著者
平野 年秋
出版者
名古屋女子大学
雑誌
名古屋女子大学紀要 (ISSN:02867397)
巻号頁・発行日
vol.25, pp.69-72, 1979-03-15

(1)ホウレンソウから分離したたんぱく質の生物価は64であった.この値は,たとえば穀類のたんぱく質のそれと比較すると,穀類のうちでも高い方に相当すると考えられる.しかし,消消化率がいくらか低下しているが,これについてはたんぱく質分離操作に問題があると考えられる.(2)米のたんぱく質に対して,粗製ホウレンソウたんぱくは補足効果を示した.(3)粗製ホウレンソウたんぱくを米に加えた場合,消化率の低下は見られなかった.
著者
米虫 正巳
出版者
関西学院大学
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
2007

20世紀以降のフランスにおける現象学と科学認識論という二つの哲学的系譜が交差する地点で、主に生命と認識についての問いをめぐってこれまでなされてきた探究に考察の焦点を当て、両系譜の対立によって隠蔽されてきた様々な事柄を明らかにすることを試みた。そのことから、生命/技術/科学を包括すると共に、人間/機械/自然を包括することのできる新たな自然哲学の構築が今日において可能であり、また必要であるという帰結が得られた。
著者
米虫 正巳 Masami Komemushi
雑誌
人文論究 (ISSN:02866773)
巻号頁・発行日
vol.56, no.3, pp.1-22, 2006-12-10
著者
米虫 正巳 Masami Komemushi
雑誌
人文論究 (ISSN:02866773)
巻号頁・発行日
vol.55, no.3, pp.1-20, 2005-12-10
著者
野口 玉雄 高谷 智裕 荒川 修
出版者
[日本食品衛生学会]
雑誌
食品衛生学雑誌 = Journal of the Food Hygienics Society of Japan (ISSN:00156426)
巻号頁・発行日
vol.45, no.3, pp.146-149, 2004-06-25
被引用文献数
5 12

1990年から2003年にかけて,日本各地の囲い養殖(網生簀養殖,陸上養殖)場から養殖トラフグ計4,515尾を採取し,肝臓,ならびに一部の個体については筋肉,皮,内臓,生殖巣などの毒性を調査した.食品衛生検査指針・理化学編のフグ毒検査法に準じてマウス毒性試験を行ったところ,いずれの検体からも全く毒性は検出されなかった.また,一部の肝臓につき,フグ毒(tetrodotoxin, TTX)〔(M+H)<sup>+</sup>=<i>m/z</i> 320〕を対象として液体クロマトグラフィー質量分析(LC/MS)を行ったが,いずれの個体からもTTXは検出されなかった(0.1 MU/g未満).この結果,囲い養殖で無毒の餌を用いて飼育された養殖トラフグは無毒であることがわかった.
著者
井上 拓 小松 秀昭 中谷 登志男
出版者
情報処理学会
雑誌
情報処理学会論文誌プログラミング(PRO) (ISSN:18827802)
巻号頁・発行日
vol.1, no.2, pp.1-8, 2008-09-26

近年,XMLなど多くの用途において,テキストデータの標準的な表現形式として,1文字を1~3バイトの可変長で表現するUTF-8エンコーディングが用いられている.一方,Java仮想マシンなど多くの処理系においては,文字列の内部表現として1文字が2バイトの固定長であるUTF-16エンコーディングが用いられている.そのため,Javaで記述されたWebアプリケーションサーバなどの多量のテキストデータを取り扱うワークロードにおいては,テキストデータをUTF-8とUTF-16との間で相互に変換する処理が大きな処理時間を占める場合があり,このテキストデータ変換処理の高速化はシステム全体の性能向上において重要な意味を持つ.本研究では,SIMD命令を用いてUTF-8からUTF-16への変換をはじめとする可変長符号化データのデコード処理を高速に行う手法を提案する.この手法では複数のデータを並列に処理することに加えて,条件分岐での分岐予測ミスによるオーバヘッドを減少させることで,大きな性能向上が得られる.本手法をPowerPCアーキテクチャのSIMD命令セットであるVMX命令を用いて実装し,様々なテキストデータを入力としてUTF-8文字列デコード処理の性能を計測した結果,SIMD命令を用いない既存の方法と比較して単純な例で10倍以上,実際のテキストデータを用いたケースでも2倍から10倍の性能向上が得られた.Recently UTF-8 encoding is widely used as a standard format for text data exchange. The Java programming language, however, uses UTF-16 encoding as its internal representation format for text data. As a result, data conversions between UTF-8 and UTF-16 consume considerable amount of CPU time in workloads that process large amount of text data, such as web application servers. Hence accelerating these conversions are important to improve the performance of many applications. In this paper, we present our new technique to accelerate decoding of variable-length formats, such as conversion from UTF-8 to UTF-16, by using SIMD instructions. The new technique can achieve higher performance by reducing overhead of branch mispredictions in addition to exploiting data parallelism of SIMD instructions. We implemented the technique using VMX instructions of the PowerPC architecture and evaluated its performance to decode various UTF-8 sequences on a PowerPC 970MP processor. As a result, we showed that our technique significantly accelerated the UTF-8 decoding compared to the existing method.
著者
藤田 節子
出版者
国立研究開発法人 科学技術振興機構
雑誌
情報管理 (ISSN:00217298)
巻号頁・発行日
vol.48, no.10, pp.667-676, 2006 (Released:2006-01-01)
参考文献数
14
被引用文献数
3 2

学術雑誌の投稿規定は,その学会誌や分野の特徴をよく表している。国内科学技術分野の学会誌の投稿規定調査は以前にも行われているが,近年の電子ジャーナル化や電子投稿の増加などによりその形態や内容が変化している。最近の投稿規定の現状,特に参照文献および著作権について把握するために,127学会の199誌の投稿規定を収集し,論文の長さなど18の記載項目の内容を詳細に調査分析し,過去の調査結果と比較した。本稿では,投稿規定の概要と11記載項目の分析結果を報告する。他の7項目と本調査の考察は次稿で報告する。
出版者
日経BP社
雑誌
日経コンストラクション (ISSN:09153470)
巻号頁・発行日
no.559, pp.24-29, 2013-01-14

響灘ビオトープの全景。手前の湿地には、主にガマが生えている。水深は深い箇所で1mほど。
著者
妹尾 達彦
出版者
中央大学
雑誌
中央大学文学部紀要 (ISSN:05296803)
巻号頁・発行日
no.216, pp.19-68, 2007-03

2 0 0 0 OA 主張と閑談

著者
吉野作造 著
出版者
文化生活研究会
巻号頁・発行日
1924
著者
山本 鎔子
出版者
北海道大学低温科学研究所 = Institute of Low Temperature Science, Hokkaido University
雑誌
低温科学 (ISSN:18807593)
巻号頁・発行日
vol.70, pp.1-8, 2012

雪が着色する現象は世界の山岳地帯や極地でしばしば観察されている. 最も普通にみられるのは赤雪でその多くはChlamydomonas のような単細胞性の緑藻が原因である. しかし本報告の尾瀬においては4月から5月かけての融雪期にみられる大規模な雪の赤褐色化は, 直径約10μm の球もしくは楕円状の赤褐色粒子によるものである. 赤褐色の原因は単細胞性の緑藻Hemitoma 胞子の被殻に多量に含まれる酸化鉄が原因である.Spring red snow phenomenon is frequently observed in alpine and polar environments with extremely low temperature, high light intensity, and low nutrient levels around the world. The red snow phenomenon is mostly caused by the green algae such as Chlamydomons and Chloromonas, and its reddish color is derived from carotenoids in the algae's vacuoles. However, we have recently found that the red snow in Oze National Park in Japan is caused by the green algae, Hemitoma, and its reddish color is caused by Fe-oxide accumulating at the surface of spores in the alga. Therefore, the cause of the red snow is divergent. In this review, we overview recent knowledge of the algae-dependent red snow.
著者
岡本 学 田中 良明
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. ISEC, 情報セキュリティ (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.101, no.311, pp.111-116, 2001-09-10
被引用文献数
1

ネットワーク上での電子投票では, 二重投票や票の水増し・改ざんが憂慮される.また集計局が悪意をもてば, 集計中にその結果を洩らして利用する不正なども存在し得る.それらを防ぐ手段が提案されているが, 投票者の負担が多くなりがちであったり, 集計局を複数設置する必要があったりする.ここでは, PIN番号を付記したカードをあらかじめ作成して匿名に配布し, 投票者は単に自分が投票したい候補に対応したカードを提出することで投票作業が完了する方式を提案する.投票締切まではどのカードがどの候補に対応しているか公表しないため, 一つの集計局設置で済み, また, 集計局が途中経過を知ることはできない.