著者
白崎 修
出版者
Japanese Society of Medical Instrumentation
雑誌
医療機器学 (ISSN:18824978)
巻号頁・発行日
vol.80, no.6, pp.632-638, 2010 (Released:2010-12-24)
参考文献数
15
著者
柴山五郎作 著
出版者
南江堂
巻号頁・発行日
vol.上巻, 1911
著者
柴山五郎作 著
出版者
南江堂
巻号頁・発行日
vol.下巻, 1911
著者
吉川 翠 小川 秀司 伊谷 原一
出版者
日本霊長類学会
雑誌
霊長類研究 Supplement
巻号頁・発行日
vol.35, pp.59, 2019

<p>タンザニア西部ウガラ地域の乾燥疎開林地帯でチンパンジー(<i>Pan troglodytes</i>)を直接観察した事例をまとめた。疎開林地帯では疎開林が全面積の86%を占め,他に常緑林と草地が点在している。1995年から2012年に収集した観察事例を分析した結果,(1)パーティ(遊動集団)サイズの平均は3.9頭(SD=2.8,Range=1-14,n=53)で,乾季は平均4.4頭(SD=3.1,Range=1-14,n=37),雨季は平均2.6頭(SD=1.3,Range=1-6,n=16) だった。(2)パーティの構成は,オトナオス(以下オス)のみが11.3%,オトナメス(以下メス)のみが1.9%,オスとメスの混合パーティが66.0%だった。オスとメスの混合パーティの内,コドモかアカンボウが含まれるパーティは34.0%だった。(3)1-5頭で構成されるパーティが75.5%と最も多く,次いで6-10頭のパーティが20.8%だった。10頭以上のパーティは3.8%で,いずれも乾季に観察された。(4)チンパンジーと遭遇した際,彼らは樹上を60.4%,地上を39.6%利用していた。また,利用植生の62.3%が常緑林,37.7%が疎開林だった。(5)発見時の行動は,採食35.8%,休息30.2%,移動30.2%,その他(グルーミングなど)3.8%だった。(6)1回の観察継続時間は10分以内が50%以上を占めた。本地域は,他の地域に比べて平均パーティサイズや最大パーティサイズが小さかった。また5頭以下のパーティの割合は他の地域の2倍だった。疎開林地帯では雨季よりも乾季の方がわずかにパーティサイズは大きくなるが,相対的にパーティサイズを小さくすることで,限られた果実量の採食競合を回避していると考えられる。また,ライオンやヒョウなどの捕食者の存在が,チンパンジーのパーティサイズや警戒心の強さに影響していると考えられた。</p>
著者
三浦哲郎著
出版者
新潮社
巻号頁・発行日
1987
著者
鈴木 達也 岩堀 裕介 水谷 仁一 竹中 裕人 大家 紫 清水 俊介 矢澤 浩成 花村 浩克 筒井 求 伊藤 岳史
出版者
東海北陸理学療法学術大会
雑誌
東海北陸理学療法学術大会誌
巻号頁・発行日
vol.27, pp.48, 2011

【目的】投球動作による肩・肘障害の原因として,オーバーユース,コンディショニングの不良,不良な投球フォームなどがあげられる.我々は第7回肩の運動機能研究会において,wind-up phase(以下WU)での体幹後方傾斜と肘下がりとの関係を調査し,WUでの体幹後方傾斜とearly-cocking phase(以下EC)での肘下がりとの関係は示唆されたが,late-cocking phase(以下LC)での肘下がりとの関係は見られなかったことを報告した.今回,WUで体幹後方傾斜を認める選手に対し,その場で投球フォーム指導を行い体幹後方傾斜を修正し,投球フォームが即時的に変化するのかどうかを調査したので報告する.〈BR〉【対象】対象は,メディカルチェックを行い本研究に賛同し同意を得た肩・肘に愁訴のない中学生野球選手27名(平均年齢13.30±0.61歳)の中から,明らかにWUで体幹後方傾斜を認めた選手(以下WU体幹後方傾斜群)11名である.なお,11名は全員右投げである.〈BR〉【方法】方法は,CASIO社製デジタルカメラEX-FH25を用い,前方,側方,後方の3方向からハイスピードモードの動画で撮影した.frame rateは240fpsとし,18m先の相手に対し,セットポジションから全力投球で3球投げさせ(撮影1),デジタルカメラの映像から複数人で評価し3球とも明らかにWUで後方傾斜が確認された選手をWU体幹後方傾斜群として抽出した.次に,WU体幹後方傾斜群に対し言語教示と実技によりWUの後方傾斜を修正した状態で撮影1と同様の撮影方法で投球フォームを撮影した(撮影2).撮影と同時にBushnell社製スピードガンスピードスターVで球速も測定し,もっとも速い1球を分析対象とした.投球フォームの分析は撮影1,撮影2とも動画を静止画にして行った.投球フォームの評価項目は(1)ECでの投球側股関節屈曲不足,(2)FPでの体幹後方傾斜,(3)FPでの投球側肘下がり,(4)LCでの投球側肘下がりの有無である.それぞれの基準は(1)右手が最も下がった時点で膝関節と股関節が同程度に屈曲していなければ投球側股関節屈曲不足あり,(2)FPで地面からの垂線に対し,体幹が後方に傾斜していれば体幹後方傾斜あり,(3)FPで両肩峰を結ぶ線よりも投球側肘関節が下がっていれば肘下がりあり,(4)LCで両肩峰を結ぶ線よりも投球側肘関節が下がっていれば肘下がりありとした.撮影1と撮影2の静止画を比較し,(1)から(4)の項目が変化したのかどうかを,i)変化なし,ii)改善,iii)改悪の3項目に分類し,投球フォームの変化を確認した.〈BR〉【結果】WU体幹後方傾斜群の投球フォームの特徴として(1)EC股関節屈曲不足ありが11名中7名(63.6%),なしが4名(36.4%),(2)FPの体幹後方傾斜ありが11名中4名(36.4%),なしが7名(63.6%),(3)FP肘下がりありが11名中8名(72.7%),なしが3名(27.3%)(4)LC肘下がりありが11名中6名(54.5%),なしが5名(45.5%),であった.撮影1の投球フォームと撮影2の投球フォームを比較したところ,(1)EC股関節屈曲不足ありが7名中,変化なし4名(57.1%),改善3名(42.9%),改悪0名(0.0%),(2)FPの体幹後方傾斜ありが4名中,変化なし0名(0.0%),改善4名(100.0%),改悪0名(0.0%),(3)FP肘下がりありが8名中,変化なし6名(75.0%),改善2名(25.0%),改悪0名(0.0%),(4)LC肘下がりありが6名中,変化なし5名(83.3%),改善1名(16.7%),改悪0名(0.0%)であった.〈BR〉【考察】今回の結果から,WUの体幹後方傾斜を即時的に修正することにより,FPでの体幹後方傾斜は100%改善できた.しかし,FPでの肘下がりは25%,LCでの肘下がりは16.7%しか改善できなかった.FP,LCでの肘下がりに関しては別のアプローチが必要であると考えられた.
著者
喜連川 優
雑誌
情報処理
巻号頁・発行日
vol.61, no.8, pp.844-846, 2020-07-15

小生が本会会長のときに子供が対象の「ジュニア会員制度」を創設したが,「中高生情報学研究コンテスト」によりジュニアへのサービス展開が一層パワーアップされたことは大変喜ばしく,国立情報学研究所は本取り組みを支援している.2017年,18年に告示された学習指導要領で初等中等教育での情報教育は進化し,高等学校では「情報I」が必履修となり「情報II」も新設された.また,ギガスクールにより子供の学習IT環境が大きく改善される.各自治体は教師不足で困っている.本会には子供とともに学校の先生への学会誌の無償提供するなど,我が国において歴史的な大プロジェクトとなるギガスクールへの積極支援をお願いしたい.
著者
米田 貴
雑誌
情報処理
巻号頁・発行日
vol.62, no.8, pp.399-403, 2021-07-15

第3回中高生情報学研究コンテストにおいて上位入賞をした5チームを紹介する.事前提出されたポスター原稿および400字の説明文に加え,受賞しての感想をあわせ掲載する.
著者
遠山 紗矢香
雑誌
情報処理
巻号頁・発行日
vol.62, no.8, pp.394-398, 2021-07-15

本稿では,2021年3月20日に実施された第3回中高生情報学研究コンテスト(オンライン開催)の審査の様子について,同コンテストへ初めて審査員としてかかわった立場から,コンテストの意義と審査の様子について報告を行った.コンテストには前回を超える88件の応募があった.結果として,独創的な研究や,情報学の観点から問題解決を行った研究が幅広く入賞した.展望として,生徒のみなさんが情報学に関する問題を見つけ,それを解決するために必要な知識や技術を,学年や教科といった枠組みにこだわることなく学ぶきっかけとして,本コンテストの場が有意義に活用される可能性について述べた.
著者
濱田 輝一 二宮 省悟 吉村 修 楠本 正順
出版者
公益社団法人 日本理学療法士協会
雑誌
理学療法学Supplement
巻号頁・発行日
vol.2014, 2015

【はじめに,目的】我々は,より良い臨床実習指導体制の構築の為に,H23年度から臨床実習指導の現状把握を目的に,まず指導者を対象に調査を行い,第48回及び第49回本学術大会にて発表した。今回,対象を学生に置き,実習遂行での障壁の1つと考えられる「ストレス」に着目し実習開始前と終了後で比較検討することを目的とした。【方法】本学3年次生83名を対象とし,調査期間を3つ設定。アパシーは平成25年4月3日から6か日間。実習前調査は平成25年7月17日から翌日まで。実習(8週間)後調査は,平成26年3月12日から翌日まで。方法は,質問紙無記名回答で,選択肢と自由記載の2種。質問紙事前処理として,回答の信頼性保持の為の社会的望ましさ尺度で不適切と判断したものは除外した。その結果,有効回答54名。(男31名,女23名。20.6±0.68歳。)課題は,以下の点とし処理・検討した。1.アパシーとの関係(散布図,スピアマンの積率相関係数)と実習前後での比較:1)自覚ストレス耐性強度(VAS選択肢:0~10),2)ストレス解消の手段個数。2.ストレスピーク時期とその原因,及び対処方法(数と内容をカテゴリーで分析)。【結果】課題1.アパシー総得点との関係では,以下の2項目とも実習前後で関係は見られなかった。1)自覚ストレス耐性強度:実習前(以降,前)r=0.067,実習後(以降,後)r=0.028。前後比較では,ストレス耐性強度:前4.03±2.32,後4.41±2.37。t=0.843,P<0.05。2)ストレス解消の手段個数:前r=0.0670 r=0.35578,後r=0.028。前後比較では,前2.89±1.65,後2.26±1.37,t=2.029,P>0.05。アパシーと自覚ストレス強度の増減:前 r=0.3558,後r=0.054。課題2.ストレスピーク時期と原因(後のみ):1)時期(VAS:max~min,mean・SD);1~8週目,3.98±2.48週目。2)ピーク時のストレスの原因:最頻値順でその因をみると,「感情」要因:18件,23%(内訳:進行・終了の目途,できないこと,焦り・不安,失敗,現場での緊張,メンタルの弱さ,未熟の認識など)。「環境」要因:14件,19%(内訳:生活や施設に慣れない,施設遠い,他)。「課題・レポート」要因:14件,19%(内訳:課題多い,完成の苦労など)。「知識・技術不足」要因:12件,17%(内訳:行動力ない,下手など)。「対人関係」要因:11件,15%(内訳:SV・CVとの関係:8,職員:2,患者:1)。「体力」要因:4件,6%(内訳:睡眠不足,疲労)。3)(1)ストレスの解消方法の個数(max~min,mean・SD):<前>1~8個,2.71±1.51個。<後>0~7個,2.25±1.39個,前後で比較(t検定)すると,t=2.029,P<0.05で,実習前(以降,前)より実習後(以降,後)の方が少ないと言えた。(2)解消方法(実習前は第1位が複数回答から1位のみ74件,後は第1~3位の112件を採用):方法を4つに区分。まず「運動系」解消法(含,発散系)は,スポーツ,飲食,泣くが該当し,その計は前:24件(38.7%),後:36件(32.1%)。「休息系」解消法(含,非効率)系は,睡眠,音楽鑑賞,入浴などの計,前:12件(19.4%),後:38件(33.9%)。「気分転換系」解消法では,該当の歌う・カラオケ,外出・買物などの計,前:16件(16.1%),後:21件(15.2%)。「交流系」解消法は,友人と話す,携帯で長電話などの計,前:10件(16.3%)に対し後:17件(15.2%)であった。【考察】8週間の実習でストレスが最大になるのは,概ね中間期・4週目(mean±SD:1.5~6週)であり,その原因は,学生自身の知識技術不足もさることながら,普段と違った生活・学習環境も学習活動に影響し,実習における焦りや不安など感情的なものが主体となっていることが伺えた。また,その解消方法が心身疲労を発散させる活発な行動から,実習後には心身を休ませる睡眠,入浴などの静的行動に移行したと考えられ,その結果として,実習前より実後の方が解消の方法数が減じたと推測できる。今後も充実した臨床実習教育のあり方について,引き続き検討が必要であろう。【理学療法学研究としての意義】今回の調査より,実習を養成校,実習施設へ繋ぎ,また学習課題に偏らず,円滑で精神的サポートにも配慮した実習が遂行できる様に生活環境も含めた総合的支援の必要性がわかったことから,より良い臨床実習教育システムの構築に結びつける為のstepとして,大変意義がある。
著者
角田 啓介 小柳 隆人 坂井 俊之 宮下 直也 箕浦 大祐
雑誌
情報処理学会論文誌 (ISSN:18827764)
巻号頁・発行日
vol.60, no.8, pp.1413-1425, 2019-08-15

本稿では,企業や公共機関に代表される階層型組織における業務効率化を目的とし,複数チャットボットを連携させた報告業務支援システムを提案する.多くの場合,組織は階層構造をなし,報告業務は多数の担当者から彼らを束ねる少数の管理者へとなされる.この場合,以下2点の課題がある.(1)担当者は漏れ抜けなく迅速に報告業務を実施することが困難な点(2)管理者は多くの担当者からの報告を迅速かつ的確にとりまとめ,状況の把握したうえで意思決定を行い,担当者へ指示することが困難な点.本稿では上記課題を解決するため,複数チャットボットを連携させた報告業務支援システムを提案する.提案するシステムでは,担当者は報告ボットと呼ばれるチャットボットとの対話を通じて場所を問わず必要な情報を漏れ抜けなく入力でき,迅速かつ正確な報告を実施できるようになる.また管理者は複数の報告ボットより報告された内容をまとめる管理ボットにより,自動的に報告結果のまとめや進捗状況の管理ができるようになり,迅速かつ正確な現状把握と意思決定が可能になる.そして提案システムではこれらのチャットボットが連携することで,担当者・管理者双方の業務効率化が実現される.最後に,提案システムを6,000名規模の大企業での災害対策訓練における安否確認報告に適用した結果,提案システムを用いない場合と比較して迅速に安否情報を集計できたことを確認でき,提案手法の有効性を確認した.

1 0 0 0 OA 邪宗門 : 詩集

著者
北原白秋 著
出版者
東雲堂
巻号頁・発行日
1911