著者
Keiko Sato Yoshinori Ikoma
出版者
一般社団法人 園芸学会
雑誌
The Horticulture Journal (ISSN:21890102)
巻号頁・発行日
pp.OKD-003, (Released:2016-10-08)
被引用文献数
7

To improve labor-saving during harvests, the efficiency of handpicking fruit was examined for the satsuma mandarin with the plant growth regulators gibberellin (GA), prohydrojasmon (PDJ), and ethephon (ET). In this study, concentrations of plant growth regulators were set 5 mg·L−1 for GA and 50 mg·L−1 for PDJ, respectively. Spraying of a GA plus PDJ solution on Aug. 27, Sep. 21, and Oct. 27 (triplicate spraying) improved the success rate of handpicking (SRH), as compared with a control. Furthermore, ET treatment in addition to triplicate spraying of GA plus PDJ increased SRH. A one-time treatment of GA plus PDJ also showed a significant effect on handpicking efficiency when applied in mid to late September. It was clear that the effect of GA plus PDJ on SRH was improved when 400 mg·L−1 ET was used instead of 200 mg·L−1, but this ET concentration (400 mg·L−1) caused massive leaf abscission (data not available). Spraying with 300 mg·L−1 ET alone showed 37.1% leaf abscission: therefore, we assumed that a GA plus PDJ treatment with a combination of less than 300 mg·L−1 ET would increase peel firmness without serious leaf abscission and a negative effect on SRH. In addition, the soluble solids and the acidity in the combination spraying of GA plus PDJ in late September with 300 mg·L−1 ET and less were almost the same as the control. Thus, our results indicated that the treatment of 5 mg·L−1 GA plus 50 mg·L−1 PDJ in late September combined with ET (200 mg·L−1 < ET < 300 mg·L−1) from late October to early November was suitable for increasing SRH without impairing fruit quality and causing serious leaf abscission.
著者
宮崎 耕輔 谷本 圭志 伊藤 昌毅
出版者
香川高等専門学校
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
2016-04-01

本研究の目的は,地方部における交通系ビッグデータを活用した地域公共交通計画立案の開発である.昨年度の検討結果を踏まえ,基礎集計の基礎となる利用者個人単位のデータベースの作成ならびに利用実績に着目したデータベースの作成などを行った.具体的には,「5.交通系ビッグデータから地域公共交通計画立案に必要なデータ抽出法の開発」に着手した.提案したデータ抽出法が効果的かどうかについての検討をするに際し,トライアンドエラーの繰り返しをしながら,以下のような分析を行った.抽出したデータベースをもとに,個人単位ならびに利用された駅単位などによって,利用実績を整理した.そして,クラスター分析や非負値テンソル因子分解などを用いて,グループ化し,これらのグループごとの特徴整理をすることによって,利用者の交通行動分析を行った.また,個人単位ならびに利用された駅単位などによって,整理した結果を用いて,経年変化について整理し,時系列分析の手法を用いつつ,クラスター分析等の手法を用いて,グループ化し,これらのグループごとの特徴整理をすることによって,利用者の交通行動分析を行った.以上の交通行動分析結果が適切であるか否かについての検討を行い,提案したデータ抽出法が効果的であるか否かについての判定を行った.なお,効果的なデータ抽出法の模索に時間を要し,今年度のほとんどの時間をデータ抽出法の開発に要してしまった.そのため,次年度以降については,「6.具体的な地域公共交通計画立案へのデータ活用法の開発」「7.地域公共交通計画立案に資するビッグデータの整理ならびにその項目集の作成」を実施することを目指すとともに,さらなる分析を行うことを確認した.
著者
倉田 亮
出版者
人間環境大学
雑誌
人間環境論集 = Human environments study monographs (ISSN:13473395)
巻号頁・発行日
no.1, pp.27-61, 2001-07-31

2 0 0 0 OA 官報

著者
大蔵省印刷局 [編]
出版者
日本マイクロ写真
巻号頁・発行日
vol.1941年12月03日, 1941-12-03
著者
砂川 祐一郎 和田 知久
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. CS, 通信方式 (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.110, no.441, pp.347-352, 2011-02-24

無線通信システムの開発や研究において、近年ソフトウェア無線の技術が注目を浴びている。ソフトウェア無線ではこれまでハードウェアで構成されていた無線通信システムの大部分をソフトウェアで実装することにより,開発コストを抑えることができ,また,パラメータ等を状況に合わせて変化させることで様々な環境に適応させる事が可能となる。本研究ではソフトウェア無線の技術を使用し日本ISDB-T規格のワンセグ受信機のアーキテクチャを提案し,PC上で動作性能を考察している。入カデータはAD変換後のベースバンドOFDM信号を想定しており,復調時にはフィードバック処理により周波数誤差の補正を行う。パイロット信号からチャネル推定を行ない,時間軸線形補間,周波数軸補間の2種類の等化も実装している.
著者
大隅 萬里子
出版者
帝京科学大学
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
1999

酵母の自食作用というダイナミックな膜動態システムには多くのAPG遺伝子産物が関与している。本研究はまだクローニングされていないAPG2とAPG15遺伝子を酵母の染色体バンクから単離し、解析することを目的とした。しかしこの研究開始直後に研究協力を行っている細胞内エネルギー変換研究室(基生研)で、APG2遺伝子をクローニングし解析をすすめた。そこでAPG15遺伝子に焦点を絞り、この変異株の胞子形成能の回復を指標としてクローニングし、第十三番染色体のYMR159CというORFがAPG15であることを明らかにしたが、このORFはすでに水島等によってAPG12をベイトとしたTwo-Hybrid法により取られたAPG16として報告されていた。apg16遺伝子破壊株がapg15変異株を相補したという結果から16番目のAPG遺伝子と命名されたが、この矛盾した結果を再検討するために、apg15-1変異株のシークエンス、および相補性の再確認実験を行った。YMR159cを含む約1、500塩基のシークエンスによりapg15-1変異はAPG16に生じたオパール変異であることが明らかになった。しかしapg16遺伝子破壊株とapg15-1変異株の二倍体はPMSF存在下で液胞にオートファジックボデイを蓄積し、成熟型アミノペプチダーセIを生成し、自食作用の回復を示した。二倍体を胞子形成させ四分子解析を行ったところ、そのApg+:Apg-の分離比はメンデル遺伝で説明出来ないことが明らかとなった。その後の解析からapg16遺伝子破壊株/apg15変異株の二倍体が示すApg+の表現型はapg16遺伝子破壊株を作成した酵母株の細胞質性のサプレッサーによるものであることが明らかとなった。さらにapg15-1は既知のオムニポテントサプレッサーによっても抑制される特異な変異であった。現在このサプレッサーの性状、遺伝的挙動などを解析しており、apg15-1変異株が効率よく相補される現象を解析している。
出版者
Tokyo Geographical Society
雑誌
地学雑誌 (ISSN:0022135X)
巻号頁・発行日
vol.41, no.2, pp.122a-123, 1929

2 0 0 0 市場調査

著者
深見義一 [ほか] 編
出版者
有斐閣
巻号頁・発行日
1967
著者
宮川 修 渡辺 孝一 大川 成剛 中野 周二 塩川 延洋 小林 正義 田村 久司
出版者
一般社団法人日本歯科理工学会
雑誌
歯科材料・器械. Special issue, 日本歯科理工学会学術講演会講演集 (ISSN:02865858)
巻号頁・発行日
vol.7, no.11, pp.187-188, 1988-03-31

砥粒の種類、粒度、および結合度を変えた各種のビトリファイドホィールを試作し、一定重で研削する天秤型の装置を用いてホイールの回転数24, 000rpmで1時間の連続乾式研削を行い、通法により鋳造した13%Cr-Ni合金に対する研削性能とその持続性を調べた。Ni合金の研削にアルミナホィールは不向きであるが、カーボランダムホィールの場合、ある程度の損耗は度外視して比較的大きな力で研削するならば、かなり良好な性能を発揮するホィールを得ることができた。この場合、被削材にホィールを単に押しつけるのではなく、被削材とホィールの間に相対的な動き(被削材の送り)を与えることが重要である。
著者
楊 海英
出版者
静岡大学
雑誌
人文論集 (ISSN:02872013)
巻号頁・発行日
vol.55, no.1, pp.33-180, 2004-07-31

保安族与東郷族是以阿爾泰語族蒙古語系為母語的少数民族,二者均分布在今中国西部甘粛省臨夏回族自治州境内。他們認為本民族的祖先是在大元帝国時期従中亜細亜来到東方的穆斯林。保安族与東郷族在中国西北地区穆斯林社会中占有相当重要的位置。在歴史上,這両個民族出身的人物創立了不少門宦(神秘主義教団),且在近代又創建了"新教"伊赫瓦尼。本文是実地考察報告。在調査過程中特別対保安族及東郷族社会中的門宦組織的形成与近現代歴史的関係進行了重点了解,尤其強調了本民族自身的観点。対社会主義制度成立以後民族意識観念的変化,倣出了概略性的描述,為今後的研究提供了一個方向。
著者
宮川 修 渡辺 孝一 大川 成剛 中野 周二 塩川 延洋 佐々木 俊道 田村 久司
出版者
一般社団法人日本歯科理工学会
雑誌
歯科材料・器械. Special issue, 日本歯科理工学会学術講演会講演集 (ISSN:02865858)
巻号頁・発行日
vol.4, no.5, pp.79-80, 1985-04-01

Ni-CrやCo-Crなどの非貴金属系合金の研削の困難さは以前からよく知られている。とくに、鋳造用Ni-Cr合金が保険に採用されたことから、この種の合金の研削能率の向上を急ぎはかる必要にせまられている。よって本研究は、難削性合金の研削に適した工具とその研削条件を検討することを目的とする。今回はまず、研削能率を評価するために試作した試験装置について述べるとともに、市販のビトリファイド系アルミナホィール2種とCBN電着ホィールについて試験した結果を報告する。