著者
藤井 実 浅井清
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
情報処理学会論文誌 (ISSN:18827764)
巻号頁・発行日
vol.21, no.6, pp.442-453, 1980-11-15
被引用文献数
10

磁気ディスク 大容量記憶装置(MSS) 磁気テープの3種の記憶媒体を用いた 簡素で効率的なファイル管理システムとその設計に必要な一連の手法を提案する.本論文で筆者らは ユーザ・ファイルについて (1)ファイル連続参照特性 ファイル分布が人間の記憶モデルにおける記憶保存関数で非常に良く近似できることを示し 記憶保存分布密度関数を新しく定義した.これを(3)で利用した.(2)磁気ディスク MSS 磁気テープの損益分岐ラインの一計算方式を示した.(3)ファイル需要を損益分岐ラインによって各記憶媒体に振分けるなど ファイル管理システムにおける最適装置構成を決定する一手法を示した.(4)ファイル管理の階層化 在庫管理を応用した空き領域管理方式 損益分岐ラインを使ったファイル移動制御などを採用した 簡素で実用的 効率的なファイル自動管理の一方式を提案した.
著者
山名 健悟 滝沢 敏裕 湯浅 将英 大山 実
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
情報処理学会研究報告デジタルドキュメント(DD)
巻号頁・発行日
vol.2006, no.33, pp.39-46, 2006-03-22

本報告では,定期的に収集したblog記事から,購入したい商品に関する情報を検索し表示することによって,商品の選定を支援するシステムについて述べる.ユーザに本システムを試用してもらい,blogの評判の時系列表示とニュース記事の表示が有用であることが確かめられた.また,検索キーワードと関連するblog記事やニュース記事を適切に抽出する方法により,システムを改善することについて述べる.In this report, we describe a system that helps users select a product by showing information of the product based on blog retrieval. We confirmed that the system is useful for users to find reputations and information of products by evaluation of users. In addition, we propose a method to extract suitably blog and news articles that is related with user's query, in order to develop the system.
著者
由井薗 隆也 宗森 純 長澤 庸二
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
情報処理学会論文誌 (ISSN:18827764)
巻号頁・発行日
vol.39, no.2, pp.424-437, 1998-02-15
参考文献数
21
被引用文献数
5

計算機を介してしかコミュニケーションをとることができない分散環境下で,マルチメディア(画像+音声+テキスト)を用いてコミュニケーションをとることができる発想支援グループウェア郡元を用い,分散協調型KJ法学生実験を18回行った.過去に行ってきた評価は結果から得られる定量的なパラメータだけによるものだったが,今回は作業過程を考慮した評価を行った。作業過程を考慮するたるに操作を時刻とともに記録したログデータを利用した.コミュニケーションをとるために音声が主として用いられた実験とコミュニケーションをとるためにテキストが主として用いられた実験に分けて実験結果を比較した.その結果,コミュニケーションをとるためにテキストが主として用いられた実験では,操作権を3人で協同してとりながら行う実験が多いこと,そして,KJ法の実験結果にかかわる島の数,まとめ文字数が多くなることが分かった.GUNGEN,a groupware for a new idea generation support system,equipped with multimedia communication functions(movie,voice,and text based chat),was implemented on a network consisting of three personal computers which are set in distributed environment (i.e.in different rooms on different floors).We tried experiments involving students as subjects on a distributed and cooperative KJ method 18 times.We have used the quantitative parameters in order to estimate the results of experiments.We also used time sequence of operations in order to estimate the results of experiments,in this time.The time sequence data consisted of operation data and voice data.We distinguished the results of experiments,mainly using voice based communication from the results of experiments,mainly using text based communication.The results of experiments suggested as follows:When subjects mainly used text based communication,they cooperated with one another very much in the most of experiments and the nubmer of islands and the number of characters of a conclusion were increased.
著者
石塚樹 小野 哲雄
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
情報処理学会研究報告知能と複雑系(ICS) (ISSN:09196072)
巻号頁・発行日
vol.2007, no.26, pp.23-29, 2007-03-14
参考文献数
5

昨今,情報処理技術の発達にともない,パーソナルコンピュータや携帯電話端末をはじめとした,高度な情報処理を実行することのできる機器が社会に広く普及し,人と機器との間に,従来の「使う」に加えて「対話する」という新たな関係が生まれはじめている.本研究では,集団における人の振る舞いを取り扱う領域において共通して重要な概念であるミクロマクロループと,そのループ構造を持つ例である拍手という行為に注目する.また,実際の人との間に同ループ構造を形成するように拍手を協創するシステムを実装し,それを用いた実験から,人と社会的相互行為を図るシステムにとって同ループ構造が重要であることを示す.Recently, the equipment that can execute advanced information processing including the personal computer and the cellular phone widely spreads to the society as information processing technology develops, and a new relation "Dialogue" in addition to "Use" arises between the person and the equipment. In this research, we focus on the concept "micro-macro loop" that is important to discuss about group interaction and the act of applause that is the example with micro-macro loop. We implement the system that collaborate applause with actual human as building micro-macro loop structure, and sustain that this structure is important for the system aims social interaction with human.
著者
重見 早南 石川 千里 高田 雅美 城和貴
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
情報処理学会研究報告バイオ情報学(BIO) (ISSN:09196072)
巻号頁・発行日
vol.2008, no.126, pp.1-4, 2008-12-10

本稿では,Flash を用いた Web アルバムの提案と設計について述べる.アルバムの自動生成の作成を行うシステムで使用する,関連画像と関連文書の提示を行うツールの開発を行う.関連画像は,写真の代わりとなる画像を取得するために用いる.しかし,ただ画像を提示するだけでは,ユーザのオリジナルアルバムとは言えない.そこで画像に付随して生年月日などからその当時の流行や音楽等の関連文書を提示することで,オリジナルアルバムを作成することができる.In this paper, we report the design of a Web album using Flash. For the automatic generation of the Web album, tools are developed showing related images and documents. The related images are used instead of photograph. A web album for a person should not be generated just from his/her related images. Therefore, by having related documents such as the fashion or the music of the days of birth, we can make the web album.
著者
リ シューティン ヤン タン 高島 康裕 村田 洋
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
情報処理学会研究報告システムLSI設計技術(SLDM) (ISSN:09196072)
巻号頁・発行日
vol.2008, no.38, pp.43-48, 2008-05-01

IP 再利用等においては,利用する IP の特性を考慮して設計を行なう必要がある.特にフロアプランにおいては,近傍の配線の状況の影響を受けやすい IP は障害物として考慮する必要がある.しかし,従来の HPWL 方式では,障害物の考慮を評価中に組み込むのは不可能であった.本稿では,ヤンらが[5]において提案した手法を基に,障害物を考慮した最小配線長評価アルゴリズムの改良を検討し,より実用的な近似手法を提案する.実験により,提案手法が HPWL 評価手法と比較して,数倍程度の時間で実現できることを確認した.IP-reuse can enhance the design productivity only if the design methodology treats the IPs in a proper way. Especially in the floor-planning phase, sensitive IPs should be treated as routing obstacles, which is impossible when the conventional HPWL-based method is used for routing estimation. This paper proposes an obstacle-aware minimum wiring length (MWL) estimation algorithm, based on the theoretical result in [5], through algorithmic improvements and practical approximation. The experimental results suggests that MWL-based estimation is now possible with only few times larger computational cost comparing to the HPWL-based estimation.
著者
鍋島 公章
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
情報処理学会研究報告インターネットと運用技術(IOT) (ISSN:09196072)
巻号頁・発行日
vol.1997, no.111, pp.49-54, 1997-11-21
参考文献数
7
被引用文献数
2

爆発的なWWW (orld Wide We)人気の高まりとともに,回線容量やサーバの処理能力不足が深刻になっている.これを解消するために,WWWにおけるキャッシュサーバが広く使われはじめている.報告者は,キャッシュサーバの効果的な運用方法を確立することを目的に実験運用を行っている.本稿では,その実験の中間報告として,キャッシュサーバの処理能力と,チューニング方法についての報告を行う.報告者の実験環境では,サーバの処理能力は毎秒9リクエスト程度(約720Kbp)であることが観測された.また,この実験に使われたサーバはSun Sparc Station 20?71という,現状では,旧機種に入るものであったが,システムの最大のボトルネックはDisk I/O性能であった.そして,この部分のチューニングが有効であり,2割程度の性能向上を達成した.With explosion of WWW (World Wide Web) popularity, the lack of bandwidth and power of server is severe problem. To solve these problems, WWW cache server has begun to be used widely. We are operating a WWW cache serer to establish its effective operation. In this paper, we report an analysis of cache server performance and a result of tunings. In our testbed, the server processed around 9 requests per second (720 Kbps). The server was a Sun Sparc Station 20-71 that is a slow machine nowadays. However, we found the bottleneck of the system was disk I/O performance and disk I/O tuning is effective. This tuning improved the cache server performance until around 11 requests per second.
著者
アンドリューデイヴィソン 喜多 伸之
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
情報処理学会研究報告コンピュータビジョンとイメージメディア(CVIM) (ISSN:09196072)
巻号頁・発行日
vol.2003, no.2, pp.107-114, 2003-01-16
参考文献数
9

自由に俊敏に移動するシングルカメラの実時間運動推定は,特に解決が困難な問題ではあるが,その解決は,ロボット工学,マルチメディア,テレビ放送などにおける重要な興味のある応用へと繋がっていく.この問題は,カメラ軌道のオフラインでの再構築に焦点をおいているコンピュータビジョン分野における最近のstructure from motionというよりも,移動ロボットによる地図獲得を行う研究(ほとんどの場合カメラベーストではない)である.本研究では,拡張カルマンフィルタを用いたシングルカメラ位置推定,及び,初期の実験結果について報告し,今後の研究課題について述べる.Real-time motion estimation for a generally moving, agile single camera is a particularly challenging problem, but one whose solution will lead to interesting applications in robotics, multimedia and television. We argue that mapping research in mobile robotics, despite rarely being camera-based, is more relevant when tackling this problem than recent structure from motion work in computer vision which has focused on off-line reconstruction of camera trajectories. We present a framework for EKF-based single-camera localisation and initial experimental results, and discuss current and future research issues.
著者
奥田 隆史
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
情報処理学会研究報告電子化知的財産・社会基盤(EIP) (ISSN:09196072)
巻号頁・発行日
vol.2007, no.51, pp.11-16, 2007-05-25
参考文献数
40

迷惑メールや spam メールに対処するため、メール利用者は、アンチスパム・ソフトウェアを利用し、spam メールを自動的に検出・分類している。しかしながら、アンチスパム・ソフトウェアの検出・分類の設定条件によっては、spam メールでないメールまでが spam メールと誤認されてしまう。また、連続的な検出・分類処理により、配信途中で消失してしまうサイレントメールの存在も明らかになっている。本研究では、これまで筆者らが調査した spam メールの到着特性をもとにして、送信した電子メールが受信者に物理的に届かないというリスクあるいは物理的には届いているのであるが目にしてもらえないというリスクについて検討する。迷惑メールや spam メールが増加していることも一因で、メールがサイレントメールとして消失してしまったり、spam メールでないメールまでが spam メールと判断されたりすることがある。本研究では、送信した電子メールが受信者に物理的に届かない現象、あるいは物理的には届いているのであるが目にしてもらえないという現象に着目し、電子メールを利用することにより生ずるリスクについて検討する。Spam is an unwanted electronic mail often advertisements and commercial messages. The continuing increase in spam has resulted in rapid growth in the use of e-mail client software with spam filtering function. This type e-mail client software usually separates spam from genuine email messages and keeps spam mails out of inbox folder. However, the software often missed genuine messages to spam folder and made silent mails. In this paper, the author shows a model of e-mail arriving process and evaluates risk of using of e-mail system.
著者
吉井英人 乃村能成 谷口秀夫
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
研究報告電子化知的財産・社会基盤(EIP) (ISSN:09196072)
巻号頁・発行日
vol.2013, no.4, pp.1-8, 2013-09-04

我々は,これまでに,整理されたカレンダ情報とは何かについて論じ,これを扱うモデルを提案した.整理されたカレンダ情報は,将来の計画立案や仕事の引継ぎに有用である.従来のシステムでは,インタフェースとして,紙のカレンダを模した形態をとっているため,これによるカレンダ情報の整理は難しい.本稿では,まず,情報整理の際のカレンダインタフェースの問題について述べる.次に,このカレンダインタフェースの問題に対処する方法として,Inbox による整理手法を提案する.Inbox による整理手法では,発生日時に依存しない方法で予定を一覧表示したり,整理されていない予定のみを表示したりすることで,カレンダ情報の整理を支援できることを示す.
著者
伊藤 直樹 西本 一志
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
情報処理学会研究報告音楽情報科学(MUS) (ISSN:09196072)
巻号頁・発行日
vol.2008, no.127, pp.53-58, 2008-12-12
参考文献数
12

ギターの MIDI フレーズ作成を行う際に発音タイミングやベロシティなどのばらつきを意識してエディットするのは手間がかかる.MIDI ギターシステムが市販されているが,ギターをある程度弾けたり,弦を押さえられる必要がある.また楽譜情報がないフレーズの場合,音高が分からず押さえるポジションの特定が難しいこともある.そこで我々は,鼻歌入力機能と市販のギター型電子楽器インタフェイスを組み合わせ,歌唱から音高を,弾弦からタイミングやベロシティを取得して,パワーコードによるギターフレーズや単音フレーズの入力(および演奏)が可能なシステム 「吟たぁ」 を開発した.ギター上級者 1名にシステムの試用を依頼し,評価を行った.VOUITAR is a Voice-to-MIDI system that employs a guitar like user interface. VOUITAR merges two kinds of input; singing voice for obtaining pitch data and picking/cutting strings for obtaining rhythm data. VOUITAR can input not only monophonic melody data but also chord backing accompaniment data: it provides a function to add the 5th note to the input note to make it a power-chord by natural string cutting performances. Using VOUITAR, the user can input his/her cool phrases as well as backings by the hot guitar-like performances only if he can sing the phrases, even if he/she does not know fret positions of the guitar. We evaluate VOUITAR with a guitarist.
著者
米沢 和夫
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
情報処理 (ISSN:04478053)
巻号頁・発行日
vol.18, no.10, pp.p1044-1049, 1977-10-15
著者
中村 哲 隅田 英一郎 清水 徹
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
情報処理 (ISSN:04478053)
巻号頁・発行日
vol.49, no.6, pp.606-610, 2008-06-15
参考文献数
7
被引用文献数
1

異なる言語を話す人とのコミュニケーションや異なる言語を話す集団への情報発信を自由に行うことは,経済活動等種々の活動のグローバル化やボーダーレス化に伴いきわめて重要になってきている.特に,人間が話した言葉をそのまま相手の言語に自動通訳する技術は,人類にとって長年の夢の技術であった.この技術は,音声を認識する技術,話し言葉を翻訳する技術,相手の言語で音声を合成する技術で構成されており,長年の研究の結果,その基本的な部分が,最近,日本語,英語,中国語の旅行会話を対象に実用可能なレベルまで到達してきた.この技術は,文が比較的短く単純な日常の旅行会話を対象に,音声認識結果をテキストとして逐次翻訳をする技術であり,非言語的な情報を利用せず1文単位に訳を行うという点で音声翻訳と呼ばれている.現在の性能として,旅行会話に対する日英翻訳の精度の観点で人間と比較するとTOEICで600点以上の人間の翻訳性能と等価ということが明らかになっている.本稿では音声翻訳技術の技術と現状について概説する.
著者
吉澤 純一 武藤昭一 田中 秀雄 植田 孝夫 西田正吾 坂口 敏明
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
情報処理学会論文誌 (ISSN:18827764)
巻号頁・発行日
vol.29, no.7, pp.638-646, 1988-07-15
被引用文献数
2

各種設備を高信頼度で維持・運用するためには 機器そのものの高信頼化を図ると共に 運転・保守に携わる要員の教育・訓練が重要である一方 今日のCAIは多種メディア機器の発達 認知科学の発展 そして新しいプログラミング・パラダイムの出現を背景に 従来にない新しい教育・訓練環境を提供できるようになってきている.このような背景の下に 筆者らは電力設備に携わる保守員の教育支援を題材に メディアテクノロジー 知識工学 認知科学の成果を取り入れた保守教育支援システムADVISOR(ADvanced VideoInStructOR)を開発した.ADVISORでは インタフェース中心主義の立場から教育支援することを試みている.すなわち 学習対象の理解を支援するために各学習ステップの概念的意味や具体的内容 各学習ステップの全体に対する重要性 学習空間における現在位置等が逐次把握できる教育的インタフェースを ビデオディスクやピットマップ・ディスプレイを利用して実現している.また 他の対象に対しても学習空間が容易に構築できる 構築ツールを用意している.本論では まず ADVISORの設計思想について述べる.次に 実現されている教育的インタフェースの機能とその実現方法について説明する.
著者
小沼 将人 伊藤 雅仁
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
情報処理学会研究報告ユビキタスコンピューティングシステム(UBI) (ISSN:09196072)
巻号頁・発行日
vol.2007, no.14, pp.143-150, 2007-02-23
被引用文献数
1

近年 インターネット上では多くのWebサービスが提供されている.Amazonco・jpが提供しているAmazonWebSeviceもそのうちの一つである.これまで 多くの製作者がこのサービスを利用し 主に書籍の価格や品質の情報を取得するシステムなどを作成してきた.しかし これから購入したい書籍に関しての価格情報を取得するシステムは存在しても,ユーザの本棚にある書籍の価格や 所持している書籍の売却に注目したシステム また 書籍情報をRFIDタグと連動させたシステムというものは存在していなかった.以上の点をふまえ 本研究では携帯端末を用いて使用できる 注目している書籍の中古価格や本棚の資産価値といった情報を取得 蓄積してグラフ化し それらの情報と書籍の取り出し回数とを総合して売却を薦めるシステムを作成した.Recently, many of information services are offered using Web service. AmazonWebService(AWS) is one of them.In this paper, we pay attention to price of books owned by a user and selling books to implement the system using AWS. We implemented the system that receives, stores and graphs out used prices and property values of books.This system could be used by mobile phones.
著者
平山 亮
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
研究報告グラフィクスとCAD(CG) (ISSN:09196072)
巻号頁・発行日
vol.2009, no.12, pp.153-158, 2009-02-09

金沢工業大学情報フロンティア学部メディア情報学科で行っている映像編集の授業実践について事例報告する。マルチメディアコンテンツ取り扱い能力の向上を目的とし、各週 3 時間 11 週間を使って、ディジタル映像表現の知識を講義するとともに、デジタルビデオカメラ撮影とノンリニア映像編集システムによる映像作品課題制作を行っている。前半は知識項目の講義と機材の使い方の修得を行い、後半はチームに分かれて 180 秒の映像作品を制作し、最後の週に作品発表鑑賞会を行う。マルチメディア情報が簡単に利用できるブロードバンドネットワークの時代にあって、映像作品制作実習を授業に導入することは、メディアリテラシ教育に有効である。A practice of video editing class at Kanazawa Institute of Technology is reported. To improve ability of handling multimedia contents, short film making is done by students using digital video camera and nonlinear video editing system. Lectures of digital image representation are done. In the first half period, theoretical knowledge and the system usage are learned and in the second half, students' teams make 180 seconds short movies. Finally, their works are introduced and previewed in the audio visual lecture room. The video movie making is effective to have media literacy in the era of the broadband network and multimedia.
著者
中野 功一
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
情報処理 (ISSN:04478053)
巻号頁・発行日
vol.42, no.10, pp.1010-1013, 2001-10-15
被引用文献数
1

今年(2001年)に入り,米国最大のプロバイダであるAOLによって,ダイアルアップアクセス利用料金が値上げされた.ブロードバンド系のDSLサービスを提供しているSBCも,昨年末にDSLアクセス料金を値上げしている.
著者
高木 徹 木谷強 関根 道隆 出口 信吾
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
情報処理学会研究報告情報学基礎(FI)
巻号頁・発行日
vol.1997, no.86, pp.89-94, 1997-09-11
参考文献数
8
被引用文献数
3

ユーザの検索作業を支援する観点から、全文検索の検索結果に対して重要度 (スコア) を付与する研究が実施されている。一方、シソーラスは重要な概念を表わす語で構成されており、一般的に文書の主題を表わす語が多く含まれている。そこで本論文では、検索語がシソーラスに掲載されている語である場合、その語が出現する文書の重要度を変更する方法を提案する。日本語新聞記事のテストコレクションBMIR?J1と日経シソーラスを使用し、シソーラス掲載情報を利用する場合と利用しない場合の検索精度を比較した。検索文字列とシソーラス掲載語の文字列の一致度合、および検索文字列が含まれるシソーラス掲載語のカテゴリ頻度をパラメータとして文書の重要度を変化させた結果、再現率が5%向上することを確認した。To facilitate users' retrieval work, it is necessary to rank documents according to their relevance. A thesaurus is composed of words which can be main subjects of the documents. This paper describes a relevance ranking method that utilizes importance of query words appearing in the thesaurus. The traditional frequency-based method alone and combined method are compared using the Nikkei thesaurus and a test collection of Japanese newspaper articles called BMIR-J1. Experimental results show that the proposed method, using the thesaurus-term frequency and the degree of string matching between the query and thesaurus word, improves retrieval recall by 5%.
著者
飯塚重善 小川 克彦 中嶌 信弥
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
情報処理学会研究報告情報システムと社会環境(IS) (ISSN:09196072)
巻号頁・発行日
vol.2004, no.88, pp.31-38, 2004-08-26
参考文献数
7
被引用文献数
10

筆者らは,モバイル型テレワークにおける,仕事の場に関するフレキシビリティを活かし,かつ,情報機器のセキュリティに関する課題を払拭することで,安全で快適なテレワークを実現するために,ノートPCなどの情報機器は持ち歩かず,ICカードを持ち歩くだけで,モバイルオフィス等に設置されている共同利用パソコンを,まるで自分のパソコンを持ち歩いているような感覚で利用できる,PC環境ローミング技術を用いたセキュアなテレワーク支援システムを開発した.さらに,その評価のため,実際のビジネスパーソン146名に,本システムを用いたテレワークを実践してもらう実験を3ヶ月間行った.その結果,本システムの有効性およびセキュリティについて高い評価を受けた.また,システムの環境面での情報セキュリティの調査を行い,場所によるシステム利用時の安心度に差が生じることを明らかにした.本論文では,本システムのシステム構成,処理内容,評価実験の結果および考察を述べる.These days, the trial to the so-called "telework" which works from the place distant from places of business, such as a house through a communication line has been made in various styles in each company etc. . We developed the secure telework support system with PC environment roaming. Furthermore, in order to investigate the effect of this system, we conducted the trial by actual business person practice. The result shows our system was well accepted. This paper presents our system architecture and the trial.
著者
大場 みち子 伊藤 恵 下郡 啓夫
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
研究報告情報基礎とアクセス技術(IFAT)
巻号頁・発行日
vol.2015, no.2, pp.1-4, 2015-03-23

我々は数学思考力を研くことでプログラミング力が向上できるとの着想から,プログラミングの思考過程の構造と数学の問題解決過程に相関があるとの仮説を立て,プログラミング力向上のための数学学習材の開発を目指している.また,数学学習教材の開発によりプログラミング力向上を目指すだけでなく,論理的文章作成力も同時に養成できると考えた.このためには,プログラミング思考過程での 「論理的思考力」 と 「論理的文章力作成」 に必要な 「論理的思考力」 の類似性を調べる必要がある.つぎに,類似性がある場合,この類似性と数学学習を行うことで転移される 「論理的思考力」 との相関を調べる必要がある.そこで,本稿ではプログラミング力と論理的文章作成力との類似性を分析する.両者の類似性を評価するために,初年次プログラミング教育科目の成績とレポート課題による論理的文章作成力との相関を分析し,プログラミング力と論理的思考力の関係を明らかにする.We had a idea of a programming force can be improved by brushing the math thinking. I hypothesized that there is a correlation structure and mathematical problem solving process of programming of thought process. It is aimed at the development of mathematics learning material for programming force improvement. In addition, we not only aim to programming force enhanced by the development of mathematics learning materials, logical Writing force also I thought to be able to request at the same time. In this paper, we consider the commonality of the programming power and logical Writing force. To confirm the relationship between the two, to analyze the correlation between logical Writing force by results and reporting issues programming exercise courses. We evaluate them in the experiment.