著者
戸田 俊文 益子 典文 川上 綾子 宮田 敏郎
出版者
日本教育工学会
雑誌
日本教育工学会論文誌 (ISSN:13498290)
巻号頁・発行日
vol.33, no.2, pp.171-183, 2009
被引用文献数
1

現職の教員研修のねらいの一つは,研修の成果を日常の教育活動の改善に活かすことにある.そのためには,研修と実践を一定期間,継続的に実施することが有効である.しかし,通常の研修形態は,学習者が物理的に研修の場へ移動する集合研修が中心のため,研修後の教育実践の改善は個々の学習者に委ねられている.そこで,本研究では,遠隔研修の特性を活かし,学習者が具体的な教育改善の構想から実践を完了するまでの期間,継続的に学習者自身が研修と実践を行き来し,インストラクタや他の学習者と相互に関わり合いながら研修課題の解決を図っていく遠隔研修コースを,研修課題構成,インタラクション,研修のマネジメントの3つの要件を枠組みとして設計開発し,教育センターの研修において2年にわたる実践研究を行った.その結果,3つの要件について肯定的な結果が得られるとともに,効果的な運用のための条件として,研修課題構成においては,学習者すべての教育活動に共通するような一般性とともに個々の学習者が実践可能な課題であること,研修マネジメントでは,理論理解の局面においてはインストラクタと,実践化の局面では学習者間のインタラクションの活性化を目指すとともに,掲示板におけるインフォーマルな会話が共同体意識の醸成に有効であることが示唆された.
著者
喜多川 権士 上村 佳奈 齊藤 哲 内田 孝紀 水永 博己
出版者
森林立地学会
雑誌
森林立地 (ISSN:03888673)
巻号頁・発行日
vol.52, no.2, pp.57-66, 2010-12-25

台風0918号は静岡大学上阿多古演習林内の67年生ヒノキ林に,根返りの風害を引き起こした。この林では風害発生以前に,風害リスク評価モデルの構築を目的として風速計の設置と立木引き倒し試験を行っていた。台風0918号による風害イベントにより,1)風害リスクの高い個体の樹木属性を観察とメカニズムモデルの両面から明らかにすること,2)風害を引き起こした実際の風況を記録すること,3)既存の風害リスク評価モデルの妥当性の検証,が可能になった。樹冠面積と胸高直径の比は個体耐風性を示す重要な指標として認められたが,形状比,幹サイズ因子は個体レベルの風害リスクには関係なかった。林冠のすぐ上で風速勾配の著しい増加がみられるなど,風速プロファイルの大きな変化が上空風速(林冠上10mの位置)が7ms^<-1>を超えた時に起きた。GALESを利用して計算した風害被害木の限界風速は,実測最大平均風速の約3倍だった。強風時の風速垂直プロファイルとモデルで仮定した風速プロファイルには大きな乖離があった。これらの結果は,強風時において風害リスク評価モデルに既存の対数則を適用することの問題点を指摘している。しかしながらモデルによって評価された個体の脆弱性は,観察によって明らかになった被害木の属性の傾向と一致した。これらの結果は,GALESの妥当性が樹木属性における相対的風害リスクの評価に留まることを示している。
著者
Abudurousuli Julaiti 野瀬 清喜
出版者
埼玉大学教育学部
雑誌
埼玉大学紀要 教育学部 (ISSN:18815146)
巻号頁・発行日
vol.57, no.2, pp.17-26, 2008

This study is aimed at suggesting adoption of practical ideas from Japanese Judo into the rules of the Uighur wrestling born in Xinjiang Uighur Autonomous Region, from the viewpoint of appreciating original value of Japanese judo created by Jigoro Kano. This study should reach the final goal of development of Uighur wrestling as a sport, which should be identified with the Uighur race. The followings are the rules made based on the research to 800 Uighur and 600 Uighur wrestlers.
著者
Takayuki Inami Yasuo Kawakami
出版者
一般社団法人日本体力医学会
雑誌
The Journal of Physical Fitness and Sports Medicine (ISSN:21868131)
巻号頁・発行日
vol.5, no.4, pp.313-317, 2016-09-25 (Released:2016-10-03)
参考文献数
46
被引用文献数
23

Assessing muscle mechanical properties such as hardness and stiffness has important clinical implications. The use of ultrasound elastography to assess individual muscle hardness or stiffness has been increasing in recent years. Several different ultrasound elastography methods are currently in use, including strain elastography and shear wave elastography, which are capable of capturing the distribution of hardness and stiffness within individual muscles. In the present review, we outline some of the current basic and clinical applications of strain elastography and shear wave elastography, and illustrate how such ultrasound elastography technologies may further advance understanding of individual muscle mechanical properties as well as muscle functions.
著者
田中 泰彦
出版者
一般社団法人 ターボ機械協会
雑誌
ターボ機械 (ISSN:03858839)
巻号頁・発行日
vol.25, no.5, pp.250-261, 1997-05-10 (Released:2011-07-11)
参考文献数
48
著者
渡辺 俊 中村 良三 渡辺 仁史
出版者
一般社団法人日本建築学会
雑誌
日本建築学会計画系論文報告集 (ISSN:09108017)
巻号頁・発行日
no.403, pp.97-104, 1989-09-30

The paper describes methods of estimating traffic planning for sightseeing, and sample study at Kanazawa city. In order to do the estimation two models are proposed. One is the mathematical model to find out the proper scale of the parking lot in the city area, using time series quantity data of traffic cars. The proper scale is defined by the maximum number of the time series sums of general traffic cars and sightseeing ones and capacity of crossings on the accessing routes to the city area. The other is the computer simulation model to forecast traffic jams. Fundamental framework of this is based on the Object-Oriented Event-Driven Simulation. In this model, in addition to deal with general traffic cars and sightseeing one individually, they are represented in the independent object. And it is characteristic of the model to use space network data directory instead of the block diagram like GPSS and make it possible to cope with changes of traffic planning automatically.
著者
Lorenzo Paulo Goto Munehiro Catto Arthur J.
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
IEICE transactions on information and systems (ISSN:09168532)
巻号頁・発行日
vol.78, no.4, pp.345-354, 1995-04-25

The Manchester Dataflow Machine (MDFM) works with tasks of size equal to one single instruction. This fine granularity aims at exploring all parallelism at the instruction level. However, this project decision increases the instruction communication cost, which ends up to jam the interconnection network and reduces the system performance. One way to skirt this problem is to adopt variable size tasks instead of working with such small task size. In this paper, in order to study whether or not the usage of such variable size tasks in the MDFM architecture contributes to the improvement of the performance, some simulations by toy programs take place. In the simulation, variable size tasks are realized by packing the sequential instruction stretches into one task. To manage this packing, the Sequential Block (SB) technique is developed. The simulation of those packed and unpacked programs give an outline of advantages and disadvantages of working with variable size tasks, and how the SB technique should be implemented in the system.
著者
Farrow Trevor C. W. 四ツ谷 有喜
出版者
新潟大学
雑誌
法政理論 (ISSN:02861577)
巻号頁・発行日
vol.38, no.2, pp.144-185, 2005-11-30

著者であるTrevor C.W. Farrow氏は、国際私法及び国際民事訴訟法を主たる専門とする傍ら、アルバータ大学助教授として民事訴訟法、法曹倫理、紛争処理論等を担当し、これらの科目に関する教授方法に関する研究も行っている。Farrow氏は、科研費研究プログラムの一環として新潟大学において行われた研究会の報告者として来日し、かつ日弁連司法改革調査室及び同法科大学院センターにおいて講演を行った。本稿は、新潟大学での研究会及び日弁連における講演の際に主として質問された事項、すなわち(1)カナダのロースクール制度(2)カナダの司法試験制度(3)カナダにおける法曹倫理教育(4)カナダにおける弁護技術教育(5)カナダにおける紛争処理論教育(6)カナダのロースクールにおける臨床法学教育の6点について研究会及び講演会での発言を補完するものである。周知のとおりアメリカにおける法曹養成制度とは異なりカナダにおける法曹養成制度はロースクールと並存する形で修習が行われているが、この修習の実施形態とくに授業形式を主体とするBar Admission Courseについては現在カナダのいくつかの州で改革が行われており、本稿においてはこの改革の背景及び改革後の実施形態にもふれつつ議論が進められている。さらに、法曹養成に関するカナダにおけるロースクールと修習の役割分担、特にロースクールにおいて理論教育が重視されていることと臨床法学教育との関係などについても論じられている点は日本で法学教育を行うものとして興味深い。本稿は主としてカナダにおける法曹養成のための教育方法をモデルとして日本への示唆を行うものであるが、Farrow氏は現在、カナダ全州、アメリカ、オーストラリア及びニュージーランドにおける紛争処理論に関する教育方法について調査・研究を行っており、本稿の内容は必ずしも示唆を得る対象をカナダに限定せず、法曹養成教育の国際化あるいは法の国際化と法曹養成教育との関係をも視野に入れつつ議論するものである。また、Farrow氏はカナダ型を模倣することが日本の新たな法曹養成制度にとって有意義だと述べるのではなく、「カナダにおける法学教育及び実務家養成の方法論に関する長所と短所に関して何らかの見識を」日本で法曹養成教育にたずさわる研究者及び実務家に対して与えられるであろうとの視点から本稿を執筆している。2004年にスタートした日本型ロースクール及びそこで行われるべき教育及び教授方法の開発にとって示唆に富む内容であることから、ここに紹介する。
著者
林崎 涼 鈴木 毅彦
出版者
The Association of Japanese Geographers
雑誌
日本地理学会発表要旨集
巻号頁・発行日
pp.100171, 2015 (Released:2015-04-13)

長石を用いた新たな光ルミネッセンス(OSL)年代測定法として, post-IR IRSL(pIRIR)年代測定法 (Thomsen et al. 2008) が近年確立された.pIRIR 年代測定法では,それまでの長石を用いた OSL 年代測定の際の Fading という問題が解決され,過去数十万年間の堆積年代を見積もることが可能となった(Thiel et al. 2011 など).しかし,pIRIR 年代測定法では正確な堆積年代を見積もるためには,長時間(数ヶ月)太陽光へ露光し,ブリーチしていることが必要である(Buylaert et al. 2012).そのため,一般に露光しにくい河成堆積物の堆積年代を求めるのに,pIRIR 年代測定法は不向きだと考えられる.しかしながら,時間指標となるテフラなどに覆われていない中期更新世の河成堆積物の堆積年代を求めることは難しく,pIRIR 年代測定法を試みる価値は大きい.本研究では,立川市/武蔵村山市の榎トレンチにおいて,まず年代の明らかな立川面の段丘構成層を対象として,pIRIR 年代測定法により河成堆積物の堆積年代を見積もることが可能か検討した.次に,榎トレンチ底から採掘されたボーリング試料(TC-12-1 コア)から,青梅砂礫層に相当すると考えられる埋没礫層の堆積年代をpIRIR 年代測定法により推定した.トレンチ壁において立川面の段丘構成層中の砂層に塩ビパイプを挿入し,太陽光への露光を防いで試料を採取した.ボーリング試料は暗室において半割し,礫層中に挟まる砂層において,太陽光へ露光していないと考えられるパイプの中央部分から試料を採取した.暗室において,OSL 強度が減衰しにくいとされるオレンジ光源下で試料処理を行い,180〜125μm のカリ長石を抽出した.抽出したカリ長石は,ディスク上へ直径 2 mm の円盤状に接着し,東京大学工学部所有のデンマーク Risø 研究所製 TL / OSL-DA-20 自動測定装置を用いて OSL 測定を行った.pIRIR 年代測定は Theil et al.(2011)と同じ測定手順を用いた.河成堆積物は,運搬・堆積過程において露光が不十分であると考えられる. そこで,pIRIR 年代測定によって求められた各ディスク試料の等価線量から,最もよく露光していたディスク試料を抽出することができると考えられる,Minimum age model(MAM: Galbraith et al. 1999)を適用し,堆積物の等価線量を見積もった.得られた等価線量を試料採取箇所の年間線量で除することにより,扇状地礫層の OSL 年代を求めた.榎トレンチは立川Ⅱ面(山崎1978)に位置しており,段丘構成層の堆積年代はAT (30 ka)降灰以降で,UG(15〜16  ka)降灰以前だと考えられている.pIRIR 年代測定法の結果に,MAM を適用した段丘構成層最上部(OSL-5)の OSL 年代は,22.7 ± 2.4 ka となり,先行研究の年代と矛盾しない.OSL-5 から約 3 mほど下位のOSL-3 において MAM を適用した OSL 年代は30.3 ± 3.1 ka で,立川Ⅰ・Ⅱ面のどちらの段丘構成層とも解釈できる. MAM を適用して見積もられた OSL 年代は,先行研究の堆積年代と整合的であり,運搬・堆積過程で充分に太陽光に露光し,ブリーチしていた鉱物粒子を抽出することができたといえる.以上のことから,pIRIR 測定法の結果に MAM を適用することで,段丘構成層の真の堆積年代を見積もることができる可能性があるといえる.武蔵野台地西部では,古くから段丘構成層の下位に厚い礫層が埋没していることが知られている(寿円 1966 など).これは青梅砂礫層と呼ばれ,堆積開始年代の解釈には下末吉面形成以前(角田 1999 など)と以降(高木 1990;貝塚ほか 2000 など)があるが,正確な堆積年代は明らかでない.pIRIR 年代測定法の結果に,MAM を適用したボーリング試料上部(3.62-3.66 m)の OSL 年代は,65.4 ± 8.2 ka で,武蔵野礫層に相当すると考えられる.ボーリング試料の下部(17.25-17.30 m)では,MAM を適用して 235.7 ± 25.7 ka という MIS7-8 頃の OSL 年代が得られた.本研究の結果から,青梅砂礫層は少なくとも 2 つの堆積時期に分けられる可能性があることが分かった.高木(1990)では,青梅砂礫層中から Hk-TP と考えられるテフラを見出しており,これはボーリング試料の上部で求められた堆積年代と一致する.植木・酒井(2007)では,青梅砂礫層はMIS 6 以前の間氷期に形成された谷を埋積した地層の集合だと考えているが,ボーリング試料の下部の OSL 年代は矛盾していない.
出版者
大空社
巻号頁・発行日
1996

2 0 0 0 左伝民俗考

著者
江頭廣著
出版者
二松學舎大學出版部
巻号頁・発行日
1987
著者
石川 勝博
出版者
国際基督教大学
雑誌
国際基督教大学学報. I-A, 教育研究 (ISSN:04523318)
巻号頁・発行日
vol.50, pp.11-20, 2008-03

本稿の目的は,大学生のケータイ・メールによるコミュニケーションでの相手との親密度(親しい友人,それほど親しくない友人,メル友)と自己開示との関連を探索的に明らかにすることであった,その検討のために,茨城県と埼玉県の大学生548名を対象とした調査を2004年1月と2月に実施した.そのうち,542名が分析対象者となり,「メル友がいる」回答した者は106名であった.彼らについて,親しい友人,それほど親しくない友人,メル友それぞれに対する自己開示的なコミュニケーションを一元配置分散分析によって,探索的に明らかした.今回の調査は,基礎的なものと位置づけられ,今後も検討を進めることが必要である.
著者
西村 京太郎
出版者
Kadokawa
雑誌
本の旅人 = Travelers of the books
巻号頁・発行日
vol.22, no.4, pp.92-107, 2016-04
著者
豊口 禎子 仲川 義人
出版者
公益社団法人 日本薬理学会
雑誌
日本薬理学雑誌 (ISSN:00155691)
巻号頁・発行日
vol.107, no.5, pp.225-235, 1996 (Released:2007-02-06)
参考文献数
35
被引用文献数
8 12

MRSA感染症治療薬である塩酸バンコマイシン(VCM)は,グラム陽性菌に効果を有する抗生物質である.臨床においては,MRSAとともに緑膿菌等のグラム陰性菌に感染している混合感染発症患者も多い.また,MRSAに対する抗菌活性増強を目的に,他の抗生物質を併用することも行われている.一方,VCMは有害作用として,重篤な腎障害を有しており,他剤との併用により腎障害の増悪が懸念される.そこで,家兎を用い,臨床において併用する可能性のある抗生物質を併用したときの腎障害への影響とVCMの薬物動態学的相互作用を検討した.家兎にVCM300mg/kg静注時に血清クレアチニン,BUN,組織学的変化等の腎障害がみられたが,イミペネムーシラスタチンナトリウム(IPM-CS),フロモキセフナトリウム(FMOX),ホスホマイシンナトリウム(FOM)併用により,明らかに腎障害が軽減された.また,セフタジジム(CAZ),セブピミゾールナトリウム(CPIZ),セフォペラゾンナトリウム(CPZ)併用時には有意な腎障害抑制作用はみられなかった.VCM体内動態に関しても,VCM単独投与時に比べ,IPM-CS,FMOX,FOM併用時に明らかにVCMクリアランスの増加がみられ,CPIZ併用時には有意な減少がみられた.腎組織中VCM濃度においても,VCM単独投与時に比べ,IPM・CS,FMOX,FOM併用時に有意な減少がみられ,これら併用薬による腎細胞への取り込み抑制が示唆された.
著者
豊口 禎子 仲川 義人 渡辺 皓
出版者
公益社団法人 日本薬理学会
雑誌
日本薬理学雑誌 (ISSN:00155691)
巻号頁・発行日
vol.107, no.2, pp.53-66, 1996 (Released:2007-02-06)
参考文献数
36
被引用文献数
3 3

MRSA感染症治療薬である塩酸バンコマイシン(VCM)の腎における薬物相互作用を検討した.VCMはグラム陽性菌に抗菌作用を有し,混合感染発症患者ではグラム陰性菌にも有効な抗生物質,特にイミペネム(IPM)―シラスタチンナトリウム(CS)合剤などと併用されることがある.VCM,IPMは腎障害を惹起する作用を有しているが,CSはIPMの腎障害を抑制する作用を有することから,IPMに配合されている.そこで,これら3つの薬物の腎における相互作用を明らかにすべく,家兎を用い,VCMの腎障害,体内動態をIPM-CS併用時,CS併用時と比較検討した.家兎にVCM300mg/kg静注時に血清クレアチニン,BUN,組織学的変化等の明らかな腎障害がみられたが,CS300mg/kg併用時,IPM300mg/kg-CS300mg/kg併用時,IPM150mg/kg-CS150mg/kg併用時には臨床検査値の異常はみられず,組織学的にも変化はほとんど認められなかった.また,VCM体内動態に関しても,VCM単独投与時に比べ,CS併用時またはIPM―CS併用時には明らかにVCMクリアランスの増加がみられ,尿中VCM排泄率も増加した.さらに,家兎腎皮質スライス取り込み実験を行ったところ,VCMが能動的に腎皮質に取り込まれることが示唆された.また,CSの併用により腎皮質スライスへのVCMの取り込み抑制効果傾向がみられ,CS併用時の腎障害抑制効果には,CSによるVCMの腎細胞への取り込み抑制作用が関与している可能性が考えられた.
出版者
日経BP社
雑誌
日経コミュニケ-ション (ISSN:09107215)
巻号頁・発行日
no.344, pp.134-139, 2001-06-18

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