著者
瀨川 良太郞
雑誌
一髙志林
巻号頁・発行日
no.9, pp.11-19, 1898-10-10
著者
伊牟田 直輝 中村 薫 平田 八郎
出版者
鹿児島大学
雑誌
鹿児島大学水産学部紀要 (ISSN:0453087X)
巻号頁・発行日
vol.43, no.1, pp.p61-67, 1994-12

To examine artificial pellets as a substitute for feed of the larval firefly Luciola picticollis, feeding experiments were conducted with commercial prawn pellets for 190 days. About 100 larvae just after hatching were accommodated into a 5l polyurethane stock tank provided with pebbles, aeration and filtration apparatus, and fed with living snails Semisulcospira libertina. Before beginning of feeding experiments, 20 individuals as the control and 10 individuals as the first experiment were sampled from the stock and transferred into each 1l tank provided with aeration and only a stone as a shelter. They were fed with the snail meat or pellets. After 60 days, two groups of 10 individuals were added to the feeding experiment as the second and third. Mean plus S.D. of the control body length was 17.7±6.5mm in 190 days. That of the first experiment was 4.6±0.7mm in 80 days. That of the second or third experiment was 10.3±3.4mm or 7.4±1.8mm each in 130 days. Means plus S.D. of the body weight at 2, 3, 4, 5, 6, and 7 instars of the control were 3.1±0.1mg, 6.9±0.1mg, 11.6±1.0mg, 44.7±1.4mg, 74.3±17.8mg, and 196.8±74.7mg. Those at 2, 3, 4, and 5 instars of the experimental group were 2.1±0.3mg, 4.2±0.8mg, 6.5±0.5mg, and 19.8±6.2mg. The pellets were able to maintain growth of firefly larvae, though they were not nutritionally excellent. From the binocular observation of larval feeding on pellets, maxillae were found to elongate and function in like manner of a drill.1)カワニナの代替にクルマエビ用の配合餌料を用い,ゲンジボタル幼虫の餌料飼育試験を行なった。 2)カワニナ餌区(対照区)を1つ,配合餌料区(実験区)を3つ設定し,190日間飼育実験した。実験期間中水温は,12°Cから27°Cの範囲で変化した。 3)平均体長±標準偏差は,対照区において190日目で17.7±6.5mm,実験1区は80日目で4.6±0.7mm,実験2区と実験3区は,各130日目で10.3±3.4mmと7.4±1.8mmであり,カワニナの方が配合餌料より早い伸びを示した。しかし生存率は逆に後者の方が良かった。 4)平均体重±標準偏差は各齢毎の測定で,対照区;2齢3.1±0.1mg,3齢6.9±0.1mg,4齢11.6±1.0mg,5齢44.7±1.4mg,6齢74.3±17.8mg,7齢196.8±74.7mg,実験区;2齢2.1±0.3mg,3齢4.2±0.8mg,4齢6.5±0.5mg,5齢19.8±6.2mg,となり齢数が加わるにつれて増加した。同時に体重の個体差も増加が示された。 5)配合餌料はカワニナ餌より成長効果が劣った。しかし,配合餌料でも摂餌は持続し成長も少なからず示されたこと,また生存率はカワニナ餌よりも良かったこと,等から本配合餌料は代用餌としての可能性を残す。 6)ゲンジボタル幼虫の摂餌行動上,従来不明であった小腮の役割に関して新知見を得た。
著者
堀内 優希 友田 政明 植村 俊亮
雑誌
全国大会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.49, pp.233-234, 1994-09-20
被引用文献数
1

映像情報には、それに付随する開始時間、終了時間などの2次的な情報がある。この情報を場面単位でデータベースに格納すれば、利用者が条件を指定することにより、特定の場面を表す部分映像を得ることができる。本稿では、映像情報を場面単位で検索するためのデータ構造について述べ、野球中継の映像情報を例として、ホームラン、三振などの特定の場面を検索できるデータ構造を示す。
著者
太田 茂 岩見 美香 成田 努 東野 克巳 鈴木 淳史 多賀 崇 島田 司巳
出版者
THE JAPANESE SOCIETY OF PEDIATRIC HEMATOLOGY/ONCOLOGY
雑誌
日本小児血液学会雑誌 (ISSN:09138706)
巻号頁・発行日
vol.12, no.5, pp.364-368, 1998

Hodgkin病 (以下HDと略) の治療後における心合併症の報告は欧米では多数報告されているが, 本邦ではきわめて少ない.われわれはHDの治療経過中に心タンポナーデを発症し, 治療終了後にtherapyrelated pancytopeniaをきたした症例を経験したので報告する.症例は14歳男児, 前上縦隔原発のHD (nodular sclerosis) でmodified MOPPおよびセミマントルと縦隔部に総計36.3Gyの照射を行った.化学療法6クール目の前半終了後から突然, 胸痛, 胸内苦悶感および呼吸困難が出現した.心嚢穿刺の結果, 心タンポナーデと診断され経皮的ドレナージにて軽快した.細胞診によりHDの浸潤は否定された.その後, 1クールの化学療法後に治療終了となったが, しだいに大球性貧血となり汎血球減少となった.骨髄は低形成であったが, 染色体検査は正常であった.オキシメトロン投与にて経過観察したところ, ほぼ4ヵ月で汎血球減少は改善し現在治療終了後5年を経過しているが無病生存中である.
出版者
日経BP社
雑誌
日経アーキテクチュア (ISSN:03850870)
巻号頁・発行日
no.967, pp.62-67, 2012-01-10

LIXIL住宅研究所が開発したスマートハウス「GURUGURU」。省エネを支援するロボットが家の中を動き回る。ロボットが住宅の一部となり、日々の暮らしをサポートする。そんな近未来の実現を、この家は予感させる。 「エアコンを消して、北と東の窓を開けると省エネになります」「外が明るいので、カーテンを開けて、照明を消しましょう」。
著者
内田安蔵, 吉田文彦 編
出版者
東江堂
巻号頁・発行日
vol.第1巻, 1905
著者
戸村 理
出版者
日本教育社会学会
雑誌
教育社会学研究 (ISSN:03873145)
巻号頁・発行日
vol.92, pp.219-240, 2013-07-25 (Released:2014-07-28)
参考文献数
32

本論文は明治期慶應義塾における教育課程と教員給与の分析をとおして,当該期間における慶應の経営実態を明らかにすることを目的とする。 大学教員は教育課程の運営を行い,その対価として給与を得る。このように経営上,教育と財務は不可分の関係にあるが,高等教育史研究ではこの関係性が十分に考察されて来なかった。そこで本論文では教員の雇用形態に着目して「教育と財務の相克」という歴史的課題を考察した。 教育課程の分析では,専任教員が各学科の授業科目をどれだけの時間担当し,いかに配置されていたのかを検証した。その結果,担当時間および配置ともに学科間で差異があることが明らかになった。 教員給与の分析では人事管理,人件費分析,教員個人の処遇と負担の実態を検証した。人事管理は採用管理,時間管理,給与管理の3点を考察した。人件費分析では,教員給与総額が年々増加し,とくにその9割が専任教員の給与であることを示した。教員個人の処遇と負担の考察では,専任教員の中に「高給かつ低負担」,「薄給かつ高負担」という階層性が存在することを明らかにした。 以上の知見を整理すると,慶應では専門性の高い授業科目を担当した少数の専任教員には「高給かつ低負担」という傾向が,それ以外の授業科目を担当した多数の専任教員には「薄給かつ高負担」という傾向がみてとれた。こうした階層性は,経営の維持と発展を目指すがゆえの階層性であったと推察された。
著者
松井 章 石黒 直隆 中村 俊夫 米田 穣 山田 仁史 南川 雅男 茂原 信生 中村 慎一
出版者
独立行政法人国立文化財機構奈良文化財研究所
雑誌
基盤研究(A)
巻号頁・発行日
2010-04-01

本研究では、農耕および家畜の起源とその伝播を、動物考古学と文化人類学、分子生物学といった関連諸分野との学際的研究から解明をめざすとともに、民族考古学的調査から、ヒトと家畜との文化史を東アジア各地で明らかにした。家畜飼育から利用への体系化では、日本、ベトナムや中国の遺跡から出土した動物骨の形態学的研究をすすめつつ、ラオスやベトナムの少数民族の伝統的家畜飼育技術や狩猟活動などの現地調査を実施した。東アジアの家畜伝播を知るうえで示唆に富む諸島において、先史時代や現生のイノシシ、ブタのmtDNA解析をすすめ、人の移動と密接に関係するものと、影響が見えないものとが明らかとなった。遺跡発掘試料の高精度年代測定研究では、暦年代較正の世界標準への追認、日本版の暦年代構成データの蓄積をすすめた。中国長江流域の新石器時代遺跡から出土した動物骨で炭素・窒素同位体比の測定では、ヒトによる給餌の影響から家畜化と家畜管理についての検討を行った。さらに、台湾を主体としたフィールドワークでは、犬飼育の伝播と犬肉食の世界大的な分布・展開の解明、焼畑耕作・家畜飼育と信仰・神話、また狩猟民の観念について探究した。
著者
竹尾 茂樹 Shigeki Takeo
雑誌
年報・フランス研究 (ISSN:09109757)
巻号頁・発行日
no.19, pp.21-37, 1985-12-25 (Released:2016-12-01)
著者
寺田 努 今井 淳南 村尾 和哉 塚本 昌彦
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
情報処理学会研究報告. HCI, ヒューマンコンピュータインタラクション研究会報告 (ISSN:09196072)
巻号頁・発行日
vol.2015, no.10, pp.1-8, 2015-05-07

本稿は,情報処理学会論文誌ジャーナルに投稿する原稿を執筆する際,および論文採択後に最終原稿を準備する際の注意点等をまとめたものである.大きく分けると,論文投稿の流れと,LATEXと専用のスタイルファイルを用いた場合の論文フォーマットに関する指針,および論文の内容に関してするべきこと,するべきでないことをまとめたべからずチェックリストからなる.本稿自体も LATEX と専用のスタイルファイルを用いて執筆されているため,論文執筆の際に参考になれば幸いである.

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著者
大蔵省印刷局 [編]
出版者
日本マイクロ写真
巻号頁・発行日
vol.1939年02月02日, 1939-02-02