著者
御幸 和則
出版者
The Society of Resource Geology
雑誌
資源地質 (ISSN:09182454)
巻号頁・発行日
vol.45, no.249, pp.41-52, 1995-02-28 (Released:2009-06-12)
参考文献数
31
被引用文献数
4

The Kirishima geothermal area is located in the Kagoshima graben which is a volcanic-tectonic depression. The Ogiri geothermal field is one of the active geothermal zones in the Kirishima geothermal area. A thick pile of volcanic rocks of Pleistocene age, reaching 2, 500m in thickness, deposited in the area. These volcanic rocks overlie the Cretaceous basement rock of the Shimanto group which is depressed to a depth of more than 1, 300m in the area. Features of the geothermal resources in the Ogiri field are of the typical fracture type. The Ginyu fault accompanied by hot water reservoirs is the target for developing geothermal resources in the field.Geological surveys such as predicting underground temperatures, analysing fracture systems, clarifying permeable zone, calculating drilling depth intersecting the Ginyu fault and evaluating characteristics of the Ginyu fault reservoir have been made during the process of exploration and development in the area. The underground temperatures were predicted by the studies on the ditribution of alteration minerals and fluid inclusions. The fracture systems were analyzed by measuring thermo-remnant magnetism of the cores and mineral assembleges of the alteration minerals and quantity of the hydrothermal vein minerals in the cuttings. Based on the results of the fracture analysis, multiple regression analysis were efficiently used to estimate the subsurface location of the Ginyu fault.As a result of the geological surveys, all of the production wells drilled in the Ogiri field intersected the Ginyu fault reservoir successfully, and steam production equivalent to 30 MW of electricity could be secured. On the basis of the informations obtained, excellent reservoir models in the Ogiri field were developed.

6 6 6 0 OA 九州道の記

著者
細川幽斎
出版者
河内屋長兵衛
巻号頁・発行日
1823
著者
山野 正彦
出版者
The Human Geographical Society of Japan
雑誌
人文地理 (ISSN:00187216)
巻号頁・発行日
vol.31, no.1, pp.46-68, 1979-02-28 (Released:2009-04-28)
参考文献数
114
被引用文献数
17 5
著者
両角 政彦
出版者
公益社団法人 日本地理学会
雑誌
日本地理学会発表要旨集
巻号頁・発行日
vol.2015, 2015

1.問題の所在と研究目的<br>&nbsp;&nbsp; 毎年全国各地で何らかの原因によって園芸施設が倒壊する被害が発生している。この発生メカニズムを地域ごとに明らかにすることは,農業者が個別的・組織的に事前対策・発生対処・事後対応をおこなうための基礎情報の提供につながる。園芸施設雪害の発生原因について,村松ほか(1998)が,①屋根雪と屋根面の凍結などの原因で屋根雪の滑落が阻害され積雪荷重が増加して発生する被害,②豪雪時の停電などにより融雪や消雪装置が機能しなくなり発生する被害,③屋根から滑落した雪を処理することを前提に設置された施設でも適正な処理が出来なかった事例,④パイプハウスは降雪する前に被覆材を撤去するなど事前の対策が不十分な事例,以上の4点を挙げている。本報告では,上記の①に関連し,園芸施設雪害の発生原因(素因)の一端を気象変化の分析によって明らかにする。<br>2.研究対象地域の選定および資料・研究方法<br>&nbsp;&nbsp; 研究対象地域は,2014年2月の降雪による園芸施設被害を受けた埼玉県,山梨県,長野県の3県とした。さらに3県の中から園芸施設を多く有する埼玉北部農業共済組合,山梨中央農業共済組合,南信農業共済組合諏訪支所の各管轄区域を選定した。また,3つの地域で共通して降雪が多かった2001年1月を比較対象とした。<br>&nbsp;&nbsp; 園芸施設被害については,農林水産省『園芸施設共済統計表』と,各農業共済組合が保有する「園芸施設共済関係資料(通常総代会提出議案)」を使用し実態把握をおこなった。これと対応させて,気象庁webサイト「各種データ・資料」を利用して降雪日時を特定し,降雪,積雪,気温の1時間ごとのデータから園芸施設被害の発生原因の検証を試みた。<br>3.2014年2月の降雪と雪害の状況<br>&nbsp;&nbsp; 2014年2月の降雪は異常な気象変化であり,各地に未曾有の雪害をもたらした。農林水産省「2013年11月~2014年7月調査結果」によると,主として降雪によって発生した園芸施設への被害は,36都道府県で85,086件に及び,農作物等の被害総額も1,765.7億円に達した。<br>4.農業共済組合管内における園芸施設被害と気象変化<br>1)埼玉北部農業共済組合管内<br>&nbsp;&nbsp; 2013年度の園芸施設被害は2,273棟に及び,棟数被害率が71.9%に達した。熊谷地方気象台によると,降雪は2014年2月8日4~23時に最大7cm/h,積雪は最大43cmになった。気温は-1.9~0.1℃で推移した。また,14日8時~15日6時に降雪があり,最大7cm/h,積雪は最大62cmであった。気温は-0.3~0.4℃で推移した。2000年度の園芸施設被害は261棟にあり,棟数被害率は5.6%であった。2001年1月の積雪は最大23cm,気温は-0.3~1.9℃で推移した。<br>2)山梨中央農業共済組合管内<br>&nbsp;&nbsp; 2013年度の園芸施設被害は362棟にあり,棟数被害率が42.0%に達した。甲府地方気象台によると,降雪は2014年2月8日4~23時に最大6cm/h,積雪は最大43cmになった。気温は-1.0~-0.3℃で推移した。また,14日6時~15日9時に降雪があり,最大9cm/h,積雪は最大114cmであった。気温は-0.7~0.3℃で推移した。2000年度の園芸施設被害は21棟にあり,棟数被害率は1.7%であった。2001年1月の積雪は最大38cm,気温は-0.2~0.6℃で推移した。<br>3)南信農業共済組合諏訪支所管内<br>&nbsp;&nbsp; 2013年度の園芸施設被害は711棟にあり,棟数被害率が18.6%に達した。諏訪特別地域気象観測所によると,降雪は2014年2月8日2時~9日1時に最大8cm/h,積雪は最大29cmになった。気温は-4.9~-2.0℃で推移した。また,14日7時~15日9時に降雪があり,最大7cm/h,積雪は最大52cmであった。気温は-4.5~-0.3℃で推移した。2000年度の園芸施設被害は208棟にあり,棟数被害率は6.5%であった。2001年1月の積雪は最大69cm,気温は-3.2~0.8℃で推移した。本管内では年度ごとの雪害率を特定することができ,2000年度には59.6%,2013年度には88.6%であった。<br>5.園芸施設雪害の発生原因とその地域差<br>&nbsp;&nbsp; 園芸施設雪害では降雪と積雪の深さに加え,降雪の時間的集中や気温の変化が注目される。研究対象地域の中でとくに雪害が甚大であった埼玉北部農業共済組合管内では,降雪時における平年の気温が相対的に高い一方で,2014年には気温が低かった。山梨中央農業共済組合管内では,降雪と積雪の深さが過去50年間で例を見ない状況であり,気温が通常より低かった。南信農業共済組合諏訪支所管内では,2014年の降雪と積雪が2001年のそれを下回ったが,雪害はおよそ3倍に達し,降雪時の気温の低さが際立っていた。雪が比較的短時間に大量に降り,気温が氷点下で推移し続けた場合,積雪が急速に増すため,雪害への対処も困難になり,被害が大きくなる可能性が示唆された。
著者
吉田 雅子
出版者
宝塚造形芸術大学
雑誌
Artes : bulletin of Takarazuka University of Art and Design : 宝塚造形芸術大学紀要 (ISSN:09147543)
巻号頁・発行日
vol.6, pp.127-141, 1992-03-31

映画が誕生してまもなく100年,トーキーになってから60年以上になる。現在の映画では,映像と音楽は切りはなして考えられない。トーキー以前のサイレント映画の時代でも,音楽と映画は深い関わりを持っていた。以下は,音楽の視点からみたサイレント映画の歴史を,欧米と日本に分けて述べたものである。
著者
山野 正彦
出版者
人文地理学会
巻号頁・発行日
pp.56-57, 2013 (Released:2014-02-24)

本報告は、リオタールの「風景(paysage)の離郷depaysement」という発想を起点とした、景観と場所、場所/非場所の両義性、定着と移動についての省察である。グローバル化、メディアの膨張、技術支配による主体の危機、合理性の貫徹、時間の節約(リオタールがdevelopmentと言い表すものの要求)の思想に対応するための方策として、他者、他文化との包摂を目ざしたコミュニケーションの遂行のために、風景の離郷の発想が有効であることを提起する。これはクレスウェルのいう、モビリティをめぐる議論――定着主義者と移動主義者の場所概念の議論に関係する。この新しい発想に伴い、場所や故郷についてのこれまでの概念は再検討を余儀なくされる。グローバル化時代における、選べない恣意的条件としての「場所」や「故郷」からの脱出が企図される。レルフが「場所のセンス」として挙げた第3のものの敷衍、すなわち狭いローカリズムを脱して、地球規模での差異と相互作用に目を向けることが転換点となる。
著者
森 健太郎 和田 孝次郎 大谷 直樹 長田 秀夫 戸村 哲 山本 拓史 中尾 保秋
出版者
一般社団法人 日本脳卒中の外科学会
雑誌
脳卒中の外科 (ISSN:09145508)
巻号頁・発行日
vol.42, no.2, pp.116-121, 2014 (Released:2014-06-26)
参考文献数
13
被引用文献数
1

Basilar artery and internal carotid paraclinoid aneurysms are still surgically challenging. We performed 31 clipping surgeries (basilar tip aneurysm 6, basilar artery-superior cerebellar artery aneurysm 8, and internal carotid aneurysm 17) via the extradural temporopolar approach. After the frontotemporal craniotomy, the meningo-orbital band was incised and the dura propria of the temporal lobe was peeled from the lateral wall of the cavernous sinus. The anterior clinoid process was removed extradurally. The distal dural ring and falciform ligament were incised for mobilization of the internal carotid artery and optic nerve. The temporal lobe was retracted posteriorly with the dura mater. The aneurysm clipping was performed through the relatively wide operative trajectory over the opened cavernous sinus. Postoperative outcome was modified Rankin Scale (mRS) 0 in 28 patients and mRS in three patients with visual deficits. No temporal lobe contusion occurred. The extradural temporopolar approach is a useful skull base technique for deeply situated aneurysms.
著者
寺西 千代子
出版者
富山大学
雑誌
富山大学紀要. 富大経済論集 (ISSN:02863642)
巻号頁・発行日
vol.29, no.1, pp.1-16, 1983-07

現段階での理論の多くは,オフィス・オートメーションのオフィスに重点を置くものが多く,オフィスの中核となる情報システムの中でOAをどのように位置づけるかを論じており,オフィスにおいてはいろいろな点でオートメーションという用語は適当ではないと批判されるが,この論稿ではオートメーションの進化の中でオフィス・オートメーションをどのように捉えることができるかを明らかにし,そのような観点からOAの姿を示していきたい。
著者
下崎 千代子
出版者
富山大学
雑誌
富山大学紀要. 富大経済論集 (ISSN:02863642)
巻号頁・発行日
vol.32, no.1, pp.1-38, 1986-07

人間行動の解明を目的とする心理学では,行動主義的アプローチ,すなわち人間行動を環境刺激の関数として観察不可能な中枢機構での刺激処理過程を捨象するアプローチが主要な視点のひとつである。それに対して,経営学の動機づけ論ではマズローを出発点とした人間行動の源泉の分析によって人間行動を説明しようとする欲求系の動機づけ論や,ブルームを出発点とした人間行動の選択過程を分析することによって人間行動を説明しようとする認知系の動機づけ論が展開されてきたが,経営学でこの行動主義的アプローチの有用性に注目し始めたのは比較的最近のことである。そこで,心理学で用いられているアプローチと経営学の動機づけ論で展開されてきたアプローチの類似点及び相違点を明らかにすることで,以上の点をより明確に示してみよう。
著者
Toshitaka Gamo Harue Masuda Toshiro Yamanaka Kei Okamura Junichiro Ishibashi Eiichiro Nakayama Hajime Obata Kiminori Shitashima Yoshiro Nishio Hiroshi Hasumoto Masaharu Watanabe Kyohiko Mitsuzawa Nobukazu Seama Urumu Tsunogai Fumitaka Kouzuma Yuji Sano
出版者
GEOCHEMICAL SOCIETY OF JAPAN
雑誌
GEOCHEMICAL JOURNAL (ISSN:00167002)
巻号頁・発行日
vol.38, no.6, pp.527-534, 2004-12-20 (Released:2008-04-08)
参考文献数
31
被引用文献数
12 19

This paper reports a series of studies leading to the discovery of a submarine hydrothermal field (called Nakayama Field) at an arc seamount (12°43′N, 143°32′E) in the southernmost part of the Mariana Trough, western Pacific Ocean. We first detected hydrothermal plumes characterized by water column anomalies of temperature, light transmission, Mn, Fe, Al, O2, CH4, and δ13C of CH4 above the summit caldera of the seamount. Then deep-tow camera surveys confirmed the existence of hydrothermal activity inside the caldera, and an ROV dive finally discovered white smoker-type fluid venting associated with vent fauna. A high concentration of aluminum in the plume and white smoker-type emissions imply acidic hydrothermal activity similar to that observed at the DESMOS Caldera in the eastern Manus Basin, Papua New Guinea. Anomalously low δ13C (CH4) of −38‰ of a vent fluid sample compared to other arc hydrothermal systems along the Izu-Bonin and Mariana Arcs suggests an incorporation of biogenic methane based on a subsurface microbial ecosystem.