著者
松畑 煕一 中野 宏 名合 智子 橋内 幸子 垣見 益子 佐生 武彦 佐藤 大介
出版者
中国学園大学
雑誌
中国学園紀要 (ISSN:13479350)
巻号頁・発行日
vol.5, pp.49-58, 2006-06-16

本学で開講した「中国学園小学校英語活動支援講座」に関して受講生を対象にアンケート調査をした結果,講座の回数,長さ,時間帯,時期,会場・設備,配付資料のいずれの項目においても,満足のいくものであったという回答が全体の8割を超えていた。ほぼ2週間おきの土曜日開講については,前述の項目に比べて満足度がやや下がったものの,全体の7割近くが支持をしている。特に役に立つ内容としては,ゲームやチャンツのような実践的指導スキルが最も多く挙げられており,続いて,クラスルームイングリッシュなどの英語力強化内容,模擬授業などの実践,年間計画などの順であった。以上の結果から,本講座は,受講生のニーズに十分に応えたものであったといえる。
著者
小笠原 春彦
出版者
小樽商科大学
雑誌
商學討究 (ISSN:04748638)
巻号頁・発行日
vol.57, no.4, pp.131-160, 2007-03-30
著者
田中 義一 上原 稔 森 秀樹
雑誌
全国大会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.52, pp.43-44, 1996-03-06

近年のハードウェア技術の進歩に伴い、その性能を十分に引き出すための並行処理への関心が高まっている。しかし、並行プログラムの開発は逐次プログラムに比べて困難であり、特にデバッギングにおいてはその作業を円滑に行えるような環境が必要とされる。我々のプロジェクトでは並行プログラミング言語NET/Cの開発を行うと共に、その生産性を高めるためのプログラミング環境の開発も進めている。この研究の一環としてエディタとデバッガを統合した視覚的・対話的システムを開発した。一般にプログラムを視覚化するために必要とされる表示領域はテキスト形式のものに比べて大きく、特にビジュアルデバッガのように多量の情報を扱うような視覚化システムにおいて全ての情報を一度に表示するのは困難である。そのため一般に、情報の分割、削減、縮小といった対応法が採られている。そして、デバッグ過程において処理の流れを迅速に理解するためにはプログラムの全体的な情報と着目すべき詳細な情報が必要とされ、それに対応した表示法が要求される。本稿では、既存のビジュアルデバッガに適合し、なおかつ大局的概略と局所的詳細を統合したデバッグ情報表示を行うためのスケーリング手法を考察する。
著者
平野 陽介 鈴木 貢 渡辺 坦
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. SS, ソフトウェアサイエンス
巻号頁・発行日
vol.98, no.675, pp.15-21, 1999-03-18

従来のデバッガは、ブレークポイントの設定やデータの表示などの基本的な機能は有していたが、使う際に多くの手数を必要とし、使用者の負担が大きかった。デバッガは、使用者や用途に合わせ、自由に変更できる方が使いやすい。また、データは、視覚的に表示できる方が人間にとって直感的で判りやすい。本論文では、デバッグシステムをインタプリ夕上に実装し、デバッガとGUIの機能をスクリプト言語で制御することによる、拡張可能なデバッグ支援システムについて紹介する。これを用いると、デバッグのための指示をソース画面上で直接与えることや、データを表やグラフなどの形による動的な判りやすい表示が可能となるので、使用者の手間が減り、快活に作業できる。
著者
高橋 健司 下村 隆夫 森下 順次 磯田 定宏
雑誌
全国大会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.38, pp.1235-1236, 1989-03-15

ビジュアルデバッグ方式は,プログラムの実行状況をビジュアルに表示することにより,デバッグ作業の効率化を図る方式である.ビジュアルデバッグ方式が大規模プログラムに適用できるためには,高速な実行と大量なデータの図形表示が可能でなければならない.本稿では,この2点の実現方式について論ずる.
著者
田口 裕二朗 陳 強 澤谷 邦男
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会論文誌. B, 通信 (ISSN:13444697)
巻号頁・発行日
vol.83, no.1, pp.65-70, 2000-01-25
被引用文献数
10

航空機搭載2次監視レーダへの応用を目的として, 給電素子に逆Fアンテナを用い, その前後に無給電素子として逆Lアンテナを配置した八木・宇田アンテナの広帯域化について述べている.モーメント法を用いた解析から, 導波器を給電素子に近接配置した構造により特性を広帯域化できることを明らかにしている.アンテナ寸法として導波器と給電素子の間隔を約0.05λ_0に近接配置し, 導波器の高さを約0.1λ_0, 全長を約0.4λ_0としたとき, VSWR≦2の帯域幅として18.8%及びこの帯域において前方と後方の利得比Gd / Grが約10dB以上の単一指向性を得ることができ, 実用上重要な送信周波数においてGd / Grは32.9dB, 前方の指向性利得Gdは8.0dBiの性能を有することを示している.また, 実験を行い, 解析値と測定値がほぼ一致することを確認している.
著者
Baldwin Timothy 岡崎 篤 徳永 健伸 田中 穂積
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. NLC, 言語理解とコミュニケーション (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.101, no.351, pp.17-24, 2001-10-10

本研究では, Senseval2の対訳対検索タスクにおいて、2つの全く異なった検索手法を紹介する。1つ目の手法は表層的類似に基づくもので、文字列を文字バイグラムの集合として扱う。2つ目の手法は構造的類似をもととしたもので、構文解析木および概念的類似を用い文字列間の類似度を計算する。さらに、この2つの手法を組み合わせるハイブリッド手法も提案する。評価実験では、単純でありながらも、表層的類似度計算法が構造的計算法より勝ることを明らかにし、全体ではハイブリッド手法が再優良であることを実証している。
著者
大川 慶 和田 安弘
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. PRMU, パターン認識・メディア理解 (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.99, no.381, pp.17-24, 1999-10-21

パターン認識の研究において,ニューラルネットワークの学習などを応用した場合には,その学習に多数の多様な形状の文字が必要となるが,これらの多様な形状の文字を収集する方法として,人工的に変形された文字を利用することが考えられる.本報告において我々は,計算論的書字運動モデルが,文字の変形に応用できることを示す.ここで用いる計算論的書字運動モデルは,最適化原理を基にしており,モデルの表現としては,書字運動の経由点情報としたものである.つまり,経由点情報を変化させることによって,変形文字が書字運動の生成モデルにより生成可能である.本報告で我々は,遺伝的アルゴリズムによって経由点情報を変化させる方法を提案する.提案する方法によって,多様な文字形状が生成できることを示し,モデルにより変形された文字は,学習パターンセットとしての使用が期待できる.
著者
劉 成林 丸川 勝美
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. TL, 思考と言語 (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.103, no.657, pp.7-12, 2004-02-13

我々はこれまで、切り出しと文字識別の統合型認識をベースに、単体文字識別と非文字の学習等の研究を進め、手書き数字列認識の精度を向上させてきた。本報告は、数字列認識で更なる精度向上を実現するため、文字列レベルでの識別器(パラメータ)の学習方法を実験的に評価検討したものである。学習処理では、文字列画像を動的に切出して文字識別を行い、パターンネットワーク上でパス探索を行うことで、パターン列候補を生成する。次にMCE(Minimum Classification Error)基準に基づき、切出したパターン列候補から文字列レベルで識別器を学習する。文字列レベルの識別器の学習効果を測定するため、幾つかの識別器に対して、NIST Special Database 19を用いて実験を行った。その結果、文字列レベルの学習により数字列の切出しミス低減を確認した。また、単体文字レベルで学習された識別器と文字列レベルで学習された識別器の適切な組合せにより数字列認識精度をさらに精度向上することができた。
著者
平野 浩太郎
出版者
一般社団法人映像情報メディア学会
雑誌
映像情報メディア学会技術報告 (ISSN:13426893)
巻号頁・発行日
vol.24, no.15, pp.19-24, 2000-02-21

ここでは, 感情を効率よく伝達することを目的とした, 文字と3Dアニメを併用した感性豊かな表現法を提案し, その効果について考察している。まず, マンガにおける感情の表現法を検討し, これを参考にして3Dアニメで感情を表現する場合の基本パターンが述べられている。さらに3Dアニメによる感情表現の活用例として, 交友での利用と家族での利用が提案されている。最後に, 3Dアニメのストーリ化による応用例が提案されている。
著者
板崎 輝 塩津真一 稲野 聡 井谷茂寛 山田 勇
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
情報処理学会研究報告モバイルコンピューティングとユビキタス通信(MBL) (ISSN:09196072)
巻号頁・発行日
vol.2006, no.14, pp.329-332, 2006-02-17

PCなどのコンピューティング環境を持ち歩く現在のような使い方だけではなく 行く先々のコンピュータ上に各自の環境を移動させ 利用するシーンが今後広まっていくと筆者らは考えている.このような利用シーンにおいては 位置情報を基に各自の利用環境を行く先々のコンピュータ上で安全かつ迅速に復元する機能が必要となる. これを実現するためには位置検出技術が必要となり 筆者らが開発したセミパッシブ型セキュアタグシステムを適用することにした.これは通常のRFIDタグに比べ 必要な時以外は電波を発しないセキュリティやプライバシーに配慮したタグシステムである.本論文では 我々の目指すサービスの実現例と それを実現するために使用したセキュアなタグシステムを中心に報告する.We are carrying about mobile PC now. It will be expected that each one's PC environment is moved to the PC placed at destination without mobile PC. In such a use scene, we will need the functions that restore user's PC environment safely and promptly on various PCs. To achieve such functions, we started this research. Because the system required the positional detection technology, we decided to apply the secure semi-passive RFID system that authors had developed to it. This tag system doesn't emit electric waves to keep security and privacy compared with usual RFID tag system. In this thesis, it reports the example of achieving the service at which we aim and the RFID system that uses it to achieve it.