著者
篠澤 和久
出版者
Tohoku University
巻号頁・発行日
2017-10-12

論文
著者
鍵本 優
出版者
日本マス・コミュニケーション学会
雑誌
マス・コミュニケーション研究 (ISSN:13411306)
巻号頁・発行日
vol.69, pp.57-72, 2006-07-31 (Released:2017-10-06)
参考文献数
32

The audience has been caught from the passive / active audience to the diffused state of audience image by the socio-cultural positions. However, the present approach is only to discuss the semantic interpretations of the contents of media. In this paper, the audience experience about "passivity of shock" is mentioned. It is connected with the view of "body as a field." And by reconsidering the perspective that grasps audience / image, it is argued critically that the conventional "passivity" cannot deal with the problem of "passivity of shock." Furthermore, this paper proposes the direction in which "passivity" concept is reconsidered.

2 0 0 0 OA 後漢書 120卷

著者
(劉宋) 范曄 撰
出版者
[出版者不明]
巻号頁・発行日
vol.26, 1600
著者
栗原 澄子
出版者
The Japan Society of Home Economics
雑誌
家政学雑誌 (ISSN:04499069)
巻号頁・発行日
vol.17, no.5, pp.304-309, 1966-10-20 (Released:2010-03-09)
参考文献数
8
著者
浅野 倫子
出版者
日本基礎心理学会
雑誌
基礎心理学研究 (ISSN:02877651)
巻号頁・発行日
vol.37, no.1, pp.57-64, 2018-12-26 (Released:2019-01-25)
参考文献数
47
被引用文献数
1

This article examines two types of nonarbitrary correspondences between apparently disconnected perceptual-cognitive entities—synesthesia and sound symbolism—the latter of which is a kind of crossmodal correspondence. First, the article describes the basic characteristics of these phenomena along with the similarities and differences between them. While both synesthesia and sound symbolism are intriguing matchings between different domains that are consistent over time, they differ in terms of their prevalence (rare vs. frequent) and idiosyncrasy (idiosyncratic vs. widely shared across individuals), and whether the concurrent is consciously experienced (conscious vs. not necessarily conscious). Although the similarities are often emphasized, the differences should never be neglected in the exploration of the underlying mechanisms of these phenomena. This article further discusses recent advances in these research fields, especially those showing a close relationship between language development and each of the two phenomena. Studies on synesthesia and sound symbolism should provide new insights into cognitive language processing.
著者
松田 真由美
出版者
国際医療福祉大学
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
2018-04-01

申請者はこれまでに成人女性を対象に腋窩・鼠径部の冷却実験を行った。被験者はベッド上で仰臥位安静とした。氷嚢を用いて腋窩・鼠径部の冷却を60分間行うと、鼓膜温、平均血圧が上昇する傾向を示し、また、寒さによる不快感が生じた。寒冷刺激に対して、皮膚血流の減少(熱放散の抑制)、エネルギー代謝の亢進(熱産生の亢進)が起こり、深部体温が上昇する傾向になったものと考えられる。冷却により血圧が上昇傾向にあることから、循環器系への負担が増えることも考えられる。発熱時には平熱時よりも体温を上昇させるための体温調節反応が強くなると考えられ、冷却による体温・血圧の上昇や不快感は平熱時よりも強くなる可能性も考えられる。発熱時に行うケアとして、腋窩・鼠径部冷却の有益性を再考する必要があることが示唆された。
著者
平林 ルミ 河野 俊寛 中邑 賢龍
出版者
一般社団法人 日本特殊教育学会
雑誌
特殊教育学研究 (ISSN:03873374)
巻号頁・発行日
vol.48, no.4, pp.275-284, 2010
被引用文献数
1

書字障害の評価は、これまで書字速度と正確さを測度とする方法が中心であり、書字困難の要因を特定するには不十分であった。そこで本研究では、デジタルペンを用いて小学1年生から6年生までの618名に対し、文章の書き写し課題を実施し、書字行動を運動フェーズと停留フェーズに分けて分析した。その結果、運動に関しては、仮名は小学2・3年生間で、漢字は4・5年生間で急激に書字運動速度が増加すること、停留に関しては、仮名は1年から3年にかけて、漢字は4年から5年にかけて停留時間が短くなることが明らかとなった。停留は運動よりも発達変化がゆるやかであり、また仮名と漢字では発達の過程が異なっていた。運動フェーズは視覚運動協応と、停留フェーズは文字の形態分析や音・意味との結びつきと関連していると考えられ、デジタルペンを用いた新たな書字評価の方向性が示された。
著者
加藤 欣也
出版者
日本眼光学学会
雑誌
視覚の科学 (ISSN:09168273)
巻号頁・発行日
vol.36, no.4, pp.89-93, 2015 (Released:2016-02-04)
参考文献数
3

レンズの瞳は開口絞りの像である。レンズおよびレンズ系の入射瞳は物体空間から見た開口絞りの像, 射出瞳は像空間から見た開口絞りの像である。別の言い方をすれば入射瞳, 開口絞り, 射出瞳はそれぞれ共役面である。  顕微鏡対物とリレーレンズを繋ぐ際, 顕微鏡対物の開口絞りとリレーレンズのそれとは共役面でなければならない。顕微鏡対物の射出瞳とリレーレンズの入射瞳が共役面であることが重要である。そうでないと視野周辺の像強度が急激に低下する。解決策は対物とリレーレンズの間にフィールドレンズを挿入することである。同様の理由で撮像素子の瞳とレンズ系の射出瞳を一致させることが望ましい。  瞳の球面収差によって視野周辺に影が生ずる。眼の移動に伴って, 影は視野内を動き回る。瞳の軸上色収差によって視野中心と周辺における色調差が生ずる。眼の移動に伴って, 視野のある部分の色調が変化する。
著者
中井 宏
出版者
一般社団法人 交通科学研究会
雑誌
交通科学 (ISSN:02881985)
巻号頁・発行日
vol.52, no.1, pp.3-12, 2021 (Released:2021-12-30)
参考文献数
53

近年我が国では「あおり運転」が注目されており,あおり運転の原因の一つに,カーコミュニケーションの齟齬が考えられる.そこで本論文では,著者による簡単な調査の結果も踏まえつつ,カーコミュニケーションやあおり運転に関する先行研究を概観するとともに,国内外の実態を報告し,あおり運転の規程因を整理した.さらに,あおり運転を抑止するための対策について,主に心理学の見地から提案した.
著者
前田 和哉
出版者
公益社団法人 日本薬理学会
雑誌
日本薬理学雑誌 (ISSN:00155691)
巻号頁・発行日
vol.135, no.2, pp.76-79, 2010 (Released:2010-02-14)
参考文献数
43
被引用文献数
1

近年,ヒト肝臓において非常に多くのトランスポーターが同定・機能解析されるにつれて,トランスポーターの遺伝子多型や薬物間相互作用による機能変動が薬物動態に与える影響を明らかにするための臨床研究も続々と報告されてきている.それに伴い,異物解毒システムの中でのトランスポーターの重要性が広く認知されてきた.代謝によって消失すると考えられてきた薬物の中にも肝取り込みトランスポーターの基質が含まれていることが明らかとなり,取り込みトランスポーターの機能変動が薬物動態の変化につながる事例が複数報告されてきている.本稿では,ヒト肝臓に発現する主な薬物トランスポーターを紹介すると共に,これらの遺伝子多型・薬物間相互作用が薬物動態や薬効・副作用に与える影響について概説することを目指した.
著者
小野寺 理
出版者
日本神経学会
雑誌
臨床神経学 (ISSN:0009918X)
巻号頁・発行日
vol.49, no.11, pp.750-752, 2009 (Released:2009-12-28)
参考文献数
9
被引用文献数
1 1

神経細胞の機能を維持するために,神経細胞の内部環境を維持する品質管理機構が重要である.とくに蛋白質と核酸の品質管理機構と神経変性疾患との関係が注目されている.代表的な優性遺伝性脊髄小脳変性症であるポリグルタミン病では,蛋白質の品質管理機構の異常が推察されている.一方,劣性遺伝性脊髄小脳変性症では核酸品質管理機構の異常が推察されている.神経細胞のDNAは活性酸素などにより常に障害をうけ損傷している.損傷部の3'末断端はリン酸基,ホスホグリコール酸基または不飽和アルデヒド基となっており,修復のためには,水酸基に置換(エンド・プロセッシング)される必要がある.われわれは劣性遺伝性脊髄小脳失調症の原因遺伝子アプラタキシンの生理機能を検討し,この蛋白質がin vitroにおいて3'末断端のリン酸基およびホスホグリコール酸基を除去し水酸基とする活性を持ち,これにより損傷部のエンド・プロセッシングに関与していることを示した.このことから,本症の病態機序としてDNA損傷の蓄積の関与を示唆し,脊髄小脳変性症での核酸品質管理機構の重要性を示した.
著者
本間 義治
出版者
日本ベントス学会
雑誌
日本ベントス研究会連絡誌 (ISSN:1883888X)
巻号頁・発行日
vol.1972, no.5-6, pp.23-34, 1972-12-30 (Released:2009-08-07)
参考文献数
28
被引用文献数
1