著者
高宮 彰紘 田澤 雄基 工藤 弘毅 岸本 泰士郎
出版者
医学書院
巻号頁・発行日
pp.15-23, 2019-01-01

精神科診断は主に患者の訴える症状をもとに行われており,脳画像などの生物学的な検査は診断補助ではなく器質性疾患の除外目的で行われることが多い。近年は主に機械学習といった人工知能技術を脳画像検査に応用し,精神疾患の診断や治療反応に用いるための研究が行われている。人工知能技術は,個別の症例の診断補助となり得るうえ,精神疾患の病態解明に寄与する可能性がある。
著者
伊原 研一郎 岡田 宗正 松永 尚文
出版者
メジカルビュー社
巻号頁・発行日
pp.294-295, 2017-03-26

1.いずれも単純CTで大動脈壁内が三日月状の高吸収域として認められるサイン2.high–attenuatingcrescentsignは腹部大動脈瘤の切迫破裂を示唆し,high–attenuatingcrescentsignは急性期の偽腔閉塞型大動脈解離を示唆するサイン3.画像所見では,石灰化した内膜が内方へ偏位している場合,大動脈解離と診断でき,hyperdensecrescentsignは,偽腔が頭尾方向に連続して認められるため,両者の鑑別は可能となりうる
著者
樋口 秀行 稲垣 友紀子 平手 博之 高須 宏江 大越 有一 大日方 洋文 太尾田 正彦
出版者
メディカル・サイエンス・インターナショナル
巻号頁・発行日
pp.1-20, 2021-01-01

定例の手術もかなりはけて,少しまったりした雰囲気になっていた夕方の麻酔科控え室。そこに,緊急手術申し込みの連絡が入った。SARS-CoV-2肺炎による呼吸不全により人工呼吸管理を行っていたが,1日前に抜管した。本日,不穏状態になり,ベッド柵を乗り越え,落下し上腕骨を骨折した。開放創があるため緊急手術をしたいという内容であった。2日前のPCR検査ではいまだ陽性が持続しているとのことである。 日本麻酔科学会の指針では,区域麻酔で施行できる症例は極力,全身麻酔を避けるとあるが,最近,腕神経叢ブロックのみで外科手術を施行した経験もないし,斜角筋間アプローチによる横隔神経麻痺は困る。当院には陰圧手術室が存在しないし,個人防護具(PPE)の着脱を完璧にこなせる自信もない。どうしよう? あれこれ考えるが答えが出ない。 手術部位や施設,手術室の環境により,麻酔管理のアプローチは複数あると思われるが,おのおのが置かれた状況下で最善の麻酔管理方法について誌上で議論してみたい。
著者
谷川 直
出版者
医学書院
巻号頁・発行日
pp.455-459, 1990-05-01

サマリー 頸動脈波,頸静脈波などの脈波は記録が容易であり,装置の手軽さなどから臨床的には十分に有用である.本稿では,この二つの脈波の記録法,波形の解釈と臨床的意義について述べる.頸動脈波は左心系の情報を表しており,大動脈弁狭窄症,特発性大動脈弁下狭窄症,心機能障害などの変化がわかり,また頸静脈波は右心系の変化についての把握が可能で,右房圧の上昇,右室の拡張期充満の状態の推測が可能である.
著者
伊関 友伸
出版者
医学書院
巻号頁・発行日
pp.502-507, 2020-07-01

●新型コロナウイルス感染症(以下,COVID-19)の蔓延は,国が進めてきたこれまでの医療政策に対して大きな変更を迫る.●COVID-19の蔓延に対して,感染症指定医療機関が十分に配置できていない.●これまでの地域医療計画において,新興感染症への対応はほとんど考慮されていない.●感染症専門医の数や医師の集約化のメリットを考えれば,都市部の自治体・公的病院を統合・再編して機能向上を図る必要がある.
著者
川下 芳雄 小林 弘典 大賀 健市 大盛 航 板垣 圭 藤田 洋輔 竹林 実
出版者
医学書院
巻号頁・発行日
pp.837-845, 2016-10-15

抄録 視覚障害者に鮮明な幻視を呈する病態はシャルル・ボネ症候群(Charles Bonnet Syndrome;CBS)というが,近年,難聴の高齢者の一部に音楽性幻聴が出現するCBSの聴覚型が聴覚性CBS(auditory CBS;aCBS)と呼ばれている。高齢女性の難聴者に音楽性および要素性幻聴が生じ,aCBSが疑われ,非定型抗精神病薬は無効で,carbamazepineを含む抗てんかん薬が有効であった2例を経験した。1例目は,軽度認知機能障害をベースにaCBSが生じ,精神運動興奮,被害念慮を伴い,脳波異常はなかった。2例目は,被害妄想を伴い,脳波異常を有していた。2例とも脳萎縮,右側頭葉の血流増加の所見を共通して有しており,解放性幻覚仮説と呼ばれる脳の脆弱性や機能変化がaCBSの病態に関連する可能性が考えられた。
著者
高橋 裕
出版者
日本メディカルセンター
巻号頁・発行日
pp.89-94, 2019-04-01

成長ホルモン/インスリン様成長因子Ⅰ(GH/IGF-Ⅰ)は骨の成長だけではなく,生涯にわたって骨密度,骨質の維持,骨折予防に重要な働きをしている.GH/IGF-Ⅰは分泌低下だけではなく,過剰でも悪影響が生じる.分泌過少の成人GH 分泌不全症,過剰の先端巨大症を早期に診断評価し,合併症も含めた適切な治療が重要である.
著者
安井 敬三 長谷川 康博
出版者
三輪書店
巻号頁・発行日
pp.606-611, 2015-07-25

はじめに 四肢にしびれ感を自覚する日本人は加齢とともに増加し,国民生活基礎調査では本邦の50歳代の約3.8〜4.6%10),救急外来受診患者では7.9%にみられる11).しびれ感のほかに麻痺があれば脳卒中を疑い,強い痛みがある場合は脊髄疾患を疑うことは比較的容易である.主訴がおよそしびれ感単独で外傷なく1カ月以内の発症である症例を抽出すると,そのうち短期間で症状が悪化し得る疾患と判明した症例は13.2%含まれ,内訳は脳血管障害80.7%,頸椎症と頸椎ヘルニア7.0%,その他の脊髄疾患5.3%であった11). 頸椎症と脳血管障害は中高年に発症するありふれた疾患で,しびれ感の鑑別として重要である.頸椎症は神経根症と脊髄症に分類され,前者は頸部痛を伴って障害高位に従った知覚障害と脱力がみられる.後者は上肢のしびれ感で始まり,長経路徴候として下肢に異常がみられる.一方,脳血管障害は片側上下肢に同時に広がるしびれ感や麻痺が突然起きるのが通常で,鑑別は容易であることが多い.しかし,脳血管障害には,頸部痛を伴って軽微な神経症状を呈する延髄梗塞や,しびれ感や脱力が限局した部位にのみ現れて頸椎症を思わせるcheiro-oral-pedal症候群,precentral knob梗塞があり,ときに鑑別が必要となる.脊椎画像で障害高位が存在しても,神経症状と障害髄節の神経徴候とが合致しない場合は,頭蓋内疾患を疑う必要がある. 本稿では,特に頸椎症と鑑別を要する感覚障害を呈した代表的頭蓋内疾患(脳血管障害)の3型を提示し,解説する.
著者
山口 晃史 島村 忠勝
出版者
医学書院
巻号頁・発行日
pp.173-178, 2001-02-15

はじめに 重症感染症ならびに慢性化した感染症に対し抗生剤の多剤連用を強いられる場面に遭遇することはしばしば経験するものである.多くの場合,耐性菌に対する医師の意識の向上により十分なモニタリングのもとに適切な抗生剤の選択,投与,中止が行われているが,一部では不適切な選択,無計画な投与期間によって薬剤耐性菌が出現し病棟内に蔓延している場合も少なくない.薬剤耐性菌の存在が治療を困難にしているのは,呼吸器感染症においても例外ではなく,特にメチシリン耐性黄色ブドウ球菌(methicillin resistant Staphylp—coccus aureus:MRSA),ペニシリン耐性肺炎球菌(penicillin resistant Streptococcus pneumoniae:PRSP)や薬剤抵抗性緑膿菌(Pseudomonasaeruginosa)による感染症は難治性となる場合が多い. 最近話題の植物由来生体機能物質であるフラボノイドの一種である茶カテキンが,これらの薬剤耐性菌をも殺菌することが明らかにされている.われわれは,このカテキンの殺菌活性を臨床応用し,MRSA呼吸器感染症に対し除菌を目的としてのカテキン吸入療法を提唱している1).本稿では,カテキンの抗菌活性とそのメカニズムならびに,難治性呼吸器感染症であるMRSA呼吸器感染症に対するカテキン吸入療法の実際とその可能性について述べてみたい.
著者
茂木 千聡 橋本 大 藤原 肇
出版者
医学書院
巻号頁・発行日
pp.87-92, 2021-01-20

はじめに 鼻出血は,耳鼻咽喉科の日常診療や救急現場でよく遭遇する一般的な疾患の1つだが,出血部位の同定が難しい場合や出血部位によっては,しばしば止血に難渋し,入院対応や止血手術が必要となる。当科では過去に,2009〜2013年の5年間の鼻出血489例の臨床的検討1)を行った。今回われわれはさらにその後2014〜2018年の5年間の鼻出血症例の臨床経過をまとめ,鼻出血のリスク因子,特に難治例(入院例・再出血例・手術例)の傾向を検討したので報告する。
著者
鈴木亮
出版者
医薬ジャーナル社
巻号頁・発行日
pp.81-85, 2019-01-01

インスリンは,インスリン様成長因子(IGF)と同様に,細胞増殖作用を持つ。2004年の後ろ向きコホート研究で,インスリン治療を受けている2型糖尿病患者の結腸直腸がんの発症リスクは有意に高く,また年数が長いほどリスクは上昇していた。2009年には,欧州糖尿病学会誌Diabetologiaに4本の論文が同時掲載され,インスリングラルギン長期使用時の発がん性の懸念が大きく注目された。現在もインスリン製剤とがんの関連性に結論は出ておらず,継続的に検討が行われている。2016年のグラルギンに関する系統的レビューでは,観察期間の短さや時間関連バイアスなど,方法論的な限界が指摘されると同時に,特に乳がんリスクについては不確実さが残るとしている。
著者
塩塚 潤二
出版者
メディカル・サイエンス・インターナショナル
巻号頁・発行日
pp.263-274, 2012-04-01

かつて循環器内科医だった頃,術後の心房細動の相談を受けると,忙しかったこととまったくの不勉強だったこともあり,「なぜこんな命にかかわらないような些細なことでいちいち呼ばれなければいけないのだろう」とイライラしていた。当時から集中治療には興味があったが,術後心房細動に関する認識はこの程度であった。その後,集中治療に専従するようになってこの分野の奥の深さに驚かされた。
著者
大原 玲子
出版者
金原出版
巻号頁・発行日
pp.599-604, 2019-06-01

いわゆる先進国では,分娩時に何らかの麻酔を使用する方法が選択肢の1つとして一般的になっている。その歴史は長く,現在に至るまで事象の考察や研究,そして危機管理が進んでおり,安全な医療を提供できるシステムやマンパワーを備えている。日本は先進国のなかで妊産婦死亡率の低さは世界のトップクラスを誇るが,無痛分娩は一般的ではなかった。しかしながら,2010年代より無痛分娩は増加傾向にあり,改めてその安全性を確認し今後の成長につなげるために2018(平成30)年3月には厚生労働科学特別研究班から安全管理体制の構築についての提言が公表された。日本でも今後は産婦の意向を尊重できるよう,安全な無痛分娩を提供できるような医療体制の見直しが期待されている。
著者
露木 茂
出版者
医学書院
巻号頁・発行日
pp.270-275, 2018-07-15

タキサン系薬剤による末梢神経障害を抑制する圧迫療法 我々は、手術手袋を90分装着するだけでタキサン系薬剤による末梢神経障害の発現を非装着時と比較して28%に抑制する方法を考案した。本圧迫療法は、手術手袋の圧迫により指先の微小血流が減少する作用を利用して、末梢神経への抗がん薬の曝露を抑制する新しい予防方法である。手術手袋さえあれば、どの施設でも簡単に実践できる末梢神経障害予防方法と考える。その原理と臨床試験の結果に基づく予防効果、今後の課題について述べたい。
著者
高久 史麿
出版者
医学書院
巻号頁・発行日
pp.19-25, 1980-01-15

TdTはオリゴ・ポリデオキシヌクレオチドをプライマー(primer)として,その3'OH末端にポリデオキシリボヌクレオチド三リン酸からのデオキシリボヌクレオチジル残基の付加を行う特殊なDNAポリメラーゼで,その測定にはpoly dAをプライマーとして3H-dGTPの取り込みでもって測定する生化学的な方法と,TdTに対する抗体を作製して間接螢光抗体法によって個々の細胞中のTdT活性を測定する免疫学的な方法とがある.TdT活性はかつてはT細胞のマーカーとされていたが,ほとんどすべての急性リンパ性白血病及び,約1/3の慢性骨髄性白血病急性転化例の芽球中にTdT活性が証明されること,TdT活性陽性の症例がビンクリスチン・プレドニゾロン(V-P)療法によく反応することなどが判明し,この酵素の病態生理学的ならびに臨床的意義がにわかに注目されるようになった. 現在TdT活性の生化学的な測定が幾つかの施設においてなされており,また螢光抗体法による測定も一般化しつつあるが,特に後者の螢光抗体法による個々の白血病芽球のTdT活性の測定は,今後日常の臨床検査として広く行われるようになるのではないかと期待される.
著者
向 文緒 美和 千尋 鈴木 國文
出版者
日本作業療法士協会
巻号頁・発行日
pp.537-544, 2003-12-15

要旨:精神科作業療法の課題を明らかにすることを目的に,愛知県内の精神科作業療法に従事する作業療法士の問題意識と作業療法の実態について調査を行った.調査票回収後,問題意識のカテゴリ化を行い群分けをして,作業療法の実態比較を行った.治療性より収益性が求められることを問題にあげる施設とあげない施設の作業療法士一人あたりの取り扱い患者数に有意差は認められなかった.一方,プログラム構成には有意差が認められた.また,作業療法士が参加しないプログラムを有する率も,問題意識の違いにより異なる傾向がみられた.治療性より収益性が求められるという問題の背景に,プログラムのあり方に関する問題があることが示唆された.
著者
島田 信宏
出版者
医学書院
巻号頁・発行日
pp.68, 1972-03-01

子宮内膜は月経周期とともに,増殖期,排卵期,分泌期と変化していくのを,皆さんはよくご存知でしょう。このような内膜で被われている子宮腔は,乾燥したものではなく,しめった液体で一面がぬれたようになっているのは子宮の内視鏡,ヒステロスコープなどで分っていたのですが,一体どんな液体があって,それが何の役にたっているのか,全く研究されていなかったのです。ところが最近,不妊女性の検査が一段と進歩してきたために,いろいろな観点からみて,子宮内膜にある液体も妊娠と何か関係あるのではないかと考えられるようになり,その検査も行なう必要があるといわれはじめました。 つまり,子宮腔の中にある液体は,子宮内膜からの分泌物や子宮頸管からの分泌物,あるいは卵管,腹腔内の液体も入って来て,みんなが入り交ったものとなっています。このような分泌物の混合体が子宮腔内の貯りゅう液で,これを「uterinemilk」子宮の乳汁(ミルク)というのです。如何にも妊娠との結びつきを想像させるような名前をつけたものですね。
著者
木村 徳宏 向井 萬起男 飯田 俊彦
出版者
医学書院
巻号頁・発行日
pp.380-381, 2007-04-01

はじめに GFAP(glial fibrillary acidic protein,グリア線維酸性蛋白質)は中枢神経系の星状膠細胞などに含まれている中間径フィラメントの構成分子で,分子量約50kDaの蛋白質である.中枢神経系では星状膠細胞のほか上衣細胞,末梢神経系ではシュワン細胞(Schwann cell)などに発現が認められる.腫瘍では神経膠腫などに陽性となる.また唾液腺の多形腺腫では腫瘍性筋上皮細胞にGFAPが染まることが知られており,これは筋上皮細胞の異分化と解釈されている.病理診断の現場では,抗GFAP抗体を用いた免疫染色は主に脳腫瘍の鑑別の際のグリア系マーカーとして使用されることが多いと思われる.ここでは,子宮内膜に生じた病変の診断にGFAP免疫染色が役立った興味深い1例を紹介する.
著者
本間 栄 村松 陽子 杉野 圭史
出版者
医学書院
巻号頁・発行日
pp.359-365, 2010-04-15

はじめに 特発性肺線維症(IPF)増悪例の治療には,これまでステロイド剤が広く使用され,米国胸部学会(ATS)のIPF診療のガイドライン1)では,進行性に悪化するIPFに対してステロイド剤と免疫抑制剤であるシクロフォスファミド,またはアザチオプリンの併用を推奨してきた.しかし,これらの薬剤を併用しても効果は十分とは言えず,血球減少などの副作用で薬剤を中止せざるを得ない症例も少なくない.このため,最近では線維化が顕著となる以前の疾病早期からの治療導入が必要であると考えられるようになっている. グルタチオンはグルタミン,システイン,グリシンの3つのアミノ酸から合成される.IPFの末梢気腔ではグルタチオンが減少し,レドックスバランスの不均衡が生じ,特に進行例において顕著になる(図1~3)2~4).N-アセチルシステイン(NAC)はグルタチオンの前駆物質として抗酸化作用を有するとともに,直接活性酸素のスカベンジャーとして作用し,さらに炎症性サイトカインの産生を抑制することで,抗線維化作用を発揮すると考えられている(図4)5~7). また,最近の基礎実験において,IPFの線維化機序の一つである肺胞上皮細胞における上皮-間葉転換(EMT)がNAC投与により抑制されることが示された.これは,細胞内グルタチオンの補充とTGF-β1に誘導される細胞内活性酸素種産生を抑制する機序が主に関与している8,9).
著者
田中 良明
出版者
南江堂
巻号頁・発行日
pp.47-51, 2021-01-01

Summary▪COVID-19ではさまざまな肺外症状を呈することが報告されている.▪ウイルスが標的の細胞を直接傷害して生じる可能性が高いものから,宿主免疫の影響,さらには血管内皮細胞傷害の結果生じる臓器障害など複数の機序が想定されている.▪肺外症状としては,COVID-19の症状で比較的特異度が高いとされている味覚・嗅覚障害,凍瘡様の皮疹や斑状丘疹に代表される皮膚症状,下痢などの消化器症状,一般的なウイルス感染でみられる頭痛・めまいから意識障害・脳卒中までみられる精神神経症状,心筋障害などの心血管障害,過剰な自然免疫の賦活化によるとされるmulti-system inflammatory syndrome in childrenなどがある.