1 0 0 0 OA 清末小説から

出版者
清末小説研究会
巻号頁・発行日
no.(112), 2014-01-01
著者
塩川 博義
出版者
公益社団法人 日本騒音制御工学会
雑誌
騒音制御 (ISSN:03868761)
巻号頁・発行日
vol.36, no.2, pp.195-200, 2012-04-01 (Released:2020-01-16)
参考文献数
2

ガムランとは,インドネシア,マレーシアを中心に発達した伝統的な合奏音楽である。インドネシア·バリ島のガムランには,儀礼や舞踊の種類などによりさまざまな楽器あるいは楽器編成が存在する。大きな特徴として,鍵盤楽器は2台が一組を成しており,それらはうなりが生じるように調律されている。本論文はインドネシア·バリ島のガムランでスレンドロ音階であるガムラン·グンデル·ワヤンおよびガムラン·アンクルンそれぞれ2セットにおける鍵盤楽器のうなり周波数を明らかにし比較検討したので,その結果を報告する。
著者
稲見 真倫
出版者
公益社団法人 日本薬理学会
雑誌
日本薬理学雑誌 (ISSN:00155691)
巻号頁・発行日
vol.142, no.2, pp.63-67, 2013 (Released:2013-08-09)
参考文献数
26

近年の免疫領域における細胞内シグナル伝達研究の発展は目覚ましいものがある.最先端の分子医学的な手法を駆使することにより,主要免疫担当細胞における重要なシグナル伝達経路が明らかとなり,その中の鍵となる分子が同定されてきた.その中でも特にタンパク質リン酸化酵素は,ほぼ全てのシグナル伝達経路に関与し決定的な役割を果たしていることがわかっている.タンパク質リン酸化酵素(キナーゼ)はATPからリン酸基を転移させて,特定のタンパク質をリン酸化する酵素である.ATP結合領域は各キナーゼにおいて相同性が高いため,特定のキナーゼのATP結合領域に特異的に拮抗する低分子を見出すことは難しいとも考えられてきた.しかしながら,がん領域におけるイマチニブの成功により,がん分子標的薬としてのキナーゼ阻害薬が非常に注目され,創薬におけるキナーゼ阻害薬の可能性が今までになく議論されるようになってきた.自己免疫疾患領域においても,その細胞内シグナル伝達におけるキナーゼの重要性は認識されていたものの,前臨床の研究に留まっていたが,p38阻害薬が臨床入りし,ついに2012年にはJAK阻害薬が上市された.本総説においては,JAK阻害薬に焦点を当てて,自己免疫疾患におけるキナーゼの重要性,創薬の可能性,問題点などを概説したい.
著者
津田 はるみ 門倉 芳枝 道 喜美代
出版者
公益社団法人 日本栄養・食糧学会
雑誌
栄養と食糧
巻号頁・発行日
vol.11, no.2, pp.90-93, 1958

1. 疏菜中のビタミンCは爺ではじめの水温が低いと沸騰水に投じて茄でたものに比し概してビタミンCの損失が多い。芽キャベツ, さやえんどうでもその傾向が見られるが春菊に顕著に見られる。<BR>2. 今回行つた疏菜の中, 春菊, さやえんどう, 芽キャベツはビタミンC酸化酵素の存在が見られた。春菊中のビタミンCを酸化する酵素はカテコラーゼとアスコルビン酸酸化酵素の混合と思われる。一般に酵素作用の強い疏菜に調理中のビタミンCの損失が多いことを認めた。<BR>3. 春菊の不活性酵素液においても或程度ビタミンCの酸化作用が認められた。これは酵素調製中に春菊中のフェノール物質がカテコラーゼで酸化され生成したキノン様物質がピタミンC酸化作用をすると考えられる。<BR>4. 春菊を茄でる時に食塩を添加すると茹身のビタミンCの損失を少くする。ビタミンC酸化酵素に食塩添加の影響を試験した所, 1M濃度ではビタミンC損失を抑制するが, それ以下の濃度では殆んど影響は見られなかつた。

1 0 0 0 OA 明治大帝

著者
一戸兵衛 著
出版者
興文社
巻号頁・発行日
1927
著者
江頭 満正
出版者
尚美学園大学総合政策学部
雑誌
尚美学園大学総合政策研究紀要 = Bulletin of policy and management, Shobi University (ISSN:13463802)
巻号頁・発行日
vol.33, pp.1-16, 2019-03

日本において音楽フェスティバルへの参加は一般的になり、音楽産業として見過ごせなくなった。しかしその参加動機については、ほとんど知られてない。本研究はVIVA LAROCK(埼玉)を事例に、参加動機を探るものである。訪問者を再来場回数で分け、探索的因子分析を行った。 その結果再来場回数が増えるにつれて、出演アーティストではなく、フェスティバル要素が評価されていることが明らかになった。この結果は、音楽フェスティバルの競合は、ディズニーランドである可能性を示唆している。
著者
広重
出版者
丸平
雑誌
諷刺画
巻号頁・発行日
1868
著者
Kazumasa Kotake Takashi Hongo Akihiro Tahira Nana Niimi Ikue Haisa Yasuhiro Kawakami
出版者
The Pharmaceutical Society of Japan
雑誌
Biological and Pharmaceutical Bulletin (ISSN:09186158)
巻号頁・発行日
vol.44, no.5, pp.605-610, 2021-05-01 (Released:2021-05-01)
参考文献数
36

Recombinant human thrombomodulin (rhTM) is an anti-coagulant used to treat disseminated intravascular coagulation (DIC). The efficacy of rhTM in patients with sepsis-induced DIC has been proved in some clinical trials, but the determining factors are not known. The aim of this study was to identify patients for whom rhTM will be effective and the factors that determine rhTM efficacy in alleviating DIC. A single-center, retrospective, observational study was conducted in patients with sepsis-induced DIC who were treated with rhTM in Okayama Saiseikai General Hospital (Okayama, Japan) between January 2010 and December 2019. Among 67 patients who were treated with rhTM, DIC was resolved in 24 patients. The multivariate logistic regression analysis revealed that age (odds ratio (OR) 1.05; 95% confidence interval (CI) 1.00–1.10; p < 0.05) and acute physiology and chronic health evaluation II scores (OR 0.88; 95% CI 0.78–0.98; p < 0.05) were factors that determined rhTM efficacy in alleviating DIC. Overall, our study provides valuable information on factors that should be considered before rhTM administration to patients with sepsis-induced DIC for a better management of healthcare costs.
出版者
巻号頁・発行日
vol.162 上野国高崎城図,
著者
森永 一生 大川原 修二
出版者
一般社団法人 日本脳卒中学会
雑誌
脳卒中 (ISSN:09120726)
巻号頁・発行日
vol.13, no.4, pp.291-295, 1991-08-25 (Released:2009-09-03)
参考文献数
10

高血圧性脳出血, 脳梗塞患者に対し血漿ANP, ADHを測定し, 低Na血症におよぼす影響について検討した.対象は過去1年間に当院に入院した高血圧性脳出血19例, 脳梗塞11例である.低Na血症発生例は, 脳出血例の4例だけで, 脳梗塞例は1例もなかった.脳出血例の血漿ADHは, 低Na血症の発生の有無にかかわらず急性期において高値であり, 以後漸減した.脳梗塞例の血漿ADHは, 各時期間で有意な変動を示さなかった.血漿ANPは, 脳出血の低Na血症発生例では, 急性期の値が低Na血症期まで持続する傾向にあったが必ずしも高値ではなかった.脳梗塞例では, 各時期とも有意に高かったが, 低Na血症の発症例はなく, 心疾患などの合併症によるANPの上昇と考えられた.以上の結果から高血圧性脳出血, 脳梗塞患者において, 急性期の血漿ADH, ANP値より低Na血症の発生を予測することは困難であるが, ANPの不適切分泌が低Na血症発生に関与する可能性は残された.