著者
石川 祐輔 大矢 勝
出版者
横浜国立大学
雑誌
技術マネジメント研究 (ISSN:13473042)
巻号頁・発行日
vol.6, pp.1-7, 2007

安全性に関する消費者情報の分析手法開発のための基礎的研究として、身近に存在する化学物質である洗剤と食品添加物の安全性に関する日本語、中国語、英語のWeb ページを調査した。調査対象Web ページは、検索エンジンGoogle で「LAS 界面活性剤」「合成洗剤」「石けん」(洗剤関連キーワード)及び「安息香酸」「ソルビン酸」「パラベン」(食品添加物関連キーワード)を検索し出力された上位200 件とした。それぞれのキーワードについて、対象物質の安全性に関する情報の割合、肯定・否定・中立情報の割合などを調査し言語間で比較した。その結果、①英語の洗剤関連の化学物質否定情報は農薬等を対象としたものが多い、②中国語情報では3 種の食品添加物の優劣を明確に打ち出しているが日本語と英語では添加物の種類による評価の差は少ない、③日本語は中国語・英語と比較して合成化学物質の安全性関連情報の割合が高く化学物質否定情報の割合も高い、などの結果を得た。We made an analysis of "Internet information concerning safety of detergents and food additives" in three languages; Japanese, Chinese, and English. The search engine "Google" was used for the search. Search words; "LAS surfactant", "synthetic detergent", and "soap" were used to obtain the WEB pages related to detergent. Search words; "benzoic acid", "sorbic acid", and "paraben" were used to obtain the WEB pages related to food additive. In each topics (i.e. the synthetic detergents, and the synthetic food additives) the searched WEB pages were classified to positive information, neutral information, and negative information. In addition, the WEB pages related to detergents were classified according to author's vocation. As a result, the rate of negative information for synthetic chemicals in Japanese was higher than that in either Chinese or English WEB pages concerning both the detergents and the food additives.
著者
隈井 裕之 中島 晃 柏 博文 谷口 茂樹
雑誌
全国大会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.41, pp.129-130, 1990-09-04

パーソナルワープロの日本語入力は、べた書き入力のかな漢字変換方式が主流となってきている。また,同音異義語の誤り、文節区切り位置の誤りなどの誤変換(多義)の問題に関しても、用例辞書等を用いて解消し、変換精度を向上する試みが行われるようになった。しかし、従来の方法の多くは、単純に語句の組合せを記憶することで行われていたが、対象語句の増加につれて辞書容量が級数的に増える問題がある。我々は、この問題に対して、格文法による構文意味解析手法に着目し、パーソナルワープロへの適用を考えた。構文意味解析手法では、語順の変化や、新たな語句の登録ヘの対応を辞書容量を増加させることなく行うことができる。しかし、従来の構文意味解析を用いたシステムは処理量が多く、殆どが大型機上で稼働するものであり、パーソナルワープロに使用されているマイクロプロセッサには負担が重く、そのままでは適用することはできない。処理量を軽減しなおかつ多義解消に効果のある方法の開発が望まれている。本報告では,構文意味解析手法のパーソナルワープロヘの適用について我々が検討、試作したシステムとその評価結果について述べる。[table]
著者
工藤 絵理子 片岡 真
出版者
国立研究開発法人 科学技術振興機構
雑誌
情報管理 (ISSN:00217298)
巻号頁・発行日
vol.51, no.7, pp.480-498, 2008
被引用文献数
2 4

「Web 2.0」の概念が主流になりつつある現在,図書館の世界でも,ビジュアル化,情報の表紙イメージや内容情報によって情報を強化した「次世代OPAC」が注目を集めている。スペルチェック/サジェスト機能,絞り込み検索,適合度によるソート,利用者参加型機能,統合検索機能などを備えたシステムが注目され,世界各国で開発・運用され始めている。本稿では,まず現在一般的な大学図書館で導入されているOPACの現状を述べ,次に海外での導入事例をもとに,次世代OPACの特徴を具体的に説明する。さらに,現在開発されている主な次世代OPACシステムについてレビューを行う。最後に,これらのシステムを日本の大学図書館で導入する際の課題と,課題解決に向けたいくつかの方法を提示する。<br>
著者
福中 儀邦 山田 邦夫 中原 康
雑誌
全国大会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.37, pp.226-227, 1988-09-12

現在、UNIXはEA・OAワークステーションなどの広い分野において、標準OSとして定着しつつある。しかし、その日本語処理機能は十分ではなく、UNIXが日本に導入されて以来様々な議論や拡張がなされて来た。この間、AT&T日本語UNIXシステム諮問委員会や通産省指導ΣプロジェクトのΣOS日本語拡張機能仕様の制定などの標準化活動を経て、ようやくAT&TのUNIX System V Release 3 以降の標準リリースや日本語処理パッケージのJAE/JIOという形でUNIXの8ビット化、16ビットコードのサポート、日本語入力機能など、日本語処理には不可欠な問題も、UNIXの国際化の観点から議論され、統一的にサポートされるようになった。日本語処理の観点からすると、このサポートは特定の日本語処理機能、特に日本語入力を固定的に実現したものではなく、多様な日本語入力のカスタマイズを可能にする柔軟な機構を実現しているところに特長がある。当社では、UNIX System V Release 3 及びJAEをベースとしたラップトップUNIXワークステーションを開発した。本稿では、その日本語入力、特にかな漢字変換について報告する。
著者
仲西 健樹 更谷 啓治 岡 久雄 川添 堯彬
出版者
バイオメカニズム学会
雑誌
バイオメカニズム学会誌
巻号頁・発行日
vol.18, no.2, pp.98-104, 1994
被引用文献数
10 1

The purpose of this study was to determine whether the Automatic Diagnostic System for tooth mobility we had developed was applicable for evaluating implant mobility. Ten IMZ implants, which had been functioning in the patients, were selected. Mechanical mobility of implant with intramobile element (IME) and titanium element, were measured by our system. The frequency spectrum of the mechanical mobility and mechanical parameters (c_1, c_2 and k) in implants were compared with those in natural teeth (maxillary central incisors and canines). Mechanical mobility spectra in implants were similar to those in teeth. The values of mechanical parameter in implants were larger than those in teeth. We found that the Automatic Diagnostic System could be utilized for evaluating implant mobility.
著者
久保 亮五
出版者
一般社団法人日本物理学会
雑誌
日本物理學會誌 (ISSN:00290181)
巻号頁・発行日
vol.47, no.8, pp.657-659, 1992-08-05
著者
岩田 重雄
出版者
一般社団法人日本計量史学会
雑誌
計量史研究 (ISSN:02867214)
巻号頁・発行日
vol.18, no.1, pp.91-108, 1996-12-30
被引用文献数
3
著者
綱島 宣浩 塩原 守人 佐々木 繁 棚橋 純一
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
情報処理学会研究報告コンピュータビジョンとイメージメディア(CVIM) (ISSN:09196072)
巻号頁・発行日
vol.2000, no.33, pp.111-117, 2000-03-23
被引用文献数
6

水路やダムなどにおいて水位計測を行うことは,洪水や渇水の監視のために非常に重要である.水圧式やフロート式といった従来の水位計測手法は,水路に計測器を直接設置する接触型の計測手段であったため,藻やゴミによる誤動作や景観を損ねるという問題があった.このような接触型の従来手法の問題を解決するために,本研究では水路側壁において壁と水面の境界を求めることで水位の検出ができることに着目し,水路側壁を撮影した画像から画像処理によって水位を計測する非接触型の水位計測手法を開発した.画像処理によって水位を計測するために,波の影響を受けて不定形な曲線形状をしている水面境界の検出手法,および,検出した水面境界から波の影響を除去して水位を計測する手法を開発した.開発手法の有効性を検証するために,実際の河川で取得した画像に本手法を適用したところ,波のある水面に対して±1cm精度で水位を計測できることを確認した.It is very important to measure a water level for surveying a flood or a water shortage at a dam, a canal, a waterway and so on. In this paper we described a new technique for measuring a water level using image processing. The water level can be measured to detect a borderline between the water and sidewall of the waterway. The borderline becomes indefinite under the influence of a wave. Therefore we developed two algorithms for detection of the infinite borderline and calculation of the water level from it. Verifying our method, we apply it to the images taken from Tama River. As a result we can measure the water level with ±1cm accuracy.
著者
山田 律子 渡邊 由紀子 相部 久美子
出版者
大学図書館研究編集委員会
雑誌
大学図書館研究 (ISSN:03860507)
巻号頁・発行日
vol.66, pp.1-11, 2002-12

図書館員のスキルアップを図るために九州大学附属図書館で実施している職員研修の一つであるラテン語古刊本書誌作成研修会の10年間の活動を紹介し,この自主研修から得た成果と今後の課題等について報告する。
著者
平山 郁夫
出版者
日本デザイン学会
雑誌
デザイン学研究. 特集号 (ISSN:09196803)
巻号頁・発行日
vol.12, no.1, pp.4-6, 2004-05-28
著者
須佐美 和弘 相馬 健志 平山 郁夫 仁木 輝記 石橋 弘義
雑誌
全国大会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.45, pp.319-320, 1992-09-28

我々が開発した「画像電子メール/掲示板システム」にはメール、掲示板、ファクシミリの3種類の機能がある。本稿では、掲示板機能の特徴と実現方式について述べる。
著者
板崎 輝 塩津真一 稲野 聡 井谷茂寛 山田 勇
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
情報処理学会研究報告ユビキタスコンピューティングシステム(UBI) (ISSN:09196072)
巻号頁・発行日
vol.2006, no.14, pp.329-332, 2006-02-17

PCなどのコンピューティング環境を持ち歩く現在のような使い方だけではなく 行く先々のコンピュータ上に各自の環境を移動させ 利用するシーンが今後広まっていくと筆者らは考えている.このような利用シーンにおいては 位置情報を基に各自の利用環境を行く先々のコンピュータ上で安全かつ迅速に復元する機能が必要となる. これを実現するためには位置検出技術が必要となり 筆者らが開発したセミパッシブ型セキュアタグシステムを適用することにした.これは通常のRFIDタグに比べ 必要な時以外は電波を発しないセキュリティやプライバシーに配慮したタグシステムである.本論文では 我々の目指すサービスの実現例と それを実現するために使用したセキュアなタグシステムを中心に報告する.We are carrying about mobile PC now. It will be expected that each one's PC environment is moved to the PC placed at destination without mobile PC. In such a use scene, we will need the functions that restore user's PC environment safely and promptly on various PCs. To achieve such functions, we started this research. Because the system required the positional detection technology, we decided to apply the secure semi-passive RFID system that authors had developed to it. This tag system doesn't emit electric waves to keep security and privacy compared with usual RFID tag system. In this thesis, it reports the example of achieving the service at which we aim and the RFID system that uses it to achieve it.
著者
西尾 雄志
出版者
日中医学協会
雑誌
日中医学 (ISSN:09126287)
巻号頁・発行日
vol.20, no.1, pp.22-29, 2005-05-25
著者
小野 健吉
出版者
社団法人日本造園学会
雑誌
ランドスケープ研究 : 日本造園学会誌 : journal of the Japanese Institute of Landscape Architecture (ISSN:13408984)
巻号頁・発行日
vol.58, no.5, pp.1-4, 1995-03-31

蘆花淺水荘は、近代京都画壇で活躍した日本画家・山元春擧が、郷里滋賀県大津市の琵琶湖畔に営んだ別荘である。庭園は、大正4〜6年ごろを中心に、春擧の指示のもと京都の庭師・本井政五郎らにより作庭された。築造時の記録、築造後間もない時期の写真・図面・文献、関係者の証言などから、この庭園が建築と並行して築造されたこと、風景画にすぐれていた春擧が絵を描く感覚でこの庭園のデザインに取り組んだこと、琵琶湖を視覚的にも利用の上でも主たる構成要素とする傑出したデザインの写実的風景式庭園であったことなどを確認した。