著者
石谷 太 岡田 雅人 清水 誠之 佐久間 恵 石谷 閑 原岡 由喜也 龝枝 佑紀 小神野 翔平 Zou Juqi 古家 博信 梶原 健太郎 北野 圭介 大倉 寛也 河瀬 直之 Chen Ping-Kuan
出版者
群馬大学
雑誌
新学術領域研究(研究領域提案型)
巻号頁・発行日
2014-07-10

本研究では、SrcとWnt経路の活性化が誘発する細胞競合の機序と、その脊椎動物における機能的意義、および腫瘍進展における役割の解明を目指している。まず、ゼブラフィッシュにおいて細胞競合可視化解析系を確立した。また、Wnt経路駆動性細胞競合の研究を行う過程で、発生プロセスで自然発生したシグナル異常細胞が細胞競合により排除されること、すなわち、細胞競合が発生プログラムのエラーを防ぐ発生ロバストネス制御機構であることを発見した。また、新たに構築した培養細胞系を用いた解析により、Src誘発性細胞競合におけるSrc活性化細胞の逸脱の方向性が細胞の種類によって変化することを発見し、その機序を明らかにした。

1 0 0 0 OA 朝鮮要覧

著者
朝鮮総督府 編
出版者
朝鮮総督府
巻号頁・発行日
vol.昭和8年, 1932
著者
渥美 みはる 佐藤 真理
出版者
東京女子大学論集編集委員会
雑誌
東京女子大学紀要論集. 科学部門報告 = Science reports of Tokyo Woman's Christian University (ISSN:03864006)
巻号頁・発行日
vol.63, pp.1961-1975, 2013

本報では物質の色を利用した化学実験について報告する.具体的なテーマは以下の通りである.1 ソルバトクロミズム金属錯体を用いて溶媒の極性を調べた.金属錯体には Ni[tmen acac]ClO4 と Cu[tmen acac]ClO4を使用した.これらの錯体を種々の有機溶媒に溶かし,その色の違いによって有機溶媒の極性を簡単に調べることができた.2 植物色素と水溶液のpHアントシアン色素を植物から抽出して,pH指示薬としての性質を調べた.また,緩衝溶液に酸性およびアルカリ性水溶液を少しずつ添加しpH変化の様子をその色によって観察した.緩衝溶液に少量の酸性およびアルカリ性水溶液を加えてもpHはほとんど変化しないことを確認した.
著者
門屋 環
出版者
日本哲学会
雑誌
哲学 (ISSN:03873358)
巻号頁・発行日
vol.1969, no.19, pp.251-262, 1969-03-31 (Released:2009-07-23)
参考文献数
20

Adam Smith believed that England in 18 century increased to social power of production by robust self-loved mind in social instinct.Smith insisted the individual's social instinct to continued public welfare by moral sentiment above to religious sentiment, and realized the world of religious capitalism his expected.
著者
片倉 葵 菊竹 雪
出版者
一般社団法人 日本デザイン学会
雑誌
日本デザイン学会研究発表大会概要集 日本デザイン学会 第65回春季研究発表大会
巻号頁・発行日
pp.54-55, 2018 (Released:2018-06-21)

近年、様々な種類のお菓子のパッケージデザインを駄菓子屋だけでなくコンビニエンスストアやスーパーマーケットなど近代の商業施設で目にすることができる。お菓子のパッケージデザインは真新しさや話題性、流行を取り入れながら日々新しいものへと変わっているが、その中でも販売当初から変わらないパッケージを使用しているお菓子が存在する。なぜ普遍的なパッケージデザインが長い間売れ続け、そのデザインが現代のデザインに淘汰されず残り続けているのかという疑問に対し、何か1つの法則を定めることでロングセラー商品として現代まで伝承されるデザイン手法が確立されているのではないかという仮説を立てた。ロングセラー商品であり世代を超えて認知度の高いボンタンアメを例に取り上げ、その背景色とモチーフであるボンタンの色面積比率を算出した結果、箱の規格に関わらずある一定の面積比率を保っていた。販売当初のパッケージと変わらぬ色の面積比率がロングセラー商品として残り続けている一種のデザイン手法なのではないかと考えられる。
著者
金縄 初美 カネナワ ハツミ KANENAWA HATSUMI
出版者
西南学院大学
雑誌
西南学院大学国際文化論集 (ISSN:09130756)
巻号頁・発行日
vol.32, no.2, pp.111-139, 2018-02

中国少数民族・納西(ナシ)族の社会における歌唱の役割と内容的特徴を分析した。
著者
東 常行
出版者
The Crystallographic Society of Japan
雑誌
日本結晶学会誌 (ISSN:03694585)
巻号頁・発行日
vol.45, no.3, pp.171-177, 2003-06-30 (Released:2010-09-30)
参考文献数
12

Recently, 2D detectors, such as IP (imaging plate) or CCD (chargecoupled device), become popular in single crystal data acquisition. As a practical guide, basic information is discussed on diffraction geometry and data processing of 2D detectors, in comparison with those of four-circle diffractometers. Main topics are a typical flow in data collection, indexing, evaluation of spot positions, data collection strategy, evaluation of integrated intensities, Lorentz factor, and determination of precise cell parameters.
著者
植木 朝子
出版者
中央図書出版社
雑誌
国語国文 (ISSN:09107509)
巻号頁・発行日
vol.68, no.10, pp.40-53, 1999-10
著者
田中 裕隆 新納 浩幸
出版者
一般社団法人 人工知能学会
雑誌
人工知能学会全国大会論文集 第34回全国大会(2020)
巻号頁・発行日
pp.3Rin455, 2020 (Released:2020-06-19)

物体検出は、教師あり学習によって解決できる画像認識のタスクの一つである。物体検出の教師データにはBounding Boxとクラスラベルがある。これらの教師データの作成は一般的に人手で行われるためコストが高い。本研究は、教師データに用いる正確なBounding Boxの作成を目的とする。人手による正確なBounding Boxの作成は高コストであるが、正確性を要求しないBounding Boxであれば、人手であっても比較的低コストに作成できる。そこで、物体に対して余裕のある低コストなBounding Boxから、正確なBounding Boxを作成する手法を提案する。提案手法では、人手で作成したBounding Boxを用いて、その内側の領域に対するセマンティックセグメンテーションによって得られた推定領域全体を、正確なBounding Boxとした。この手法によって、物体に対して余裕のあるBounding Boxから、より正確なBounding Boxを作成することができた。
著者
小松 秀雄 Hideo KOMATSU
雑誌
神戸女学院大学論集 = KOBE COLLEGE STUDIES
巻号頁・発行日
vol.67, no.2, pp.49-64, 2020-12-20

高知県では大きな芝居絵屏風を飾る夏祭りが行われ、土佐の夏の風物詩として地域の人びとに親しまれている。芝居絵屏風は大きな二曲一隻の屏風であり、幕末の絵師・金藏(1812-1876)、通称、絵金が芝居絵屏風を描き始めた。日本の近代化の過程で娯楽の多様化にともない、夏祭りで芝居絵屏風を飾ることは少なくなったが、1960年代の時代背景の下で再び注目されるようになった。それから間もなく、高知県赤岡町では、1977年に絵金没後100年を記念するコメモレイションとして絵金祭りが行われた。赤岡町では1993年に土佐絵金歌舞伎伝承会が結成され、さらに、2005年には絵金の作品を展示する絵金蔵も造られた。高知県立美術館では、2012年に、絵金生誕200年を記念するコメモレイション「大絵金展 極彩の闇」が開催された。本稿では、集合的記憶の社会学の視点から、絵金のコメモレイションに関する多様な資料を分析し論述してみる。
著者
久保 祐子 山口 光國 大野 範夫 福井 勉
出版者
日本理学療法士学会
雑誌
理学療法学 (ISSN:02893770)
巻号頁・発行日
vol.33, no.3, pp.112-117, 2006-06-20 (Released:2018-08-25)
参考文献数
6
被引用文献数
6

姿勢・動作において身体重心位置を把握することは重要であるものの,実際には重心位置は不可視的であり,経験的に推測されていることが多い。身体重心は身体各部の重さの中心であることから,おおよそであるものの観察可能である上半身と下半身重心点の中点が身体重心に近似するものと推察される。今回我々は身体を上半身と下半身に分け,それぞれ算出した重心点の中点と3次元動作解析装置から得られる身体重心位置との差異を,前額面,矢状面上の姿勢ならびに動作について調査した。その結果,身体重心点と上半身と下半身重心点の中点とは近似しており,臨床上の観察点としての有用性が示唆された。