著者
葦原 摩耶子 東條 彩乃
出版者
神戸親和女子大学ジュニアスポーツ教育学科
雑誌
ジュニアスポーツ教育学科紀要 = Bulletin of Department of Junior Sports Education Kobe Shinwa Women's University (ISSN:21878218)
巻号頁・発行日
vol.3, pp.1-9, 2015-05-31

本研究の目的は、運動時に音楽聴取、およびミュージックビデオ視聴を行うことで、運動の気分改善効果が増強されるかどうかを検証することである。女子大学生10名を対象に自転車エルゴメーターを用いて実験を行った結果、嫌いな音楽を聴くことによって運動後に否定的感情および落ち着き感が悪化すること、好みの音楽を聴くことによって高揚感がより高まることが示された。さらに、ミュージックビデオを視聴すると音楽の好みに関わらず否定的感情が増加すること、好みのミュージックビデオを視聴することによって「快感情」をより増強させることが示された。以上の結果より、運動中の音楽聴取は気分に影響を与え、好みを踏まえて適切に使用することで、運動による気分改善効果をより高めることが示唆された。
著者
出雲井 亨
出版者
日経BP社
雑誌
日経パソコン (ISSN:02879506)
巻号頁・発行日
no.484, pp.193-196, 2005-06-27

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1 0 0 0 IR 国語科授業案

著者
梶山 哲耶
出版者
静岡大学教育学部附属静岡中学校
雑誌
教育研究協議会要項 : 共に創りあげる授業 : 「教科ならではの文化」を味わう子どもたち
巻号頁・発行日
no.30, pp.20-27, 2018-10-12

題材名 : 「校歌でMV (ミュージックビデオ) 制作をする効果」教科横断系のMV制作過程を通じて磨かれる言葉のチカラ

1 0 0 0 OA 己が罪

著者
菊池幽芳 著
出版者
春陽堂
巻号頁・発行日
1920
著者
小野 真由美 恵美 千鶴子
雑誌
美術研究 = The bijutsu kenkiu : the journal of art studies
巻号頁・発行日
no.425, pp.21-23, 2018-07-02

The Dô no onkura okakemono outasho kiwame daitsukeno chô(銅御蔵御掛物御歌書極代付之帳)is one of the rare documents in the Tokyo National Research Institute for Cultural Properties collection, and is part of the Nakagawa Bunko library of Nakagawa Tadayori (1873-1928) that this institute purchased in 1929, the year before its opening. The overleaf of the inner cover and the back cover bear the bookplates of Suzaka daimyô Hori Naotada (1806- 1880), indicating that it was formerly part of Naotada's Hananoya Bunko library. Naotada is renowned for his Fusô meiga den(扶桑名画伝)biographies of Japanese painters. The Dô no onkura okakemono outasho kiwame daitsukeno chô is a copy of the original record of kiwame (connoisseurship statements) and daitsuke (appraised values) made in 1691 (Genroku 4) of the Tokugawa shogunal collection, known as the Ryûei Gomotsu, by Kanô Masunobu (Tôun, 1625-1694), Kanô Tsunenobu (Yôboku, 1636-1713), Kohitsu Ryômin (1645-1701), Kohitsu Ryôchû (1656-1736) and others. The Dô no onkura okakemono outasho kiwame daitsukeno chô thus shows that the shogunate had its officially appointed Kohitsu and Kanô family members evaluate and price the calligraphy and paintings in its collection as of 1691. The earliest Ryûei gomotsushû volumes are said to have been compiled in 1644 (Kan'ei 21) by Matsudaira Nobutsuna (1596-1662), who was then the shogunate's osukiya shihai, officer in charge of the management of shogunal collection. Later the Ryûei Gomotsu items held by the shogunate were caught in the Great Fire of Meireki in 1657 with the majority destroyed. The collection was then rebuilt through gifts presented by various daimyô to the shogunate. This Dô no onkura okakemono outasho kiwame daitsukeno chô confirms that the collection had been fully rebuilt in terms of both quality and quantity by 1691. While there are some additional notations inherent to a copy of an original document, this Dô no onkura okakemono outasho kiwame daitsukeno chô is a rare extant document that faithfully conveys the original's connoisseurship content. We thus present in this article both a reprint of the entire document and a discussion of some of its most noteworthy appraisal cases.

1 0 0 0 OA 官報

著者
大蔵省印刷局 [編]
出版者
日本マイクロ写真
巻号頁・発行日
vol.1945年11月20日, 1945-11-20

1 0 0 0 OA 官報

著者
大蔵省印刷局 [編]
出版者
日本マイクロ写真
巻号頁・発行日
vol.1944年12月28日, 1944-12-28
著者
浜田 真理
出版者
日本図学会
雑誌
図学研究 (ISSN:03875512)
巻号頁・発行日
vol.39, no.Supplement1, pp.125-128, 2005 (Released:2010-08-25)
参考文献数
5

空間が文学の中でどのように描かれるかということについて、村上春樹 (1949~) の初期の短編小説「パン屋再襲撃」 (1986) を示例として、図学的な観点から考察する。空間は、図や絵画のように視覚的なるもので示される場合が多いが、言語を使用して実体のないイメージの世界としてあらわしたものもある。言葉だけであらわされた空間や形は、それを読む者に、視覚で限定された図的表現よりも、読み手のイメージによって視点を固定したものではない自由度のある空間や形を思い起こさせる。また、言語表現により、現実にはあり得ない世界を描くことができる。さらに同時に別世界の物語をパラレルな形で表現することも可能で、異なる空間を現実の空間に入れ込むこともできる。そのように言語による空間表現は現実空間はもちろんのこと、存在しない空間やイメージの空間を自由に創り出し、想像の空間を示すことができる。本研究では、それらが実際に空間について書かれた文章を、象限の考え方に当てはめて考察していくことにより、言語的世界で構築された空間を解明していく。
著者
田口 善弘
出版者
一般社団法人 日本物理学会
雑誌
大学の物理教育 (ISSN:1340993X)
巻号頁・発行日
vol.25, no.3, pp.147-148, 2019

<p>1.はじめに</p><p>本書の副題は「Overleafで手軽に文書作成」である.OverleafはWEBベースのLaTeX入力システムである.LaTeXはワードのようなWYSIWYG (入力したままが印刷される) ワードプロ</p>
著者
有村 俊秀
出版者
社団法人 環境科学会
雑誌
環境科学会誌 (ISSN:09150048)
巻号頁・発行日
vol.35, no.1, pp.1-9, 2022-01-31 (Released:2022-01-31)
参考文献数
49

パリ協定を機に,排出量取引制度(ETS),炭素税などのカーボンプライシング(炭素価格付け)が重要な政策手段として改めて注目されてきた。日本でも脱炭素に向けた本格的なカーボンプライシングの導入の検討が必要だ。しかし,日本では国が導入した炭素税(地球温暖化対策税)は低率で,排出量取引は東京都と埼玉県で導入されたのみである。それは,産業界を中心に,排出量取引の効果や経済影響などへの懸念が示されてきたからである。そこで本稿では,欧米及び日本を対象とした事後検証を中心に排出量取引に関して明らかになったことをレビューし,これらの懸念に対して,学術的な回答を示した。特に,多くの事後検証から,排出枠の価格が低下しても,制度が安定しており,将来的に削減目標が厳しくなることが分かっている場合,排出量取引は削減効果を発揮することが示唆された。さらに,炭素リーケージ・国際競争力問題については,排出枠のアップデート方式の配分方法などの対応方法についての経済分析を用いた効果を紹介する。最後に,脱炭素社会に向けた第一歩として,自治体による排出量取引制度の全国展開を提案する。
著者
齋藤 友彦 梅澤 克之 ?? 崇 中澤 真 平澤 茂?
出版者
一般社団法人 経営情報学会
雑誌
経営情報学会 全国研究発表大会要旨集 PACIS2018主催記念特別全国研究発表大会
巻号頁・発行日
pp.47-50, 2018 (Released:2018-08-31)

著者らは新潟県立松代高校を中心に,近隣の高校生を対象とした「まつだいサイエンス講座」を開催した.講座内でプログラミングやタイピングソフト実施時における閲覧・編集履歴及び脳波履歴を収集し,その解析を行った.これまでの結果,プログラミングやタイピングソフト実施時においてβ波/α波の値が学習の困難度を測る指標として有効であることが確認した.本稿では,まず,講座冒頭に行ったプログラミングに関する事前アンケート及び事前テスト(中学3年生~高校1年生レベルの英語,数学,国語)の結果をまとめる.続いて,事前アンケート・テストと脳波の関係を解析し,特にβ波/α波との関係について考察を行う.
著者
阿座上 聖史 名本 真章 畑 佳孝 向井 康二 富田 洋介 本田 邦臣 伊原 栄吉 井原 裕二 三澤 正 田辺 嘉高 豊島 里志
出版者
一般社団法人 日本消化器内視鏡学会
雑誌
日本消化器内視鏡学会雑誌 = Gastroenterological endoscopy (ISSN:03871207)
巻号頁・発行日
vol.53, no.4, pp.1288-1294, 2011-04-20
参考文献数
18

症例は63歳,女性.大腸内視鏡で直腸Rbに径10mmの粘膜下腫瘍を認めた.内視鏡的に粘膜切開し腫瘍を露出させた上で直視下生検を施行した.病理組織学的にGISTと診断し,外科手術にて摘出し得た.直腸原発のGISTは比較的予後が悪いとされ,進行した場合には術後QOLの低下を招くため,早期診断が望まれるが,粘膜切開による直視下生検は非常に有用な手段であると考えられた.
著者
小川 潤 永崎 研宣 中村 覚 大向 一輝
雑誌
じんもんこん2020論文集
巻号頁・発行日
vol.2020, pp.215-222, 2020-12-05

本研究の目的は,時間的文脈情報を含む社会ネットワーク分析に利用可能なデータを構築することである.既存モデルにおいても,人物間の関係性に時間情報を付加することは可能であったが,それは年月日など絶対的な時間情報に基づくものであった.だが歴史史料,とくに古代史史料では,物事の前後関係といった非常に曖昧な時間情報しか入手しえないことが往々にしてある.そのような問題に対処すべく,本研究は史料中に言及される出来事の継起関係をもとに時間的文脈情報を表現し,それを用いて人物および人物間の関係性に「相対的な」時間情報を与えるためのモデルを設計するとともに,一次史料を用いてその有効性を検証した.
著者
林田 精郎
出版者
Japan Society of Engineering Geology
雑誌
応用地質 (ISSN:02867737)
巻号頁・発行日
vol.14, no.3, pp.103-111, 1973-09-30 (Released:2010-02-23)
参考文献数
23

岩石の弾性係数は測定のために加えられた応力の大きさと応力速度の関数である。応力速度が大きい程, 応力が小さい程見掛けの弾性係数が大きくなる。このような力学的特性をもつ岩石は, 塑性要素と遅延要素とが連続的に分布する力学的モデルで代表させることができる。この場合, 個々の要素の定数は応力の大きさ, 応力速度などによって変るのでそれ程大きな意味はもっていない。岩石は固結の程度によって塑性的性質の顕著に現われる応力領域がある。これは岩石を力学的に研究する場合に重要なことである。