著者
高橋 洋平 鈴木 茂
出版者
一般社団法人 日本真空学会
雑誌
真空 (ISSN:05598516)
巻号頁・発行日
vol.49, no.2, pp.97-103, 2006 (Released:2006-10-17)
参考文献数
23
著者
末吉 のり子 太田 玉紀 村山 敏夫
出版者
理学療法科学学会
雑誌
理学療法科学 (ISSN:13411667)
巻号頁・発行日
vol.30, no.6, pp.913-917, 2015 (Released:2016-01-09)
参考文献数
9
被引用文献数
1

〔目的〕バレエの引き上げ姿勢を評価するために,X線撮影像を用いて脊柱アライメント変化を検証した.〔対象〕バレエ経験年数の異なる健常成人女性9名とした.〔方法〕脊柱X線撮影では普段の立位姿勢(NP)とバレエの姿勢(BP)での脊柱アライメントの評価を仙椎傾斜角(SIA),腰椎前弯角(LLA)にて行い,第1腰椎上縁と交わる垂線と水平線のなす角を(PUA)と定義した. 被験者がNPからBPに姿勢を変化させた際の各角度変化を計測した.〔結果〕適切な引き上げ姿勢を取れるものは脊柱の生理的弯曲が減少し,そうでない者との差がみられた.〔結語〕バレエの姿勢は経験によって異なり,SIA, LLA, PUAを測定することによって引き上げ姿勢を評価できる可能性があることが示唆された.
著者
仲地 清
出版者
名桜大学総合研究所
巻号頁・発行日
no.4, pp.63-71,

2000年7月21日から23日まで、名護市で第26回G8サミットが開かれた。言うまでもなく、G8サミットは,世界的な行事で,沖縄県民および名護市民も当初は沖縄開催の可能性に大きな期待を掛けてなかった。当時の小淵首相の政治的決断によって、首脳会合は沖縄県の名護市で開くことが決定された。岸本名護市長、および市民は喜び,その決定に驚いた。本論は,名護市が決定された経過、名護サミット推進協議会の業務、普天間基地移設の問題とのリンクの視点からのサミット開催反対の動き、サミット体験を生かした人材育成などについて分析する。
著者
沖 公祐
出版者
香川大学
雑誌
香川大学経済論叢 (ISSN:03893030)
巻号頁・発行日
vol.79, no.4, pp.701-735, 2007-03
著者
加藤 信介 伊藤 一秀 村上 周三
出版者
公益社団法人 空気調和・衛生工学会
雑誌
空気調和・衛生工学会 論文集 (ISSN:0385275X)
巻号頁・発行日
vol.25, no.78, pp.45-56, 2000-07-25 (Released:2017-09-05)
参考文献数
9

空気調和・衛生工学会で提案されたHASS 102換気規準では,室内の換気効率(=排気濃度で無次元化された居住域平均濃度,規準化居住域濃度)を加味した換気設計を行うことを推奨している.本研究では,各種換気システムを採用したオフィス空間を対象として,空調吹出空気に含まれるReturn Air(再循環空気)の割合を変化させた場合のこの室内の換気効率,すなわち規準化居住域濃度の構造をVisitation FrequencyおよびPurging Flow Rateの指標を用いて詳細に解析する.本稿においては,筆者らが提案・導入している換気効率指標(Visitation FrequencyおよびPurging Flow Rate)とHASS 102換気規準で定義されている規準化居住域濃度の関係を,室内における循環流とReturn Air(再循環空気,即ち室全体に対する循環流)の相似性から考察する.更に具体的解析事例として一般的オフィス空間を対象として行ったReturn Air(再循環空気)が変化した場合の規準化居住域濃度,Visitation FrequencyおよびPurging Flow Rateの解析結果を示し,3種の異なる換気システムの評価を行うことで,それら換気効率指標の有用性を確認する.
著者
坂田 太郎 岩瀬 徹哉 神原 信志 守富 寛
出版者
公益社団法人 化学工学会
雑誌
化学工学論文集 (ISSN:0386216X)
巻号頁・発行日
vol.32, no.3, pp.246-252, 2006-05-20
参考文献数
12
被引用文献数
1

加圧流動層ボイラに用いられる摩耗防止用カバー付き層内伝熱管の設計手法を確立するために,入熱2 MWthの加圧流動層試験装置を用いて伝熱管のカバーと伝熱管の隙間(ギャップ)内に存在する粒子層の有効熱伝導度を測定した.伝熱管は,カバー無し伝熱管およびギャップ長の異なる2種類のカバー付伝熱管を用いた.ギャップ長が増加するとギャップ内に存在する流動媒体粒子の充填率は増加し,粒子層有効熱伝導度も増加した.この実験に加え,小型粒子層有効熱伝導度測定装置および常圧流動層におけるギャップ内粒子層有効熱伝導度の測定を行い,幅広い粒子温度範囲での粒子層有効熱伝導度を得た.ギャップ内粒子層有効熱伝導度に及ぼすギャップ長の影響は,Kunii–Smithによる充填層有効熱伝導度推算式の形状係数β=3.4とすることで予測できることがわかった.
著者
浅井 優一
出版者
日本文化人類学会
雑誌
日本文化人類学会研究大会発表要旨集
巻号頁・発行日
vol.2012, pp.95, 2012

本発表は、フィジーのタイレヴ地方ダワサム地域において、2010年に開催された首長(ラトゥ; Ratu)の即位儀礼が実行されるまでの過程で為された議論に焦点を当て、儀礼開催を望む長老・氏族が、土地の「あるべき過去の姿」/神話を再解釈し、それを再現する首長の即位儀礼を決行することによって、儀礼開催反対派を排除し、氏族間の権力関係を再編成したこと、一種のクーデターを成功させた過程を明らかにする。
著者
劉 傑
出版者
日本スポーツ社会学会
雑誌
スポーツ社会学研究 (ISSN:09192751)
巻号頁・発行日
vol.17, no.2, pp.3-14, 2009

2009年8月8日の早朝、北京のオリンピック公園で演出された太極拳大会は、「全民健身日」の開幕を世界に宣言するものであった。このことを報道した一部の中国のメディアは、オリンピック精神が中国人、とりわけ北京人の血液に深く浸透していると強調した。北京オリンピックは中国の大衆スポーツに火を点け、2009年は中国の「国民スポーツ元年」と称されるようになった。<br> 北京オリンピックの影響はスポーツの分野に止まらず、2008年は中国が市民社会に向けて再出発する象徴的な年にもなった。拡張的な民族主義を煽ぐ『中国不高興』(不機嫌な中国)が売られる一方で、中国の世論形成に重要な影響力を持つ研究者はもちろんのこと、一般読者の間でも、この本の論調に対する批判がインターネットを舞台に繰り広げられた。多くの研究者はこの本に現れた世界認識と極端なナショナリズムの恐ろしさを指摘し、国際社会と協力しながら中国の未来を模索することの重要性を強調した。中国に健全な世論空間が生まれ始めている。<br> 一応の豊かさを手に入れた人々は、中国社会が直面している格差の拡大、環境破壊、人権侵害などの問題にも関心を示すようになった。数百万個とも言われるNGOが中国社会の構造変動のなかで生まれた。オリンピック前後におけるこれらの組織の活躍は、伝統的な社会主義国家にありがちな「動員型」の愛国主義運動と違い、「自発的」な社会貢献であったため、中国に本格的な「公民社会」が到来したと宣言する研究者も多い。<br> 北京オリンピックのキャッチフレーズは「同一個世界・同一個夢想One World, One Dream」であるが、このキャッチフレーズの背後で、激しい論争が繰り広げられていた。社会主義の中国が普遍的な価値を求める国際社会と共通の夢を追い求めることができるだろうか。活発な論争は、中国における言論空間の拡大を意味するもので、オリンピックが中国に与えた影響の大きさを象徴的に表している。
著者
田中ウルヴェ 京 佐藤 珠希
出版者
日経BP ; 1985-
雑誌
日経マネー (ISSN:09119361)
巻号頁・発行日
no.448, pp.140-143, 2019-09

IOCが最も重きを置いているのはオリンピズム、つまりオリンピック精神を通して、オリンピックの価値をいかに人々に伝え、広めていくかということです。オリンピックの価値は、「卓越性(Excellence)」「友情(Friendship)」「尊敬(Respect)」の3つから成っていま…