著者
久保井 栄
出版者
Japanese Society for Tropical Agriculture
雑誌
熱帯農業 (ISSN:00215260)
巻号頁・発行日
vol.21, no.3-4, pp.183-188, 1978-03-31 (Released:2010-03-19)
参考文献数
10

さといもは従来酸性土壌に強い植物であるとされている.そこで土壌pHを5段階に調節して, あといもの生育に及ぼす影響について検討した.生育に適するpH濃度は6.6~7.0の弱酸性から中性土壌の間であることが認められ, 酸性土壌に抵抗力がないことが明らかになった.なお植物体中のCa含有量は土壌中にカルシウムが多量に存在するほど多い傾向がみられた.
著者
米田 誠 田中 雅嗣 小坂 浩隆
出版者
福井県立大学
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
2020-04-01

「橋本脳症」は、慢性甲状腺炎に伴う自己免疫性精神神経疾患で、免疫治療が奏効する。橋本脳症の中には幻覚・妄想を呈する患者も多く、統合失調症の中に橋本脳症が潜在する可能性がある。本研究では、①抗NAE抗体を用いて統合失調症と診断されている患者から橋本脳症を抽出し、②その臨床的特徴(臨床情報・症候、脳画像MRI、脳還流SPECT)と背景遺伝子多型(免疫関連)を明らかにし、最終的に③診断指針を作成する。