著者
田島 公 尾上 陽介 遠藤 基郎 末柄 豊 吉川 真司 金田 章裕 馬場 基 本郷 真紹 山本 聡美
巻号頁・発行日
2012-05-31 (Released:2012-11-27)

1 宮内庁書陵部図書寮文庫所蔵「続群書類従」42,635コマ、山口県立山口図書館所蔵萩藩明倫館旧蔵「今井似閑本」32,372コマを閲覧可能な環境に整え、東京大学史料編纂所閲覧室の端末データベース「Hi-Cat Plus」(ハイ‐キャット・プラス、「東京大学史料編纂所所蔵史料目録データベース」改良版)から公開した。更に公益財団法人陽明文庫所蔵掛軸・手鑑・「一般文書目録」所収「歴代天皇宸翰」・「近世名家書状」など近衛家伝来史料7,680コマの高精細デジタル画像を新たに作成し、上記と同様にHi-Cat Plusから公開した。2 東山御文庫本約150函分の公開用メタデータ付きの画像265,344コマを、史料を管理する宮内庁侍従職に提出し、東山御文庫本の画像デジタル化の進捗状況を報告するなど、東京大学史料編纂所閲覧室における東山御文庫本の画像公開の準備を進めた。3 科研での成果を総括・紹介する意味も込め、禁裏・公家文庫を中心とした前近代の文庫と日本における古典籍の伝来や知識体系継承の歴史的特質との関係に関して、「岩波講座 日本歴史」では初めてのテーマとなる論文「文庫論」において発表した。4 「陽明文庫講座」・「西尾市岩瀬文庫特別講座」・「金鵄会館講座」(於長野県立長野高校同窓会館)等の市民向け公開講座を22回開催し、これまでの「陽明文庫講座」の講演内容を書籍化した『近衞家名宝からたどる宮廷文化史―陽明文庫が伝える千年のみやび』(笠間書院)を刊行した。5 『日本古代人名辞典』増補改訂のため、旧版の元データ22,545件に全てルビを振るなど、原稿の入稿の準備を進めた。
著者
車 文韜 安部 大就 増田 昇 下村 泰彦 山本 聡
出版者
公益社団法人 日本都市計画学会
雑誌
発表会論文 (ISSN:09160647)
巻号頁・発行日
vol.31, pp.19-24, 2018-06-20

THIS PAPER ANALYZES THE IMPACT OF JR-HANWA RAILWAY'S STATIONS ON THE DIFFERENT LAND USE TYPES BY GIS (ARC/INFO). THE LAND USE DATA IN 1973 AND 1990 IS DIGTIZED FROM THE LAND USE SNAP OF SCALE 1:30000. IT IS CONCLUDED THAT THE 8 STATIONS HAVE A STRONG IMPACT ON THE DISTRIBUTION OF LAND USE. THE RANGE OF THE IMPACT IS 1100M FOR URBAN, RESIDENTIAL, INDUSTRIAL AND 300M FOR COMMERCIAL USE IN BOTH 1973 AND 1990. THE IMPACT AREA OF EACH STATION ON RESIDENTIAL USE RANGES FROM 500M TO 1400M IN 1990 DEPENDING ON THE TYPE AND LOCATION OF STATIONS. THE IMPACT IS ENFORCED DUE TO THE FORMATION OF THE GROUPING OF STATIONS DETERMINED BY THE DISTANCE AMONG THE STATIONS. IT IS POSSIBLE TO KNOW THE TYPE OF STATIONS AND ITS IMPACT AREA BY ANALYZING THE LAND USE DATA.
著者
山下 良子 神山 秀一 山本 明日香 加納 宏樹 結城 祥充 上田 晃 川本 由加里 後藤 仁和 山本 聡
出版者
公益社団法人 日本薬学会
雑誌
YAKUGAKU ZASSHI (ISSN:00316903)
巻号頁・発行日
vol.136, no.12, pp.1641-1649, 2016 (Released:2016-12-01)
参考文献数
28

The efficacy of cefepime (CFPM) is known to depend on the ratio of the time that the serum levels exceed the minimum inhibitory concentration (MIC) to the dosing interval (%T>MIC). The objective of this study was to clarify the relation between %T>MIC and clinical outcome of CFPM, and to identify the optimal dosage regimen. We investigated the outcome of CFPM treatment for febrile neutropenia (FN) patients with normal renal function. Treatment success was defined as the completion of FN therapy with CFPM only. And we calculated %T>MIC for each case based on population pharmacokinetic parameters. The MIC value for simulation was set as 8 μg/mL. In logistic regression analysis, treatment success was significantly associated with the elevation of %T>MIC in the group with persistent neutropenia, yielding a receiver operating characteristic curve with an optimal cutoff value of 73.1%. Next, we simulated %T>MIC for each case under various dosing regimens. For patients whose creatinine clearance (CLcr) exceeded 100 mL/min, it was found to be difficult to attain the objective under the current regimen. In contrast, it was calculated that treatment with 2 g three times a day (t.i.d.) could attain the objective for most of the patients with 3 h of infusion. These results suggest that CFPM treatment under the current regimen is ineffective for FN patients with normal or augmented renal function, and that 2 g t.i.d. is necessary in quite a lot cases, although such use is off-label.
著者
岩崎 寛 山本 聡 権 孝〓 渡邉 幹夫
出版者
日本緑化工学会
雑誌
日本緑化工学会誌 (ISSN:09167439)
巻号頁・発行日
vol.32, no.1, pp.247-249, 2006 (Released:2007-04-10)
参考文献数
10
被引用文献数
10 7

近年、植物による癒しの効果に注目され、屋内空間においても多くの植物が配置されるようになった。しかし、それらが実際に人の生理的側面に与える効果に関する検証は少ない。そこで本研究では屋内空間における植物の有無が人のストレスホルモンに与える影響を調べた。その結果、観葉植物を配置した場合、無い場合に比べ、ストレスホルモンが減少したことから、室内における植物の存在はストレス緩和に効果があると考えられた。
著者
田中 洋次 澤田 佳宏 山本 聡 藤原 道郎 大藪 崇司 梅原 徹
出版者
THE ASSOCIATION OF RURAL PLANNING
雑誌
農村計画学会誌 (ISSN:09129731)
巻号頁・発行日
vol.30, pp.255-260, 2011
被引用文献数
2

To clarify the current status of irrigation pond abandonment and the problem for aquatic plant conservation, we investigated the percentage of abandoned pond in local area, the relationship between the depth of pond and aquatic and meadow plants diversity at farm village on hilly terrain in northern part of Awaji Island. The investigation was carried out by interviewing 133 pond manager and by field survey. We found half of ponds had been abandoned already, and, we verify the strong correlation between depth of pond and species richness of aquatic plants.
著者
坪田 将吾 山本 聡史 手島 司 林 茂彦
出版者
日本生物環境工学会
雑誌
植物環境工学 (ISSN:18802028)
巻号頁・発行日
vol.27, no.3, pp.152-161, 2015-09-01 (Released:2015-09-01)
参考文献数
13
被引用文献数
1

イチゴの循環式移動栽培における果実計数を目指し,栽培ベッドの横移送中に取得した画像を基に,赤色果実および未熟果実の計数を行うベッド移動型果実撮影装置を試作した.また,計数処理を行うアルゴリズムとしてRGB + TOF処理を開発し,RGB処理による果実計数との比較を行った結果,以下の知見が得られた.1)RGBカメラおよびTOFセンサの光軸を栽培ベッドの移動方向と平行に配置し,ラインスキャンによって画像を取得したことで光軸がほぼ重なり,カメラごとの内部パラメータの違いを補正することなく,RGB画像と距離画像をアフィン変換のみにより高精度に対応付けすることができた.2)模型果実を用いた果実の重なり分離試験において,果頂部の高さの差が20 mm以上のとき,果実の重なりが大きく粒子解析手法では果実の分離が困難な果実の中心軸間距離が30 mm以上の場合でも,距離情報を用いることにより分離可能であった.3)赤色果実を計数する性能を検証した結果,「あまおとめ」に対するRGB + TOF処理で96.8 %,RGB処理で90.3 %であった.「紅ほっぺ」でも,RGB + TOF処理で94.7 %,RGB処理で74.3 %となり,距離情報により重なった果実を分離することで,高精度な果実の計数が可能となった.しかし,距離情報による果実分離では,TOFセンサからの距離が近い果頂部周辺を一つの果実として認識し,1つの果実を分割してしまうことがあり,誤検出数が増加した.4)未熟果実を計数する性能を検証した結果,「あまおとめ」に対する計数成功率は,RGB + TOF処理で69.6 %,RGB処理で70.9 %であった.また,「紅ほっぺ」でも,RGB + TOF処理で71.2 %,RGB処理で72.6 %となり,距離情報を組み合わせることによる精度向上は見られなかった.しかし,高い位置に着花する花等を距離情報を用いて除去することができ,誤検出数が削減できることが明らかになった.
著者
山本 聡史
出版者
京都大学
巻号頁・発行日
2011-01-24

This study explored the development of a stationary robotic strawberry harvester that was combined with a movable bench system as part of the development of an industrially production system for a strawberry in a plant factory. At first the difficulty of approaching target fruit was investigated using table-top plants cultured in a greenhouse. Then the maximum force needed to separate fruit from the peduncle was measured. Based on these results, an end-effector was designed with three unique functions; (1) suction cup was vibrated to minimize the influence of the adjoining fruits at the time of approach; (2) compressed air was blown toward the adjoining fruits to force them away from the target fruit; (3) peduncle was removed with the motion of tilting and pulling the target fruit. Next, an optical system to equip the machine with the ability to detect and determine the position and coloration of strawberry fruit was constructed. The position of the fruit was detected from below with a stereo-camera. The coloration measurement unit was set against the bed of the movable bench system at fruit level to capture images of target fruit. Considering the spectral reflectance characteristics of strawberry fruit, the coloration measurement unit was equipped with red, green, and white LEDs. Finally the stationary robot was tested in an experimental harvesting system in which the robot was combined with a movable bench unit. In the experiment system, the stationary robot enabled highly stable harvesting operation.
著者
山本 聡美 山本 悠介 近藤 裕子 廣瀬 倫也 北島 治 鈴木 孝浩
出版者
日本臨床麻酔学会
雑誌
日本臨床麻酔学会誌 (ISSN:02854945)
巻号頁・発行日
vol.35, no.3, pp.311-314, 2015-05-15 (Released:2015-08-19)
参考文献数
5

全身麻酔下に帝王切開術が予定された脊髄性筋萎縮症患者において,ロクロニウム筋弛緩とスガマデクスによる拮抗効果を評価した.挿管量としてロクロニウム1mg/kg投与後89.5分でポストテタニックカウント(post-tetanic count:PTC)は2に達した.その時点でスガマデクス4mg/kgを投与したところ,75秒で四連反応比は対照値に回復した.本症例ではロクロニウムへの感受性は増大していたが,スガマデクスにより迅速に回復が得られた.
著者
金丸 拓央 澤田 佳宏 山本 聡 藤原 道郎 大藪 崇司 梅原 徹
出版者
日本緑化工学会
雑誌
日本緑化工学会誌 (ISSN:09167439)
巻号頁・発行日
vol.40, no.3, pp.437-445, 2015 (Released:2016-04-19)
参考文献数
19

オオフサモは主に関東以西の各地で水路の閉塞や在来種の圧迫などの問題を引き起こしており,特定外来生物に指定されている。近年,各地でオオフサモの駆除が行われているが,どの事例でも駆除後にオオフサモが再繁茂し,根絶できていない。本研究では,オオフサモの根絶手法を検討するため,オオフサモの生育状況調査,室内での遮光実験,野外での駆除試験をおこなった。生育状況調査の結果,オオフサモはため池全面を高被度で覆っていたが,定着しているのは水深の浅い水際部だけで,水深が 30 cmを超える場所には生えていなかった。室内での遮光実験の結果,長さ約 20 cmのオオフサモの苗は,遮光期間が長くなるにつれて主茎の上部から枯れ下がり,短くなっていった。遮光 158日目にはまだ生残個体があったが,遮光 197日目には生残個体は確認されなかった。野外での駆除試験の結果,底泥剥ぎ取りと遮光を併用した場合に限り,駆除後にオオフサモが再生しなかった。これは,大部分の根茎断片が底泥剥ぎ取りによって除去され,残された少数の断片が遮光によって枯死したためと考えられる。底泥剥ぎ取りと遮光を併用すれば,オオフサモを局所的には根絶させられる可能性がある。
著者
松本 勝美 山本 聡 鶴薗 浩一郎 竹綱 成典
出版者
一般社団法人 日本脳卒中学会
雑誌
脳卒中 (ISSN:09120726)
巻号頁・発行日
vol.31, no.3, pp.152-156, 2009 (Released:2009-06-30)
参考文献数
14
被引用文献数
1 1

[背景,目的]椎骨脳底動脈閉塞は発症より6時間以上経過して診断されるケースが少なくなく,血栓溶解を施行するかどうか判断が困難な症例が多い.今回椎骨脳底動脈閉塞例に対し血行再建を行った例について,再開通の有無,重症度および治療開始時間が予後に及ぼす影響を検討した. [症例と方法]当院での椎骨脳底動脈閉塞に対する血行再建は発症時間にかかわらず,diffusion MRIで梗塞の面積が20 ml以下または脳幹全体が高信号になっていない例としているが,該当症例は19例あり,12例は発症6時間以内に血行再建が行われ,7例は発症6時間以降に血行再建が行われた.各群について初診時NIHSSと3カ月後のmRS(modified Rankin scale)の関連性を検討した.再開通の評価はTIMI分類で施行した.統計はmRSと年齢,再開通までの時間,NIHSSは分散分析を行い,開通の有無とmRSは分割表分析を行った. [結果]予後は再開通の有無が最も影響し,TIMI分類のGrade 3∼4の11例中9例でmRSが3以下であったが,Grade 0∼1では全例mRSが4以上であった(P<0.01).発症時間,受診時NIHSS,年齢と予後の関係は有意差は認められなかったが,mRS 0∼1の4症例はいずれも発症3時間以内の再開通例であった. [結論]椎骨脳底動脈閉塞は発症時間にかかわらず,diffusion MRIで広範囲に高信号を呈さなければ血栓溶解療法の適応はある.発症時間からの経過にかかわらず再開通後の予後は比較的良好である.神経症状を残さない結果を得るには発症3時間以内の早期再開通が望ましい.
著者
岩崎 寛 山本 聡 権 孝〓 渡邉 幹夫
出版者
日本緑化工学会
雑誌
日本緑化工学会誌 (ISSN:09167439)
巻号頁・発行日
vol.32, no.1, pp.247-249, 2006-08-31
被引用文献数
10 7

近年、植物による癒しの効果に注目され、屋内空間においても多くの植物が配置されるようになった。しかし、それらが実際に人の生理的側面に与える効果に関する検証は少ない。そこで本研究では屋内空間における植物の有無が人のストレスホルモンに与える影響を調べた。その結果、観葉植物を配置した場合、無い場合に比べ、ストレスホルモンが減少したことから、室内における植物の存在はストレス緩和に効果があると考えられた。
著者
下村 泰彦 廣野 慎 山本 聡 増田 昇
出版者
社団法人日本造園学会
雑誌
ランドスケープ研究 : 日本造園学会誌 : journal of the Japanese Institute of Landscape Architecture (ISSN:13408984)
巻号頁・発行日
vol.62, no.5, pp.639-642, 1999-03-30
被引用文献数
3 1

本研究では,大阪市の都心業務地区で緑が集積して存在することによる環境保全に係わる効果を微気象,鳥類出現,景観評価の視点から,緑の集積度(街路上での天空状況,100m圏域内での緑被率)が異なる4地区を対象に比較考察した。結果,微気象に関する気温では8月測定から緑の集積度が高い今橋・安土両地区の方が全時間帯で0.6〜2.7℃気温上昇が抑制され,12月測定では16,17時台で0.2〜1.2℃気温低減が抑制されること。鳥類出現では今橋地区(7種97羽)が種数・個体数共に最多であること。景観評価では『ゆとり』『広がり』『開放感』等の空間量や『親しみ』『美しさ』等の修景面での評価が有意に高いこと等,緑の集積による効果が確認できた。
著者
下村 泰彦 増田 昇 山本 聡 安部 大就 田村 省二
出版者
社団法人日本造園学会
雑誌
造園雑誌 (ISSN:03877248)
巻号頁・発行日
vol.55, no.5, pp.289-294, 1992-03-31
被引用文献数
4

本研究は,公共空間と接道部空間とを相互に関係づけながら,フォトモンタージュ法を用いて景観シミュレーションモデルを作成し,景観モデルの評価を通じて今後の街路修景・緑化手法に関する有効な知見を得ることを目的とした。その結果,公共緑化に関しては,壁面状況の良悪に係らず,高木の樹冠を大きくすることによって景観の向上が認められ,修景・緑化効果を明らかにすることができた。特に,歩道中央植栽は,修景・緑化効果を十分に発揮することが明らかとなった。接道部緑化に関しては,壁面状況,植栽形式に係らず,接道部を緑化することによって景観が向上することを明らかにし,接道部緑化の修景・緑化効果を確認することができた。
著者
林 茂彦 山本 聡史 手島 司
出版者
独立行政法人農業・食品産業技術総合研究機構
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
2012-04-01 (Released:2013-05-31)

イチゴの循環式移動栽培における効率的な栽培管理を目指し、非破壊非接触で群落の3次元情報、果実情報(数、大きさ)を推定し、栽培ベッド毎に個別管理可能な計測システムを開発した。各情報は、カラー画像と距離画像を組み合わせた画像処理アルゴリズムによって抽出を行った。イチゴ群落の3D再構築により任意の断面で草高や幅を推定でき、2.5ヶ月間経時的に計測した結果、推定値から経時変化の観察が可能であった。果実の情報に関しては、赤色果実同士の重なりを距離情報によって分離することで着果密度によらず約95%の精度で計数できた。さらに、果実の大きさを推定した結果、推定精度はRMSEP12%であった。