1 0 0 0 OA 甲斐国志

著者
松平定能 編
出版者
温故堂
巻号頁・発行日
vol.第20巻 山川部第1,第21巻 山川部第2,第22巻 山川部第3,第23巻 山川部第4,第24巻 山川部第5,第25巻 山川部第, 1884
著者
小口 悟寛 袖山 健 清澤 研道 古田 精市 野村 洋 小口 寿夫 宮坂 誠 矢崎 国彦 笠原 寛 床尾 万寿雄 小岩井 俊彦 徳永 真一 田中 栄司
出版者
社団法人 日本透析医学会
雑誌
日本透析療法学会雑誌 (ISSN:09115889)
巻号頁・発行日
vol.26, no.5, pp.689-693, 1993

透析業務中の針刺傷事故で, HCV抗体陽性の透析患者血に暴露した後, C型急性肝炎を発症し, その後慢性肝炎へ進展したの2症例を経験した. 2例とも, HCV抗体陽性で肝機能が正常の透析患者に使用した注射針を誤って手掌に穿刺した. 1例は針事故後1か月後より全身倦怠感の出現とともにトランスアミナーゼの上昇を認め, 6か月後にはHCV抗体が陽性となった. 他の1例は特に自覚症状の出現はなく, 針事故後4か月目にトランスアミナーゼの上昇を認め, 6か月後にHCV抗体が陽性となった. 2例とも, 肝機能の悪化と改善を繰り返し, 針事故後, 9か月目と15か月目の肝生検による肝組織学的検査では, chronic persistent hepatitisの所見を示した. 2例ともにβ-インターフェロンの投与によりトランスアミナーゼは正常化した.
著者
ト部 晋平 浜村 亮次 藤野 有弘 田中 弘之 宮國 泰明
出版者
耳鼻
雑誌
耳鼻と臨床 (ISSN:04477227)
巻号頁・発行日
vol.41, no.2, pp.174-181, 1995

マスキングなしの気導域値に左右差があるとき, オーバーマスキング (OM) の可能性がない最高のノイズを用いる骨導聴力検査のマスキング法を考案した. 本法の手順はA BC法やABCI法よりも単純であり, 理論的に最も能率的なマスキング法である. さらに, 非検耳の気導骨導差 (A-B gap) が気導音の両耳間移行減衰量 (IaA) に等しい場合でも, プラトー法を応用することによつて, 検耳の真の骨導域値を推定できる場合があることを述べた. A-B gapとIaAの関係式は, マスキング法を理論的に解析する上で最も重要な式である.
著者
灘本 雅一 山下 将貴 日高 正博 後藤 幸弘
出版者
日本教科教育学会
雑誌
日本教科教育学会誌 (ISSN:02880334)
巻号頁・発行日
vol.39, no.4, pp.71-82, 2017

本稿は,ベースボール型ゲームの戦術の系統に基づいて考案された三つの「課題ゲーム」の積み上げ単元学習の有効性を明らかにすることを目的とした。すなわち,小学校5年生を対象に「フォースアウト・ハンドベース」,「ラケット・ベースボール」,「シフトプレイ・ソフトボール」の三つの「課題ゲーム」の技能的側面(個人的技能・集団的技能),戦術の認識的側面,情意的側面および態度的側面の学習効果についてノーマルゲームを中心に学習する対照授業との比較から検討した。その結果,「課題ゲーム教材」の積み上げ単元学習は,個人的・集団技能を向上させ,戦術行動の認識度を対照授業よりも向上させることが認められた。また,情意的側面及び態度的側面の成果を高め,体育授業に対する愛好度を高め得た。以上のことから,課題ゲーム教材の積み上げ単元学習は,有効性が高いと考えられた。
著者
高垣 敏博
出版者
ASOCIACION JAPONESA DE HISPANISTAS
雑誌
HISPANICA / HISPÁNICA (ISSN:09107789)
巻号頁・発行日
vol.1998, no.42, pp.13-23, 1998-12-01 (Released:2010-06-11)
参考文献数
15

El participio pasado, generalmente formado a partir de un verbo transitivo, se caracteriza por su valor pasivo, según explican los manuales de gramática. Se suelen añadir, no obstnte, unos cuantos ejemplos de participios derivados de un verbo intransitivo, que, por el contrario, tienen un valor activo: persona llegada de lejos, los hijo nacidos en Zaragoza. El propositó de este trabajo es aclarar qué tipo de intransitivos son susceptibles de perfectivización, y cuales son las condiciones sintáctico-semánticas requeridas para su formación.De acuerdo con la hipótesis de la inacusatividad, los verbos intransitivot se subdividen en inacusativos e inergativos. En los primeros el sujeto ocupa el lugar del objeto directo de la estructura argumental, al igual, por tanto, que en el caso de los transirivos. A esta similitud estructural con los transitivot se atribuye la formación del participio derivado de los inacusativos, cuyo único argumento también desempeña el papel semántico paciente.Semánticamente la mayoría de los inacusativos, susceptibles de transformarse en participio, denota eventos que implican cambio de estado o de lugar. Y como cualquier cambio presupone finalización o perfectivización de la acción, cabe preguntarse si no es precisamente la perfectividad léxica la que hace posible la formación del participio.También creemos que en la construcción ester+participio están vigentes las restricciones aspectuales compuestas de la perfectividad y del estado resultante, éste último impuesto a su vez por el carácter estativo del verbo estar.Finalmente mencionaremos algunos casos en los que el argumento incorporado no es el inrerno sino el externo, contraiamente a nuestro supuesto. Los consideramos más bien exceptuales, ya que están lexicalizados sintáctica y semánticamente.
著者
江畑 俊哉 石氏 陽三 佐伯 秀久 中川 秀己
出版者
公益社団法人 日本皮膚科学会
雑誌
日本皮膚科学会雑誌 (ISSN:0021499X)
巻号頁・発行日
vol.125, no.5, pp.1035-1040, 2015-04-20 (Released:2015-04-23)
参考文献数
13

瘙痒性皮膚疾患の治療効果判定においては,検証された基準に基づいてかゆみが評価されるべきである.かゆみの評価尺度としてVisual Analogue Scale(以下VAS)などの信頼性,妥当性が検証されている中,5D itch scale(以下5D)が開発された.5Dはかゆみの持続時間,強さ,経過,悪影響,身体分布を評価して点数化する自記式質問票で,著者らは5Dの日本語版を,順/逆翻訳,プレテストを経て作成した.5D日本語版により,かゆみの複数の側面を簡便に評価し定量化できることが期待される.

1 0 0 0 OA 座 再考

著者
野呂 影勇
出版者
バイオメカニズム学会
雑誌
バイオメカニズム学会誌 (ISSN:02850885)
巻号頁・発行日
vol.31, no.1, pp.3-7, 2007 (Released:2008-06-27)
参考文献数
15
被引用文献数
4

従来,椅子の研究が脊椎重視で,その結果椅子の開発が背当て重視となっていた. 本稿では、座面重視の椅子開発を提案する.背景として,日本の古来の座法があることが述べられる.まず,腰椎前彎の平坦化の病理学的な問題についてのKeeganの理論とその理論に反する研究やエビデンスについて述べる.次いで 座面を中心とした椅子設計指針を述べる.すなわち骨盤傾斜角度,体圧分布の最適化,大臀筋とほぼ一致するコンフォートゾーンと座面との関係の調整,そして最後に臀部形状の測定・評価について述べる.最後は,臀部形状の測定・評価である.これは,あとがきにも触れる椅子の工法と密接な関係がある.具体例として高機能座面を提案する.

1 0 0 0 OA 鉄道統計年報

出版者
日本国有鉄道事務管理統計部
巻号頁・発行日
vol.昭和39年度 第8編, 1966
著者
日高 里菜 森山 佳代 山浦 誠也 溝田 丈士
出版者
九州理学療法士・作業療法士合同学会
雑誌
九州理学療法士・作業療法士合同学会誌 (ISSN:09152032)
巻号頁・発行日
vol.2016, pp.168, 2016

<p>【はじめに】</p><p>我々は,九州理学療法士・作業療法士合同学会2015 in大分にて肩関節挙上時における肩甲上腕関節・肩甲胸郭仮性関節の動きとその他の要素の関連性を調査し,①肩甲上腕関節の可動は約95°であり,肩甲棘と上腕骨長軸が一直線になる付近で運動を完結すること,②肩甲上腕関節と肩甲胸郭仮性関節で獲得される可動範囲は約150°であること,③最大挙上位を獲得するためには約10°の脊柱の可動が不可欠であることがわかった.しかしながら,対象を健常男性としていたため今回は対象を健常女性とし,肩関節挙上時における肩甲上腕関節・肩甲胸郭仮性関節の動きとその他の要素の関連性を調査し,評価治療の一助とすることを目的に本研究を行った.</p><p>【方法】</p><p>本研究の趣旨を説明し,計測に同意を得た肩関節に愁訴のない健常女性10名10肩(右肩のみ),年齢28.2±3.9歳を対象とした.計測は,頭部・胸郭下部・腰椎および骨盤帯を固定した状態(以下,固定あり)とフリーの状態(以下,固定なし)にて端座位で自由挙上を行わせた.角度は,固定あり固定なしともに肩甲骨面からみた最大挙上角(以下,最大挙上角)と上肢下垂位・最大挙上位でのSpino-Humeral Angle(肩甲棘と上腕骨のなす角:以下,SHA)を測定した.SHAは,肩甲棘三角の外側頂点と肩峰角を結ぶ線を基本軸,上腕骨長軸を移動軸とした.このデータをもとに,最大挙上位SHAから上肢下垂位SHAを減じた値を肩甲上腕関節角(以下,GHA),最大挙上角よりGHAを減じた値を肩甲上腕関節以外の動き(Another Angle:以下,AnA)とした.固定の有無で①GHA,②最大挙上位でのSHA,③最大挙上角,④AnAを比較した.統計処理にはWilcoxonの符号付順位和検定を用い,有意水準は5%未満とした. </p><p>【結果】</p><p>固定ありと固定なしで①GHAは93.3±1.7°と94.3±2.3°であり有意差はなかった(p>0.05).②最大挙上位でのSHAは184.3±1.3°と185.0±2.3°であり有意差はなかった(p>0.05).③最大挙上角は166.4±8.3°と176.3±10.0°で固定なしが有意に大きかった(p<0.01).④AnAは73.1±8.2°と82.0±9.8°で固定なしが有意に大きかった(p<0.01).</p><p>【考察】</p><p>健常女性での自由挙上における肩甲上腕関節の可動範囲は約94°であり,最大挙上位でのSHAは約185°であった事から,肩甲棘と上腕骨長軸が一直線になる付近で運動を完結することがわかった.これは,最大挙上位では骨頭が関節窩に対し下方へ突出するため,関節下方の軟部組織が緊張することで肩甲上腕関節の動きを制限し可動を終えることが推察される.また,固定の有無で最大挙上角に差が生じたことは,肩甲上腕関節と肩甲胸郭仮性関節での可動範囲は約166°であり,それ以降は脊柱の動きにシフトすることが推察される.つまり最大挙上位を獲得するためには,脊柱の伸展・側屈で約10度の可動域を確保する必要がある.</p><p>【まとめ】</p><p>今後の課題としては,n数をさらに増やし男女間での比較を行い,肩関節挙上時の肩甲上腕関節・肩甲胸郭仮性関節とその他の要素の関連性における性差を調査していきたい.</p><p>【倫理的配慮,説明と同意】</p><p>本研究は当院の倫理委員会の審査・承認を受けて実施した.また,ヘルシンキ宣言に基づく倫理原則および計測研究に関する倫理指針に従い,研究計画を尊守して行った.対象者には,研究に先立ち研究内容の説明を文書および口頭にて行い,研究参加同意書への署名と提出を持って,研究に参加する旨の同意を得た.なお,製薬企業や医療機器メーカーから研究者へ提供される謝金や研究費,株式,サービス等は一切受けておらず,利益相反に関する開示事項はない.</p>

1 0 0 0 OA 地方沿革略譜

著者
保科保 編
出版者
報告社
巻号頁・発行日
1882
著者
染谷 潤
出版者
一般社団法人映像情報メディア学会
雑誌
映像情報メディア学会誌 : 映像情報メディア = The journal of the Institute of Image Information and Television Engineers (ISSN:13426907)
巻号頁・発行日
vol.60, no.4, pp.510-515, 2006-04-01
参考文献数
2
被引用文献数
1

液晶ディスプレイの動きぼやけの評価方法であるMPRTは, 液晶の中間調における応答特性とホールド型表示に起因するぼやけを総合的に評価する手法である. この手法により動いている画像を追従している時にしか見えないぼやけを定量化することが可能になる. 本稿では, 動きぼやけの評価手法を紹介するとともにMPRTで評価した結果と主観評価結果の相関について述べる.