著者
勝田 茂 神林 勲
出版者
バイオメカニズム学会
雑誌
バイオメカニズム学会誌 (ISSN:02850885)
巻号頁・発行日
vol.13, no.3, pp.111-120, 1989-08-01 (Released:2016-10-31)
被引用文献数
1
著者
八田 早那子 藤江 衣織 東郷 将成 柴田 啓介 木村 宣哉 瀧澤 一騎 神林 勲 山口 太一
出版者
一般社団法人日本体力医学会
雑誌
体力科学 (ISSN:0039906X)
巻号頁・発行日
vol.70, no.4, pp.247-256, 2021-08-01 (Released:2021-07-15)
参考文献数
22
被引用文献数
1

The purpose of this study was to compare effects of different amounts of carbohydrate (CHO) in beverage on plasma glucose (GLU) concentration during exercise after feeding breakfast. Seven healthy Japanese male subjects performed 30-min cycling at an intensity on the 75% of maximal load at 3-h after feeding breakfast under 3 types of CHO (0 g, 30 g and 150 g) beverage conditions. The subjects ingested 500 mL of beverage dissolved each amount of glucose at 30-min before the exercise. The GLU concentrations were measured at 35- and 10-min before the exercise and every 5-min during the exercise. The minimum GLU concentrations under the 30 g condition for all subjects were lower than a criterion for hypoglycemic (72 mg / dL). The mean value also fell below the criterion at from 10- to 20-min during exercise. The minimum GLU concentration under the 150 g condition of only one subject was lower than the criterion, but the mean value did not fall below the criterion. Significant negative correlations were found between the subjects’ maximum oxygen uptake (VO2max) and the decreases in GLU concentration from maximum to minimum under both the 30 g (r = -0.947, p < 0.01) and 150 g conditions (r = -0.884, p < 0.01). This study clarified that feeding breakfast at 3-h before the exercise followed by the 30 g CHO beverage ingestion at 30 min before the exercise induced exercise-induced hypoglycemia, and that the subjects with higher VO2max had the greater decreases in GLU concentration.
著者
林 勲男 杉本 良男 高桑 史子 田中 聡 牧 紀男 柄谷 友香 山本 直彦 金谷 美和 齋藤 千恵 鈴木 佑記
出版者
国立民族学博物館
雑誌
基盤研究(A)
巻号頁・発行日
2008-04-08

大規模災害被災地への人道支援や復興支援は、災害規模が大きくなるほど、地域を越え、国を越えたものとなる。そうした支援が被災地の従来の社会関係資本を正しく評価し、それを復旧・復興に活用し、さらにはその機能と価値を高めることによって、将来の更なる災害に対する脆弱性を克服することに繋がる。しかし、地域や国を越えての異なる文化や社会構造の理解は容易ではなく、多分野の専門家や住民との協働が求められる。それは、開発途上国の被災地への支援だけでなく、先進国で発生した災害の被災地支援についても同様であることが、2011年3月発生の東日本大震災で示された。平穏時から、対話と協働に基づく活動と研究が重要である。
著者
山地 久美子 室崎 益輝 陳 來幸 近藤 民代 相川 康子 松岡 悦子 田間 泰子 山中 茂樹 磯辺 康子 小針 進 小林 郁雄 長 志珠絵 アンベッケン エルスマリー 金 千秋 垂水 英司 津久井 進 野呂 雅之 林 勲男 山崎 栄一 白 〓浩 韓 栄恵 陳 亮全 邵 珮君 LAURIE Johnson
出版者
関西学院大学
雑誌
基盤研究(B)
巻号頁・発行日
2010

本研究は日本、韓国、台湾、米国の自然災害被災地(阪神淡路大震災、中越地震、東日本大震災、江原道、ソウル市、台中市、高雄市、台北市、ニューオーリンズ市、サンフランシスコ市等)において主に被災者と支援者、行政、メディアを対象としたインタビュー及び資料収集調査を実施し、災害復興・防災体制におけるジェンダー課題を国際比較調査から明らかにした。さらに、研究成果を基に東日本大震災直後から政策提言・意見書を提出し、法制度・政策の改善につなげた。調査概要はジェンダーと災害復興ホームページ(http://genderdisaster.net/)において確認できる。
著者
瀧内 裕之 広兼 道幸 林 勲
出版者
日本知能情報ファジィ学会
雑誌
日本知能情報ファジィ学会 ファジィ システム シンポジウム 講演論文集 第22回ファジィ システム シンポジウム
巻号頁・発行日
pp.46, 2006 (Released:2007-05-30)

近年,高度経済成長期に造られたコンクリート構造物の劣化が深刻な問題となっている.そのため,いかに効率的に維持管理していくかということが重要になってきている.このような状況下にあり,我々はコンクリート構造物の耐久性の診断を的確に行い,維持管理の効率化をはかる必要に迫られている. そこで本研究では,ひび割れの抽出を的確に行い維持管理の効率化をはかることを目的としたシステムの提案を行っている.本研究で提案しているシステムは,コンクリート構造物の耐久性の診断の手法の一つである専門家による目視点検の手助けとして,コンクリート構造物のひび割れを抽出するシステムである. 本研究では,コンクリート構造物を接写したデジタル画像からガボール関数を用いてひび割れを抽出するシステムの開発を行った.
著者
内田 英二 木本 理可 塚本 未来 神林 勲
出版者
一般社団法人 日本体育・スポーツ・健康学会
雑誌
日本体育・スポーツ・健康学会予稿集 第72回(2022) (ISSN:24367257)
巻号頁・発行日
pp.255, 2022 (Released:2022-12-22)

就寝前にスマートフォンなどの電子機器使用を制限することにより睡眠関連物質であるメラトニン分泌量が増加して入眠に好ましい効果を示すことが知られている。本研究では就寝前の電子機器使用に関する介入を行い、使用制限が起床時主観的睡眠感と自律神経系活動に及ぼす影響について明らかにすることを目的とした。被験者は健康な大学生19名(男性9名、女性10名)として、連続した5日間における就寝前1時間の電子機器使用制限期間、対照とした連続5日間の非制限期間それぞれの条件下における測定に参加した。睡眠評価としてピッツバーグ睡眠調査票(PSQI-J)および起床時睡眠感調査(OSA-MA)の質問紙調査、自律神経系活動の評価として加速度脈波測定器(TAS9VIEW)を用い自律神経バランス測定を実施した。PSQI-Jは初回測定開始時、OSA-MAは各測定期間中の起床時に記入させ、自律神経系活動はHFを副交感神経、LF/HFを交感神経の指標として各測定期間の前後に測定した。また測定期間中のスマートフォン、パソコンなどの電子機器使用時間についても併せて確認した。電子機器の使用時間は制限条件下で約50分程度短くなったが有意差は認められなかった。睡眠の時間的変数では、睡眠時間はいずれの条件も平均で約6.8時間であり条件間の差はみられなかったが、就床および起床時刻の中間点を示すmidpointが制限条件下で約30分有意に早まっており(p<0.05)、睡眠相が前進している状況が確認された。起床時睡眠感調査では制限条件下における起床時眠気因子(p<0.01)、疲労回復因子(p<0.05)が有意な高値を示した。自律神経系活動に関しては非制限条件下でHFの低下傾向とLF/HF の増加傾向が観察された。これらの結果から就寝前1時間の電子機器使用制限は睡眠感および自律神経系活動に好ましい影響を及ぼす可能性が示唆された。
著者
林 勲 ウィリアムソン ジェームズ R.
出版者
日本知能情報ファジィ学会
雑誌
知能と情報 : 日本知能情報ファジィ学会誌 : journal of Japan Society for Fuzzy Theory and Intelligent Informatics (ISSN:13477986)
巻号頁・発行日
vol.18, no.3, pp.434-442, 2006-06-15
参考文献数
20
被引用文献数
1 2

人の視覚系では, 網膜に入力された画像信号は受容野に対応した視細胞で処理され, 外側膝状体を介して第一次視覚野に入力される. 視覚系処理過程を表現するHubel-Wieselの階層仮説モデルの一例としてTAMネットワークがある. TAMネットワークは4層の階層構造からなり, 第一次視覚野以降の視覚前野を模擬している. 与えられた教師値と出力値に差がある場合, 共振学習, ビジランス機能, 中間層へのノード増加によって, 高い学習機能を確保することができる. 一方, 受容野における方位選択性モデルとしてガボール関数があり, 画像の任意の周波数成分を抽出するガボールフィルタリングを構成できる.<br>本論文では, 入力層以前にガボール型受容野層を導入した新たなTAMネットワークを提案する. 受容野層は網膜層, 神経節細胞層, 外側膝状体 (LGN) 層から構成され, ガボールフィルタリングを用いて対象画像の方位選択成分を抽出し, 輝度情報を正規化して特徴マップを構成する. ここでは, 受容野構造と特徴マップ構造について議論し, 輝度情報の信号処理アルゴリズムを定式化する. また, アルファベットの文字認識の例を用いて, 本モデルの有用性と頑健性について検討する. なお, 他のHubel-Wieselモデルと異なり, ネットワーク構造から画像特徴をファジィルールとして獲得できるので, 獲得されたファジィルールの妥当性についても検討する.
著者
楠木 伊津美 仙野 堅太 橋本 伸也 神林 勲 秋月 一城 大西 昌美 武田 秀勝 Itsumi KUSUNOKI SENNO Kenta HASHIMOTO Nobuya AKIZUKI Kazuki KANBAYASHI Isao ONISHI Masami TAKEDA Hidekatsu 藤女子大学人間生活学部 深川市立病院理学療法科 藤女子大学人間生活学部 北海道教育大学岩見沢校 松田整形外科病院口腔外科 北翔大学生涯学習システム学部 札幌医科大学保健医療学部 Fuji Women's University Fukagawa Municipal Hospital Fuji Women's University Matsuda Orthopedic Hospital Hokkaido University of Education Iwamizawa Hokusho University Sapporo Medical University
巻号頁・発行日
vol.2, no.1, pp.27-31, 2007-03-01

ヒトの生活において食事は重要な位置づけである。しかし、近年のライフスタイルの多様化に伴って食事の形態は変化し、「孤食」や栄養の偏った「偏食」がみられるようになった。そのような中で、「食育」が叫ばれてきている。食育の中でも食事の環境は大切であると考える。というのは、食事の環境は免疫機能の活性化を大きく左右し、加えて会食は、人間関係を形成するなど、社会的、精神的に良好な生活につながると考えられている。会食を行うことは、身体に必要な栄養素の摂取や心理面における満足感などの食事本来の目的のほかに、笑いや楽しみが得られ、ストレス軽減、免疫能の向上の効果があると考えられる。そこで、免疫系と内分泌系の機能検査として、末梢血中のNK細胞活性とコルチゾール値を用いて会食によるNK細胞活性、コルチゾール値の変化を検討し、会食がストレス軽減につながるかについて考察する。
著者
内田 英二 神林 勲
出版者
一般社団法人 日本体育学会
雑誌
体育学研究 (ISSN:04846710)
巻号頁・発行日
vol.51, no.1, pp.11-20, 2006 (Released:2008-01-25)
参考文献数
25
被引用文献数
2 4

This study was conducted to clarify the influence of circuit training carried out once a week on the mood state and physical fitness of college students. Thirty-five healthy college students (6 males, 29 females) participated. Students completed an exercise set consisting of six items, and repeated these in sets of three during physical education class once per week for 8 weeks. The effect of the training was evaluated by comparison of the maximal repetition (MR) values in the maximum score test (MST) carried out one week before and one week after a training period. Mood state was determined by Mood Check List-Short Form 1 (MCL-S.1), by which mood state is assessed as a pleasant feeling, a relaxed feeling, and a feeling of anxiety. The students made these assessments immediately before and 5 minutes after every exercise. The influence of the physical fitness level was assessed in female students with high TS values (HG, n=6) and in female students with low TS values (LG, n=6). All of the MR values in the MSTs and the height of a vertical jump were increased significantly after the training period. The results of repeated measures ANOVA performed on data obtained from all of the students showed that the pleasant feeling score increased significantly after the exercise (p<0.05), whereas the relaxed feeling and the feeling of anxiety scores did not change. The mood state scores before and after exercise did not show a significant difference between the HG and the LG. The pleasant feeling scores for both groups were positive in both the HG and LG, indicating that the exercise resulted in a desirable mood state. These results showed that the circuit training program was effective for increasing the level of physical fitness and that it improved the pleasant feeling of individuals, regardless of their physical fitness level.