著者

井上 貴子

出版者

JAPAN ASSOCIATION OF INTERNATIONAL RELATIONS

雑誌

国際政治 (ISSN:04542215)

巻号頁・発行日

no.127, pp.169-184,L18, 2001

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Television viewing has become a part of everyday life in India since the early 1990s. The development of mass media has made new patriotism pervasive in the popular culture of India. It is quite usual that political parties appropriate popular culture for legitimizing their ideology. I especially focus on the video clip shot by G. Bharat, a commercial film producer for the album <i>Vande Mataram</i> (Mother, I salute you) by A. R. Rahman, a popular musician, released in 1997 to celebrate India's fifty years of independence.<br><i>Vande Mataram</i> composed by a Bengali poet, Bankimchandra Chatterjee was first set to music and sung by Rabindranath Tagore at the 1896 session of the Indian National Congress. The song became a symbol of patriotism during the Swadeshi movement opposed to the partition of Bengal in 1905, though it caused the communal tension between Hindus and Muslims during the freedom struggle, as it was anti-Muslim in its content and context.<br>The video clip of <i>Vande Mataram</i> revived in a new version made patriotism the popular boom in spite of heavy criticism. Patriotism described in the video clip is love of Mother India, a country of "Unity in Diversity", where the diverse people live happily and tradition and modernity coexist. This concept totally agrees with the program code of laws relating to broadcasting, which made the video clip possible to be broadcast widely.<br>Bharatiya Janata Party appropriated this boom. The Uttar Pradesh Government tried to make the singing of <i>Vande Mataram</i> in schools, the meetings for mourning victims of Kargil War were held all over the country, and the Millennium Vande Mataram Campaign was launched for arousing patriotism among the youth. These events reminded them of the national enthusiasm for calling for freedom though it caused communal tension and was criticized bitterly.<br>Those who belong to the urban middle class of Chennai in Tamil Nadu, Rahman and Bharat's native city, have well accepted the new patriotism according to my survey. The result shows that the difference of social background little affects their perception. Though caste and gender difference cannnot be recognized, the elder generation, non-Hindu and non-Tamil, are somewhat more critical of the new patriotism. Tamil Hindus seem no longer to be satisfied with Tamil Nationalism propelled by regional parties but to identify themselves with the Nation of India.<br>This phenomenon is a reaction to globalization. Both anti-globalization and yeaning for American culture in producers' mind crystallized as a new patriotic music. Though its description of India suggests no border and enemy, anti-globalization is often expressed by the hostility to neighbors. That is why BJP can easily appropriate this boom for legitimizing their ideology and policy based on anti-Pakistan and anti-Muslim themes.

著者

今泉 俊雄 SOHMA Tsutomu HOTTA Haruhiko TETO Ichiro IMAIZUMI Hitoshi KANEKO Mitsuo

出版者

日本脳神経外科学会

雑誌

Neurologia medico-chirurgica = 神経外科 (ISSN:04708105)

巻号頁・発行日

vol.35, no.6, pp.385-391, 1995-06-15

参考文献数

10

被引用文献数

4 28

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Traumatic AOD 11例(交通外傷9例)の来院時所見は, 呼吸停止全例, 心停止9例であった. 合併外傷は, 椎骨動脈損傷による上位頸椎周囲の血腫9例, 環軸椎脱臼4例, 環椎骨折3例, 延髄-頸髄移行部からのくも膜下出血9例, 頭蓋骨々折4例, 下顎骨折3例及びその他の顔面外傷10例, 重症胸部外傷8例, 腹腔内出血2例で, 致死的外傷が多かった. 顔面, 頭部, 胸腹部へ外力が頸部過屈曲伸展を起こし, 頭蓋頸椎移行部への引き抜き力となりAODが発生したと考えられた. AOD発生と同移行部により近い部位の損傷との関連が考えられた. 重篤な外傷であっても出血量は少なく, 低血圧, 心停止による影響と思われた. 最終的予後は10例が死亡, 1例が植物状態であった.

著者

土山 希美枝

出版者

龍谷大学政策学会

雑誌

龍谷政策学論集 = Ryukoku journal of policy science (ISSN:21867429)

巻号頁・発行日

vol.10, no.1, pp.1-4,6-18, 2020-12

著者

石積 勝 イシヅミ マサル

出版者

神奈川大学経営学部

雑誌

神奈川大学国際経営論集 = Kanagawa University international management review (ISSN:09157611)

巻号頁・発行日

no.62, pp.149-166, 2021-10

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『神島二郎「政治元理表」の世界』(2021年3月神奈川大学国際経営研究所、Project PaperNo.54)の続編。 本研究ノート序章および第一章では、神島が処女作『近代日本の精神構造』(1961年、岩波)執筆にあたり、どのような問題意識で臨んだか、また、その問題意識がどのように「政治元理表」に反映されているかついて論ずる。第二章では、「政治元理表」に結晶している神島の政治学的認識枠組みにも触れながら、神島の時事的評論「転換期を読む」をテキストに、筆者(石積)なりに日本の現状についての考察を行う。研究ノート

出版者

日経BP社

雑誌

日経コンストラクション (ISSN:09153470)

巻号頁・発行日

no.677, pp.54-57, 2017-12-11

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魅力度ランキング最下位の茨城県の中で、最も知名度の低い町──。そんな城里町で、高校生が地域おこしに奮闘。クラウドファンディングで資金を集め、町内のダムをモチーフにした「ダムカレー」を開発している。

著者

田辺 正行

出版者

公益財団法人 日本醸造協会

雑誌

日本醸造協会誌 (ISSN:09147314)

巻号頁・発行日

vol.85, no.5, pp.309-315, 1990-05-15 (Released:2011-09-20)

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消費者の嗜好が多様化するのに伴い, 日本の市場で新たな地位を確保した酒類も少なくない。若者を中心として歓迎されているシードルについて, 原料のりんご, 醸造法, 製品の成分と幅広く解説していただいた。新たに他の果実を原料とした酒類を開発する際にも役立つところが多い。

著者

鹿角 契

出版者

日本薬理学会

雑誌

日本薬理学雑誌 = Folia pharmacologica Japonica : くすりとからだ : ファーマコロジカ (ISSN:00155691)

巻号頁・発行日

vol.149, no.5, pp.231-234, 2017-05

著者

仏書刊行会 編

出版者

仏書刊行会

巻号頁・発行日

vol.110, 1922

著者

宇野 民幸

出版者

愛知教育大学数学教室

雑誌

イプシロン (ISSN:0289145X)

巻号頁・発行日

no.40, pp.113-118, 1998-12

著者

渡邊 裕一

出版者

東洋大学国際哲学研究センター

雑誌

国際哲学研究 = Journal of international philosophy (ISSN:21868581)

巻号頁・発行日

no.8, pp.75-86, 2019-03

著者

菊地 慧 キクチ サトシ Kikuchi Satoshi

出版者

弘前大学哲学会

雑誌

哲学会誌 (ISSN:02870886)

巻号頁・発行日

no.40, pp.45-51, 2006-03-31

著者

遠藤 次郎

出版者

The Japan Society for Oriental Medicine

雑誌

日本東洋医学雑誌 (ISSN:02874857)

巻号頁・発行日

vol.37, no.1, pp.19-22, 1986-07-20 (Released:2010-03-12)

参考文献数

20

被引用文献数

3 2

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著者は古典に基づいて原穴の意義を探究し, 次の知見を得た。「腎を介して四関に蓄えられた五臓の精気は各々の原穴から湧出し, その反応を体表にあらわす。また, 四関は外界の精気を感受し, この周期性に合わせて五臓の精気を原穴から各々の経脈に流出させる」。

著者

東野 英明

出版者

日本良導絡自律神経学会

雑誌

日本良導絡自律神経学会雑誌 (ISSN:09130977)

巻号頁・発行日

vol.51, no.3, pp.94-104, 2006

出版者

日経BP

雑誌

日経ビジネス = Nikkei business (ISSN:00290491)

巻号頁・発行日

no.2083, pp.34-41, 2021-03-22

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調理家電などを手掛けるファブレス家電メーカーのバルミューダが20年11月、コードレス型のスティック掃除機に新規参入した。最大の「売り」は、今まで消費者が感じたことのないような楽な使い勝手にある。 ゴミを吸い込むヘッド部分に2本のブラシを搭載し、…

著者

菅川 祥枝 木藤 伸宏 島澤 真一 弓削 千文 奥村 晃司 吉用 聖加 岡田 恵也

出版者

一般社団法人日本理学療法学会連合

雑誌

理学療法学 (ISSN:02893770)

巻号頁・発行日

vol.31, no.7, pp.412-419, 2004-12-20 (Released:2018-09-25)

参考文献数

17

被引用文献数

4

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本研究では,角速度センサを用いて歩行時の骨盤,大腿,下腿の回旋運動の計測を行い,変形性膝関節症患者で得られた角速度波形より健常例とは異なる特徴を同定し,その特徴を明らかにすることを目的とする。対象は健常若年群5名,健常高齢者群8名,変形性膝関節症群21名である。結果は変形性膝関節症群では健常群と異なる角速度波形が確認できた。骨盤の回旋運動には大きな相違は見られなかった。大腿は,荷重反応期での内旋,立脚中期の外旋運動の減少が見られた。下腿では,健常者は歩行時,立脚初期には下肢回旋運動は複雑な運動が行われており,変形性膝関節症群では下腿回旋運動の減少がみられた。また周波数解析では変形性膝関節症群は健常者群と比較し,第1ピーク周波数が低周波域に移動しており,さらに,スペクトルの広がりの不均一性が認められ,下腿回旋運動の調和性が失われていると推測した。本研究で用いた角速度センサによる下肢肢節回旋測定は,臨床においての理学療法効果判定に有用である可能性が示された。

著者

久保 吉人

出版者

日本ベンチャー学会

雑誌

日本ベンチャー学会誌 (ISSN:18834949)

巻号頁・発行日

vol.31, pp.47-61, 2018

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本稿は、高級扇風機と呼ばれる新市場形成を、ほぼ同時期に成し遂げた家電ベンチャー企業2社の事例研究を通じて、次のようなことを明らかにした。両社の共通点は、「風の質感」改善のために、羽根車やモータを「新技術」へ置換することで、高級扇風機という製品カテゴリーを創出した点にある。その中で、2つの企業のデザインに対する思考には、次のような違いがあった。バルミューダは、新しい多翼二重構造の羽根開発に成功したにもかかわらず、「実用性への考慮」から既存の扇風機の外観デザインに固執した。しかしながらダイソンは、空気誘引技術を採用し、外観から羽根車を排除することに成功、羽根のない扇風機という「意味の急進的な変化」においてドミナントデザインには従わなかった。また本稿は、成熟市場での新市場形成プロセスにおいて、同じ戦略を採用した両社のその後の経営成果についても分析を行った。その結果、市場参入時にドミナントデザインに従ったか否かは、新市場形成には関係が無かった。しかし、その後の製品展開が異なることを明らかにした。

著者

野口寧斎 著

出版者

新進堂

巻号頁・発行日

vol.巻上, 1894

著者

中山 一郎 梶田 将司

出版者

一般社団法人 日本音響学会

雑誌

日本音響学会誌 (ISSN:03694232)

巻号頁・発行日

vol.54, no.7, pp.539-540, 1998-07-01 (Released:2017-06-02)

著者

野村 祐子

出版者

一般社団法人 日本科学教育学会

雑誌

日本科学教育学会研究会研究報告

巻号頁・発行日

vol.35, no.1, pp.29-32, 2020

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<p>電気ストーブや照明器具などの取扱いにおいては,火がなくても可燃物が発火して火災に至ることがある.これらの火災に対する予防指導を支援するため,裸火以外の着火源による固体可燃物の発火現象を理解させるためのWeb教材を作成した.木や紙などの燃えやすい固体にゆっくり熱が伝わって急に燃え出す,高温表面や赤外線を着火源とする発火の仕組みを説明するため,虫眼鏡で日光を集めて白と黒の画用紙を焦がす実験を活用し、画用紙が発煙して穴が開くまでの過程と,炭化が進行して橙色の火炎が拡大する過程を,映像と時系列写真で繰り返し観察できるようにした.また,「ししおどし」に水が溜まって動き出す様子を観察する教材を作成し,水と熱を比較することによって,発火の有無を左右する「熱のつり合い」に着目できるよう図った.これらの教材を用いて小学校理科「光の性質」の内容を発展させる学習過程の提案を試みた.</p>

著者

古川喜九郎 編

出版者

博報堂

巻号頁・発行日

1912