著者
坂和 正敏 矢内 克裕
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会論文誌. A, 基礎・境界 (ISSN:09135707)
巻号頁・発行日
vol.81, no.4, pp.674-681, 1998-04-25

本論文では、非凸の多目的非線形計画問題に焦点をあて, 浮動小数点型遺伝的アルゴリズムを用いた対話型ファジー満足化手法を提案する.各目的関数に対する意思決定者のファジー目標をメンバーシップ関数で規定した後, 意思決定者が設定した基準メンバシップ値に拡張ミニマックスの意味で近いパレート最適解を求め, 意思決定者が満足しなければ基準メンバシップ値を対話的に更新することにより, パレート最適解の集合の中から意思決定者の満足解を導出するという対話型ファジー満足化手法を提案する.ここで, 拡張ミニマックス問題に, Michalewiczらによって提案されたGENOCOP IIIを適用してパレート最適解を求める代わりに, GENOCOP IIIの問題点に対処するため, 初期実行可能解の効率的探索と2分法による実行可能解の探索を導入した改良型GENOCOP IIIを適用して, より効率的に求めることを提案する.数値例により提案した手法の妥当性を示す.
著者
水野 智士 高木 浩吉 小暮 悟 伊藤 敏彦 甲斐 充彦 小西 達裕 伊東 幸宏
出版者
情報処理学会
雑誌
情報処理学会研究報告音声言語情報処理(SLP) (ISSN:09196072)
巻号頁・発行日
vol.2005, no.12, pp.77-82, 2005-02-05
被引用文献数
5

近年の音声認識、言語理解技術、及びコンピュータ性能の向上によって、音声を用いるインタフェースやタスク指向型の対話システムが利用されるようになってきた。そんな中で、より一般的にシステムが利用されるようになるには、より頑健な言語理解が必要となる。本稿では、より頑健な意味理解を実現するために、音声認識信頼と対話履歴を利用して、ユーザ発話意図の推定を行う手法について記述する。本研究では、言語理解の頑健さを向上させるために、対話履歴において、県名や市町村名など、どのカテゴリについての発話がされたのかを識別する。その識別結果と、認識結果のn-bestを利用して言語理解結果を生成する。これを実現する場合、カテゴリ識別の精度がそのまま言語理解精度に影響する。そこで、ユーザの発話意図を推定することで、カテゴリ識別精度の向上を図り言語理解精度向上を目指した。評価実験を行い、音声認識の1-bestをそのまま利用する言語理解手法よりも提案手法のほうが、言語理解精度が高くなることを示した。The spoken dialogue interface and the task oriented dialogue system has come to be used by improving the speech recognition, the language understanding technologies, and the computer performance. We need a more robust language understanding for the system to come to be used more generally. Our paper deals with speech intent presumption method using the confidence score of speech recognition and dialogue history for robust meaning understanding. This language understanding results are generated by using the speech recognition results (n-best) and the identification results. Thus, the accuracy of the category identification influences the language understanding accuracy. Then, we used the presumption of user's speech intention in order to improve the language understanding accuracy. As the result of evaluation experiment, we show that the language understanding performance used our proposed method is higher than the language understanding method which simply gives priority to the first hypothesis of a n-best.
著者
渡邊 一弘 菊池 正浩 奥村 正裕 廉澤 剛 藤永 徹
出版者
社団法人日本獣医学会
雑誌
The journal of veterinary medical science (ISSN:09167250)
巻号頁・発行日
vol.63, no.8, pp.889-894, 2001-08-25
被引用文献数
2 8

犬の歯根尖部にみられるapical deltaという複雑な構造は, 根尖病変の要因の一つと考えられている. 本研究では, apical deltaを含む根尖病変を除去するために行われている根尖切除術を実験的に犬に施した後, エナメルマトリックスタンパク(EMP)を根尖部に注入し, 根尖部歯周組織再生に対するFMPの効果を組織学的に検討した. ビーグル成犬5頭に対し, 全身麻酔下で左右の上顎第4前臼歯頬側近心根および上顎犬歯根の根尖とセメント質を除去した後, 左右いずれか一方の術部にEMPを注入し, 反対側を対照群とした. 12週間後, 安楽死して組織を採取し, 光学顕微鏡下で根尖切除部位における欠損の大きさ, 新生セメント質およびこれと新生骨を結ぶコラーゲン線維の有無を評価した. その結果, EMP群では対照群に比べ, 切除部位の欠損部は小さく, 新年セメント質の形成は優勢であった. 特に, 対照群では認められない新年セメント質と新生骨を結ぶコラーゲン線維が明らかに存在し, EMPが根尖切除後の根尖部歯周組織の再生を促進することが確認された. これらの所見は, 犬の根尖切除術に対するEMP使用の有用性を示唆するものである.
著者
近藤 史生 天野 和彦 田中 亜紀子 向野 義人
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. MBE, MEとバイオサイバネティックス (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.102, no.196, pp.9-12, 2002-07-06
被引用文献数
2

ヒトの動きは多関節多軸を連動させることにより、手先の微細な動きやスポーツ動作のようなダイナミックな動きを可能としている。スポーツ選手のパフォーマンスの低下が生じる際には、この多関節の連動のうち、いずれかの部位に原因があると考えられる。本報告では、卓球競技歴7年以上のスポーツ選手を対象にして多関節の連動異常を調べる理学検査法である経絡テストにおける負荷動作のうち肩関節屈曲動作を鍼刺激前後において三次元計測した。
著者
伊藤 宣則 清水 弘之 吉村 健清 橋本 勉 早川 武彦 篠原 力雄 高塚 直能 徳井 教孝 笠松 隆洋 鈴木 康司
出版者
日本ビタミン学会
雑誌
ビタミン (ISSN:0006386X)
巻号頁・発行日
vol.71, no.9, pp.427-434, 1997-09-25
被引用文献数
5

Relationship between serum levels of lipid peroxides and carotenoids among the subjects randomly selected from the residents living in T-city, Gifu (GT), T-town, Wakayama (TW), H-city Hiroshima (HH), S-town, Fukuoka (SF), and Y-town, Hokkaido (HY) was investigated cross-sectionally. It was demonstrated that serum levels of β-carotene or cryptoxanthin were higher for GT and HY residents or for WT residents, while serum levels of lipid peroxides estimated by the thiobarbituric acid-reactive substances (TBARS) were lower for GT and HY residents, respectively. Moreover, there were some regional differences that serum levels of carotenoids such as β-carotene were inversely associated with serum TBARS levels for the residents, but not for HH residents with encumbrances of Japanese Americans. Serum TBARS levels were positively and significantly related with serum levels of n-3 unsaturated fatty acids such as icosapentaenoic acid and docosahexaenoic acid, which were high intake in Japanese, but not significantly with serum levels of n-6 unsaturated fatty acids such as arachidonic acid.
著者
中島 信之 般若 裕子
出版者
日本知能情報ファジィ学会
雑誌
日本ファジィ学会誌 (ISSN:0915647X)
巻号頁・発行日
vol.5, no.4, pp.761-771, 1993-08-15
被引用文献数
4

ファジィ理論の応用は工学の分野から始まったが, 最近では非工学分野への進出に目ざましいものがある.ことに, 評価, すなわち, 個々の項目に対する評価を統合して1つの総合評価値とするための方法としてファジィ理論の有用性が注目されるようになってきている. 本論文では評価へのファジィ推論法の応用について報告する.ことに制御と推論の質的相違について論じ, その相違がファジィ推論法およびルールの設計にどのような差をもたらすかについてくわしく調べる.また, 応用例「満足度を考慮したデータ検索システム」を紹介する.
著者
山村 周史 青木 孝 安藤寿茂
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
情報処理学会研究報告計算機アーキテクチャ(ARC) (ISSN:09196072)
巻号頁・発行日
vol.2007, no.79, pp.61-66, 2007-08-01
被引用文献数
2

我々は,ペタスケールシステム向けのプロセッサアーキテクチャの検討を行っている.ペタスケール規模の科学技術計算アプリケーションを高速に実行するためには,大量の浮動小数点演算を高効率で処理できなければならない.これを実現するために,我々は,既存のスカラプロセッサに対して, SIMD 演算ユニットを拡張装備するアーキテクチャを提案する. HPL および PHASE の主要計算ルーチンを対象として,シミュレーションにより本アーキテクチャの性能評価を行い,その有効性について述べる.A processor for a peta-scale supercomputer requires achieving high floating point performance with high energy efficiency. To meet these requirements, we propose an architecture with the combination of a high performance superscalar processor core and wide SIMD processing elements. In this paper, we evaluate its performance and effectiveness with an architecture simulator using math kernels of HPL and PHASE.
出版者
毎日新聞社
雑誌
エコノミスト (ISSN:00130621)
巻号頁・発行日
vol.79, no.8, pp.89-97, 2001-02-20
著者
中津 楢男
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会論文誌. D-I, 情報・システム, I-コンピュータ (ISSN:09151915)
巻号頁・発行日
vol.76, no.6, pp.279-287, 1993-06-25
被引用文献数
3

本論文ではデータベースの並行制御に関する直列化可能性理論を扱っている.一般に与えられた実行履歴が直列化可能かどうかの判定はNP完全であることが知られており,直列化可能な実行履歴の部分集合で多項式時間で判定できるクラスがいくつか知られている.こうしたクラスは実際のスケージューラの構成に利用できるほか,任意のスケジューラの能力の上界を与える点から注目されている.本論文では直列化可能性判定のための新しい概念を与える.この概念によれば,直列化可能性判定が明解になるばかりでなく,これまで知られている主な結果を含んだより一般的な定理を証明できる.次にこの定理に基づいて,多項式時間で認識できる,従来知られているより広いクラスをいくつか提案する.最後に多項式時間で動作する先読みスケジューラが存在するかどうかの判定にもこの概念が適用できることを示し,そのような先読みスケジューラが存在するより広いクラスを与える.
出版者
朝日新聞社
雑誌
アエラ (ISSN:09148833)
巻号頁・発行日
vol.14, no.15, pp.18-20, 2001-03-26
出版者
新潮社
雑誌
週刊新潮 (ISSN:04887484)
巻号頁・発行日
vol.48, no.1, pp.68-71, 2003-01-02