出版者
日経BP社
雑誌
日経ビジネス (ISSN:00290491)
巻号頁・発行日
no.1748, pp.42-45, 2014-07-07

開かれる日本の空迎え撃つ日本勢の秘策東京五輪に向けて、羽田、成田の発着枠はさらに広がっていく。日本勢にとってこれはチャンスでもあるが、同時に脅威ともなり得る。迫る海外キャリアの攻勢に、日本勢はどう立ち向かうのか。
著者
李 協京 田渕 五十生
出版者
奈良教育大学
雑誌
奈良教育大学紀要. 人文・社会科学 (ISSN:05472393)
巻号頁・発行日
vol.46, no.1, pp.21-35, 1997-11-10

The main purpose of this article is to make a comparative study of situations of Chinese students who lived before and after the war in Japan with special focus on the policy pertaining to the sending of students abroad, especially during China's reform. It is a hard known fact that the war caused sentiments among the Chinese students against Japan, however, these negative feelings gradually changed for the better. Since new policies had been implemented, which would strongly support the Chinese in developing their country, it has triggered the Japanese to promote peace and friendship with the Chinese.
著者
東川 麻里 波多野 和夫
出版者
一般社団法人 日本高次脳機能障害学会
雑誌
高次脳機能研究 (旧 失語症研究) (ISSN:13484818)
巻号頁・発行日
vol.23, no.4, pp.281-288, 2003
被引用文献数
1

再帰性発話と反響言語が合併した失語例を報告した。この症例は「ナカナカ」という語を中心とした常同的発話を産生した。この「ナカナカ」には,「ナカナカブイ」,「ナカナカナイト」のように語尾に付加語が付く程度の変形が観察された。われわれはこの現象を再帰性発話の概念で理解し,その経過における「浮動的段階」 (Alajouanine 1956) に相当すると考えた。さらにこの「ナカナカ」は文法的機能語を伴うこともあり,半常同性発話 (Hadanoら 1997) の症状に類似するものと思われた。反響言語は主として会話場面で出現し,形式としては減弱型または完全型であった。本例の失語型は従来の Wernicke (1874) -Lichtheim (1885) から Geschwind (1965) に至る古典論的な失語分類では位置づけが困難であると思われた。とくに,異なる種の反復性言語行動または自動言語が合併した症例として,これまでに報告例の少ない貴重な症例と思われた。
著者
上杉 忠孝 田中 恵信
出版者
社団法人日本気象学会
雑誌
天気 (ISSN:05460921)
巻号頁・発行日
vol.55, no.1, pp.23-36, 2008-01-31
被引用文献数
2

2000年7月4日,東京都心を中心に東京大手町で時間雨量82.5mm,新木場で104.0mmという短時間強雨(1時間雨量が警報基準を超えているため短時間強雨とした)があった.この強雨のプロセスを羽田,成田両空港のドップラー気象レーダーのデータと,アメダス,東京都の大気汚染常時監視測定局等のデータを使用して解析した.短時間強雨発生のプロセスは次のように考えられる.まず鹿島灘・九十九里浜方面からと相模湾・東京湾方面からの2つの海風とが収束して降水エコーが発生・発達した.この降水エコーが東京都・神奈川県境付近で発生した降水エコーとマージを2回起こし,新木場付近で強雨をもたらした.さらに大手町付近における18時30分の強雨は,中部山岳で発生し,南東進したメソβスケールの降水系が衰弱しエコー強度が30dBZ以下になって生じた外出流が,新木場付近に強雨を起こした降水セルからの外出流と収束して,降水セルを強化したことによって起きたことがわかった.
出版者
国際日本学研究会
巻号頁・発行日
2009
著者
河住 有希子 浅野 有里 北川 幸子 藤田 恵 秋元 美晴
出版者
日本語教育方法研究会
雑誌
日本語教育方法研究会誌 (ISSN:18813968)
巻号頁・発行日
vol.23, no.1, pp.64-65, 2016

We analyze a teacher diary of Japanese-language lessons given to visually-impaired learners, and find differences between teaching for the sighted and that for the visually-impaired. We gave Japanese supplementary classes from April to July 2016 in an educational institution where visually-impaired foreign students were enrolled. We wrote and shared the diary, which shows confusion of the learners seen in the introduction of vocabulary and sentence patterns and in oral practices, and also shows items of learning difficult for the teachers to give explanations. Through the analysis of the diary, this research will make clear the items with difficulties unique to visually-impaired learners and will provide classroom solutions.
著者
堀越 功
出版者
日経BP社
雑誌
日経コミュニケーション (ISSN:09107215)
巻号頁・発行日
no.456, pp.24-28, 2006-02-15

"モバイルADSL"で携帯電話事業へ新規参入するアイピーモバイル。その事業戦略は,電話サービスを提供しない,無線インフラの提供に徹するなど,これまでの携帯電話の常識を覆すものばかりだ。アイピーモバイルは移動通信市場に足場を築けるのか。その実像に迫る。
出版者
日経BP社
雑誌
日経ビジネス (ISSN:00290491)
巻号頁・発行日
no.1815, pp.58-61, 2015-11-09

日本経済に巣くう根深い病となってきたデフレには4つの原因があった。賃金下落、産業競争力低迷、成長期待の低下、政策の誤りである。アベノミクスでもデフレ脱却には力不足だ。企業も変わらなければならない。
出版者
日経BP社
雑誌
日経コミュニケーション (ISSN:09107215)
巻号頁・発行日
no.395, pp.67-69, 2003-07-28

NTT東西地域会社が,フレッツによる企業ユーザーの獲得を加速させる。ADSLサービス「フレッツ・ADSL」,FTTHサービス「Bフレッツ」の両サービスに,月3000円の加算で24時間故障修理に対応するメニューを用意。企業を取り込むことで,年度末の「FTTH100万ユーザー獲得」達成を目指す。 NTTがようやく重い腰を上げた。
著者
保坂 健吾 草葉 隆一 秋元 咲貴子 寺本 洋一(MD) 柳澤 透(MD) 関 勝(MD)
出版者
社団法人 日本理学療法士協会関東甲信越ブロック協議会
雑誌
関東甲信越ブロック理学療法士学会 (ISSN:09169946)
巻号頁・発行日
vol.26, pp.41, 2007

【はじめに】コンパートメント症候群(以下CS)は、下肢では下腿に好発し筋・神経に阻血性壊死をもたらす疾患である。今回、右殿部・大腿部にCSを呈し、歩行獲得に難渋した症例を経験したのでここに報告する。<BR>【症例紹介】28歳女性、無職独居。併存疾患は、Marfan症候群(軽度の大動脈弁閉鎖不全、両側水晶体脱臼)、境界性人格障害がある。<BR>(現病歴)平成18年11月28日睡眠薬20錠内服しホットカーペット上で昏睡状態となった。9時間後に覚醒したが、右下肢に異常を感じ、自ら救急車を要請し当院に搬送。左頬部、右殿部・足部の褥瘡、右腓骨神経麻痺疑いにて入院加療となった。後日、右殿部・大腿部の腫脹とCK値上昇認め、CT所見より同部位のCS、挫滅症候群と診断された。<BR>(評価)殿部褥瘡はCampbellよる分類グレード3、大きさ14.5×21.0cm、安静時痛あり。関節可動域は褥瘡部伸張痛により右股関節屈曲90°で制限あり。患側MMTは、大殿筋・中殿筋・ハムストリングス2、大腿四頭筋4、前脛骨筋・下腿三頭筋0と筋力低下を認めた。感覚は右坐骨神経領域脱失。平行棒内歩行可能だが、患側遊脚期では下垂足を認め、立脚期では前足部で接地し立脚中期で支持不十分、踏み切りが弱かった。<BR>【経過】第8病日より理学療法(以下PT)開始し、ROMex、筋力強化、起立動作、平行棒内歩行を施行した。第14病日、T字杖歩行へ移行した。第21病日、下垂足に対するプラスチック短下肢装具が完成し、遊脚期のクリアランスが良好となった。第27病日頃より、殿部褥瘡による右大殿筋の収縮時痛が増強し、右踵接地時に過度な体幹の前傾が出現した。第52病日、デブリードマン・縫合術を施行、PT一時中止した。第58病日、PT再開。殿部疼痛消失しており、踵接地時の体幹前傾も改善された。第64病日、股関節伸展を促すためトレッドミル歩行(以下TM)を開始した。第69病日、右単脚支持期の延長、右ストライド長の増加を認めた。第72病日、退院となりPT終了した。<BR>【考察】本症例はCS・挫滅症候群による筋力低下、褥瘡治癒遅延により歩行獲得に難渋した。術後も患側立脚中期では、股・膝関節軽度屈曲位で後方重心となり支持不十分な状態で踏み切りが弱かったことが問題となった。これに対し、TMを実施し、良好な結果が得られた。文献によるとTMは、平地歩行に比べ、立脚期の股関節伸展が強制されやすく、陽性支持反射を促通し、下肢の支持性が向上しやすいとある。この効果は、本症例のような殿部・大腿部CSにより筋力改善困難な症例に対しても、歩容矯正に有効であるものと考えられた。

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著者
水路部 [編]
出版者
水路部
巻号頁・発行日
vol.第1巻(昭和15年12月1日調査), 1941
著者
航路標識管理所 編
出版者
日本海員掖済会
巻号頁・発行日
vol.明治26,28−32年, 1912
著者
瓜生 浩朗
出版者
社団法人日本経営工学会
雑誌
日本経営工学会誌 (ISSN:03864812)
巻号頁・発行日
vol.39, no.5, pp.300-308, 1988-12-15

物質, エネルギーという従来の二大概念に対する基本的思考論理は, 真か偽かという形式論理であった.しかし, 情報化時代が到来した現在, 新しい概念である情報は人間の価値と密接な関係があるため, 形式論理は情報に対する論理とはなりえず, 情報の論理がまだない.そこで, 情報の論理として情報のもつ価値を媒体とする価値論理を構築した.価値論理は, 生命の連続性を実現化するという目的に対して, 価値思考の法則等を研究する論理であり, 次の内容および特徴をもっている.(1)価値あり1,あいまいな価値α, および価値なし0の価値定数を定義した.(2)否定, 論理和, 論理積および, とくに論理商を定義した.(3)演算記号により結合した論理式の価値は, 価値表により評価される.(4)論理商により価値情報が創造, 生産される.
著者
清水 次郎 瓜生 浩朗
雑誌
全国大会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.45, pp.83-84, 1992-09-28

ファジィ論理は、形式論理における真(1)と偽(0)の中間に、人間の使う形容詞的な言葉の一部を数値化して挿入することにより、形式論理に人間の個人的主観性をとり入れた論理である。しかし、この論理は、矛盾概念(真、偽以外の中間値はない)の真、偽の中間に、反対概念の人間の主観を適当に数値化して挿入し、これらを一元化している。これは、矛盾概念の形式論理に帰着するものであり、異質の概念を一つの概念に統一する論理である。さらに、ファジィ論理の考え方は、万物は定量化、数値化できるというものであり、"いかにあるか"の文明・機械中心の思考にもとづいて真理を探求するものである。このことは、結果として、人間性無視につながっていき、現在、形式論理によってひきおこされている地球環境問題を、さらに促進させる恐れがある。そこで、これらを解決する基本論理として、価値論理を構築した。この価値論理は、人類および生命体ならびに生態系の永存、人間および生きとし生けるもののいのちの尊重の実現を目標とする。そして、価値あり(1)と価値なし(0)という反対概念の間に、あいまいな価値(a)が存在することにより、人間の普遍的主観性をとり入れた論理である。さらに、この価値論理の考え方は、人類永存の達成、人間尊重の実現のために、主体客体および環境は"いかにあるべきか"の文化・人類中心の思考にもとづいて、価値を探求するものである。本研究は、この価値論理における価値序列関数について考察し、また、価値論理の特徴であり他の論理に存在しない論理商および論理商駅伝の定理によって、上述の問題の基本的な解決の方向性を求めた。