著者
齊藤 正彰
出版者
北海道大学大学院法学研究科
雑誌
北大法学論集 (ISSN:03855953)
巻号頁・発行日
vol.71, no.5, pp.77-110, 2021-01-28
著者
並木 誠士
出版者
意匠学会
雑誌
デザイン理論 (ISSN:09101578)
巻号頁・発行日
no.78, pp.46-47, 2021-07-31

書評株式会社思文閣出版 2021年2月18日発行 総345 頁
出版者
日経BP
雑誌
日経ビジネス = Nikkei business (ISSN:00290491)
巻号頁・発行日
no.2065, pp.96-98, 2020-11-09

「指のマウス」の特長は、パソコンやディスプレーに取り付けたカメラとAIで指先の動きを検知し、指がパソコンのマウスのような役割を果たして「クリック」などの非接触操作を実現するというもの。 AIを使ったロボット開発なども手掛ける同社では、「グー」…
著者
木村 秀 広瀬 敏幸 中野 基一郎 阪田 章聖
出版者
特定非営利活動法人 日本呼吸器内視鏡学会
雑誌
気管支学 (ISSN:02872137)
巻号頁・発行日
vol.23, no.2, pp.134-137, 2001-03-25 (Released:2016-10-15)
参考文献数
8

症例は21歳の男性, 交通事故にて胸部を打撲し近医を救急受診, 胸部X-P上両側緊張性気胸を認め, 気管内挿管と両側胸腔ドレナージを行ったが呼吸不全・全身状態が改善せず当院に転送された。胸部CTにて縦隔気腫, 皮下気腫, 外傷性血気胸を認め, 気管支鏡にて気管右側壁から右主気管支に及ぶ広範な気管断裂を認めた。右後側方切開にて開胸, 胸腔内には多量の血腫を認め, 肺尖部索状癒着が原因であった。この部位の止血は容易であった。術中所見は気管右側壁の断裂を伴う右主気管支完全断裂を確認し気管・気管支形成術を行った。術中縫合部からair leakを多く認めたがフィブリン糊と縦隔胸膜の縫合で対処した。術後4日間は分離換気用チューブにて人工呼吸を行った。術後経過は良好で, 左膝蓋骨骨折の治療を行い, 現在元気に社会復帰している。稀な気管・気管支の広範囲断裂で全身状態不良にもかかわらず適切な術中術後管理にて, 縫合部狭窄もなく完治した症例を経験した。
著者
井上 邦子
出版者
Japan Society of Sport Anthropology
雑誌
スポーツ人類學研究 (ISSN:13454358)
巻号頁・発行日
vol.2002, no.4, pp.1-16, 2003-03-31 (Released:2011-08-16)
参考文献数
35

They hold the horse racing in “_??_ (caGan sara) ” -New Year's festival in the old calendar and sometimes hold it for the tourism. Among these horse racing, it is the most popular that held in Naadam-festival the traditional summer festival with the horse racing, Mongolian-style wrestling and the archery in Mongolia.In a case of the horse racing in the national Naadam-festival at a capital, Ulan Bator, about 400 horses are entered for the race, the riders are children from 5 to 12 years old. The horses are classified according to their age, and run a race from10 to 30km. The horses are gathered at the goal point at first, then a herd of the horses are moved to the start point at a trot. Finally, they turn in that place, and come running back the goal point. The best five horses are named “the five of _??_ (ayiraG) ” - “a _??_ p _??_ _??_” is the liquor made from milk of horses-, they are blessed and are poured “_??_” on their back.At present, they held the horse racing as “the sports festival of nation”. The horse racing, however. has the aspects of the ritual, originally. The former researchers have interpreted the horse racing of Naadam games as “_??_ (obu) -festival” -the ritual for worship of the earth-or the ritual of sacrifice. It is true that Naadam-festival is held for “the sports festival of nation” nowadays, but, I think the element of the ritual in Mongolian horse racing is kept in Mongolian people feeling toward race horses, because they worship the racehorses as the especially animal. The racehorses are the objects of belief in Mongolia, because they are buried at “_??_ (obu) -mound” that is for worship of the earth, when they died.By the way, many case studies of holy animal reported from every corner of the world. But the aspect of holy may vary with the context in which the animal live. If that is the case, how do I grasp the concept of holy towards the racehorses in Mongolia?I examine this paper as follows; (1) making clear about horse culture in Mongolia and horse racing in Naadam-festival (2) report about the skill to select and train the racehorses (3) studying about the aspect of racehorses holy.By the way, I study this paper on the basis of the data for six times field works from 1995 July to 1998 July.In the first place, the nomads in Mongolia think the horse have closer relationship with human being than the other domestic animals. Based on the horse culture above mentioned, “y _??_ a q _??_ _??_ (uyaGCin) ”, he is a technical nomad keeping the racehorses, trains the horses most effectively according to the lineage and the character of each horse. For example, “_??_ (uyaGcin) ” gives the text of a sutra, “_??_ (geyin Goo) ” to the horses, and furthermore, he takes care of the horse by the special cloth for courtesy. After that, the simple horse becomes the racehorse. When the training succeed in this way, it gives full play to the racehorse's ability, and they thought the racehorse is given the holy.Interestingly holy of racehorse given by the skill of “_??_ (uvaGcin) ” doesn't maintain. The race-horse is put out to grass like the others domestic animals again after the Naadam-festival. This shows the fact that there is “holy cycle of racehorse”, they have their own way of training and giving holy to the horse on the basis of traditional view of Mongolian nomads. Accordingly, I think the racehorse may be defined as the animal for sacrifice while being alive at present.In current Mongolia, holy of the racehorse still exists through Naadam-festival, which is placed as the national sports
出版者
日経BP社
雑誌
日経コンストラクション (ISSN:09153470)
巻号頁・発行日
no.697, 2018-10-08

大林組は、複数のカメラとAI(人工知能)を用いて重機の近くにいる作業員を高精度に検知し、接触の恐れがある場合は強制的に重機を停止させる機能を備えた安全装置「クアトロアイズ」を開発した(写真1)。 開発した装置は、重機に後から取り付けられる(写…
著者
佐藤 至 辻本 恒徳 山下 竹治
出版者
日本獸医師会
巻号頁・発行日
vol.60, no.10, pp.733-737, 2007 (Released:2011-12-19)

野生動物の鉛中毒は古くから知られていたが、近年はカドミウムやタリウムなどによる汚染も報告されている。このため本研究では、ツキノワグマ、ホンシュウジカ、ニホンカモシカ、トウホクノウサギおよびカワウの肝臓および腎臓のPIXE分析を行い、これらの重金属による汚染状況を調査した。カドミウム濃度はツキノワグマとトウホクノウサギの腎臓で高く、ツキノワグマで74頭中27頭、トウホクノウサギで16羽中5羽が10mg/kgを超えていた。鉛はツキノワグマとカワウで高く、5頭のツキノワグマが鉛汚染の目安となる肝臓鉛濃度の2mg/kgを超えていたが、カワウではこれを超えるものはなかった。タリウムはすべての試料で検出されなかった。これらの結果は、ツキノワグマとトウホクノウサギは比較的高度のカドミウム暴露を受けており、さらにツキノワグマでは鉛汚染が散発的に発生している可能性を示唆している。
著者
植木 重治
出版者
秋田医学会
雑誌
秋田医学 (ISSN:03866106)
巻号頁・発行日
vol.44, no.1, pp.11-17, 2017

国民の半数近くが何らかのアレルギー性疾患を有するとされ,その病態を明らかにすることは社会的な要請である.アレルギーを理解する上で,慢性炎症の概念は欠くことができない.多くの病態で好酸球を中心とした炎症細胞が組織に集積し,障害をきたすことが問題となっている.好酸球は一方で,寄生虫や病原微生物に対する免疫,組織改変や恒常性の維持など多才な役割を担う細胞であり,好酸球の状態を適切に把握し治療に応用することが求められている.
著者
大惠 克俊 今村 修人
出版者
一般社団法人 日本機械学会
雑誌
ロボティクス・メカトロニクス講演会講演概要集
巻号頁・発行日
vol.2020, pp.2P2-E19, 2020

<p>The patients who undergo the laryngectomy lose their voice. The voice is very important communication method for human, and these patients become to feel inconvenient. One of the speech producton substitutes for the patients is the esophageal speech, this method uses the air from esophagus to generate the primary tone. This method has good characteristics at voice quality and convenience. But learning of it is very difficult.</p><p>In this research, we aim to establish the training method of esophageal speech with bio monitoring. This method uses some muscles for taking in air to the esophagus. Therefore, it is important that the clarification of "when" the "what muscle" is activated in esophageal speech. In this report, we took a survey to esophageal speech users, for clarification of "what muscle" is activated in esophageal speech. Based on these results, the myoelectric signal of the lower jaw and the lowest intercostral were measured. These results are described.</p>
著者
山下 尚志 高橋 岳浩 遠山 哲夫 谷口 隆志 吉崎 歩 Trojanowska Maria 佐藤 伸一 浅野 善英 赤股 要 宮川 卓也 平林 恵 中村 洸樹 三浦 俊介 三枝 良輔 市村 洋平
出版者
日本臨床免疫学会
雑誌
日本臨床免疫学会会誌 (ISSN:09114300)
巻号頁・発行日
vol.39, no.4, pp.381b, 2016

<p>  全身性強皮症は免疫異常,血管障害,線維化を主要3病態とする原因不明の膠原病である.本症の病態理解・治療開発が遅れている理由の一つとして,その病態を忠実に再現した動物モデルが存在しなかったことが挙げられるが,最近我々は転写因子Fli1の恒常的発現低下により線維芽細胞,血管内皮細胞,マクロファージにおいて強皮症特有の形質が誘導できることを示し,さらに血管内皮細胞特異的<i>Fli1</i>欠失(<i>Fli1</i> ECKO)マウスでは強皮症の血管障害に特徴的な血管の構造異常と機能異常が再現できることを明らかにした.強皮症の血管障害に対しては肺動脈性肺高血圧症治療薬が有用であり,特にボセンタン(エンドセリン受容体拮抗薬)は皮膚潰瘍の新規発症を予防する効果が2つの良質な臨床試験により証明されている.また,明確なエビデンスはないが,bFGF製剤は強皮症に伴う難治性皮膚潰瘍の治療に有用であり,実臨床において広く使用されている.しかしながら,これらの薬剤が強皮症の血管障害に及ぼす影響とその分子メカニズムは未だ不明な点が多い.そこで今回我々は,<i>Fli1</i> ECKOマウスの創傷治癒異常の分子メカニズム,およびボセンタンとbFGFがその異常に及ぼす影響について検討した.一連の研究結果により,<i>Fli1</i> ECKOマウスにおける創傷治癒異常の分子メカニズム,およびボセンタンとbFGFがFli1欠失血管内皮細胞の動態に及ぼす影響が明らかとなったので,その詳細を報告する.</p>

1 0 0 0 OA 官報

著者
大蔵省印刷局 [編]
出版者
日本マイクロ写真
巻号頁・発行日
vol.1923年10月03日, 1923-10-03
出版者
日経BP社
雑誌
日経レストラン (ISSN:09147845)
巻号頁・発行日
no.323, pp.28-31, 2003-01

当時、宇都宮市を中心に、「ラーメン天華」7店を展開していたラーメン天華(栃木県那須町)の社長、菊地健司は、宇都宮若草店の売り上げ低迷に頭を悩ませていた。 「まずは、コストが掛からない策から」と手を着けたのが、メニュー。一つひとつの商品力アップに注力した。その筆頭が、「チャーシューメン」。
著者
松沢 純平 村上 卓弥 小林 一穂 関口 将弘 大崎 馨
出版者
独立行政法人 労働者健康安全機構 労働安全衛生総合研究所
雑誌
労働安全衛生研究 (ISSN:18826822)
巻号頁・発行日
pp.JOSH-2020-0026-CHO, (Released:2021-09-10)
参考文献数
10

防衛装備庁先進技術推進センターでは,平成27年度から令和2年度にかけて、自衛隊員による災害派遣等の任務における救助活動や物資搬送をはじめとする作業の迅速化・効率化を目的とし,隊員の負担を軽減しつつ野外・不整地での迅速機敏な行動を可能とする高機動パワードスーツの研究を実施した.高機動パワードスーツは,人が装着した状態で災害派遣等の任務を実施することが必要となるため,装着者の安全性確保が重要となる.したがって、本研究においては,高機動パワードスーツの使用場面や仕様を決定していく段階から,研究者・製造者・運用者といった多数のステークホルダーの意見を取り入れたリスクコミュニケーションを踏まえつつ,ロボット介護機器の安全設計の支援のためのリスクアセスメントひな形シートに準拠したリスクアセスメントを行うことにより安全設計を実施した.また,野外での装着試験では,標準性能試験法の考え方を用いた模擬不整地や模擬災害環境等を活用することで試験の再現性と装着者の安全性を確保し,より効果的で安全な試験評価手法を検討した.本稿では、高機動パワードスーツの研究における、一連の安全性確保の取組みの結果について紹介する.
著者
川井 陽一
出版者
学校法人 北里研究所 北里大学一般教育部
雑誌
北里大学一般教育紀要 (ISSN:13450166)
巻号頁・発行日
vol.17, pp.151-166, 2012-03-31 (Released:2017-09-09)

ヨーロッパにおいては、歴史的に、言葉 ( 言語 ) に高い価値を置く考え方があり、教育においても重視されてきた。それは古典による教養が人間性を高めるということにつながる考え方でもあった。 ギリシア・ローマの古典を重視し、それを根底に据えながら人間形成を図る教育のあり方をヒューマニズム教育と呼び、ルネサンス期イタリアにおいて確立された。確立者としてのヴィットリーノ・ダ・フェルトレの名はよく知られている。 ルネサンス期に確立されたヒューマニズム教育は、ギリシア・ローマの古典、篤い宗教心、ギリシア的理想である健やかな体、いわゆる知・徳・体の調和的発達をねらいとしたが、その根本はあくまで古典をとおしての人間形成であった。古典をとおしての人間形成という手法は、わが国の素読もこの系譜につながるとみることができ、その意味では、国家や地域また時代を越えた普遍性を有している。それは人格の陶冶そのものと関わるという点においては、教育原理に深く結びついているとも言えよう。 ヒューマニズム教育は教育階梯においては、高等教育の準備段階である中等教育として位置づけられ、職業人の育成ではなく人格の陶冶を目的とした。その影響は、たとえば、ドイツのギムナジウム、イギリスのパブリック・スクール等、ヨーロッパの中等教育に及んでいる。   ところで、わが国においては、新しい学習指導要領において言語活動の充実が打ち出された。改正された教育基本法第 2 条の考え方や、さらには学校教育法第 30 条の考え方を踏まえながら、子どもたちの思考力、判断力、表現力等をはぐくむためには、言語能力を高める必要があるとされている。また、中教審答申において、言語は知的活動 ( 論理や思考 ) の基盤であるとともに、コミュニケーションや感性、情緒の基盤であることが述べられている。 今後の国際化社会を展望するとき、古典を学ぶことによる教養の形成や、言葉 ( 言語 ) を磨くことによるコミュニケーション力の向上及び論理的思考力の向上等はさらにその意義を増すと思われる。そのような観点に立てば、言葉 ( 言語 ) さらには古典を重視するヒューマニズム教育は、今日的意義を有し、わが国の今後の教育においても大いに価値をもつと考えることができるのである。