市とで応急仮設住宅での生活で生じる問題の相違について検討し, 長期化を想定した応急仮設住宅の住環境管理, 周辺環境について考察する.About 35, 000 temporary dwellings were supplied in Kobe City after Great Hanshin-Awaji Earthquake and improvement of living environment of temporary dwellings was made by Kobe City. However, refuse life was too long and many problems of temporary dwellings were indicated. In this paper, living environment of temporary dwellings are investigated by questionnaire and hearing. Living environment, disaster mental health and housing reconstruction plan are discussed and compared with the results obtained by volcanic disaster of Mt. Fugen in Unzen.
著者
高橋 旨象 西本 孝一
出版者
京都大学
雑誌
木材研究・資料 (ISSN:02857049)
巻号頁・発行日
vol.20, pp.31-41, 1985-02-28
被引用文献数
1

ナミダタケ被害防止のための,土壌処理用薬剤の室内効力試験方法について検討した。培養基の恭材として腐植土および鹿沼土を用い,それぞれにエゾマツ衣桁や栄養液(ペプトン1%,麦芽抽出物2%)を種々の比率で加えた12種類の培養基を作製し,菌体の発育とエゾマツ木片の腐朽重量減少率から判定した菌体活力のもっとも高くなる培養基組成を検討した。その結果,腐植土またぱ鹿沼土250gに,エゾマツ本物20gと栄養波81mlを加えた培養基がすぐれているが,入手しやすさと品質安定性から,後者の鹿沼土培養基を効力試験用として選定することが適当であると結論された。この培養基にナミダタケを十分生育させた後,乾燥鹿沼土に所定濃度の荒波を加えた厚さ3cmの薬剤処理屈を葉子ぅ上に設定し処理屈上面への菌糸の到達の有無とエゾマツ木片の重量減少率により,数種薬剤の効力を比較した。その結果,トリブチルスズオキサイド,4-クロロフェニルー3'-ヨードブロパギルホルマール,トルクロホスノテル,シクラフルアミドなどが土嬢処理剤としての適用に可能性があると判定された。薬剤処理屈の財政操作等検討を要する点は残されているが,基本的にはこの試験方法により,ナミダタケに対する土埃処理用薬剤の効力評価が十分可能であると考えられる。